多くの川崎フロンターレアカデミー出身の選手たちが活躍を見せた2024年シーズンの大学サッカー。
関東大学サッカーリーグ1部初挑戦となった関東学院大で大学1年目から18試合に出場したのが、U-18出身のFW岡田泰輝。出場しなかった4試合すべてにもメンバーに入り、リーグ戦の全22試合に絡むルーキーイヤーを過ごしました。
2月23日関東学院大金沢八景キャンパスサッカー場で行われた神奈川県知事杯争奪戦、関東学院大 vs 専修大では、けがもありメンバー外。
それでも、試合後に話を聞かせてもらうことができました
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〇まず去年を振り返ってみて、去年は(リーグ戦の)22試合全部絡んでいたような感じだったと思うんですけど。振り返ってみて、どうでした? 1年目としては?
チームとしては全然勝てなくて。(関東学院大は3勝4分け15敗、12位で2部に降格)
でも、試合ごとに成長しているというのは自分たちの中にあって。
個人としては、やっぱり自分としては通用している部分はあったんですけど、結果というか得点にかかわるっていうのがやっぱり少なかったので。
今年はその数字にこだわってやっていきたいなっていうのは思っています。
〇通用したのはやっぱりドリブルとかそういう部分ですかね?
そうですね、ドリブルとか高校からやっていた相手を見て、サッカーをするっていうところは。
相手見てサッカーして。そこらへんは通用した、と思います。
〇関東学院大としては昨年はうまくはいかなかった1年だと思うんですけど、中にいて、どう感じました?
攻撃も守備も、失点が多くて、得点数も少なかったので、単純にそこが足りなかったというのはあります。
〇逆に1部でもまれたことで積み上げたものもあるのかな、と今日見ていて思ったんですけど、それはどうですか?
1部で去年はまだやったことがなくて。
やってみて、全然あわてないなっていうのは感じましたし。2部でもそんな簡単ではない試合になってくると思うので。
1部で体感したその強度だったり、そういうのを忘れないで、相手に合わせずにやらないと1部に戻れないなって思います。
〇関東学院大はけっこうつなぐサッカーをしていて、それにプラスアルファ、守備の部分も見つめ直して、1部への道をさぐっているような感じですかね。
そうですね。全部のレベルを上げていかないと、一発で戻れないと思いますし。
2部でもけっこう強いチームはいっぱいいるので。もっとレベルアップしていかないと戻れないなっていうのはあるので。
練習からもっとやっていかないとと思っています。
〇自分自身で取り組んでいることってどういうことですか?
守備のところは去年から課題で、フォーメーションも今年変わったんですけど。
そういうフォーメーション変わったりしても、臨機応変に対応できるように、やっていかないといけないと思っていますし。
あとはもっとドリブルのところとか自分の得意なところはもっとやっていかないと、だめだなっていうのは思っています。
〇フォーメーションとしては4-4-2というか、4-2-3-1という感じ?
4-2-3-1ですね。
〇ポジションとしては今年はどこをやりそうな?
今年は多分左サイドがメインで、トップ下もたまにやるかなという感じですね。
〇個人としての目標は?
今年はやっぱり最初にも言ったんですけど、結果ということにこだわっていきたくて。
得点とアシスト数を増やしていきたいというふうに思っているので。そこの結果を出したいですね。
〇具体的にこれぐらい点を取りたいというのはありますか?
2桁は行きたいな、と。
〇今年は成長の1年にしたいような感じですかね。
そうですね。
〇けっこう同期の選手も頑張っているじゃないですか。けっこう刺激にはなりました?
そうですね。昨日かおとといにトラ(岡崎寅太郎、桐蔭横浜大)がハットトリックして。(前日の神奈川県知事杯、横浜市立大戦で3ゴール)
その(インスタグラムの)ストーリーとかを見たときに、「やっぱやんなきゃいけないな」というのは、思いました。
〇自分もたくさん点をとれるように、ですかね。
はい。
〇高井君が代表に行ったりとか、身近な人がJリーグで頑張っていると思うんですけど、それについては思うところはあります?
いや、もう高校までは一緒にやっていた人たちがああやって、大関さんとかも代表行ったりしていて。
「そこに絶対に行かなければいけない」と思いますし。
本当に追いつくというか、「追い抜かないといけない」というのは思っているので。
一日一日を大切に取り組んでいきたいと思います。
〇また、フロンターレのサポーターにメッセージをいただいてもいいでしょうか?
いつも応援ありがとうございます。大学4年間でもっと成長してフロンターレに戻れるように頑張るので。
これからも応援よろしくお願いします。
◇
さいわいにもけがの程度は軽く、復帰も近いという岡田泰輝。
U-18の同期の岡崎寅太郎や、身近だったU-18の先輩たちに刺激を受けながら、新たなシーズンでの成長と活躍を誓っています。
1部復帰をチームが目指すなか、どんなプレーを見せていくのか。得点やアシストなどでどんな数字を積み上げていくのか。とても楽しみにしています。
(文中敬称略)
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