2月23日、関東学院大金沢八景キャンパスサッカー場で行われた神奈川県知事杯争奪戦、関東学院大 vs 専修大。専修大は川崎フロンターレU-18出身、大学4年目のシーズンを迎えるFW久保田大吉が先発。右MFに入り、後半途中までプレーしました。
試合の記事は◇関東学院大 – 専修大 / 神奈川県知事杯争奪戦
試合後に、久保田大吉に話を聞きました。
〇お疲れさまでした。まずは試合を振り返ってみて、どうでした？
そうですね。立ち上がりから相手の速い攻撃で、サイドから崩されたりとか中央から崩されて。
失点してから自分たちが同じかたちで何度もやられたので、そこを修正できなかったのが、反省点の部分で。
そのなかでも、自分たちの攻撃の中で、守備から攻撃につなげられるっていう部分では、2得点できたりとか。
もともと1部だった関学相手に、そういうところはできたのは、手ごたえは少しありつつ、「もっとやっていかなきゃな」って思っているような感じです。
〇(大学の)トップの試合に出るのは初めて？
そうですね、自分自身は、トップチームの試合の公式戦は初で、初めての先発でした。
〇やってみてどうでした？
立ち上げからトップチームに入って。練習試合とかでは何度か出させてもらっていて。
自分の中では手ごたえもありつつ、やっぱりもっとレベルアップしていかないといけないなっていうところは感じていたので。
今日、もともと1部で今年は2部で戦う関東学院さんと対戦して、もっと。これから自分がトップチームで出続けるにはもっとレベルアップしなければいけないなと思いました。
〇ポジションとしては右サイドハーフ？
そうですね、主に右サイドをやっています。
〇やってみて、自分に合っているな、とかってあります？
そうですね。フロンターレのときは左サイドかフォワードで出ることが多かったんですけど。
けっこう裏の抜け出しとかクロスっていうところを専修大学では評価していただいているので。
そこは大学に入って、意識して取り組んでいるところなので。
そこを評価してもらっているのはうれしいかなって思います。
〇大学4年目でこういうところが成長したというものは何かあります？
専修大学ってけっこう苦しい時期をずっと過ごしていて。
関東3部をずっと残留してしまっていて。自分はトップチームにいることはできなかったですし、自分自身も苦しい思いをしていて。
フロンターレは、自分たちの代はプリンスリーグ優勝だったりとか、入替戦も優勝(プレミアリーグプレーオフを勝利して昇格)しましたし。
クラブユースもベスト16といういい成績を残せたりとか、いい結果が多かったなかで。
大学入って、毎年毎年苦しい年を過ごしましたけど、そこであきらめずにずっと、下のカテゴリーでもずっと自分自身で、自分の中で頑張ってきたので。
粘り強さみたいなものは、フロンターレの時もありましたけど。大学ではもっと余計にさらに、みたいな。磨きがかかったかなというふうに思います。
〇大学最後の1年はどうしたいですか？
関東リーグ3部っていうところで、今年は圧倒的な強さで優勝するっていうところが専修大学の目標なので。
そこの目標に向けて、自分自身も専修大学で4年間過ごしましたし、専修大学に恩返しできるような、チームで出て、しっかり活躍できるような選手になっていきたいです。
〇じゃあ、試合に出て、数字でも残せればというような感じですかね。
はい。そうですね。
〇また、フロンターレのサポーターの方にメッセージをいただいてもいいですか？
第1節(名古屋戦、〇4-0)、下部組織の後輩の高井含め、天さん、日向汰さん、新さんがゴールを決めたと思うんですけど。
自分自身もすごい見ていて、心躍らされましたし。自分自身も頑張んないとなと思ったので。
大学リーグ、自分以外にも関東リーグで戦っているメンバーがいっぱいいると思うので。
トップチーム以外でも、大学でも戦っている選手がいるので、そこも注目していただけたらうれしいなっていうふうに思います。
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大学4年目で初めてのトップチームでのプレーを経験している久保田大吉。
手ごたえは感じつつも、まだまだレベルアップしなければいけない。さらなる成長の必要性も感じながら大学最後にシーズンに臨もうとしています。
2011年から2014年にかけて、FW仲川輝人(現FC東京)ら多くのフロンターレU-18出身の選手たちの活躍もあり、関東大学サッカーリーグ1部で4連覇を達成した専修大は、近年は低迷。昨年は関東大学サッカーリーグ3部で3位に入るも山梨学院大との2部昇格プレーオフ決定戦を1-1で引き分け、今季も3部で戦うことが決まりました。
2部昇格、復活を目指すチームの中で、「恩返しがしたい」。そんな思いも胸にどんなプレーを見せていくのか。とても楽しみにしています。
(文中敬称略)
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