3月22日は、京都産業大神山球技場へ。
京都府の天皇杯予選につながる京都学生サッカー選手権大会が行われており、この日は準決勝。
神山球技場では、京都産業大と立命館大が対戦。川崎フロンターレU-18出身、立命館大のMF秋葉拡人が試合に出場しました。
【京都学生サッカー選手権大会準決勝 京都産業大 vs 立命館大】
3月22日(土) 午前10時キックオフ 京都産業大神山球技場 晴れ

明治国際医療大との準々決勝を27-0で制した京都産業大。
先発は、GKキャプテンの1徳若碧都、最終ラインは右から5逵村健斗、15西村想大、4小野成夢、24西川宙希、ボランチは6田代紘、10伊藤翼、右MF7皿良立輝、左MF8末谷誓梧、前線には17福永裕也、9妹尾颯斗。

立命館大は、龍谷大との準々決勝を1-0で制しての勝ち上がり。
先発は、GK1永田健人、最終ラインは右から5加藤寛人、28後藤太一、29木村誠之輔、キャプテンの4大坪謙也、ボランチは10市河太一、その前に8秋葉拡人、7石川己純、右に11阿部将太郎、左に17吉田遥海、前線には9守岡晃希。
準々決勝に続いて、大学4年目のシーズンを迎える秋葉が先発に名前を連ねました。

立ち上がりは京都産業大、GKの徳若がエリア外に出て、CBの西村や小野が多く触れながら組み立て。
左サイド、流れてパスを引き出した福永のパスに、妹尾が正面でおさめ、右サイドに展開。しかし、立命館大は大坪がこれに対応。
さらに京都産業大は、中央、間で田代が受け、そこからつないでいこうとしますが、立命館大は市河や秋葉、石川らが厳しく囲い込むようにして寄せていき、簡単には前には行かせず。
それでも京都産業大は3分、左サイド、高い位置へ末谷が抜け出し、折り返し。しかし、立命館大は体を張りこれをブロック。
左コーナーキックとなり、皿良が左足で入れると、京都産業大はニアで枠をとらえたシュートを打ちますが、永田がセーブ。

5分には、京都産業大、正面で妹尾がおさめ、右サイド、皿良へ。皿良はカットインからシュート。しかし、上にそれていきます。
京都産業大がボールを保持する際には、秋葉が市河とともにボランチに、石川が前線へ入り、4-4-2のようなかたちで構えて対応、簡単には間には入れさせない立命館大。
7分には京都産業大が中央でボールを奪い、右サイドに展開すると皿良が高い位置へ。しかし、大坪がブロック。
右コーナーキックを得た京都産業大は皿良が左足でニアに入れていきますが、立命館大は体を張りブロック。
コンパクトに、秋葉や市川らが間を締めながら、じれずに対応を続けていく立命館大。
右サイドで加藤がボールを奪い、そのパスに吉田がエリア左へ動き出すなど、守備から攻撃へつなげる姿勢を見せ、大坪から間でうまく受けた秋葉が前に持ち出す姿勢を見せミドルシュートを打ち、失っても速い寄せから簡単には前には行かせず、対応を続けていきます。


14分には京都産業大、正面で福永がおさめ、そのパスに末谷がエリア左へ。しかし、立命館大はここでも体を張った守り。最後は永田がセーブ。
さらに左サイドで伊藤や西川、末谷がかかわってボールを動かし、最終ラインに戻し、西村の左サイド、高い位置を突くフィードからチャンスをつくろうとする京都産業大。しかし、立命館大はコンパクトに、しっかりこれに対応していきます。
すると19分には立命館大、中央下がり目の秋葉から左サイドに展開すると市河は正面へ浮き球のパス。これをおさめた守岡のパスに抜け出したのは石川。
シュートを打つとこれが決まり、0-1。先制点は立命館大に入ります。

直後には立命館大、右サイドでのスローインの流れから、阿部がエリア右へ持ち込みシュート。しかし、徳若がセーブ。
追いかける展開となった京都産業大も、伊藤のパスに西川が左サイド、高い位置へ。エリア左へ持ち込もうとしますが、立命館大は加藤が体を張った守り。
セカンドボールを拾い、前に出てこようとする京都産業大に対し、CBの後藤や木村もしっかり京都産業大に対応していきます。
石川や守岡が、京都産業大の最終ラインと中盤の間に入り、簡単に中盤に入れさせないようにブロックを組んで対応を続けていく立命館大。
機を見てボールをカット。大坪がエリア左へ持ち込むなど、ゴールに迫る場面もつくっていきます。
28分には京都産業大、ボールをカットするとパス交換から伊藤がエリア外右へ。しかし、木村が体を張りブロック。
さらに京都産業大がラインを高め、立命館大の陣内でボールを動かしていこうとしますが、なかなかいい形で中盤に入れることはできず。
立命館大もマイボールにするとGKの永田や最終ラインの木村、後藤、市河もうまく受けながらボールをつないでいき、32分には、中央の秋葉が前に持ち出し、いったん京都産業大がボールをものにするも、すぐさま取り返し市河のパスに、大坪が一気に左サイド、高い位置へ。これには京都産業大が対応。
左コーナーキックを得た立命館大。キッカーは市河。右足でボールを入れると、これに合わせたのは守岡。ボールはゴールの中へ。0-2。
立命館大が突き放します。

36分にはさらに立命館大、高い位置でカット。守岡がおさめ、秋葉がエリア内への飛び出し。シュートにはつながりませんでしたが、いい飛び出しを見せていきます。
37分には、立命館大、GK永田に木村や後藤がかかわって組み立て。木村のフィードを守岡がおさめ、守岡から受けた秋葉から右サイド、阿部へ。
高い位置へ持ち込んだ阿部に対しては、京都産業大が体を張りブロック。
セカンドボールを拾った立命館大は、京都産業大に中央で奪われても、秋葉や市河らがすぐさま囲い込むようにして対応。
ファールとはなりましたが、球際の厳しさも見せ、京都産業大に対抗。
さらに後ろから組み立てを図る京都産業大に対し、石川も自陣の中央に戻るなど、距離感良くブロックを組んで対応していく立命館大。
京都産業大が左サイドから持ち込もうとするとことでは、秋葉も自陣の低い位置まで戻り、体を張りブロックをするなど、体を張った対応を続けていきます。
44分には、左サイドに展開した京都産業大。西川が高い位置へ抜け出し、エリア正面へ速いパスを送ると、うまく入れ替わった福永がシュート。しかし、枠はとらえられず。
アディショナルタイムには、左サイドでスローインを得た京都産業大。西川のロングスローからゴールを狙いますが、立命館大はそれをしのいで秋葉がクリア。
前半は0-2でタイムアップとなります。
後半京都産業大は、福永に代わり23大倉慎平。
立ち上がりには京都産業大、うまく間で受けた大倉が前に持ち込むことでゴールに迫りますが、立命館大は最後にはカット。
マイボールにした立命館大は、後藤のフィードに、守岡、石川がエリア前への動き出し。GKの徳若の対応に遭い、決定機に結びつけることはできませんでしたが、その流れから右サイドでのスローインを得た立命館大は、最終ラインに戻し、GKの永田が左サイドに正確なボールを供給。
大坪が高い位置へ持ち込み、そのパスに守岡がエリア正面へ。シュートは左に外れましたが、なかなか京都産業大が決定的な場面をつくれないなか、立命館大がさらにチャンスをつくっていきます。
京都産業大は、中盤の田代から左サイドへ。西川や伊藤、大倉がかかわってボールをつなぎ、左サイドから末谷が斜めに速いパスを入れていきますが、立命館大はしkk來それに対応。左サイドに展開すると吉田が高い位置へ。ここは京都産業大もしっかりカバーし、決定機には至りませんでしたが、守備から攻撃へつなげようとしていきます。
中央に寄った皿良が右サイド、高い位置を突くパスを出す場面では木村が出足よくカット。集中力の高さも見せていく立命館大。
京都産業大は12分には、左サイドで末谷がカット。正面で伊藤がキープし、そのパスに皿良がエリア外右へ。しかし、シュートは枠はとらえらえず。
すると13分には立命館大。中央でボールをカットし、右サイドに展開すると秋葉がエリア内への飛び出し。
ここは京都産業大の対応に遭うも、セカンドボールを拾った立命館大は、吉田のパスに秋葉がエリア外左へ。秋葉はニアを狙いシュート。これには福若が反応し、セーブ。

立命館大の左コーナーキックとなり、市河が入れると、エリア外正面でこぼれ球を拾った秋葉がミドルシュート。しかし、これは上へ。
立命館大は、16分秋葉、石川に代わり42藤井蒼斗、18野見明輝。

17分には京都産業大、西川から大倉とつながり、大倉から右サイド、皿良へ。皿良がクロスを入れるも、木村が対応。
セカンドボールを拾った京都産業大は、田代がミドルシュート。しかし、上に。
20分には京都産業大、左サイドでのパス交換から伊藤が抜け出しエリア左へ。しかし、立命館大は藤井が体を張りこれに対応。ゴールキックにしていきます。
立命館大は、阿部に代わり16長沼政宗。
京都産業大は23分妹尾に代わり24豊嶋蓮央、皿良に代わり27森田皇翔。
小野のパスを末谷がうまく間で受け、田代から最終ラインの西村に戻しその縦パスを伊藤がうまく間で受けるなどボールをつないでいく京都産業大。
しかし、立命館大はじれずに対応。ボールをものにすると、フィードに吉田や守岡が動き出していきます。
27分にはそれでも京都産業大、小野のフィードに、森田がエリア外右へ抜け出し折り返し。ニアに大倉が飛び込みますが、さわることはできず。
29分には、フィードに大倉がエリア右へ。しかし、うまくおさめられず、立命館大が対応していきます。
京都産業大は、33分伊藤に代わり14長谷川裟恭。
35分には立命館大、左サイドに展開すると大坪との連係から吉田が抜け出しクロス。
シュートにはつながりませんでしたが、高い位置で奪い返し、加藤がエリア外右へ。ここで京都産業大にファールがあり、立命館大のフリーキックに。
キッカーは野見。直接右足で狙ったシュートは枠をとらえますが、徳若がセーブ。
一方の京都産業大も、正面でパス交換から立命館大のゴールの前に迫ると、最後は長谷川がミドルシュート。しかし、永田がセーブ。
京都産業大は、37分末谷に代わり3滝口晴斗。
38分には京都産業大、右コーナーキックを得て長谷川が右足で入れると、エリア外正面で西川がミドルシュート。しかし、左にそれていきます。
すると39分には立命館大、加藤のフィードに、エリア外正面へ動き出したのは守岡。うまく西村の前に入り込むと、西村はファール。
西村が退場となります。

立命館大は、ここで守岡に代わり20小森八万豊。西村に代わり38石津直弥。
立命館大はこれで得たエリア外正面やや右でのフリーキック、市河は直接右足で狙いますが、これは右に。

1人少なくなった京都産業大も、小野のフィードに豊嶋がエリア外正面左へ。しかし、加藤が対応していきます。
1人少ないながらも、ボールを動かす時間をつくる京都産業大に対し、コンパクトに対応。失点はしないよう守備に気を配ってプレーしていく立命館っ台。
機を見て大坪が高い位置へ持ち上がり、石津のパスに野見が高い位置でキープを図るなど、時間をつかっていきます。
48分には京都産業大、左サイドを、大倉が仕掛けてクロスを入れると、遠いサイドで滝口が合わせますが、ミートしきれず。
試合はタイムアップとなり、0-2。勝利したのは立命館大となりました。
昨季は関西学生サッカーリーグ1部で11位となり、2部へ降格。今季は1部復帰を目指すシーズンに臨む立命館大。
簡単には崩れない堅い守りがあり、新シーズンへ向けて入念な準備を進めていることがうかがえます。
30日に行われる京都大との決勝はもちろん、4月に開幕する関西学生サッカーリーグ2部でどんな戦いを見せていくのか。とても楽しみにしています。
京都産業大の先発:1徳若碧都(c) 5逵村健斗 15西村想大 4小野成夢 24西川宙希 6田代紘 10伊藤翼 7皿良立輝 8末谷誓梧 17福永裕也 9妹尾颯斗
交代:福永→23大蔵慎平 妹尾→20豊嶋蓮央 皿良→27森田皇翔 伊藤→14長谷川裟恭 末谷→3滝口晴斗
控え:12中原碧琉 37黒木一心 28吉井泰生 11小濱弘貴
立命館大の先発:1永田健人 5加藤寛人 28後藤太一 29木村誠之輔 4大坪謙也 10市河太一 8秋葉拡人 7石川己純 11阿部将太郎 17吉田遥海 9守岡晃希
交代:秋葉→42藤井蒼斗 石川→18野見明輝 阿部→16長沼政宗 守岡→20小森八万豊 吉田→38石津直弥
控え:21三反畑篤樹 33坂上大樹 47北村一真 19山藤大夢
(文中敬称略)





















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