2022年も最後の日を迎えました。
この記事では、2022年シーズンの大学サッカーリーグで、試合に出場するなどしたフロンターレアカデミー出身の選手たちのことをつづっていきます。
【関東大学サッカーリーグ1部】
関東大学サッカーリーグ1部では、桐蔭横浜大のFW山田新、MF高吉正真、MF山内日向汰、拓殖大のMF浅倉廉、DF高畠捷、MF田鎖勇作、早稲田大のDF森璃太、DF神橋良汰、DF島崎元の9選手が登録されました。
◇桐蔭横浜大 4位
FW9 山田新 (4年) フロンターレU-18 出場21試合 先発14 途中出場7 8ゴール 2アシスト 川崎フロンターレ加入内定
MF5 高吉正真 (4年) フロンターレU-18 出場21試合 先発21 ギラヴァンツ北九州加入内定
MF8 山内日向汰 (3年) フロンターレU-18 出場21試合 先発20 途中出場1 1ゴール 4アシスト
4位の桐蔭横浜大。
山田は21試合に出場し、ゴールは8。全日本大学サッカー選手権大会を含め、ゴールを決めた9試すべてで、桐蔭横浜大は勝利をおさめました。
また、高吉、山内はいずれも21試合に出場。ともにボランチとして、チームを攻守に支えました。
◇拓殖大 8位
MF14 浅倉廉 (3年) フロンターレU-15→静岡学園 出場21試合 先発20 途中出場1 4ゴール 3アシスト
DF36/23 高畠捷 (1年) フロンターレU-18 出場11試合 先発4 途中出場7 SUB8 1アシスト
MF37/24 田鎖勇作 (1年) フロンターレU-18 出場4試合 途中出場4 SUB2
8位拓殖大では、浅倉が4ゴール3アシストを記録。出場した21試合はすべて先発によるもの。
大学1年目のシーズンだった高畠は、第1節の駒澤大戦、90+1分から出場し、関東大学サッカーリーグ初出場。初先発となった第6節の法政大戦では、初アシストを記録。
同じく大学1年目のシーズンの田鎖は、第5節の筑波大戦に72分から出場し、リーグ戦初出場。計4試合に出場しました。
◇早稲田大 12位
DF2/15 森璃太 (3年) フロンターレU-18 出場13試合 先発10 途中出場3 SUB4
DF27 神橋良汰 (2年) フロンターレU-18 出場8試合 先発6 途中出場2 SUB8
DF20/40 島崎元 (4年) フロンターレU-18 SUB2
12位で来季は2部リーグでの戦いとなる早稲田大。
森は出場13試合で、先発は10、途中出場は3。本職のSBだけではなく、攻撃的なポジションでも起用。
神橋は、リーグ戦の後期には、計6試合に先発出場。2023年シーズンへ向けての新チーム、初めての公式戦である、天皇杯の予選である東京都サッカートーナメント学生系の部予備予選では一貫して、先発で出場を続けました。
最後のシーズンとなった島崎は、2試合で控えに。また、チームマネージャーとして、多くの試合でベンチに入り、チームを支えました。
【関東大学サッカーリーグ2部】
関東大学サッカーリーグ2部では、中央大のFW有田恵人、FW田中幹大、日本大のDF栗田悠巨、日本体育大のGK青山海、MF鈴木大登、産業能率大のFW猪狩祐真、DF松永竜之介、慶應義塾大のMF茅野優希、MF小澤星夜、MF山崎健翔の10選手が登録されました。
◇中央大 1位
FW13 有田恵人 (3年) フロンターレU-18 出場13試合 先発8 途中出場5 4ゴール 1アシスト
FW41/20 田中幹大 (1年) フロンターレU-18 出場6試合 先発2 途中出場2 2ゴール
優勝を果たし、2020年以来の1部復帰を決めた中央大。
有田は、第1節、第3節と途中出場したものの、その後はしばらくメンバー外。しかし、後期の初戦となった第12節の青山学院大戦で60分から出場すると、68分に今季初ゴールをマーク。
15節以降の8試合はすべて先発で出場し、リーグ戦の最終盤、第20節から22節にかけて、2ゴール1アシスト。チームの優勝に大きく貢献しました。
大学1年目の田中幹大は、第7節の東京学芸大戦でリーグ戦初出場初先発。第12節の青山学院大戦では、初ゴールを含む2得点を決めました。
◇日本大 2位
DF32 栗田悠巨 (3年) フロンターレU-18 出場6試合 先発2 途中出場4 SUB2
2位に入り、2005年以来18年ぶりの1部昇格を決めた日本大。
前期は登録されていなかった栗田は、出場登録された直後の第14節、青山学院大戦で68分からピッチに立ち、今季初出場。それ以降、第22節まですべての試合でメンバーに入りました。
◇日本体育大 4位
GK21/32 青山海 (1年) フロンターレU-18 SUB5
MF44 鈴木大登 (2年) フロンターレU-18 SUB1
終盤まで昇格争いを繰り広げた日本体育大。大学1年目の青山は、第7節の明治学院大戦で初めて控えに入るなど、5試合でメンバー入り。
前期のみ追加登録に入った鈴木大登は、第7節の明治学院大で控えに入りました。
◇産業能率大 6位
FW14 猪狩祐真 (2年) フロンターレU-15→日大藤沢 出場19試合 先発13 途中出場6 SUB2 1ゴール 1アシスト
DF42/32 松永竜之介 (2年) フロンターレU-18 SUB2
6位の産業能率大。猪狩は、出場19試合で、先発は13、途中出場は6。3-4-3の布陣の産業能率大では、シャドーとして攻撃的な位置を担い、1ゴール1アシスト。
また、2年目のシーズンで初めてリーグ戦の登録に入った松永は、計2試合で控えに入りました。
◇慶應義塾大 9位
MF29 茅野優希 (2年) フロンターレU-15→慶應義塾高 出場19試合 先発12 途中出場7 SUB1 3ゴール 1アシスト
MF8 小澤星夜 (3年) フロンターレU-15→慶應義塾高 出場1試合 先発1 SUB2
MF13 山崎健翔 (3年) フロンターレU-15→桐蔭学園高 出場2試合 先発1 途中出場1 SUB1
9位となり、関東大学サッカーリーグ戦2部参入プレーオフ決定戦の結果、来季は3部で戦う慶應義塾大。
茅野は、12試合に先発し、途中出場は7試合。今季初出場初先発だった第2節明治学院大戦で、1ゴール1アシストと結果を残すなど、計3ゴール1アシストを記録。
小澤は、第7節の日本大戦に初先発。以降リーグ戦では出場機会はなかったものの、参入プレーオフ決定戦の亜細亜大戦では先発に名前をつらねました。
山崎は第9節の中央大戦で82分から入り、リーグ戦初出場。第12節の日本大戦では初めて先発出場しました。
【東海学生サッカーリーグ1部】
東海学生サッカーリーグ1部では、静岡産業大のFW服部功汰、東海学園大のMF常安澪が登録されました。
◇静岡産業大 1位
FW9 服部功汰 (4年) フロンターレU-12→多摩大目黒中→多摩大目黒高 出場20試合 先発20 途中出場1 10ゴール 3アシスト
優勝した静岡産業大。服部功汰は、20試合に先発、途中出場は1試合で、10ゴール3アシストを記録。ベストイレブンとMVPに選出され、最後のシーズンを飾りました。
◇東海学園大 4位
MF13 常安澪 (3年) フロンターレU-18 出場21試合 先発20 途中出場1 ゴール4 アシスト2
4位の東海学園大。常安が全21試合に出場、4ゴール2アシストで、大学3年目のシーズンを終えました。
【北信越大学サッカーリーグ1部】
北信越大学サッカーリーグ1部では、新潟経営大のMF鈴木大翔、MF入江流星、金沢星稜大のMF小野寺瑠の3選手が登録されました。
◇新潟経営大 4位
MF9 鈴木大翔 (4年) フロンターレU-15→東京実業高 出場1試合 先発1 2ゴール
MF25 入江流星 (1年) フロンターレU-18 出場7試合 先発2 途中出場5 SUB2
4位の新潟経営大。鈴木は第2節の信州大戦で先発し、2ゴールを記録するも、以降は出場試合はなし。
1年目のシーズンとなった入江は、前期第2節の信州大戦で、鈴木と交代で69分から出場し、リーグ戦デビュー。前期第5節の金沢星稜大戦で初先発するなど、計7試合に出場しました。
◇金沢星稜大 5位
MF27 小野寺瑠 (1年) フロンターレU-18 出場1試合 途中出場1
5位の金沢星稜大。
1年目のシーズンだった小野寺は、前期第5節の新潟経営大戦で62分から出場し、リーグ戦デビュー。この試合で先発していた入江との同期対決が実現しました。
【関西学生サッカーリーグ1部】
関西学生サッカーリーグ1部では、立命館大のMF戸水利紀、MF秋葉拡人、DF安江海ラウルの3選手が登録されています。
◇立命館大 10位
MF25 戸水利紀 (2年) フロンターレU-18 出場20試合 先発20 3ゴール 2アシスト
MF47 秋葉拡人 (1年) フロンターレU-18 出場10試合 先発5 途中出場5 SUB3 1ゴール 1アシスト
DF45 安江海ラウル (1年) フロンターレU-15→尚志
10位に入り、来季も1部で戦う立命館大。安江は後期に登録選手に入るも、メンバー入MFりはせず。
2年目のシーズンとなった戸水は、昨季に続いて、主軸として計20試合に先発し、3ゴール2アシストを記録。
1年目のシーズンだった秋葉は、前期第4節の関西学院大戦で途中出場でデビューを果たすと、前期第6節の京都産業大戦では初先発、前期第7節の同志社大戦では初ゴール。
計10試合に出場し、1ゴール1アシストを記録しました。
【東京都大学サッカーリーグ1部】
東京都大学サッカーリーグ1部では、山梨学院大のMF平田流衣が登録されました。
◇山梨学院大 1位
MF35 平田流衣 出場4試合 先発2 途中出場2 SUB2
1位となり、関東大学サッカー大会の結果、来季は初の関東大学サッカーリーグ2部での戦いとなる山梨学院大。
平田は、第5節の上智大戦で初めてメンバーに入ると、第15節の玉川大戦で初先発するなど、計4試合に出場しました。
【東京都大学サッカーチャレンジリーグ】
今季東京都大学サッカーリーグ2部の下に設けられた東京都大学サッカーチャレンジリーグでは、創価大のDF鈴木康平が登録されました。
◇創価大 4位
DF5 鈴木康平 (2年) フロンターレU-15→創価高 出場8試合 先発8 SUB1 3ゴール
4位の創価大。鈴木康平は、出場した8試合はいずれも先発。第5節の東京海洋大戦では2ゴールを決めるなど、計3ゴールを記録しました。
これらの選手以外にも、多くのフロンターレアカデミー出身の選手たちが、インディペンデンスリーグ、あるいは社会人リーグなど、それぞれの場所で、サッカーに向き合った1年でした。
そうした選手たちのなかからも、各大学のトップチームでプレーする選手も出てくるのでは、と思います。
また、フロンターレU-18を卒団した三年生たちや、U-15出身で、高校生活を終えた三年生たちが、来年は大学初めてのシーズンを迎えます。
それぞれの2023年がどんなものになるのか。とても楽しみにしています。
2022年の川崎そだちの記事は、これでおしまいとなります。
今年も、多くの方々のあたたかさに触れ、前へ進むことができた1年でした。
ありがとうございました。
(文中敬称略)
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