4月29日、Anker フロンタウン生田で行われた関東ユース(U-15)サッカーリーグ第8節、鹿島アントラーズジュニアユース戦に7-2で勝利した川崎フロンターレU-15生田。
試合後に久野智昭監督と、1ゴール4アシストの荒井瑞樹、2ゴールを決めた吉澤映杜の2選手に話を聞きました。
試合の記事は◇フロンターレU15生田 – 鹿島アントラーズジュニアユース / 関東ユース第8節
「いろんな特長を消してくる相手もいると思うので。
そこでも負けないような技術だったり体力をつけていかなければならないと思います」
久野智昭監督

〇まずは試合の率直な感想などを聞いてもいいでしょうか?
選手たちは、前半から決めようという話をしながら、前半からパワーを持っていけて。
同点に追いつかれましたけど、冷静に戦ってくれたかなという印象はあります。
〇これまで、前半が良くても後半はあまり、という試合があったことが課題としてあったのかなと思うんですけど、今日はそういったことも、あまりなくできていたように思えました。
そうですね。フィジカル的にも優位に立てた部分があったので。
そういうところ。走れる、前に出られるというところは比較的今日はできたのかなと思います。
〇選手が交代で入ってきても、その選手がその特長を出せるようになってきたのかな、という印象もあります。
「誰が出ても」「誰とやっても」という話はしているので。
そんな中、選手たちは先日のLAVIDA戦(△1-1)もそうですけど、途中から入った選手がパワーを持ってやってくれたというのは、この学年、今年に関していえば、「あるのかな」と思っていて。
今日も同じように、途中から出たメンバーがパワーを出してくれたのかなっていう印象ですね。
〇今日は吉澤君が先発で2点取って。3点目も取れそうなチャンスもあって、なかなかすごかったですね。
足元の技術はもともとあるので。
彼の課題としては、点を決めきるとか、そういうところは課題だったので。
今日はね、2点取ってくれたんですけど、まだまだ、これからの選手と思っているので。
今日は良かったんじゃないかなと思います。
〇荒井君もだいぶ思い切った仕掛けを見せていました。
そうですね。今までは物足りないパフォーマンスだったと思っていたので。
今日はフィジカルで優位に立てたということもあって、最後まで走り切ってくれたのかなという印象があります。
〇これからの課題としては?
失点が多いので。(8試合で13失点)
そこのところは細かく言っていくしかないと思うので。
選手たちの意識も含めて。今日も2点取られてしまったし。そこは課題かなと思います。
〇今年は関東リーグは混戦で。(首位のFC LAVIDAが勝ち点17、2位の東京ヴェルディジュニアユースが勝ち点16、フロンターレ生田は勝ち点14で3位となった) チームの力を高めれば、優勝も本当に狙えるのかなと思います。
そうですね。上も下もコンパクトになっているところがあるので。
もう2週目に入るので、あと1試合(FC東京U-15むさし戦)が終わったら。
いろんな特長を消してくる相手もいると思うので。
そこでも負けないような技術だったり体力をつけていかなければならないと思います。
〇次のFC東京むさし戦に向けてはどういったことを?
またホームでできるので。
連戦にはなりますけど、クラブユースになったら2日連続の試合もあるので。
タフに戦っていければいいなと思います。
〇サポーターの方にメッセージをいただいてもいいでしょうか?
いつもパワーを送ってもらって。今日も幕を出してもらって。感謝しかないので。
選手たちにもすごい話をさせてもらっていて。
選手たちもそれを感じていいパフォーマンスを出せていたと思うので。
引き続き応援よろしくお願いします。
「今日はやっぱり絶対に勝ちたいという気持ちで挑んだので。
個人的にもいいプレーができたので良かったと思います」
MF7 荒井瑞樹

〇お疲れさまでした。まずは試合を振り返って、率直な感想などをうかがってもいいでしょうか?
最近の試合では引き分けだったり、負けだったり。
勝ち切れていない試合が続いていたので。まずはそこで勝ち点3を取れたことが良かったです。
〇今日の自分のパフォーマンスについてはいかがですか?
今日はやっぱり絶対に勝ちたいという気持ちで挑んだので。
個人的にもいいプレーができたので良かったと思います。
〇関東リーグもだいぶ試合を重ねてきましたけど、そのなかで自分のプレーについて、進化したと感じるところはありますか?
数字にこだわってプレーしているんですけど、(今日の試合は)数字に結果が出て、良かったかなと思います。
〇前に話を聞いたときには、5ゴール5アシストが目標だ、という話をしていたと思うんですけど、「もっとできそうなのかな」という印象もあります。
アシストはもう5、行っちゃって。
合計で、得点関与で15行けたらいいかな、と思います。
〇今自分に足りてないなと思うところはどういうところですか?
守備面での反応とか球際です。
攻撃面ではもっと「やりきる」とか、そういうところにこだわって日々練習していきたいと思います。
〇次はFC東京むさしが相手ですけど、それに向けて。どういったプレーを出していきたいですか?
これから連戦が続くので。(3日にFC東京むさし戦、6日に横浜F・マリノスジュニアユース戦がある)
次もしっかり勝って2連勝達成できるように頑張りたいです。
〇その中で自分はどういったプレーを出したいですか?
やっぱり今日みたいに、得点・アシストでチームの勝利に貢献できるように頑張っていきたいです。
〇またフロンターレのサポーターの方にメッセージをいただいてもいいでしょうか?
いつも応援ありがとうございます。これからもチーム一丸となって、全力で戦うので。これからも応援よろしくお願いします。
「エリートプログラムだったり、代表があったりするので。
選ばれるように関東リーグだったり、そういったところで結果を出していきたいなと思います」
MF22 吉澤映杜

〇まずは試合の率直な感想を聞いてもいいでしょうか?
自分が点を決めて勝てたというのもあるんですけど。
大量得点で勝てて、良かったと思います。
〇自分のプレーについてはどう受け止めていますか?
ボールを受けられる回数がちょっと少なくて。
そのなかで点を取れたのは良かったと思います。
〇3点目を取れるような場面もあったと思うんですけど、どうでしょう?
3点目、狙っていたんですけど、取れなくて悔しいです。
〇ひとつ上の選手たちとの試合に出てみて、どうですか?
自分の学年よりもスピードも速いので。
それに合わせないといけなくて。
けっこう大変なんですけど。それにどんどん慣れていって。今日は点も取れたので良かったかなと思います。
〇フロンターレのサポーターに自分のこういったところを見てほしいというところはありますか?
ボール受けて、前を向いて、そこからドリブルだったり、アシストだったり。ゴール前でのプレーを見てほしいかなと思います。
〇自分のどういうところを伸ばしたいですか?
伸ばしたいところは守備とか。まだ自分一人で取りきれたりできていないので。そういったところを伸ばしていきたいと思います。
〇お手本にしている選手はいますか?
昔の選手なんですけど、カカ選手。
〇その理由は?
ドリブルがうまかったり、そういうところがあるので。そういった選手が好きなので。
〇カカ選手はリアルタイムでは知らないのでは?
ユーチューブとかで見ています。
〇知ったきっかけは何ですか?
きっかけは友達のお父さんがそれを見ていて。それを自分も見てみたら、上手くて。「まねしてみようかな」と思いました。
〇これからに向けての意気込みなどを教えてもらってもいいでしょうか?
14(U-14)だとエリートプログラムだったり、15(U-15)では代表があったりするので。
それに選ばれるように関東リーグだったり、そういったところで結果を出していきたいなと思います。
〇フロンターレのサポーターの方に、メッセージをいただいてもいいでしょうか?
いつも応援してくださり、ありがとうございます。
これから自分たちがどんどん結果を出して、トップチームに行ったりして活躍できるように頑張るので。
応援していただけたらと思います。
◇
10チームがホーム・アンド・アウェーで全18試合を行う関東ユース(U-15)サッカーリーグ1部は、次節、5月3日第9節FC東京U-15むさし戦で対戦が一巡。
6日の第10節横浜F・マリノスジュニアユース戦から後半戦に入り、日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会の関東予選をはさんで、6月1日の第13節三菱養和SC巣鴨ジュニアユース戦までを戦います。
まだまだ課題がある一方で、選手それぞれが成長を積み重ね、結果も残しつつあるフロンターレ生田。
クラブユースの予選も含めて、多くの公式戦がある5月と6月が大きな飛躍のきっかけになるようなものになることを願っています。
(文中敬称略)
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