川崎フロンターレU-18 – FC東京U-18 / Jユースカップ1stラウンド第3節(コーチ・選手インタビュー)


5月29日、フロンタウン生田 Ankerフィールドにて開催されたJユースカップ1stラウンド第3節 FC東京戦に1-0で勝利した川崎フロンターレU-18。

試合後にこの日指揮をとった梶田隼渡コーチ、決勝点となったオウンゴールを誘発するクロスを上げた廣瀬寧生選手、中盤で攻守に奮闘し勝利に貢献した小田脩人選手に話を聞きました。

試合の記事は 川崎フロンターレU-18 – FC東京U-18 / Jユースカップ1stラウンド第3節

梶田隼渡コーチ

● 梶田隼渡コーチ

◯ 今日の試合を振り返って

無失点で勝てたことがよかったかなというところ。前回のベルマーレ戦では守備の強度だったり攻撃ではビルドアップで課題が出ていたので、ここまでの期間でチームとして修正をして、良い結果が出たのでスタッフとしては非常に満足です。

◯ 前線からの守備で圧倒して、ハーフコートゲームのような時間帯が結構ありました

やはりゲーム体力というのは、森監督から言われていることろなので、前から走って相手にプレッシャーを掛ける。個人として力強い選手を育成するためにも、引いて守ってではなくて、積極的に前線から守備をするというのは今年のチームコンセプトとしてあります。
今日はボランチを中心に前後にハードワークしてくれたので、セカンドボールの回収などで相手を上回ることができたと思います。あとは、今日は選手たちからの“勝ちたい”という気持ちが全面に出ていて、それがハードワークにつながったのかなと思います。

◯ 十河(晟央)選手と川村(求)選手という強烈な2人を並べました

お互いに個人でいける力強さはあるんですけど、ユースではそれだけじゃないよ、というのをスタッフ陣とも先週共有していて。とにかくプレーの幅を広げてほしい。ああいう2人を並べても、チームとしてやりたいことがやれるようになっていければいいかなと思います。

◯ センターバックの2人(藤田明日翔選手・山川陽平選手)から前線への裏を狙ったロングボールというのも見られました

相手が前から力強くプレッシャーを掛けてきたとき、逆にその背後があるというのは常日頃から言っているので、状況を見て判断してくれたシーンだったと思います。

◯ これで2ndラウンドに進出となります。意気込みをお願いします

チーム全体でレベルアップしていきながら、去年(3位)以上の成績を収めていきたい。また、スタッフで話しているのは、個人の成長に必ず目を向けて、プレミアリーグもそうですし、トップチーム昇格というところに目を向けてこれからもやっていきたいなと思います。

◯ ありがとうございました

ありがとうございました

廣瀬寧生選手

● 廣瀬寧生選手

◯ まず、試合を振り返っていかがでしたか?

自分たちが押し込んでいる状況で、どれだけ点を決められるかってところだったんですけど、最後の詰めが甘くて決めきれなかったり、修正点が出ました。そいういうところを直していけたらなと思いました。

◯ 廣瀬選手の突破から得点が生まれました

点に絡めたことはいいことだと思ってるんですけど、中に切り込んでいくときのアイデアなんかは、自分はまだまだだと思うので、修正していきたいです。

◯ チームとして連動した守備、切り替えの速さなんかが目立っていました

守備は自分たちが思っている形でできていたんですけど、やっぱり後半になるにつれて体力的にきつくなってきて。潰し切ることが難しくなったり、球際が弱くなったりしてしまったところが反省点です。

◯ 内容的には圧倒できていたと思いますが、スコアを見るともう少し広げられたのかなと思いますが、いかがですか?

そうですね。監督やコーチ人もやっぱりそこの部分、もうちょっと点は取れたんじゃないか、と最後のミーティングで話がありました。決めていきたいです。

◯ 外から中へ切れ込んで点を取りに行くプレー、点を取りたい気持ちがあると思うんですけど、意識していることは?

シュートで終わる、やりきるっていうところ、そしてこぼれ球を狙うっていうところは常に意識しています。

◯ フロンターレに来て1年とちょっと経ちましたが、成長したと思うところは?

まだまだなんですけど、足元の技術は成長したと思います。あとはポジショニングや戦術理解ですね。

◯ 今日は前線4枚(左から木村風斗・十河晟央・川村求・廣瀬寧生)攻撃的な選手が揃っていましたが、ご自身のポジショニングとかバランスを教えてください

攻撃陣で話し合って連携を取っています。2トップが落ちたときには自分が裏を取りに行くとか、自分が仕掛けられそうなときは足元でボールを受けてスピードで仕掛けるとか。

◯ この大会、次のステージに進みました。次への意気込みをお願いします

自分は得点を一番狙っているので、点を取って得点王、MVPを目指したいです。

◯ 最後に、サポーターへメッセージをお願いします

平日の夜という時間帯に、応援ありがとうございました。ここからまた頑張って勝ち上がるので、応援よろしくお願いします!
ありがとうございました。

小田脩人選手

● 小田脩人選手

◯ お疲れさまでした。今日はかなり長い時間の出場になりましたが、試合を振り返っていかがでしたか?

序盤から相手コートで試合ができました。最近、プレミアリーグで失点が多かったので、今日は無失点で行こうっていうのは意識して入ったので、無失点で追われてよかったです。

◯ ご自分のプレーについてはどうでしたか

最後、足を攣っちゃったんですけど、終盤まで強度高くやりきる部分とか、守備だけじゃなく得点に絡むことなんかは課題が残ったと思います。

◯ 梶田コーチも、強度高めだったというお話をされていました。その中で、ボランチは攻守にハードだったと思うんですが、守備から攻撃につなげていく意識はどういう感じでしたか?

前の位置で奪えたら、まずはゴールへ、という意識をしていました。シュートも打てたんですけど、枠に飛ばなくて。2点目、3点目が取れていたら、もっと余裕をもって試合を進められたのかなと思います。

◯ 今日はもしかするとプレミア以上の強度だったように感じました

相手も強度高く来ていましたが、まずは守備から入るっていうのは意識していました。守備からリズムを作って、そこから攻撃で自分たちの時間を作れたら、自分たちのサッカーができる。そいういうところを意識していました。

◯ ありがとうございます。これで2ndラウンド進出となりました。意気込みを聞かせてください

しっかり全部勝って、優勝できるようにがんばります。

◯ 最後に、サポーターへメッセージをお願いします

これからプレミアリーグ、クラブユース、Jユースと続いていきます。自分たちは楽しいサッカーを見せられるように頑張るので、これからも応援をよろしくお願いします!

プレミアリーグの中断期間に行われたJユースカップ 1stラウンド最終節。練習から意識してきたという強度を見事に発揮して勝利を手にしました。
クラブユース選手権も全国大会への出場を決め、最高の形でプレミアリーグの再開につなげることになった川崎フロンターレU-18。
この勢いのまま、暑い時期の試合を乗り切ってくれることを願っています。

写真はまゆげカワウソさんに撮影いただきました。いつもありがとうございます!

CC BY-NC-ND 4.0 This work is licensed under a Creative Commons Attribution-NonCommercial-NoDerivatives 4.0 International License.

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