福岡大A – 明治大U22 / インディペンデンスリーグ全日本大学サッカーフェスティバル


11月19日は、清瀬内山運動公園サッカー場へ。

 

全国で行われている、より多くの選手にプレーの機会を与えることが目的のリーグ戦「インディペンデンスリーグ」。

各地域を勝ち抜いた12チームが競う「アットホームカップ2025 第23回インディペンデンスリーグ全日本大学サッカーフェスティバル」が始まり、川崎フロンターレU-18出身の選手では、明治大のDF柴田翔太郎が明治大U-22の選手として、試合に臨みました。

 

【アットホームカップ2025 第23回インディペンデンスリーグ全日本大学サッカーフェスティバル1回戦 福岡大A vs 明治大U-22】
11月18日(火) 午前9時半キックオフ 清瀬内山運動公園サッカー場B面  くもり 54人

九州地区代表の福岡大A2。

先発は、GK16高畑晴生、最終ラインは右から2和田哉輝、22塚本哲平、29赤嶺琉星、キャプテンの7佐藤光清、ボランチは8北健志郎、19吉川獅子心、右MF13梅田彪翔、左MF15重松陽斗、前線には11長太陽寛、9前田竜之介。

インディペンデンスリーグ関東のチャンピオンシップで3位となり、出場権を得た明治大U-22。

先発は、GK1平塚仁、最終ラインは右から7柴田翔太郎、15小谷楓河、3別府慧、12小沼蒼珠、ボランチはキャプテンの6大田湊真、17佐藤海空斗、右MF11半場朔人、左MF9山端寧生、前線には8山座拓登、10田上遼馬。

福岡大が多くの4年生が先発に名前をつらねているのに対し、明治大は1、2、3年生。

 

 

うっすらとやや黒い雲が広がり、冷たく少し強い風が吹く清瀬内山運動公園サッカー場B面。
それでも、ネット越しに多くの選手の家族らが見守る中、キックオフの時を迎えました。

 

柴田翔太郎選手

 

立ち上がりは明治大が自陣からつないで両サイドを使いながら、前に出る展開に。2分には左へ開いて受けた佐藤のパスに小沼が抜け出しクロス。
ここはGKの高畑がセーブ。

さらに中央、大田のパスを間で受けた山端のパスに、柴田が右サイド、高い位置へ。
柴田のリターンを受けた、山端はエリア外正面でミドルシュート。明治大がゴールの前でプレーする時間をつくっていきます。

一方の福岡大も4分には、フィードに前田が右サイド、高い位置へ流れキープ。エリア外正面へ展開すると北のミドルシュートは枠をとらえますが平塚がセーブ。

平塚はすばやくリスタート。左サイド、山端へ正確なボールが入ると、中央で受けた半場のパスに、柴田がエリア外右へ。
ラインを割り、チャンスにはつながりませんでしたが、タイミングよく前に出ていきます。

別府、小谷のCBが多く触れ、中央で大田や佐藤が多く触れながら、ボールをつないでいく明治大。
浮き球のパスに、半場が正面への動き出しを見せるなど、福岡大のエリア前でプレーする時間をつくっていきます。

7分には、小谷の縦パスを受けた半場から柴田へ。柴田は高い位置へ持ち込んでいきますが、福岡大は体を張り、ブロック。

8分には中央へ持ち込んだ小沼のパスに、山端がエリア左へ。しかし、福岡大、和田がカット。

 

福岡大も、10分には明治大のファールで、右サイドでフリーキックを得ると、北が遠いサイドに入れたボールを、長太が合わせますが、平塚がセーブ。

直後には明治大、別府から中央、佐藤へ。佐藤のパスに背後を取った小沼が前に持ち込むと、後ろに戻した明治大はフィードに、田上がエリア左へ。
ここは福岡大、赤嶺が対応。

右コーナーキックを得た明治大。柴田が右足でニアに入れていきますが、福岡大はクリア。

 

柴田翔太郎選手

福岡大は14分前田が負傷。担架でピッチの外へ。10岩熊唯斗が入ります。

別府、小谷、平塚もエリアの外に出て、組み立てていく明治大。小沼が中央に顔を出し、山端が左サイドへ開くなどしながら、福岡大の陣内でプレーする時間をつくっていきます。

19分には、右サイドで半場、山座とつながり、柴田がクロス。福岡大がブロックしたところ、セカンドボールを拾い、柴田のパスに抜け出した半場が右クロス。
しかし、福岡大はブロック。セカンドボールを拾った福岡大は、梅田が右サイド、高い位置へ。しかし、別府がカバーしていきます。

22分には、明治大、浮き球のパスに小沼がエリア正面へ。ここは福岡大の守りが阻止。左へ開くだけではなく、流れの中で中央に顔を出すことの多かった小沼。
ゴールへ迫る場面をつくっていきます。

 

ラインを高め、前に出ようとする福岡大に対し、高い位置で山端がカット。自分たちのボールにしていく明治大。
右サイドで半場、山座、柴田が連係。高い位置でプレーする時間をつくっていきます。

27分には、半場とのパス交換から柴田がエリア外右へ。折り返しに山座がニアでシュート。しかし、高畑がセーブ。

 

シュートを打つ山座拓達選手

福岡大も29分には、左コーナーキックを得ると、北は遠いサイドにきわどいボールを供給。しかし、明治大はクリア。
福岡大の右コーナーキックとなり、北はニアに入れていきますが、明治大はブロック。

セカンドボールを拾った福岡大は、高い位置へ持ち込んでいきますが、ここでも明治大は体を張り、ブロック。
スローインを得た福岡大は、和田がロングスロー。セカンドボールを拾い、最後は和田がエリア外正面でミドルシュート。しかし、右にそれていきます。

再び前に出ていく明治大は、33分、背後を取った田上が右サイド、高い位置へ。田上は折り返しますが、福岡大は長太が自陣の低い位置まで戻り、体を張り対応。

福岡大は、高畑が前にボールを送ると、岩熊がおさめ、そのパスに北がエリア外正面右へ。ここは明治大が体を張り、ブロック。

36分には、明治大、中央から左サイド、うまく流れた山座へ。山座に対して、福岡大はブロック。
左サイドでスローインを得た明治大は、小沼のロングスローから、別府がヘディングシュート。ここはGK高畑がセーブ。

福岡大は、39分、明治大にファールがあり、エリア外正面右でフリーキックを得ると、北が遠いサイドに入れていきますが、明治大は体を張り対応。
セカンドボールを拾った福岡大はフィードを入れていきますが、平塚がセーブ。

再び自陣で小谷や別府、間で大田が多く触れながら組み立てていく明治大。
福岡大の陣内でプレーする時間をつくりますが、福岡大も、和田が1対1でボールを奪うなど、簡単に前には行かせず。

45分には、半場から正面右、、山座とつながり、さらに山座のパスに小沼が正面へ。そのパスに、山端がエリア正面左へ。決定的な場面でしたが、シュートは上。

 

小沼蒼珠選手
山端寧生選手のシュートは上に

 

さらにアディショナルタイムに入り、明治大は福岡大の陣内でプレーする時間をつくりますが、得点には至らず、タイムアップ。
0-0でハーフタイムへ。

 

後半、立ち上がりには明治大。田上が高い位置へ仕掛けると、福岡大赤嶺が対応。明治大の右コーナーキックに。
キッカーは柴田。ニアに入れるとワンタッチあったところ、詰めたのは田上。これが決まり、0-1。ついに明治大が先制します。

 

柴田翔太郎選手
先制点は明治大へ

たたみかける明治大。福岡大がエリア前に送ったボールを別府が対応。ルーズボールに反応した田上がエリア前へ。
福岡大がクリアしたところ、セカンドボールを拾っていくと、4分には大田から右サイド、半場へ。内に顔を出した柴田との連係から半場は正面右へ。
シュートはポストに。

 

半場朔人選手

さらに明治大は、平塚の送ったボールを田上が競り、右サイド、半場へ。柴田はそれを追い越す動き。
高い位置でプレーする時間をつくっていきます。

追いかける福岡大はラインを高め、前へ出ていこうとしますが、明治大は山端がうまく体を入れキープを図るなど、粘り強いプレーを披露。
再び平塚や別府、小谷もかかわってボールを後ろで回していくと、10分には、フィードに田上が高い位置への動き出し。
福岡大が対応したところ、ルーズボールを拾った山座のパスに、田上が正面左へ。シュートは高畑がセーブ。

左コーナーキックを得た明治大。
柴田が右足で入れると、セカンドボールを拾い、浮き球のパスに山座がエリア左へ。
ここは福岡大がクリア。

再び左コーナーキックを得た明治大。柴田がボールを入れると、セカンドボールを拾った明治大はフィード。福岡大が対応し、またも左コーナーキックに。
キッカーは柴田。ボールを入れると、セカンドボールを拾った明治大は、右サイドに展開。
抜け出したのは半場。角度のあまりないところからシュートを打つとこれが決まり、0-2。
明治大が突き放します。

 

半場朔人選手が決めて0-2

 

高い位置で田上がキープ。
GKの平塚がうまく山座にボールを入れるなど、相手陣内でプレーする時間をつくっていく明治大。

18分には、左サイド、山座が仕掛けていくとセカンドボールを拾った小沼がエリア外正面へ。ミドルシュートは右にそれ、得点とはなりませんでしたが、意欲的な仕掛けからチャンスをつくっていきます。

福岡大は、吉川に代わり6正法地大。

さらに明治大は、平塚が左サイドへ正確なボールを供給。下がり目で山端がおさめ、内側に顔を出した小沼につながり、そこから柴田へ。
柴田から間で受けた山座を経由して、左サイド、山端へ。山端の折り返しは福岡大がブロック。
セカンドボールを拾い、またも山端が折り返すと福岡大の対応に遭い、左コーナーキックを得た明治大。
柴田が遠いサイドに入れると、高田が対応。明治大の右サイドでのスローインに。

明治大、小沼がロングスローを入れると、福岡大のオウンゴールを誘い、0-3。明治大が突き放します。

 

小沼蒼珠選手
オウンゴールを誘い、0-3

 

 

攻撃の手を緩めない明治大。
24分には、小谷の縦パスを受けた半場がエリア外正面右へ。ミドルシュートは上に。

さらに中央に顔を出した半場から左サイド、山端へつなげると山端の折り返しに、半場がエリア内へ。
福岡大もこれに対応。シュートにはつながりませんでしたが、チャンスをつくっていきます。

明治大は佐藤に代わり13福島大雅。半場に代わり14大園治慈。

すると直後には明治大、左サイドから持ち込んだ山端が折り返すと大田がシュート。これが決まり、0-4。
明治大がさらに突き放します。

 

福岡大は梅田に代わり4高柳大佑。

明治大は30分田上に代わり4新谷陸斗。

3バックにし、サイドからの攻勢を強めていく明治大。右サイドでは柴田から受けた大園が高い位置へ。
クロスを入れる場面をつくっていきます。

34分には、小谷のパスをおさめた山座に対して、福岡大がファール。明治大のエリア外正面右でのフリーキックに。
福岡大はここで重松に代わり23永尾淳。
キッカーは柴田。右足で直接狙いますが、上に。

 

柴田翔太郎選手

フィードを入れ、前の選手を走らせ、明治大の陣内でプレーする時間をつくろうとする福岡大。
しかし、右サイド、長太が仕掛けてくるところでは柴田が対応。明治大も緩まずに、いい対応を続けていきます。

明治大は、山座に代わり16羽山侑生。

福岡大は中央でボールをカット。右サイドへ展開すると岩熊がクロス。しかし、明治大はクリア。

さらにフィードを入れてくる福岡大に対し、しっかり対応。最終ラインでつなぎながら、柴田、小沼の両サイドが背後を狙う動きを見せるなどしていく明治大。

41分には、新谷の右いクロスを、正面右でおさめた山端がシュート。ここは福岡大がブロック。

43分には、福島の縦パスに、正面へ抜け出したのは大園。シュートを打つとこれが決まり、0-5。

 

大園治慈選手が決めて0-5

 

 

福岡大はここで長太に代わり5大地亮善。

大園が間で受け、そのパスに柴田が高い位置へ持ち込むなど、攻勢を続けていく明治大。
中央、大田のパスに、大園、羽山が正面への動き出しを見せるなど、攻勢を続けていきます。

アディショナルタイムに入り、46分には山端から柴田へ。右サイドでつながり、柴田は右クロス。
セカンドボールを拾い、福島がエリア右へ。シュートは上にそれ、得点とはなりませんでしたが、さらにチャンスをつくっていきます。

すると47分には明治大、山端のパスに大園が抜け出し正面へ。シュートを打つとこれが決まり、0-6。

 

大園治慈選手

 

さらに柴田が高い位置へ仕掛けるなど、最後まで攻撃の手を緩めなかった明治大。

 

柴田翔太郎選手

 

試合はタイムアップとなり、0-6。

勝利したのは明治大となりました。

 

 

翌11月19日に行われた2回戦で明治大U-22は東海地区の代表、静岡産業大U-22と対戦。試合は静岡産業大U-22が1-0で勝利。
明治大U-22のアットホームカップはここで終わりました。

結果は残念ですが、来季以降の明治大を担っていくであろう、1年生、2年生、3年生で全国大会に臨んだ明治大U-22。この経験はこれからに必ずつながっていくものになると思います。

そういったチームメートたちと高めあいながら、柴田翔太郎が大学サッカーでどんな結果を残していくのか。どんな選手になっていくのか。
とても楽しみにしています。

 

 

前半0-0 後半-0-6 計0-6

得点:田上遼馬 半場朔人 オウンゴール 大田湊真 大園治慈2(明治大U-22)

福岡大Aの先発:16高畑晴生 2和田哉輝 22塚本哲平 29赤嶺琉星 7佐藤光清(c) 8北健志郎 19吉川獅子心 13梅田彪翔 15重松陽斗 11長太陽寛 9前田竜之介

交代:前田→10岩熊唯斗 吉川→6正法地大 梅田→4高柳大佑 長太→5大地亮善

控え:1小方海渚人 26弓指翔文 30渡邉紘己 20山本朱羽

 

明治大U-22の先発:1平塚仁 7柴田翔太郎 15小谷楓河 3別府慧 12小沼蒼珠 6大田湊真(c) 11半場朔人 9山端寧生 8山座拓達 10田上遼馬

交代:半場→14大園治慈 佐藤→13福島大雅 田上→4新谷陸斗 山座→16羽山侑生

控え:30戸塚陸

(文中敬称略)

 

柴田翔太郎選手

柴田翔太郎選手
明治大の最終ラインを担った小谷楓河選手
明治大がゴールに迫る時間が続く
半場朔人選手
青森山田時代にはフロンターレU-18とプレミアリーグEASTで対戦した小沼蒼珠選手
柴田翔太郎選手

山座拓達選手
柴田翔太郎選手

佐藤海空斗選手
小沼蒼珠選手
山端寧生選手のシュートは枠をとらえられず

柴田翔太郎選手

柴田翔太郎選手

先制点は明治大へ
柴田翔太郎選手

半場朔人選手

半場朔人選手
半場朔人選手が決めて0-2

小沼蒼珠選手

柴田翔太郎選手

大園治慈選手が決めて0-5

柴田翔太郎選手

大園治慈選手
柴田翔太郎選手

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