フロンターレU13 – 三菱養和巣鴨 / 関東ユース


川崎フロンターレが大宮アルディージャに5-0で勝利し、J1を初めて制した翌12月3日。喜びの余韻が残る武蔵小杉の町を抜け、全国高校サッカー選手権神奈川県大会の決勝が行われている等々力陸上競技場を横目に、等々力第一サッカー場へ。川崎フロンターレU-13は三菱養和SC巣鴨ジュニアユースを迎え、関東ユース(U-13)サッカーリーグに臨みました。

【川崎フロンターレU-13 関東ユース(U-13)サッカーリーグ vs 三菱養和SC巣鴨ジュニアユース】
12月3日(日)午後2時キックオフ 等々力第一サッカー場 30分ハーフ

フロンターレの先発は、GK1宮地健輔、DFは右から11山下陽生、5高井幸大、2オウイエ・ウイリアム、15金山尚生、ボランチは14大瀧螢、6浅岡飛夢、右MF10城田優、左MF8茅野直希、トップ下17中村荘太、FW9松尾凜久。

青空が広がり、穏やかな陽気に包まれた等々力第一サッカー場。両チームの家族らが見守る中、試合が始まりました。

立ち上がりからフロンターレは、浅岡や大瀧が高井やオウイエとかかわり、よく前を向いてボールを動かし、相手にボールが渡ると、金山が高い位置からプレッシャーをかけて奪い返すなど攻守の切り替えの良さを見せていきます。三菱養和巣鴨も9分には左サイドの高い位置へ15が仕掛けていきますが、山下がしっかり体を入れて、クロスを上げさせず。11分にはフロンターレ、左サイドに多くの人数をかけ、ボールを回し中盤の浅岡から右へ展開。山下が高い位置へ抜け出して仕掛けていきますが、ここはクリアされて決定機にはつながらず。その後も浅岡、大瀧に時には中村もかかわっていい距離感でボールを動かす時間帯が続いていきます。14分にはオウイエのフィードのこぼれ球を山下が拾い、右から仕掛けていき、コーナーキックを得ると、右から茅野が右足で入れたボール、ファーで高井が合わせますが、クリアをされて得点にはつながらず。

直後には、三菱養和巣鴨、32が左サイドから右サイドへ斜めの動きで仕掛けていきますが、金山がボールはカット。フロンターレは茅野が左サイドに張るだけではなく、時には右サイドへ顔を出してボールを奪い、高井も高い位置でボールを奪って縦へパスをつけるなど、それぞれが切り替えの良さを出していきます。18分にはエリア外左で中村が前を向き、城田を経由して右へ展開。山下がエリア外右へ仕掛けていきますが、折り返しはブロック。さらに中村の縦パスに松尾がエリア前に抜け出していきますが、ここでも三菱養和巣鴨のクリアに阻まれ、シュートにはつなげられず。

なかなかゴール前に近づけなかった三菱養和巣鴨も次第に両サイドへボールを入れて、フロンターレのゴール前に迫れるように。フロンターレはそれに対して、山下が左からの15の折り返しをブロックしたり、松尾も自陣まで戻ってしっかり体を寄せるなどして、対応していきます。23分には32がエリア左でボールをカットし、エリア前の20へパスを出しますが、高井と大瀧が囲い込んで自由を与えず。フロンターレも大瀧、中村と縦へパスをつないで、右へ展開すると城田がゴール前に迫りますが、三菱養和巣鴨もエリア前でねばり強い守備を見せて、シュートにはつなげられず。

30分には三菱養和巣鴨、20がエリア外左でボールを奪い、縦へ仕掛けていきますが、オウイエがねばり強く対応。前半は0-0でタイムアップとなります。

後半立ち上がりからフロンターレのゴール前に迫ってきたのは三菱養和巣鴨。15の縦パスをエリア左で12が受け、うまく前を向いてシュートを打ちますが、これは宮地が好セーブを見せて、得点は許さず。4分にはフロンターレ、オウイエの縦パスを呼び水にエリア前に迫ると、エリア外左の茅野のパスをエリア正面で受けた城田がシュートを打つもこれはGK18が対応。

ここから前半と比べると、うまく前を向いて仕掛けられるようになり、高い位置でセカンドボールを拾えるようになった三菱養和巣鴨がゴール前に迫る時間帯が続いていきます。5分には15が左サイドの高い位置へ仕掛けてクロスを入れ、ボールが右サイドへ流れると、32がクロスを上げるも金山がブロック。右からのコーナーキック、30が左足でエリア内へ入れたボールは山下がクリア。三菱養和巣鴨はボールをエリア外正面でものにして、12がシュートを打つも宮地がこれには対応。

フロンターレは8分には城田に代わって18吉年穣が入り、FWに。松尾が右MFへ。

さらに三菱養和巣鴨の時間帯が続き、9分には右コーナーキックのクリアボールを32がエリア内で拾ってシュートを打ちますが、ここでも宮地が好セーブを見せ、得点は許さず。10分には12の左クロスから打たれたシュートにも宮地が好セーブを見せましたが、こぼれ球をエリア右で拾われ、26がシュートを放つと、これがゴールネットを揺らし、0-1。先制点は三菱養和巣鴨へ。

直後にも三菱養和巣鴨は20がエリア左へ抜け出しますが、これには山下が対応。その後もフロンターレの中盤に対してうまくプレッシャーをかけてマイボールにする三菱養和巣鴨。最終ラインも高く上げ、コンパクトにして押し込んでいきます。

フロンターレは、松尾に代わって4戸田将、金山に代わって3松長根悠仁、山下に代わって20空閑俊汰が入り、最終ラインは右から空閑、高井、松長根、オウイエ、ボランチは浅岡、大瀧、右MF中村、左MF茅野、トップ下に戸田、FW吉年に。オウイエが高い位置取りでクロスを入れるなど、ようやく前へ出ていけるようになります。10分には高井がエリア外正面の高い位置でファールを受け、フリーキックを得ると、戸田の入れたボールにエリア内、松長根が飛び込むもクリア。

18分には三菱養和巣鴨、エリア内でファールを受け、得たPK。キッカーの20がゴール左へ蹴ったシュートには宮地が反応するものの止めることはできず。0-2。フロンターレは突き放されてしまいます。

なおもゴールに迫る三菱養和巣鴨に対して、久しぶりの出場となった松長根がクロスをエリア内でしっかりクリアしたり、宮地がシュートをしっかり止めたりと、最後のところでいい守りを見せていくフロンターレ。高井が前線へ動き出す吉年にフィードを入れたり、戸田がうまく左サイドの高い位置へ抜け出すオウイエにボールをつけたりと、打開を図っていきます。

29分には、吉年、中村、空閑と右サイドの高い位置でボールを回し、中盤へ戻し、戸田から左へ展開。オウイエがクロスを入れるもシュートにはつなげられず。セカンドボールを拾って大瀧から右へ展開。空閑が縦へ仕掛けて、コーナーキックを得ると、右から戸田が入れたボールを吉年が拾って、エリア外左へ展開。茅野が仕掛けていくも三菱養和巣鴨の守備もねばり強く、シュートには持ち込めず。さらに浅岡が中村とのパス交換からエリア前に。右へ展開すると、吉年が抜け出すもこちらも決定機にはつなげられず。

最後には人数をかけた攻撃を見せることができたもの0-2でタイムアップとなりました。

前半0-0 後半0-2 計0-2

フロンターレの先発:1宮地健輔、11山下陽生、5高井幸大、2オウイエ・ウイリアム、15金山尚生、14大瀧螢、6浅岡飛夢、10城田優、8茅野直希、17中村荘太、9松尾凜久
交代:城田→18吉年穣 山下→20空閑俊汰 松尾→4戸田将 金山→3松長根悠仁

 

関東ユースは残り2試合。三菱養和巣鴨戦は0-2とはなりましたが、いい時間帯もあり、それが次につながればいいな、と思います。次戦は10日、午後6時。大宮アルディージャジュニアユースとの試合に臨みます。

(文中敬称略)

試合を前にした選手たち
円陣を組む
宮地健輔選手
浅岡飛夢選手
城田優選手
金山尚生選手
中村荘太選手
浅岡飛夢選手
大瀧螢選手
松尾凜久選手
前半はゴール前によく迫った
茅野直希選手
高井幸大選手
前半は0-0
城田優選手
ハーフタイムの選手たち
山下陽生選手
後半は三菱養和巣鴨がゴール前に迫る場面が続く

中村荘太選手
0-1。先制点は三菱養和巣鴨へ

茅野直希選手
茅野直希選手
戸田将選手
PKが三菱養和巣鴨に与えられる
宮地健輔選手はよく反応したが0-2に
オウイエ・ウイリアム選手
吉年穣選手
空閑俊汰選手
松長根悠仁選手
オウイエ・ウイリアム選手
戸田将選手
吉年穣選手

 

0-2でタイムアップ
練習試合は松長根悠仁選手、オウイエ・ウイリアム選手のゴールで2-0
練習試合に出場した空閑俊汰選手
練習試合に出場した松長根悠仁選手

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