「フロンターレでやってきたことがすべてだと思っているので。本当に感謝しかないです」 / MF松尾凜久


 

関東大学サッカーリーグ戦 東京・神奈川1部を戦う日本大文理学部。

同じくフロンターレU-15出身のMF南暖(4年)、MF城田優(3年)とともに、プレーしているのがMF松尾凜久(3年)。U-10からU-15時代まで、FWなど攻撃的なポジションで出場したフロンターレのアカデミーを卒団後は、城田とともに日大藤沢へ。

2023年から所属する日本大文理学部では、1年目からゴールを記録。今シーズンは1部で初ゴールを決めるなど、結果も残しつつあります。

 

 

フロンターレU-12時代の松尾凜久選手
フロンターレU-13時代の松尾凜久選手
2019年、関東ユース(U-15)サッカーリーグの最終節に臨むフロンターレU-15の松尾凜久選手

 

9月1日アローレパーク文化杉並学園八王子グラウンドで行われた第15節、桜美林大戦(●0-3)ではメンバー外。プレーを見ることはできませんでしたが、話を聞かせてもらいました。

 

 

松尾凜久選手



〇ここまで大学3年間振り返ってみていかがですか?

もともとチョンボ(チョンボーズ、日本大学文理学部の愛称)でやらないつもりだったんですけど。サッカーを。

だけど、みんなに誘われて入ったという感じで。「入って良かったな」って思います。


〇今年はゴールも決めたりしていますけど、自分のプレーについてはいかがですか?

ゴールは決めたんですけど、まだまだ出れてはいないので。

試合出てから、もう少し決めたいと思いますね。


〇今はポジションとしてはどこをやっているんですか?

ポジションは前らへんのトップ下とか。そのへんをやっています。


〇フロンターレでやってきたことって今につながっていたりとかします?

フロンターレで9年間やってきて。かなりきついこともいっぱいあったんですけど。

玉置コーチ(フロンターレU-15等々力の玉置晴一監督)とかお世話になったコーチがたくさんいて。いろんなことを教えてもらったので。

そのおかげでサッカー、めっちゃ好きになって。今続けているっていう感じです。


〇あと1年と少しだと思うんですけど、自分として大学サッカーでやりたいことはありますか?

試合にしっかり絡んで、点を入れてチームを勝たせることができればと思いますね。

まずは試合に出ないといけないですね。出たり出なかったりなので。


〇こういう選手に大学でなりたいというのがあれば。

自分はもともとサッカーは点を取るのが一番だと思っているので。

本当に勝たせられる選手になりたいですね。

来年4年なので1部で1位になれるように。頑張ります。



〇同期の選手がけっこう大学でも頑張っていて。高井君(高井幸大)は海外に行って。それについて思うところはありますか?

もともと一緒にやってきた選手なので。

ネットとか見て、めっちゃ応援しています。


「すげえ選手とやれていたんだな」っていうのはありますね。


〇今でも連絡を取ったりしているんですか?

していますね。この間試合を見に行って。最後の試合の応援に行ったりとか。


〇鹿島戦ですよね?

はい。そうです。見に行って。「すげえな」って思いましたね。


〇改めてフロンターレを外から見て、どう思いました?

フロンターレに入って良かったって単純に思いました。

すごい選手とやれていたし。フロンターレのサッカーを見ても、自分の理想とするパスサッカーが、本当にすごいので。

今、チョンボでもパスサッカーをやっているんですけど。まだまだ理想とははるかに遠いんですけど。

「フロンターレらしいサッカーがしたい」とは思っています。


〇フロンターレでやってきたことが生きている。

生きていますね。はい。トラップ、パスとか延々とやっていたので。

ずっと練習でやっていて、そういうのが今、生きているのかなとは思います。


〇改めてフロンターレに対する思いなどがあれば。

正直感謝しかないですね。僕はけっこう怒られたり。コーチに怒られたり。

いろいろしていたんですけど。

でも、フロンターレのおかげで今もサッカーを続けていると思いますし。

フロンターレでやってきたことがすべてだと思っているので。

本当に感謝しかないです。


〇フロンターレのサポーターの方にメッセージなどをお願いします。

「僕の活躍を見て」とはまだちょっと言えないんですけど。

今、チョンボっていうチームで、団体で頑張っているので。

点取ったりしたら、いろいろ載せてくれると思うので。見てくれたらうれしいです。ユーチューブとかで。





U-10時代からのチームメート、城田優選手と松尾凜久選手、1年先輩の南暖選手





フロンターレでやってきた9年間、きついことはあった一方で、多くのコーチにいろんなことを学び、サッカーが好きになった。それがサッカーをしている今にもつながっている。そう語ってくれました。

今季の残りの7試合と、大学ラストイヤーとなる2026年。多くの試合に出て、「一番だ」と考えている点を決めて、フロンターレにも通じるパスサッカーを目指すチームに、勝利をもたらすような活躍を多くすることができますように。

とても楽しみにしています。

 

(文中敬称略)

 

 

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