「どんなサッカーでも使われる選手に。もっと成長してどんなサッカーでも、チームの中心となれるような選手にこの4年間でなりたいと思います」 / MF矢越幹都


12月6日AGFフィールドで行われた全日本大学サッカー選手権大会予選ラウンド、日本大 vs 桃山学院大。

日本大は川崎フロンターレU-18出身、日本大の矢越幹都が先発、シャドーとして出場しました。

 

矢越幹都選手

 

矢越幹都選手

 

コーナーキックのキッカーも務めた矢越幹都選手

 

試合は前半日本大が野澤勇飛のゴールで先制。その後も日本大がボールを保持し、矢越も中盤で積極的にボールを受けるなどして、相手陣内でプレーする時間を多くつくるも、なかなか追加点を奪えないでいると、桃山学院大が藤枝康佑の2ゴールで逆転。

 

1-2で迎えた後半、矢越も含めて3選手を入れ替えた日本大は、フロンターレU-18出身、五木田季晋のゴールで追いつくと、関日向多が勝ち越しのゴール。

これが決勝点となり、3-2。日本大が勝利し、決勝ラウンドへの進出を決めました。

 

 

試合後に矢越幹都に試合や大学1年目の今季などについて、話を聞きました。

 

試合については◇日本大 – 桃山学院大 /全日本大学サッカー選手権大会予選ラウンド

 

 

矢越幹都選手

 

 

 

〇試合を振り返ってみて、今日はどうですか?

チームとしては、前半は狙ったことができなかったんですけど、後半はチームとしてやりたいことができていた。

それで試合を進めることができていたので良かったかなと思います。

〇自分のプレーについてはどうですか? そこまで悪くはなかったような気がしたんですけど。

いや、自分は今日は何もできていなくて。

シャドーでもっとボールを触らないといけないし。ゴール前にもっと入っていかないといけないので。

 

〇今はポジションとしてはボランチよりもシャドーをやることが多い。

そうですね。シャドーのほうが多いですね。

〇やっていてどうですか?

ボランチをもともとやっていて。ボール触る回数がシャドーだとちょっと減ってしまっていて。

ゴール前に入っていくのは、ボランチの時よりももっと求められているプレーで。

そこを磨いていかないといけないと思っています。

 

〇大学1年目からけっこう試合に出ていたと思うですけど、自分で成長したと感じる部分はありますか?

成長した部分というのは身体的な部分だったり。

そういうところは磨いてはいるんですけど。

ボールを持った時に、もっと違いを見せていかないと、と思いますね。

〇体はだいぶ大きくなったようにみえるんですけど、それは意識をして?

筋トレとか、ごはんをちゃんと食べるとか、そういうのは意識していて。もっとキレの部分だったり。磨いていかないといけないと思っています。

 

〇自分の特長をもっと出していかないといけない?

そうですね。まだあんまり出せていないですね。

 

〇インカレ(全日本大学サッカー選手権大会)、かなり楽しみだと思うんですけど、どうですか?

そうですね。相手も強豪のチームとできるので。

チームの勝利のために、自分も成長してしっかり準備していきたいと思います。

 

〇後半戦になって武君(FW香取武、東洋大)がゴールを決めたり。同期の選手も結果を残していますけど、どう感じていますか?

中央戦のロングシュートとか見ていて。(関東大学サッカーリーグ1部第22節、香取は今季3点目となるゴールを決めた)

自分は得点という結果が出せていないので。意識していますね。

 

〇大学を通じてこういう選手になりたいというのは?

ボランチでもシャドーでも、どんなサッカーでも使われる選手になりたいと思うんですけど。

自分は足元だったり。ポゼッションが好きな選手なんですけど。

球際のところで戦えるところが大事になってくるので。もっと成長してどんなサッカーでも、チームの中心となれるような選手にこの4年間でなりたいと思いますね。

 

〇1年目でこれだけ試合に出られるというのは想像していました?

1年目から試合に出ないといけないというのは思っていましたし。

今日はスタートで出ていましたけど。

全然いいプレーができていなくて。

試合に少し絡んではいるんですけど。もっと突き詰めないとプロには行けないと思うので。

まだまだだな、という感じですね。

 

〇フロンターレのサポーターの方にメッセージをお願いします。

日大の試合にも応援しに来てくれて。

本当にありがとうございます。

自分が成長できたのは、間違いなくフロンターレの6年間。

小学校のスクールからも含めたらもっとなんですけど。

間違いなくフロンターレのおかげなので。

恩返しできるように。サポーターのみなさんに恩返しできるように頑張りますので。応援よろしくお願いします。

 

 

矢越幹都選手

 

 

フロンターレU-18時代はボランチとして、チームの中心だった矢越幹都。

大学での1年目は、シャドーという得点を求められるポジションで、「もっとゴール前に入る回数を増やさないといけない」。「もっと違いを見せないといけない」。課題と向き合いながら、経験を積み重ねています。

 

スクール時代も含めて、サッカー選手としての自分を形作ってくれたフロンターレのサッカーから離れて、「どんなサッカーでも中心となれるような選手に」。目指す選手像を定めて、臨んでいる大学サッカーでの4年間。

それが終わりを迎えるときに、どんな選手になっているのか。とても楽しみにしています。

 

 

(文中敬称略)

 

CC BY-NC-ND 4.0 This work is licensed under a Creative Commons Attribution-NonCommercial-NoDerivatives 4.0 International License.

コメントを残す