12月6日、冬の大学サッカー日本一を決める「ASTRO SPORTS presents 第25回全日本大学サッカー選手権大会」が開幕。
AGFフィールドで行われた、予選ラウンド、日本大 vs 桃山学院大では、川崎フロンターレU-18出身、2027年の水戸ホーリーホック加入が内定している日本大のFW五木田季晋、MF矢越幹都の2選手が試合に出場しました。
この予選ラウンドの勝者は、大学日本一を争う決勝ラウンドに進出。敗者は強化ラウンドを戦うことになります。
【ASTRO SPORTS presents 第25回全日本大学サッカー選手権大会予選ラウンド 日本大 vs 桃山学院大】
12月6日(土) 午前11時キックオフ AGFフィールド 晴れ 145人
関東大学サッカーリーグ1部で5位、関東地区第6代表の日本大。
先発は、GK1ドゥーリー大河、最終ラインは右から2松本大地、3アピッチ輝、19白濵聡二郎、ボランチは15野澤勇飛、キャプテンの6植木颯、右に16阿部水帆、左に14石川晴大、シャドーに20矢越幹都、8関日向多、前線には9五木田季晋。
福島ユナイテッドFC加入内定のフロンターレU-18出身、10田中慶汰はメンバー外。


関西学生サッカーリーグ1部で5位、関西地区第5代表の桃山学院大。
先発は、GK1森脇勇人、最終ラインは右からキャプテンの4土井結介、2國岡俊哉、5井上秀悟、ボランチは8石橋聖也、25竹村龍太郎、右に3田村遊吏、左に6厚地陽賢、シャドーに7蘓鉄航生、10李隆志、前線には9藤枝康佑。
青空に少し雲が出始めたAGFフィールド。近くの味の素スタジアムでは、J1最終節、FC東京 vs アルビレックス新潟が午後2時から始まることもあり、両チームの選手の家族らに加え、FC東京のサポーターの姿も。
バックスタンドでは、多くの日本大の選手たちが集まり、幕を出し、太鼓をたたいて声援を送る。師走らしい寒さの中にも、熱気を感じる雰囲気の中、キックオフの時を迎えました。

立ち上がりは日本大、五木田が右サイド、高い位置へ、ここは桃山学院大のカバーに遭い、右サイド、高い位置でのスローインに。
日本大は松本がロングスローを入れると、セカンドボールを拾い、右サイド、阿部がクロス。ここは桃山学院大のGK森脇がセーブ。
一方の桃山学院大は、GKの森脇が正確なボールを供給。右サイドへ展開していくと、田村が高い位置へ持ち込んでいきますが、日本大はクリア。
さらに左サイドに展開した桃山学院大は、厚地が左クロス。しかし、それをしのいだ日本大は、4分には、阿部がエリア外右へ。シュートを打ちますが、森脇がセーブしていきます。
間で受けた矢越がキープ。中央の野澤から左サイドへ展開。、桃山学院大の陣内でプレーする時間をつくっていく日本大。
ラインを高め、エリア近くでプレーする時間をつくっていくと、6分には、植木のクロスを五木田がおさめ、エリア内、野澤が押し込み、1-0。
先制点は日本大に入ります。

さらにうまく間で受けた矢越が右サイドでキープ。
松本のフィードに、五木田が右サイド、高い位置へ動き出していく日本大。
7分には、アピッチのフィードに、五木田が正面へ。しかし、オフサイド。
追いかける桃山学院大も、李がうまく中央、間に下り、蘓鉄や田村もかかわってボールをつないでいき、日本大のエリア近くへ。
9分には、中央、竹林のパスに抜け出した李がエリア左へ持ち込もうとしていきますが、日本大はクリア。
クリアボールを拾った矢越は右サイド、高い位置へ持ち込み、キープ。

そこから後ろに戻した日本大は、アピッチのフィードに、石川が高い位置へ動き出していきますが、つなげることはできず。
11分には、左サイド、石川の浮き球のパスに、関がエリア左へ抜け出しそうになりますが、桃山学院大、土井がカバー。
アピッチや植木、GKのドゥーリー、野澤が触れ、矢越も中央に下り、組み立てていく日本大。
14分には、中央、植木のパスに矢越がエリア右へ。しかし、シュートを打つことはできず。
15分には、松本から矢越、植木と中央でつながり、右サイド、高い位置へ上がった松本がクロス。
ニアに五木田が飛び込みますが、土井がカバー。
右コーナーキックを得た日本大。キッカーは矢越。右足で入れるとセカンドボールを拾った日本大は、左サイドへ展開。
クロスから白濵がヘディングシュート。しかし、森脇がセーブ。

矢越や関が中央に顔を出し、植木とかかわり、さらにつないでいく日本大。
それに対して、桃山学院大も中央でカット。右サイド、田村へつながり、下がり目で石橋が受け、そこから最終ラインへ戻していくと、19分には中央に下りた藤枝のパスに、抜け出した田村がエリア右への仕掛け。しかし、石川が対応。
再び自陣でアピッチや白濵、中央で矢越や植木、関も顔を出しながら、組み立てていく日本大。
21分には、浮き球のパスに五木田が右サイド、高い位置へ。ここは桃山学院大、國岡が対応。
さらに日本大は、植木から右サイド、矢越へ。松本やアピッチも多く触れながら、ボールを動かし、サイドを変え、左サイドへ展開。
高い位置でボールを動かそうとしていきますが、桃山学院大もコンパクトに、粘り強く対応。
ボールを持ちながらも、なかなかシュートまではいけない時間が続いていきます。
すると25分には、日本大、エリア外正面、うまくおさめてシュートを打ったのは藤枝。
これが決まり、1-1。桃山学院大が追いつきます。

さらに桃山学院大は、藤枝がおさめ、蘓鉄のパスに抜け出した田村が右クロス。ここは日本大がクリア。
27分には、中央で受けた竹村から左サイド、厚地へ。厚地のパスに背後を取った李が折り返すと、藤枝がエリア内正面でシュート。
これはクロスバーに。こぼれ球を拾った桃山学院大は、田村がエリア正面右へ。シュートは日本大が体を張り、ブロック。
日本大は、中央植木のパスを矢越が間で受け、高い位置へ持ち出すなど、再び相手陣内でプレーする時間をつくっていくと、31分には右サイドで五木田がキープ。
そこから左サイドへ展開。植木が高い位置へ。植木からやや低い位置で受けた石川は左クロス。しかし、シュートにはつながらず。
さらにこまかくつないで、左サイドから関がクロスを入れるなどしていく日本大。
31分には、縦パスに石川がエリア内へ。しかし、土井がカバー。
直後には、浮き球を競った五木田がエリア内へ。しかし、ここでも桃山学院大がクリア。
すると33分には桃山学院大、右サイド、背後を取った田村が高い位置へ持ち込んでいきますが、石川が対応。
右サイドでスローインを得た桃山学院大、その流れからまたも田村が高い位置へ。
日本大がクリアしたところ、セカンドボールを拾った日本大は、右サイド、高い位置で李がクロス。
しかし、アピッチが対応。
さらにフィードを入れてくる桃山学院大。しかし、植木がセカンドボールを拾い、そのパスに阿部が右サイドへ。
矢越や植木、下がり目でアピッチも受けながら、桃山学院大の陣内でプレーする時間をつくっていくと、35分には、フィードに五木田がエリア右へ。
ここはGK森脇が対応。
36分には、中央で白濵がカット。縦パスを正面で五木田がおさめ、そのパスに矢越がエリア右へ。しかし、森脇の対応に遭い、右コーナーキックに。

日本大は、阿部が左足でボールを入れると、セカンドボールを拾った阿部が左クロス。
ここはワンタッチあり、左コーナーキックに。キッカーは矢越。ボールを入れると、セカンドボールを拾ったフロンターレは、矢越のパスに関がエリア内へ。
しかし、桃山学院大、土井の対応に遭い、そこから桃山学院大は、李が右サイド、高い位置へ。ここは白濵がカバー。


41分には野澤から植木と左サイドへつながり、植木の浮き球のパスに、石川がエリア内へ。
しかし、土井がカバー。
白濵が競ったボール、正面で五木田がおさめ、キープ。エリア近くでプレーする時間をつくっていく日本大。
しかし、うまく合わずに、シュートにはつながらず。
すると44分には、桃山学院大、間で受けた李のパスに抜け出した田村がエリア右へ。折り返しから正面でシュートを打ったのは藤枝。
これが決まり、1-2。勝ち越しのゴールは桃山学院大へ。

追いかける展開となった日本大。高い位置でボールをつないでいきますが、なかなか決定機には至らず。
アディショナルタイムには、桃山学院大が、うまくエリア外右へ、藤枝が持ち込み、日本大にファールがあり、フリーキックを得ますが、それは決定機にはつながらず。
前半は1-2でタイムアップとなります。

後半日本大は、矢越に代わり17平尾勇人、石川に代わり4山内恭輔、白濵に代わり5浅野良啓。
立ち上がりには、桃山学院大が日本大のエリア近くでプレーする時間をつくるも、それをしいのいだ日本大は、平尾がエリア右へ。
折り返しは、森脇がセーブ。
正面で平尾がキープ。その落としから五木田がシュートを打ちますが、桃山学院大は体を張り、ブロック。
日本大が相手陣内でプレーする時間をつくっていきます。
すると4分には、日本大、左サイドから山本がクロスを入れるとエリア内、飛び込んだのは五木田。
これが決まり、2-2。日本大が追いつきます。


アピッチのフィードに、平尾が高い位置への動き出しを見せ、相手ボールになっても五木田や平尾が前からプレスをかけるなどしていく日本大。
植木も左サイド、高い位置へ顔を出すなど、さらにエリア近くでプレーする時間をつくっていきます。
8分には、右サイドでボールを動かした日本大。松本の右クロスに、関がエリア内、飛び込みますが、森脇がセーブ。
森脇はすばやくリスタート。右サイド、抜け出した田村がクロス。ここは日本大がクリア。
セカンドボールを拾った日本大は、平尾がおさめ、再び桃山学院大の陣内でプレーするじかんをつくり、スローインの流れから高い位置へ抜け出した関が折り返しますが、桃山学院大もそれに対応。
攻撃に転じ、中央で石橋や武村がかかわって動かしていきますが、間に入れてきたところを植木がカット。
再び日本大のボールにしていきます。
10分には五木田が高い位置でキープ。右サイド、野澤へ。下がり目で受けた阿部がクロスを入れると、エリア外正面、こぼれ球を拾った植木がミドルシュート。
しかし、上に。
直後には、左サイド、抜け出した浅野が折り返すと平尾が飛び出しますが、森脇がセーブ。

桃山学院大も、中央で蘓鉄や石橋、竹村がかかわって動かす時間を作り、12分にはサイドチェンジを受けた厚地がエリア外左へ。
しかし、阿部がブロック。
桃山学院大の左コーナーキックに。
ここで桃山学院大は蘓鉄に代わり14加藤緒。
左コーナーキック、セカンドボールを拾った桃山学院大は左サイドから石橋が浮き球を入れていきますが、ドゥーリーがパンチング。
セカンドボールを拾った桃山学院大は田村が右サイド、仕掛けていきますが、日本大は体を張り、ブロック。
右コーナーキックを得た桃山学院大。李が入れると、國岡があわせますが、これは左。
桃山学院大の攻勢をしのいだ日本大は、平尾や五木田が高い位置でキープ。関が高い位置へ持ち込む場面をつくるなどしていきます。
18分には、桃山学院大、中央、李のパスに厚地が左サイドからクロス。しかし、ドゥーリーがセーブ。
直後には、うまく背後を取った五木田がエリア外正面へ。ここは桃山学院大もしっかり対応。
攻撃に転じた桃山学院大は、加藤が高い位置へ持ち込んでいきますが、日本大は体を張り、ブロック。
21分には、日本大、縦パスを五木田がおさめるとその落としからエリア外正面で阿部がミドルシュート。枠をとらえますが、森脇がセーブ。
森脇はすばやくリスタート。藤枝が高い位置でおさめ、石橋や李とかかわってボールを動かす時間をつくっていきますが、日本大は五木田も中央に下り、野澤らとともに寄せていき、対応。チャンスはつくらせずに、再び自分たちのボールにしていきます。
すると21分には、日本大、左サイド、浅野がクロスを入れると、エリア内、飛び込んだのは五木田。森脇がブロックするも最後は関が押し込み、3-2。
勝ち越しのゴールは日本大に入ります。



追いかける桃山学院大は、うまく中央で加藤が受け、前に持ち込んでいきますがそこをカットした日本大は、左サイドへ展開。
ボールをおさめた五木田はエリア外左で枠をとらえたミドルシュート。しかし、森脇がセーブ。
直後には桃山学院大、左サイドからのフィードに、藤枝が正面へ。しかし、日本大は山内やアピッチが対応。
攻撃に転じた日本大は、中央の植木から左サイドへ展開。高い位置で受け直した植木に対して、桃山学院大にファールがあり、エリア外左でのフリーキックに。
キッカーは、阿部。左足で入れたボールは桃山学院大がクリア。
セカンドボールを拾った日本大は、いったんは桃山学院大の対応に遭うも、高い位置で奪い返したアピッチが右クロス。
ここは桃山学院大がクリア。
右コーナーキックを得た日本大はショートコーナーを選択。阿部のクロスに、ニアでアピッチがヘディングシュート。ここは森脇がセーブ。
桃山学院大は26分、厚地に代わり28郭原夏輝。
すると桃山学院大は中央間で石橋がうまく受け、背後を狙うパスに、田村や郭原が動き出し。
29分には、フィードに抜け出した郭原が左サイド、高い位置へ仕掛けていきますが、阿部が対応。
一方の日本大も、左サイド、浅野が浮き球のパス、平尾が高い位置への動き出しを見せ、桃山学院大の陣内でプレーする時間をつくり、奪われても五木田が中央下がり目で奪い返すなどして、前に出る場面をつくっていきます。
32分には、アピッチのフィードを五木田がおさめ、そのパスに平尾が正面への動き出し。しかし、森脇がクリア。
さらに中央間で受けた関から左サイドへ展開。抜け出した浅野がクロスを入れると、セカンドボールを、植木が拾い、最後はアピッチがミドルシュート。しかし、上に。
ここで日本大は、関に代わり11長谷川皓哉。
下がり目で受けた平尾のパスに五木田が高い位置への動き出し。桃山学院大の対応に遭ったところ、植木のパスに、長谷川が高い位置への動き出しを見せていく日本大。
しかし、桃山学院大もカット、そこからしっかりつないで、日本大の陣内でプレーする時間をつくっていきます。
桃山学院大は、竹村に代わり32足立琥来。
39分には、桃山学院大、井上のフィードに、高い位置へ抜け出した郭原がクロスを入れますが、エリア正面を植木がカバー。
さらに左サイドでのスローインの流れから、足立がエリア外左へ。しかし、松本、さらに阿部が体を粘り強く入れ、足立のファールに。
しかし、だんだんとボールをうまくつなぎ、前に出る時間を増やしていく桃山学院大。
李から左サイドへ展開。足立や郭原が連係。李のパスに抜け出した郭原がクロスを入れる場面をつくっていきます。
41分には、郭原の左クロスに、正面で藤枝がシュート。これはポストに。
さらに李のキープから郭原がクロス。しかし、日本大はクリア。クリアボールが長谷川につながり、高い位置へ持ち込んで、スローインを得ますが、ボールをものにした桃山学院大は、自陣からつないでいき、GKの森脇から左サイドへ展開。郭原が斜めに速いパスを送ると、足立がエリア左へ。ここは松本が対応。
左コーナーキックを得た桃山学院大。李が入れたボールは直接ゴールへ向かっていきますが、ドゥーリーがはじき出し、しのいでいきます。

アディショナルタイムは4分。正確なフィードからエリア内へ迫る桃山学院大に対し、ドゥーリーがセーブ。しのいでいく日本大。
46分には、桃山学院大、郭原が左クロスを入れると、こぼれ球を拾った加藤が正面でシュート。しかし、上に。
さらに桃山学院大は、郭原が縦への仕掛け。井上もオーバーラップをするなど、日本大の陣内へ。
48分には、石橋の浮き球のパスに、正面へ抜け出した李がシュート。しかし、上に。
試合はタイムアップとなり、3-2。勝利したのは日本大に。日本大が決勝ラウンドへの進出を決めました。

前半1-2 後半2-0 計3-2
得点:野澤勇飛 五木田季晋 関日向多(日本大) 藤枝康佑2(桃山学院大)
日本大の先発:1ドゥーリー大河 2松本大地 3アピッチ輝 19白濵聡二郎 15野澤勇飛 6植木颯(c) 16阿部水帆 14石川晴大 20矢越幹都 8関日向多 9五木田季晋交代:白濵→5浅野良啓 石川→4山内恭輔 矢越→17平尾勇人 関→11長谷川皓哉
控え:12沖野嘉紘 13齊藤航汰 26村上樹 23中川粋
桃山学院大の先発:1森脇勇人 4土井結介(c) 2國岡俊哉 5井上秀悟 8石橋聖也 25竹村龍太郎 3田村遊吏 6厚地陽賢 7蘓鉄航生 10李隆志 9藤枝康佑
交代:蘓鉄→14加藤緒 厚地→28郭原夏輝 竹村→32足立琥来
控え:12野津照太郎 19長谷川航世 29藤本羅生 13田尻匡平 15多賀滉人 18辻颯人
(文中敬称略)












































































































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