フロンターレU15等々力(3年) – FASCINATE JY / 神奈川県U-15サッカーリーグ2部第16節(監督・選手インタビュー)


10月18日等々力第一サッカー場で行われた神奈川県(U-15)サッカーリーグ2部第16節、FASCINATE JY戦を4-1で勝利、優勝まであと1勝に迫った川崎フロンターレU-15等々力(3年)。試合後に玉置晴一監督、ゴールを決めたFW11林凜太朗、FW15オガー悠仁、2年生のMF36大寺楓真の3選手に話を聞きました。

 

試合の記事は◇フロンターレU15等々力(3年) – FASCINATE JY / 神奈川県U-15サッカーリーグ2部第16節

 

「今日みたいなゲームでも、技術的なものをしっかり発揮しながら、

もっともっとできることを増やしていかないといけないと思っています」

玉置晴一監督

 

玉置晴一監督




〇試合を振り返ってみて、いいところや課題はどんなところがありましたか?

終わった後、勝ったんですけど、雰囲気が静かな雰囲気でして。負けたような雰囲気だったんですけど。

前回8-0で勝っているっていうなかで、「それを超えられるように」と選手たちと話していたなかで、それが達成できなかった。

そういうところの雰囲気はあったと思いますし。

あとは本当にファサネイトさんの今までやってきたところ、守備面が変わっていましたけど。

そこに対して、受けてしまったなという印象はすごくありますね。



〇選手たちのそういう姿勢を見ても、成長した感じはありますか?

やっぱり勝って学べたことは大きいですけど。

やはりああいう守備、圧力に対してしっかりやれるだけのことは身につけていかないとだめだよ、という話で終えました。



〇夏を超えて、9月10月を戦って、選手たちのできるようになったことは?

しっかり試合の中で自分たちの持っている力を発揮できるようになったというのは感じているところであります。

あとは本当に選手一人一人のやれること、といったらあれですけれども。

1人で剝がせる部分だったり。関係性で崩す部分だったり。守備の強度。やれることが増えてきたなっていう印象は持っています。


〇先週神奈川県の予選を突破して、負けられない試合での成長もあったかなと思うんですけど、どうですか?

1試合目は固さはありましたけど、負ければ終わりのトーナメントのなかでも、代表決定戦は雨とか、天然芝という慣れない環境の中での試合だったんですけど。

選手たちは力を十分発揮してくれましたし。そういったなかで勝ち上がった自信がついてきたと感じています。



〇全国大会に行くことはもちろん目標だと思うんですけど、目標についてどう話しています?

選手たちとはもちろんてっぺんを目指して。やるからには、そういうところを目指そうという話はしています。


〇生田(川崎フロンターレU-15生田)が関東1部で優勝して。刺激はあります?

間違いなく同じ年代でフロンターレとして、またそこは必ず出てくるところですし。

お互い刺激し合いながらやっているところだと思います。



〇高円宮杯の関東予選に向けてやるべきことは?

今日みたいなゲームでも、技術的なものをしっかり発揮しながら、もっともっとできることを増やしていかないといけないと思っています。
チームというよりも「もう1回個人を見つめ直したなかで、レベルアップしていこう」と選手たちには話しています。


〇前半はだいぶ相手にもボールを回される時間があったと思うんですけど、ハーフタイムはどんな話をしました?

本当にファサネイトさんが貫いている、やっているこういう近い距離感のサッカーの中でまずは守備が気になったというところと。

あとはプレスバックを含めてですね。そういったところはしっかりやっていかないと「彼らの時間になってしまうよ」ということは伝えました。


〇メンバーが入れ替わってからだいぶボールを握る時間が増えたという印象があります。

今神奈川予選が終わった中で、競争ということをもう1回関東予選までに、「大事になるよ」ということは伝えながら。

今日、なかなか出場機会がなかった選手たちがどれだけやってくれるかということで出しましたけど。

最初から出た選手もやってきたことを表現してくれたと思っています。

満足はしていないと思いますけど。

そういったなかで、途中から出た選手たちはやっぱりスタートから出ていますし。

それはそれで、やはり責任があるところですから。

そういった選手が入って、またリズムが変わったという部分は非常に良かったかなと思います。



〇競争が激しくなってきた印象はあります?

それはもう日々の練習から、そこは僕らも話していることですし、選手もやはり「試合に出たい」という思いは必ず持っていると思いますので。

そこがまた成長につながると思っていますので。しっかりそのあたり、選手たちと話しながらやっていきたいと思います。


〇関東大会に向けて、これまでなかなか出られなかった選手たちにも出るチャンスがある?

関東も2週にわたって、土日試合があるので。

「本当に総力戦だよ」と、選手たちには話をしています。

そうなったときに、いつ、誰が、どんな状況になったとしても、いい準備をしていかないといけないということを、話をしています。

もう1週公式戦がありますけど。普段の練習の中で見て、またメンバーを決めていきたいと思っています。



〇フロンターレのサポーターの方にメッセージをお願いします。

まず次のリーグ戦を勝てば、ですね。リーグの優勝も決まるというふうになってきました。

しっかり、まずはリーグを優勝して昇格させるということを一番最初の目標に掲げてやっていましたので、そこを達成できるように頑張ってきますので、また応援していただけるとありがたいです。

 

 

 

「練習試合でも関東のチームとは負けている試合が多いので。

チャレンジャーとして強気で戦いたいと思います」

FW11 林凜太朗

 

林凜太朗選手


〇ゴールを振り返っていかがですか?

1点目はちょっと高くボールが来たんですけど。体を伸ばしてゴールのほうに打ったら入ったので。

2点目は坂西(坂西叶羽)がシュートを打ったんですけど。反応できちゃったので「取れるかな」と思ったらそうなりました。

 

〇今日の試合をやってみて良かったところと課題はどんなところ?

あんまりボールはおさめられなかったり。

判断のところが遅くなってしまったので。

点を決められたのは良かったんですけど。もっとそういうところをやっていかないとだめだと思います。


〇今取り組んでいることはどんなことですか?

ずっと裏へ抜けることを意識しているんですけど。タイミングが速かったりしていて。

そのタイミング。「出し手とどう合わせる」とか。しっかりそのタイミングを覚えていきたいと思います。

 

〇夏が終わって9月10月を戦って成長したと思うところは?

夏休み前までずっとけがが続いていたんですけど。

復帰して。足りないところはまだまだあるんですけど。最近点も決められていて。数字として残せるのはいいかなと思います。

 

〇高円の神奈川予選を突破してそこで得られたことは?

公式戦、トーナメントというところで。勝ち切れたということは。すごくみんな戦ってくれて。

自分自身もそういう戦うところができていたので。

簡単な試合ではなっかったんですけど、勝てて良かったと思っています。

 

〇リーグ戦は優勝目前で次は高円の関東予選というところだと思うんだけど、チームでは目標をどう話している?

もちろん全国を取ることを目標にしているので。

関東は2週、2連戦になるのでみんなで戦っていきたいと思います。


〇クラブユース予選で負けて悔しい思いもあったと思うんだけど、リベンジという思いもある?

僕もそのときはけがで出られていなくて。ベンチから、本当に悔しかったので。

練習試合でも関東のチームとは負けている試合が多いので。

チャレンジャーとして強気で戦いたいと思います。


〇オフサイドを取られる場面は多かったとは思うんですけど、それでも裏へ抜ける動きとかで起点になっていたのかなと思うんですけど、どう感じています?

自分のタイミングで裏に抜けちゃって。

ボールホルダーがまだボールを見ているのに抜けちゃったりしたので。

しっかりボール持っている人と合わせて、そのタイミングを覚えていきたいと思います。


〇チームにだいぶいいパスが増えてきたというのは感じます?

チームの意識も見るところも合ってきて。ゴール前とかでもけっこうきれいに崩せることが多くなってきたので。

そこは関東で出していきたいと思います。


〇得点のパターンについて、今日もヘディングでゴールを決めましたけど、手ごたえを感じています?

クロスからのシュートは日ごろの練習からやっているので。

何とか合わせられて良かったと思います。


〇フロンターレのサポーターの方にメッセージをお願いします。

これから関東、難しい戦いが続くと思うんですけど。

全力で頑張って優勝目指すので応援よろしくお願いします。

 

 

 

「背後に走る回数とか、細かいところでみんなが意識して。

むだなミスをなくすということは意識してやりました」

FW15 オガー悠仁

 

オガー悠仁選手

 


〇得点シーンについて振り返ってもらえますか?

どういう感じで得点をしたというのは正直覚えていないんですけど。

打った時に左のほうに、ファーサイドに流し込めたので。

「いい得点だったかな」とは思っています。

 

〇試合としてはファサネイトさんもボールを持つ時間をつくって、なかなか難しい試合だったと思うんですけど、どう感じていました?

なかなか、ああやって、やってくるチームは、県の中でも少ないほうなので。守備に困ったというのが正直なところです。


〇どう自分がプレスにいっていいか、とかですかね。

そうですね。流動的にけっこう動かれたので。

そのセオリーが利かないなかで、どういう時にスイッチを入れてプレスをかけるかっていうのはやっぱり難しかったです。

 

〇後半で変えたことは?

やっぱり背後に走る回数とか、細かいところでみんなが意識して。

むだなミスをなくすということは意識してやりました。


〇メンバーが代わってからかなりガラッと変わったという印象があるんですけど、下がったあと、ベンチからはどう見ていました?

最初は出場機会の少ない選手を出すっという話が玉置監督からはあったので。

交代したことの理由はわかるんですけど。

やっぱりもっと長く出て、点数に絡めるようにしたかったというのはあります。

 


〇リーグ戦も残り少ないですけど、個人的な目標などがあれば。

今日で18ゴール目なので。練習試合も含めてですけど。

リーグ戦では、最終節までに20ゴールを超えていきたいと思っています。


〇次に向けてこういったところを見せたいというのはありますか?

今日はなかなかいいプレーはいつものようにはできなかったんですが、引き続き自分の迫力あるプレーに注目してほしいです。


〇フロンターレのサポーターの方にメッセージをお願いします。

引き続き自分のダイナミックなプレーを注目して、サッカーを楽しんでもらえたらと思います。

 

「僕は高円で上に呼ばれて。競争というのがあって。

2年ではけっこう永田が出ていて。それに負けないように、と思っています」

MF36 大寺楓真

 

大寺楓真選手


〇試合について率直な感想をお願いします。

結果は勝って良かったんですけど。内容は自分も、チームも少し悪くて。

自分の中盤のところで圧倒されるところがあって。

でも、得点の部分は味方がボールを持っているときに、うまく抜け出して決められることができたと思います。

 

〇最初は今日は前線で出ていました?

はい。トップ下で出ていて。玉置監督に「中盤に代われ」と言われて中盤になったような感じです。


〇自分の中ではどのポジションをやりたいとかありますか?

トップ下か中盤をやりたいです。


〇お手本にしている選手はいるんですか?

トップだと脇坂泰斗さんとか。見ていてパスもトラップもうまいので。お手本にしています。


〇今年は3年生の試合にもだいぶ出ていると思うんですけど、成長を感じている部分はありますか?

僕は高円(高円宮杯の神奈川県予選)で上に呼ばれて。競争というのがあって。

2年ではけっこう永田(永田怜大)が出ていて。それに負けないように、と思っています。


〇高円の関東大会に向けての意気込みを教えてもらってもいいですか?

関東を突破して、優勝したいです。


〇自分としてはどういうプレーをしたいですか?

出られたときに自分のプレーを出して。

少ない時間でも得点を取れたらと思います。


〇フロンターレのサポーターの方にメッセージをお願いします。

いつも応援ありがとうございます。

高円でぜったい優勝します。

 

 

10月25日に等々力第一サッカー場で行われる第17節、AC等々力戦に勝利すれば、優勝が決まるフロンターレ等々力。

しかし、目指しているのはさらにもっと高いところにある全国大会でのタイトル。

この日の試合後の雰囲気からは、選手それぞれが、もっともっとやらなければいけないことがある。

そういうふうに感じているように思いました。

 

またトレーニングを積んで、残りは2試合となったリーグ戦、そして、選手全員の力がより必要となる高円宮杯の関東予選でどんな戦いを見せるのか。とても楽しみにしています。

 

 

(文中敬称略)

 

CC BY-NC-ND 4.0 This work is licensed under a Creative Commons Attribution-NonCommercial-NoDerivatives 4.0 International License.

コメントを残す