フロンターレU15等々力(3年) – FC古河 / 高円宮杯関東大会1回戦(監督・選手インタビュー)


11月8日ひたちなか地区多目的広場で行われた高円宮杯全日本(U-15)サッカー選手権大会の関東予選、高円宮杯全日本(U-15)サッカー選手権大会関東大会1回戦、川崎フロンターレU-15等々力はFC古河と対戦。

前半はFC古河がゴールに迫る場面をつくるなか、GK16松田隼が好守を見せるなどしてしのいでいくと、後半11分、エリア内へ進入したFW11林凜太朗がファールを受けて得たPKをDF2猪又聖生が決め、先制。

 

PKを決める猪又聖生選手

 

その後のチャンスはFC古河の好守もあり、決めきることはできなかったものの、FC古河の反撃を抑えて、1-0で勝利。

2回戦進出を決めました。

 

試合後に決勝点を決めた猪又聖生、玉置晴一監督に話を聞きました。

 

試合のレポートは後日掲載します。

 

 

「ユースでやっていることは、プレスもパスも速くて、強度も高いんですけど。

ここでやると少しゆっくり感じて。楽になっている部分もあると思います」

DF2 猪又聖生

 

 

猪又聖生選手



〇PKは猪又君って決まっていたんですか?

決まってはいないんですけど、監督から「聖生、蹴れ」っていうのを言われて、自分が蹴りました。


〇蹴る瞬間はどういうふうに考えていた?

いつも蹴る方向を決めているので、そこに自信を持って蹴りました。



〇今日は0点でしのぎ切ったことに関してはどう?

危ないシーンはあったんですけど。相手が蹴ってくるっていうのは事前に知っていたことですし。

0点でしのいだということはディフェンスとして良かったと思います。


〇高円宮杯関東予選、どんなことを心掛けていますか?


守備はしっかり守り切るっていうのを徹底して。攻撃の選手が決めてくれると思うので。しっかり守りたいと思います。


〇良かったところと課題だと感じたところは?

ヘディングはできたと思うんですけど、キックの質とかをもっと上げていかないといけないと思います。



〇相手は2部のチームでしたけど、結構互角に戦えていて、手ごたえもあったんじゃないですか?


いつもは県リーグなので関東のチームとやることはないんですけど。そこの部分に関しては相手にも通用したと思います。


〇明日へ向けて。

明日は鹿島(鹿島アントラーズつくばジュニアユース)とやるので。関東でも強いチームですし。

今日よりさらに気合を入れてできれば、と思います。



〇代表とか、あとはユースの練習に参加していると思うんですけど、それが今につながっているものってあります?

ユースでやっていることは、プレスもパスも速くて、強度も高いんですけど。ここでやると少しゆっくり感じて。

楽になっている部分もあると思います。


〇関東の選手とやって違いを感じる部分はありますか?

関東だとプレスが速かったりパスの質が高くて。体力も使ったので。そこの部分で差を感じました。


〇明日へ向けては休むことが重要?

朝も早いので。しっかりケアだったり食事だったり睡眠を取って。明日の関東予選に向けていければいいかなと思います。


〇今日は何時集合?

武蔵中原駅に6時集合です。



〇ちなみに今は身長は何センチですか?

183.7です。


〇今年でけっこう伸びた?

中2で伸びました。


〇フロンターレのサポーターの方にメッセージをお願いします。

いつも応援ありがとうございます。関東予選、2回戦、3回戦と続いていくので今後も応援よろしくお願いします。




「やってきたことをしっかり出すということ。そこに尽きるよ、ということでこの大会に臨んでいます」

玉置晴一監督


 

 

玉置晴一監督

 

〇初戦を終えて、感想はどうですか?

固かったですね。


〇前半はなかなかチャンスをつくれなくて、相手も強かったと思うんですけど、どう感じていました?

本当にFC古河さんの前からのプレッシャーを、選手たちが受けていたという印象がありますし。

苦しんだなっていうふうに見ていましたね。

 

〇苦しんだ要因は?

まずはプレッシャーを感じすぎてしまっていたこと。

普段見えているものが見えなくなってしまうこと。

今日のこの環境。天然芝というところも多少あったと思いますけど。

そこで難しくなったんじゃないかなと思います。

 

〇リーグ戦からここまで、新しいことは特にやっていないと思うんですけど、どんな準備をしてきましたか?

おっしゃるとおり。やってきたことをしっかり出すということ。そこに尽きるよ、ということでこの大会に臨んでいます。


〇それは前半ではなかなかでなかった?

そうですね。そこに尽きると思います。


〇前半見た上でハーフタイムはどんな指示をしたんですか?

まずは自信をもってやること。まずはそこをやっていかないと自分たちのサッカーはできないし。

しっかり相手を見て、相手のいやがることはなんなのかっていうのを確認したうえで、後半に臨みました。


〇オガー君(オガー悠仁)が入って、おさまりが良くなった印象ですけど、狙い通りですか?

彼はやっぱりパワーのある選手ですし。

そういったところをおさめる力は十分にあるのと。

やっぱり相手の前から来る。ハイラインのところにですね。ラインブレークのところが最近良くなってきましたので。

意識してやってほしいなっていうところで入れました。


〇明日以降勝ち進んでいくためのポイントはどんなところですか?

今日で悪いところは全部出たと思うので。

本当に明日。今日はしっかり休んで。明日持っている力を全て出して、次の週に進めるという本当にシンプルなことだと思います。

 

〇古河さんと互角以上に戦えて手ごたえもありました?

ああいった古河さんらしいサッカーへの対応といいますか。そこに関していうと、この1年間彼らが取り組んできたことのひとつの成果だと思いますので。

やっぱりそこで相手のサッカーの土俵になっても、負けなかった。そして勝ちに持っていけたことは大きなものだと思います。


〇もっともっとチャンスをつくれればという思いもあるのではと思うんですけど、どうですか?

本当にもっともっとできたと思いますし。そこはもう見ているわれわれが一番知っていることなんですけど。

そこに導けなかったのは力不足もあるのかなと思いますね。


〇トーナメントだから大事に行き過ぎてという部分もありますか?

そうですね。そのあたりの僕のミーティングでの伝え方も含めてですね。

また明日しっかり選手と話しながらやっていきたいと思いますけど。

ちょっと受けたのかなという印象は持ちましたね。


〇フロンターレのサポーターの方にメッセージをお願いします。

まだひとつ、ですので。本当にとにかく、明日まずは一戦、全員で戦って勝って、次の試合にまずはつなげたいと思っていますので。

どこかで応援していただけると助かります。

 

 

高円宮杯関東大会2回戦は、11月9日セキショウ・チャレンジスタジアムにて午前11時キックオフ。

関東ユース(U-15)サッカーリーグ2部A2位の鹿島アントラーズつくばジュニアユースが相手となります。

1回戦ではジェファFCに5-0で勝利と波に乗る相手に対して、どう戦っていくのか。

ここまで培ってきたものをどうぶつけていくのか。

とても楽しみにしています。

 

 

 

(文中敬称略)

 

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