12月19日フクダ電子フィールドで行われた全日本大学サッカー選手権大会強化ラウンド準決勝、京都産業大 vs 桐蔭横浜大。川崎フロンターレU-18出身、桐蔭横浜大のFW岡崎寅太郎が先発。先制点を記録しフル出場。桐蔭横浜大の決勝進出に貢献しました。



試合後に岡崎寅太郎に、大学2年目の今季について、話を聞きました。
試合については◇京都産業大 – 桐蔭横浜大 /全日本大学サッカー選手権大会強化ラウンド準決勝

〇試合を振り返って、率直な感想をお願いします。
今日は前半一本来たチャンスを確実に決めることができて。
それ以外でもいいかたちで奪って、ゴールに結びつけられたりとか。
そういうシーンが多くて。
けっこう後半は守備に回る苦しいシーンが多くて。攻撃のところで良さは出せなかったんですけど。
でも、運ぶところだったりとか。ドリブルのところは出せたので。守備も攻撃もいいところは出せたかなと思います。
〇大学2年目、あと少しで終わりますけど振り返ってみてどうですか?
今年はチームのやつらとかにも「おまえ伸びたな」とか「プレースタイル変わったな」とかけっこう言ってもらえることがあって。
自分のやることがより明確になった年だと思っていて。
最初のほうは社会人リーグ(関東サッカーリーグ1部)でやらせてもらって。
やっぱりそれが、力強い相手のディフェンスを背負ったときとか、相手にしたときに、一人でどうにかする力というのをつけられたので。
関東リーグ(関東大学サッカーリーグ)。大学のリーグのほうに入っても、物おじしなくて。
自分で仕掛けられたりとか。打開することが多くあったので。
そこはすごい成長したなと思います。
〇どういうことを心がけてトレーニングに取り組んでいたんですか?
心がけているのは、一人で剝がせる選手になりたくて。
ボールを相手の陣地で受けて。しっかり前向きをつくって。自分で仕掛けてシュートまで持っていける。
もしくはアシストをできる。そこは相手がどんなでも、できるようにしているところです。
〇インカレに出てみて、そういうところも通用しているという実感はありますか?
そうですね。インカレのこの強化ラウンドでは特に通用していて。
相手のスペースを見つけて、しっかりターンができたり。
ターンから運んだりとか。
味方、最後ラストパス、行かしたりとか。
そういうところはすごく出ているかなって。
でも、まだまだですけど。練習でやっていることは少しずつ出せているとは思います。
〇もうちょっとここをこうしていきたいというものは?
もうゴールですね。自分で運んでシュートまでっていうところは全然足りませんし。
まだまだ、ボール受けられますし。もっと深くまで切り込んでいけますし。
まだまだ足りないと思います。
〇ユースでやってきたことを、大学でも出せるように、という感じですかね。
そうですね。もっと、それ以上ですけど。
ユースでやっていたよりも、もっと怖い選手にならないとプロで活躍するっていうのは難しいと思っているので。
ゴールもそうですし、アシストもそうですし。突破というところもそうですし。
全部。攻撃では全部脅威になれる選手にならなきゃいけないと思います。
〇今年はけっこうユースで一緒にやっていた選手とやる機会があったと思うんですけど、それはどうでした?
特にオガジョー(尾川丈、中央大)とかと、マッチアップしたときにはすごく、お互いの成長を確認し合う、じゃないですけど。
そういうところは感じていて。
俺がジョーにプレスバックに行ったりとか。そういうシーンがあったりして。
それを剝がされたりとか。
ジョーと球際ぶつかり合うとか。
そういうのがあって。
悠斗(菊池悠斗、東海大)も然りですけど。
ハマ(濱﨑知康、明治大)も然り。
一緒に戦えているのは、高め合えて、いいなと思います。
〇季晋君(五木田季晋、日本大、2027年水戸ホーリーホック加入内定)がプロに決まったというのはけっこう刺激になったんじゃないですか?
そうですね。連絡も取っていますけど。
「すごいな」「J1リーガーか!」って思っています。
〇大学3年目はどういったものにしたいですか?
もちろん来年は大学、関東大学リーグの顔になるようなフォワードにならないといけないと思っていますし。
もっと見ていて、すごい迫力を感じる選手にならないといけないと思っていますし。
もちろんプロの中に入っても、通用する選手に必ずならないといけないと思っています。
〇フロンターレのサポーターの方にメッセージをお願いします。
いつもお世話になっています。
フロンターレを退団してから2年たつんですけど、そこで今まで学んでいた技術とか、サッカーの考え方にプラスして、大学サッカーの強度とか。
そういうフィジカルチックなところも含めて、すごい自分がフロンターレのころとは違う選手になっているので。
また見かけることがあったら、そういうところに注目していただけるとうれしいです。
◇
関東サッカーリーグと、関東大学サッカーリーグ。ふたつのリーグ戦を戦った今季は、自分自身でも、また周囲からの声でも成長を感じ、自分のやることが明確になった1年だったと振り返ってくれた岡崎寅太郎。
その一方で、「まだまだ」「もっと」。より脅威になるような選手に。関東大学サッカーの顔となるようなフォワードに。さらなる高みを目指しています。
2026年はさらに、周りの人々も自分自身もより成長を実感。大きな手ごたえをつかむようなものになりますように。
活躍をとても楽しみにしています。
(文中敬称略)
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