フロンターレU15生田 – ガンバ大阪ジュニアユース / 高円宮杯準々決勝 (監督・選手インタビュー)


12月21日J-GREEN堺で行われた高円宮杯準々決勝、ガンバ大阪ジュニアユース戦を1-3で終えた川崎フロンターレU-15生田。

試合後に久野智昭監督、キャプテンのDF對馬羽琉、ゴールを決めたMF吉澤映杜に話を聞きました。

 

試合の記事は◇フロンターレU15生田 – ガンバ大阪ジュニアユース / 高円宮杯準々決勝

 

 

「目標である3冠は達成できなかったんですけど。

3年生は戦うとか、そういうところのスピリットは兼ね備えている選手が多いので。

それを表現してグラウンドでやってくれたことが成長かなと思っています」

久野智昭監督

 

久野智昭監督

 

〇試合を振り返って、お願いします。

ボールを持たれる時間が多かったなか、相手の特長を選手が意識しながら、意識させながらプレーをして。

選手たちはそれを遂行してくれたかなと思っています。

もちろんうまく行かない場面で失点につながった場面、一瞬の隙だったりっていう場面がありましたけど。

非常に最後までたくましく戦ってくれたのかなと思います。

 

〇後半立ち上がりには、だいぶボールがつながるようになったと思うんですけど、ハーフタイムにはどんな声をかけましたか?

続けてやっていこうっていうことで、前半の最後に点が入ったというのもあって。

勢いもあったのかな、と。

やることは変えていなかったですけど、失点を重ねて3-1になった時点では前に人数をかけて、システムを変更した部分がありましたけど。

そこから押し込む場面がありましたけど、最後決められない部分が課題としてありました。

 

〇2回戦(アルビレックス新潟U-15戦、12月14日)が終わって少し間が空きましたけど、生田に戻ってトレーニングを?

はい。

〇どういったことをやってきましたか?

ガンバに対してと。1週間準備ができたので。ガンバに対してのイメージをつくりながらと。

あとはゴールへのこだわりというところを引き続き、やってきたかたちです

 

〇これで全国大会は終わってしまいましたけど、1年間振り返って選手たちの成長はいかがでしたか?

選手たちの目標である3冠は達成できなかったんですけど。

選手に話しましたけど、3年生は戦うとか、そういうところのスピリットは兼ね備えている選手が多いので。

そこの部分で、それを表現してグラウンドでやってくれたことが成長かなと思っています。

あとは、関東リーグでいえば、最後の「本当にここで勝たなければいけない」っていう試合だったり。

勝負の、決勝トーナメントのクラブユースだったり、高円の一発勝負に対しての気持ちの部分は、さっきも言いましたけど。

気持ちの部分で、結果は出なかったけど、その気持ちの部分は成長してくれたかなと思います。

 

〇そういう気持ちの部分を、特に3年生はユースに行ったり、高校に行ったりすると思うんですけど、これからにつなげてほしいですね。

そうですね。気持ちがないと技術につながってこないし、意識のところも成長して。

プレーにつなげていってほしいと思っています。

 

〇2年生はまたこれからがあると思うんですけど、彼らにはどんな働きかけをしていきたいですか?

勝ちきるっていうことは、これからも一生言われることかもしれないんですけど。

やっぱりフロンターレらしいサッカーをやることが、大事だと思うので。

「そういうところにこだわってやり続けよう」と話をしたいと思います。

 

〇フロンターレのサポーターの方にメッセージをお願いします。

遠くまで応援しに来てくださって。スタッフだったり。結果をネットで待っていたサポーターもいると思うんですけど。

そんななか残念な結果になりましたけど。1年間応援してくれたことが選手の力になったと思うので。

また引き続きカテゴリーが変わってしまうかもしれないですけど、引き続き応援よろしくお願いします。

 

 

 

最初はどうまとめていったらいいか、全然わからなかったんですけど。

やっぱりみんなのおかげで。やっぱり自分もいい声かけだったり。そういうのは意識していましたし。

この仲間だからこそ、付いてきてくれたというのがあったのでやりやすかったです

DF3 對馬羽琉

 

對馬羽琉選手

 

〇試合を振り返って、率直な感想をお願いします。

ひとことで言うと悔しいです。

 

〇前半からボールを持たれることが多くて、苦労していたと思うんですけど、どんなことを考えてプレーしていましたか?

相手ボールの時間は多かったんですけど。

最後のほうは相手を見ながら、だったり。

けっこう焦っていた時間が多かったので。そこの部分で蹴るシーンが多かったんですけど。

やっぱりキーパー(小村風人)と自分を中心に、「つなごう」っていう話はあったので。

最後のほうはつなげて、チャンスがあったので。

それは決めきれなかったんですけど。次から決めきれたらいいなと思います。

 

〇後半立ち上がりからだいぶつなぐシーンが増えてきて、少しこちらに流れが傾きかけたのかな、と思ったんですけど、どう感じていました?

流れが相手ペースだったので、流れを変えようということで、ロングキックだったり背後のボールは増やしていました。

 

〇この結果を踏まえて、個人としてどんなことをやっていきますか?

クラブユースもラウンド16で負けたので。悔しいですけど、やっぱりこの負けをばねに。離れてしまう仲間もいるんですけど。

上の舞台でまた会えたらいいと思います。

 

〇1年間振り返ってみて、今年はどんな1年でしたか?

勝ったり負けたりいろんな試合があったんですけど。

徐々に成長できて、自分たちのサッカーが完成に近づけて。

最終的には負けてしまいましたけど。いい試合はできたなと思います。

 

 

〇今年はキャプテンといううことで。1年間キャプテンをやってみて、どうでした?

最初はけっこう緊張だったり。どうまとめていったらいいか、全然わからなかったんですけど。

やっぱりみんなのおかげで。やっぱり自分もいい声かけだったり。そういうのは意識していましたし。

この仲間だからこそ、付いてきてくれたというのがあったので。

やりやすかったです。

 

〇そういった仲間たちとまたどこかでやれるといいですよね。

はい。

 

〇フロンターレのサポーターの方にメッセージをお願いします。

この悔しい結果をばねに、ユースだったり高校に行ったりする選手もいるんですけど。

最終的には上の舞台でプレーできたらいいなと思っているので。

また応援よろしくお願いします。

 

 

「来年に向けて、自分もですけど、

チームとして成長して、絶対優勝できるようにしたいと思います」

MF22 吉澤映杜

 

吉澤映杜選手

 

〇試合を振り返って、率直な感想をお願いします。

ガンバはすごい強かったんですけど。

自分は点を決められてうれしかったんですけど。

そのあとガンバに2点取られて。

「もっとできたんじゃないか」と思います。

 

〇ドリブルで仕掛ける場面もあって、攻撃でアクセントになっていたと思うんですけど、自分のプレーについてはどう受け止めていますか?

自分で何人か抜いていけるところはあったんですけど、最後までやりきれることが少なかったので。

あんまり良くはなかったと思います。

 

〇来年以降にこの大会の経験がつながっていく部分があると思うんですけど、どうですか?

クラブユースもそうですし、高円も負けてしまったので。

来年に向けて、自分もですけど、チームとして成長して、絶対優勝できるようにしたいと思います。

 

〇個人としてこういうところを伸ばしたいというのがあれば。

1人で行って決めきるところだったりとか。

味方をうまく使ってアシストだったり。

そういうところをどんどん伸ばしていきたいと思います。

 

〇1年間振り返ってみて、今年はどうでした?

今年もけがが多くて。

プレーできる期間が短かったんですけど。

こうやって高円とかでは出場できて。こうやってプレーできたことは良かったと思います。

 

〇来年の目標は?

来年は関東リーグとクラブユースと高円の3冠を取れるようにしたいです。

 

〇フロンターレのサポーターの方にメッセージをお願いします。

いつも応援ありがとうございます。

負けてしまったんですけど、来年もあるので。応援よろしくお願いします。

 

 

ふたつ目のタイトルを目指した中で、悔しい結果で大会を去ることになった川崎フロンターレU-15生田。

しかし、まだまだこれから。U-18に上がったり、高校に行ったりする3年生。来季は3年生となる2年生。

それぞれのこれからがあると思います。

今季はなかなか試合に出られなかった選手たちも含め、今年の経験をばねにどんな選手になっていくのか。

来季の川崎フロンターレU-15生田がどんなチームになっていくのか。

とても楽しみにしています。

 

 

(文中敬称略)

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