フロンターレU15 – FC東京深川U15 / メトロポリタンリーグ

麻生グラウンドでトップチームの2015年最後の練習試合を見たあとはしんよこフットボールパークへ。川崎フロンターレU-15の二年生たちの公式戦、メトロポリタンリーグが行われました。

【川崎フロンターレU-15 メトロポリタンリーグvsFC東京深川U-15】
12月12日(土)午後6時15分キックオフ　しんよこフットボールパーク　晴れ　35分ハーフ

前回の対戦では打ち合いとなり、5-4、計9ゴールが出た楽しみな試合。

川崎フロンターレU-15の先発はGK21安福祐一、DFは右から34有山佑汰、37道間雄生、27澤田泰大、24山崎健翔、ボランチはキャプテン26小澤星夜、22黒川海翔、右MF30有田恵人、左MF25佐藤聖真、トップ下18浅倉廉、FW38ディアウ勇守歩

日中は穏やかな天気だったこの日、キックオフするころにはさすがに肌寒い気候。立ち上がり2分にはフロンターレ右へ開いたディアウがクロスを送り、エリア前佐藤が戻したボールを浅倉がミドルシュートを放ちますが、FC東京深川のGK20高橋優仁が反応しゴールとはなりません。

一方のFC東京深川も8分前回対戦でハットトリックを決めたFW24宮田和純を起点にシュートまで持ち込みますがこれは上へ。この日は宮田は自らシュートを打つ場面は少く、道間らがしっかりと対処。周りを生かすようなプレーをしていたという印象でした。

ともにゴールまでは迫るもののなかなか決定機をつくるには至らなかった試合。先に動かしたのはフロンターレU-15。21分、右サイド、高い位置の有山からDFの間にうまくポジションをとった黒川に縦パスが入り、さらに黒川からのパスにエリア外右で抜け出した佐藤がGK高橋と1対1になると、ゴールネットを揺らして1-0。先制します。

さらに22分、エリア外右のディアウにボールがわたり、ディアウ自らミドルシュートを放つもこれはGK高橋が弾いて対処。

攻勢に出たフロンターレは山崎の縦への突破からこぼれ球を拾った有山がミドルシュートを放つも枠外。24分には有山の好クロスにエリア内左、有田が頭で合わせますがこれは上へ。

追加点こそなりませんでしたが、小澤、黒川の中盤でうまくボールを回し、有山と山崎の両SBをうまく生かした攻撃が印象的な前半となりました。

後半はFC東京深川が前回対戦時も攻撃の起点になっていた8谷地田陸人が入ってのスタート。立ち上がりから高い位置でプレスを連動してかけてきたFC東京深川に押し込まれ、両サイドのうらを狙われると、7分中盤でインターセプトされたところから右の谷地田にボールがわたり、谷地田が右から持ち込み自らゴールネットを揺らします。1-1。

さらに直後にはエリア右でFC東京深川が得たフリーキック、左SBの30バングーナガンデ・佳史扶が狙ってきますがこれはGK安福へ。

12分にはフロンターレは二人交代、佐藤聖真と浅倉廉が下がり、32山内日向汰がトップ下、28中島大成が左MFに。

15分には中島が高い位置でボールを奪い浮きだまのパスに抜け出た有田がシュートを放ちますがこれは右へ。

一方のFC東京深川もエリア左からボールが入り、ヒールパスを受けた谷地田が狙いますが、シュートは左へ。

19分には小澤の縦パスに抜け出た有田がエリア右からネットを揺らしますがこれはオフサイド。

フロンターレは22分には黒川に代わり31宮城天が入り、トップ下に。山内がボランチに。東京のGK高橋は「天が入ってきたぞ」とコーチング。かなり警戒を受けている様子でした。

27分には中盤をボールを持って上がった山内のラストパスにエリア左で宮城がシュートを放ちますがこれは決まらず。山内と宮城のボールを持てる選手が入ったことでゴール前でのシーンが増えてきます。

ともに決定機をつくりながらもなかなか決まらなかったゴール。勝ち越しゴールはフロンターレ。28分宮城のパスからエリア左でボールを受けたディアウがシュートを放つとこれが決まり2-1。直後にはFC東京深川も左から崩してシュートまで持ち込みますがしっかりと安福が対処。前回対戦時のような打ち合いにはなりませんでしたが、どちらに転んでもおかしくはないような目の離せない好ゲームとなりました。

フロンターレは翌日レッズランドで行われたメトロポリタンリーグ最終戦は2-4で敗戦。11勝4分け7敗、12チーム中、3位で日程を終えました。来季はこの二年生たちが最終学年となり、関東ユース(U-15)サッカーリーグ2部に臨むことになります。