7月7日は等々力第一サッカー場へ。プリンスリーグ関東は第8節。前節、矢板中央戦を1-1で引き分けた川崎フロンターレU-18は桐光学園をホームに迎えました。
【川崎フロンターレU-18 プリンスリーグ関東第8節 vs 桐光学園】
7月7日(土)午後5時キックオフ 等々力第一サッカー場 くもり
フロンターレの先発はGK21青山海、DFは右から17宮本ディアウ勇守歩、キャプテンの4高吉正真、2栗田悠巨、3島崎元、ボランチは6小川達也、32山内日向汰、右MF11有田恵人、左MF18宮城天、FW9山田新、10宮代大聖。マリノス戦での負傷が影響し、前節を欠場した島崎が先発に復帰。
桐光学園の先発は、GK41北村公平、DFは右から8岡孝樹、4内田拓寿、キャプテンの5望月駿介、3金子開研、ボランチは6中村洸太、7國谷敦史、右MF9阿部龍聖、左MF19佐々木ムライヨセフ、FW10西川潤、18鷲塚蓮。
ともに川崎市を拠点とするチーム同士の対戦とあって、多くの選手の家族やフロンターレのサポーターが集まり、フロンターレ側のゴール裏ではサポーター、桐光側のゴール裏では、メンバー外の桐光の選手たちがそれぞれチャントで選手たちを励ますなか、試合は始まりました。
立ち上がり、長身の鷲塚がボールをおさめると、右サイドの高い位置へ阿部が抜け出し、ゴールに迫る桐光。阿部が折り返しますが、西川に入ったボールは宮本が中へ絞ってエリア内でクリア。しのいだフロンターレも栗田のフィードにエリア左へ山田が抜け出していきますが、桐光は岡がカバーし、シュートにはつながらず。
フロンターレは高吉や栗田に青山もかかわり、後ろからの組み立てを図り、宮城が左サイドに流れ、エリア前に斜めに仕掛け、ボールをカットされると山田が自陣に戻り一旦プレーを切るなどしていきます。
桐光も4分にはボールをカットしたところからエリア左へ西川が抜け出るも栗田がクリア。さらに高い位置でボールを動かし、エリア外から中村がミドルシュートを打つも枠はとらえられず。しかし、段々と桐光がボールをものにしたところから前に出て、フロンターレのゴールをおびやかす場面をつくりに。
6分にはルーズボールにエリア右へ鷲塚が抜け出すも栗田がクリア。さらに左サイドの高い位置で前を向いた西川がシュート性のクロスを入れるなどし、8分には右サイドでボールを奪った西川が一気にエリア外右へ。シュートを打つも左に。
フロンターレも直後には山内がエリア外右へ抜け出し、パスにエリア右へ宮代が抜け出すもシュートは上へ。
12分には桐光、鷲塚が競ったボール、エリア右へ阿部が抜け出すも島崎が体をうまく入れ、マイボールに。好守で対峙していきます。しかし、13分桐光は西川が一気にエリア外右へ抜け出し、ボールを折り返すと、鷲塚が1対1を制して、ボールはゴールの中へ。0-1。先制点は桐光へ。
追いかける展開となったフロンターレは、17分、山内が中盤で厳しく競り、宮代がエリア前にうまく抜け出すと、宮代のパスにエリア前に宮城が抜け出しますが、桐光の選手の寄せも厳しく、シュートにはつながらず。
桐光も直後には右へ流れた西川がサイドチェンジをすると、金子の縦パスに左サイドに佐々木が抜け出しますが、高吉が寄せ、エリア内には近づかせず。フロンターレは桐光の攻めに対して、エリア内でクロスボールを拾った宮本が右サイドの有田へボールをつけ、攻撃へつなげようとしていきますが、桐光の守りも厳しく、前を向くことはできず。直後には桐光が内田のフィードを西川が競り、エリア右へ鷲塚が流れ、右クロスに攻撃参加をしていた望月が合わせるも左へ。追加点にはなりませんでしたが、桐光が決定機をつくる時間が続いていきます。
フロンターレは高い位置でボールを回し、打開を図りに。有田とのパス交換からエリア右へ山内が抜け出すなど、人をかけて前に出ていきますが、桐光の守備も粘り強くブロックされ、枠へは飛ばせず。
フロンターレは23分、山田がFW、宮城が左MFとポジションを入れ換え。有田が右サイドだけではなく、中央寄りにポジションをとり、パスの出し手になるなどして、流れを変えようとしていきます。
27分には桐光、自陣でボールをものにした西川が一気に前に。フロンターレは栗田が寄せにいき、西川のパスにエリア前へ抜け出した鷲塚には山田がうまく体を入れ、ボールを奪い、攻撃の選手も守備に携わる形でしのいでいきます。
29分にはフロンターレ、有田とのパス交換からエリア前に山内が持ち上がり、最後はエリア内で宮代がバイシクルシュートを試みますが、桐光の寄せが速く、最後はファールに。
30分には鷲塚が胸トラップでボールをおさめるも、エリア左へうまく抜け出した西川がシュートを打つも右へ。
フロンターレも宮代が中盤まで下り、組み立てに加わり、宮城のパスにエリア左へ山田が抜け出すも桐光のブロックに遭い、シュートとはならず。コーナーキックのセカンドボールを拾い、攻めていきますが、なかなか決定的な場面をつくることはできず。33分には宮城の浮き球にエリア左へ山田が抜け出すもシュートは上へ。
35分には桐光、佐々木が左サイドの高い位置でクロスを入れるとエリア内で西川が頭で合わせるも枠をとらえたシュートは青山が素晴らしい反応を見せ、防いでいきます。
フロンターレは島崎に加え、宮本も高い位置へ上がり、ゴールをうかがいに。37分には有田とのパス交換からエリア右へ宮本が抜け出すもシュートはブロック。右コーナーキックとなり、こぼれ球をエリア外左で拾った栗田のシュートは枠をとらえますが、GK北村がセーブ。
フロンターレは40分、宮城が負傷し担架にのせられ、パッチの外へ。24鈴木大登が代わって左MFに。
ロスタイムは4分。多くの選手がかかわり、攻めに出ていくフロンターレ。桐光にボールが渡っても栗田に加え、小川も西川に厳しくいくなどして、ボールをものに。46分には宮代のスルーパスにエリア右へ有田が抜け出しますが、桐光の寄せの前にシュートは打てず。47分には桐光も岡の右サイドのロングスローのこぼれ球を拾い、中村がミドルシュートを打つも右へ。
49分にはフロンターレ、高吉、フィードをエリア前でおさめた宮代がうまく前を向いてシュートを打とうとしますが、桐光の寄せの前に枠へは飛ばせず。前半はここでタイムアップ。0-1でハーフタイムへ。
後半フロンターレは島崎が宮代に縦パスを入れ、高い位置へ上がり、栗田がフィードを入れるなどして目先も変えながらゴールをうかがいに。3分には右サイドでスローインを受けた宮代が左へ展開し、島崎がクロスを上げるとエリア右へ有田が抜け出すも、桐光はクリア。4分には桐光もフロンターレのコーナーキックをしのいでカウンターへ。エリア外右へ佐々木が仕掛けていきますが、島崎がボールをカット。しのいだフロンターレは山田が縦パスをおさめ、左へ流れた宮代にボールが渡り、左サイドでパスを回し、最後はエリア外左で島崎がミドルシュートを打ちますが上へ。
フロンターレはさらに栗田のサイドチェンジを右サイドの高い位置で宮本が受けるも、桐光のブロックに遭い、エリア内へは持ち込めず。7分には桐光も阿部が縦へ仕掛け、クロスを上げるとニアで西川が反応。シュートは上へそれましたが、ボールを持たれながらもここぞというところでフロンターレのゴールをおびやかしていきます。
フロンターレも鈴木のエリア左を狙ったパスに山田が抜け出したり、エリア右へ山内が持ち上がりシュートにモチコンダリしていきますが、桐光の守備を上回ることはできず。
桐光も縦へ速い攻めを見せ、8分にはエリア右へ阿部が抜け出すもニアを狙ったシュートは青山がキャッチ。さらに佐々木が左サイドから仕掛けていきますが、宮本や有田が寄せていき、シュートは打たせず。
12分にはフロンターレ、両サイドから分厚い攻めを見せ、クロスにエリア内山内が頭で合わせるも、桐光の体を張った守備の前に決めることはできず。
13分、フロンターレは宮本に代わり5森璃太が右SB、有田に代わり14古岡佑斗が右MFへ。シーズン開幕から怪我のため、公式戦から離れていた森が久しぶりに公式戦のピッチへ立つことになります。
14分にはエリア前でボールを受けた宮代がシュート。ゴール前左にこぼれたボール、島崎が詰めますが、GK北村と交錯。ともに負傷し、交代を余儀なくされ、島崎に代わり8上野綜太が入り、右MF、古岡が左SBへ。桐光は北村に代わり、17宍戸凛がGKへ。
フロンターレは高吉に加え、森が左サイドで起点になろうとする鷲塚に寄せ、ボールをものにするなどしていきます。
26分には桐光、鷲塚に代わり11敷野智大が入り右MF、阿部がFWへ。
フロンターレは、鈴木の縦パスに森が高い位置へ上がったり、古岡が宮代を追い越したりするなど、両サイドからの攻めを強めていきますが、桐光の堅い守りをなかなか崩すには至らず。
29分には桐光がカウンターへ持ち込み、エリア左へ西川が抜け出すも高吉がブロック。左コーナーキック、國谷が右足で入れたボール、西川が合わせたシュートが枠をとらえるも、ここでもフロンターレがブロック。さらにカウンターへ持ち込んだ桐光が、阿部のパスにエリア外右へ敷野が抜け出し、これに対して、古岡が体を張った守備で阻むなど、出足よくゴールに迫る桐光に対して、フロンターレが対峙していく場面が続いていきます。
34分にも桐光、右から攻勢に出ると、最後はエリア内に中村が飛び出しますが、シュートは森がブロック。さらに左コーナーキックのこぼれ球を拾った西川がエリア外左からシュートを放つと、枠をとらえるも、青山が反応。好セーブでしのいでいきます。
36分にはフロンターレは山内に代わり22松永竜之介が入り、右SB。鈴木がボランチ、上野が左MF、森が右MFへ。フロンターレは鈴木が中盤でうまくボールをものにするなどし、エリア右へ顔を出す西川には栗田がうまく対応するなどしていきます。
40分には宮代、山田と中央でパスを回し、エリア外左へ。鈴木が高い位置へ抜け出しますが、岡が厳しく寄せ、エリア内には近づけず。岡がこの際に負傷し、32前川壮太が右SBへ。
フロンターレは42分には高吉のフィードにエリア外左へ宮代が流れ、ボールを高い位置で回し、最後はエリア外正面で高吉がミドルシュート。桐光の選手に当たり、軌道を変え、ゴールへ向かっていきますが、惜しくも決まらず。
さらに右サイドの高い位置へ松永が上がり、リターンを受けた森の縦パスにエリア外左へ上野が抜け出すもここでも桐光の体を張った守備。フロンターレは、栗田が高い位置へ上がり、左からクロスを上げるなど、揺さぶっていきますが、桐光は宍戸を中心に集中した守りを見せ、なかなか決定的な場面には結び付かず。
ロスタイムに入り、桐光は阿部に代わり15松永陽平がピッチへ。右サイドの高い位置でボールをキープしようとする桐光に対して、上野がうまくボールを奪いそこから攻撃へ出ていくフロンターレ。宮代のスルーパスにエリア左へ山田が抜け出しますが、桐光はGK宍戸がセーブ。逆に速攻へ出た桐光、エリア左からシュートを打つも青山がセーブ。
フロンターレは松永を右MF、森を右SBと位置を入れ換え、高吉が高い位置へボールを持ち上がるなどしていきますが、同点にはつながらず。試合はタイムアップ。0-1。
前半0-1 後半0-0 計0-1
得点:鷲塚蓮(桐光学園)
フロンターレの先発:21青山海、17宮本ディアウ勇守歩、4高吉正真(c)、2栗田悠巨、3島崎元、6小川達也、32山内日向汰、11有田恵人、18宮城天、9山田新、10宮代大聖
交代:宮城→24鈴木大登 宮本→5森璃太 有田→14古岡佑斗 島崎→8上野綜太 山内→22松永竜之介
控え:19川合我空 20澤田泰大 30岡崎玄 23常安澪
桐光学園の先発:41北村公平、8岡孝樹、4内田拓寿、5望月駿介(c)、3金子開研、6中村洸太、7國谷敦史、9阿部龍聖、19佐々木ムライヨセフ、10西川潤、18鷲塚蓮
交代:北村→17宍戸凛 鷲塚→11敷野智大 岡→32前川壮太 阿部→15松永陽平
プリンスリーグ関東の次節は14日午後6時、ヴェルディグラウンドにて。東京ヴェルディユースとの試合に臨みます。これが日本クラブユース選手権前の最後の試合。いい形で、全国大会につなげられるような試合になることを願っています。
(文中敬称略)
写真はかんちさんから多くをいただきました。ありがとうございます。
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