8月26日山梨学院和戸サッカー場で行われたプリンスリーグ関東第10節のあとは、川崎へ戻り、等々力第一サッカー場へ。関東ユース(U-15)サッカーリーグも再開初戦を迎え、川崎フロンターレU-15は三菱養和ジュニアユース巣鴨との試合に臨みました。
【川崎フロンターレU-15 関東ユース(U-15)サッカーリーグ2部第17節vs三菱養和ジュニアユース巣鴨】
8月26日(日)午後4時キックオフ 等々力第一サッカー場 晴れ 40分ハーフ
フロンターレの先発はGK16宮地健輔、DFは右から2高畠捷、23高井幸大、3田鎖勇作、28浅岡飛夢、ボランチはキャプテンの10小室愛樹、6田中慶汰、右MF18入江流星、左MF8秋葉拡人、FW11五十嵐太陽、9田中幹大。
三菱養和巣鴨の先発は、GK1長田友樹、DFは右から16久保田駿介、4森山純平、2日隈雄大、3斎藤真之介、アンカーにキャプテンの6中谷凪沙、右に15梅野真生、左に10嵯峨康太、トップ下8磯丈成、FW9篠原將浩、22高原史弥。
午後4時を回ったとはいえ、まだまだ暑さの残る等々力第一サッカー場。ピッチ脇やゴール裏の木陰からは、両チームの選手の家族らが見守るなか、試合は始まりました。
立ち上がり、ゴール前に迫ったのは三菱養和巣鴨。左サイドのスローインの流れから折り返すと、エリア前に梅野が飛び込むも、触ることはできず。
フロンターレは、ここからラインを押し上げ、前に。高井や田鎖、田中慶汰や小室が多くボールに触れながら、高畠がエリア前に動き出す田中幹大を狙ってスルーパスを出すなど、ゴールに迫りに。五十嵐が高い位置でボールを奪い、コーナーキックにつなげるなど、球際にも強く、プレーしていきます。
6分には、三菱養和巣鴨、左へ流れた高原がエリア前に仕掛けていきますが、高井がカバーしシュートは打たせず。そこから前を向いて、前線の五十嵐を狙いフィードを入れ、切り替えよく、攻撃へつなげようとしていきます。
9分には高井、入江と縦へパスが通り、入江から受けた田中幹大がエリア右へ。シュートはニアをとらえますが、GK長田がブロック。
フロンターレは入江がポジショニングよく、奪われたところを奪い返すなどし、ボールをものに。13分には、田中幹大のリターンを受けた入江から、エリア前やや左、五十嵐へ。五十嵐が鋭いターンでシュート。枠をとらえるもGK長田がセーブ。
三菱養和巣鴨は前からプレスをかけていきますが、田鎖や高井が落ち着いてこれに対応。秋葉が後ろに下がる一方で浅岡が高い位置へ顔を出し、入江も相手の最終ライン際に位置を取って、ゴールをうかがいに。相手ボール時には田中幹大も守備に戻り、高原からボールを奪うなど、いい距離感でプレーを続けていきます。
しかし、21分には三菱養和が高い位置でのプレスからボールを奪うと、エリア左で磯がシュート。宮地がブロックしたところを拾った高原がシュート。クロスバーを叩くひやりとしたものに。
試合はここでクーリングブレークとなります。
クーリングブレーク明け、ラインを押し上げてくる三菱養和巣鴨に対して、フロンターレは高井、田鎖が開き、うまくプレスをかわしながら田中幹大へ縦パスを入れるなどしていきます。
31分にはエリア外右でスローインを受けた田中幹大がファールを受け、田中慶汰のフリーキックのこぼれ球を小室が拾い、エリア左へ浅岡が抜け出すも、三菱養和巣鴨はクリア。35分には田中幹大が縦パスを受け、右に展開。高畠がエリア右、小室にパスを入れ、最後は田中幹大がシュートを打ちますが、ブロック。
37分には入江が高い位置へ仕掛け、スローインとなると、その流れから五十嵐がエリア右へ抜け出しシュート。右へそれましたが、ゴールをおびやかしに。
41分には、小室がエリア前でボールを奪い、エリア左で秋葉がシュートを打つも上に。さらに高井、五十嵐と縦へパスを入れ、エリア左の秋葉へ。秋葉が地を這うようなシュートを打つも、惜しくも左へ。
三菱養和も篠原が高い位置でボールをおさめ、嵯峨を経由して右の梅野へ展開したり、篠原が左サイドの高い位置へ抜け出しクロスを上げたりしていきますが、宮地がボールをキャッチし、シュートは打たせず。前半は0-0でタイムアップとなります。
後半立ち上がりはフロンターレ。五十嵐が左サイドからエリア前に仕掛け、エリア左に抜け出した入江がシュートを打つもブロックされ、左コーナーキックに。
2分、田中慶汰が右足で入れたボール、ニアで田鎖が競り、遠いサイドで浅岡が頭で決めて、ゴールネットが揺れます。1-0。先制点はフロンターレへ。
フロンターレは小室の縦パスから入江を経由して右サイドの高畠へつなげたり、田中慶汰のパスをおさめた田中幹大が右に展開し、高畠が右クロスを上げたりと、テンポよくプレー。小室の縦パスをエリア前でうまく入江が受け、エリア右へ動き出す田中幹大を狙い、パスを出すなど、ゴールに迫っていきます。
8分には五十嵐が中央に寄り、エリア左の秋葉へ。浅岡が高い位置へ動き出し、三菱養和巣鴨の選手をひきつけたところで、シュートを打つも長田がセーブ。
フロンターレは、さらに高畠が入江との連係から高い位置へ顔を出し、小室もパス交換からエリア前に迫るなどして人をかけた攻めに。13分にはエリア前で、五十嵐が倒れ込みながらも粘り強くボールをものにすると、エリア正面で入江がシュートを打つもブロック。
一方の三菱養和巣鴨は、斎藤がエリア左へパスを通し、うまく抜け出した嵯峨がシュートを打ちますが左へ。
16分には三菱養和巣鴨は、磯、中谷が下がり、7仲野隼斗、5河鰭蛍がピッチに。フロンターレも17分には入江に代わり13山田新己が右MFに入ります。
交代を経て、流れはやや三菱養和巣鴨に。高い位置でスローインを得ると、エリア内に森山を上げるなどし、左右から仲野がロングスローを入れ、ゴールを狙っていきます。フロンターレは宮地がボールを落ち着いてキャッチするなど、これに対抗。梅野の右クロスからエリア内に入ったボールは、高畠が処理し、セカンドボールを拾い、三菱養和巣鴨が放ったシュートには、田中慶汰が背中でブロックするなど、耐えていきます。
22分には嵯峨のスルーパスにエリア外左へ抜け出した斎藤がクロスを上げると、遠いサイドに三菱養和巣鴨の選手が迫るも、ボールは宮地がキャッチ。
三菱養和巣鴨の攻勢は続き、26分には斎藤からボールを受けた篠原がエリア外からシュート。ここでもまた宮地がボールをセーブ。試合はここで給水タイムに。
給水タイム明け、三菱養和巣鴨は高原に代わり11洪怜鎭が前線に。30分には仲野のロングスローのこぼれ球を河鰭が中盤で拾い、エリア内に浮き球を入れますが、またも宮地がセーブ。集中したいい対応を見せていきます。
さらに三菱養和巣鴨は、高原がエリア内に抜け出そうとする洪を狙い、パスを出すもフロンターレは田鎖がカット。34分には斎藤の左クロス、エリア右で篠原が合わせるも浅岡がブロック。
37分にはフロンターレ、小室の縦パスから秋葉が左サイドからエリア前に斜めに仕掛け、左へ流れた田中幹大へパス。田中幹大がエリア左からシュートを打ちますが、上に。さらに高畠が自陣でマイボールにして、エリア前の秋葉へ。秋葉がエリア右へ動き出す田中幹大を狙い、パスを入れるもカットされ、シュートは打てず。
ロスタイム前、フロンターレは田中幹大に代わり15南暖が前線に。41分には南から左の秋葉へ。秋葉の縦パスがエリア前に入ると、うまく切り返した南がシュートを打つも、GK長田が弾き、惜しくも追加点とはならず。
42分には、三菱養和巣鴨、右に洪が開いて折り返そうとするも田鎖がブロック。これをしのいだフロンターレは、高い位置で南や五十嵐、高畠がボールをキープ。試合はタイムアップとなり、1-0。再開初戦は勝利となりました。
前半0-0 後半1-0 計1-0
得点:浅岡飛夢
フロンターレの先発:16宮地健輔、2高畠捷、23高井幸大、3田鎖勇作、28浅岡飛夢、10小室愛樹(c)、6田中慶汰、18入江流星、8秋葉拡人、11五十嵐太陽、9田中幹大
交代:入江→13山田新己 田中幹大→15南暖
三菱養和巣鴨の先発:1長田友樹、16久保田駿介、4森山純平、2日隈雄大、3斎藤真之介、6中谷凪沙(c)、15梅野真生、10嵯峨康太、8磯丈成、9篠原將浩、22高原史弥
交代:磯→7仲野隼斗 中谷→5河鰭蛍 高原→11洪怜鎭
守備でも落ち着いたプレーを重ねたフロンターレ。12勝2分け3敗、得点39、失点15、勝ち点は38で暫定首位の座をキープ。次節は、9月2日午前11時10分、馬入スポーツ公園人工芝グラウンドにて。消化試合ひとつが少ないながらも勝ち点36、暫定2位で迫る湘南ベルマーレU-15との一戦に臨むことになります。
(文中敬称略)
This work is licensed under a Creative Commons Attribution-NonCommercial-NoDerivatives 4.0 International License.