1月31日はJR御殿場線岩波駅から徒歩1時間ほど、坂を登るとたどり着く時之栖スポーツセンター裾野グラウンドへ。川崎フロンターレU-18がジャパンユースプーマスーパーリーグの3戦目に臨みました。
【川崎フロンターレU-18 ジャパンユースプーマスーパーリーグvs立正大淞南】
1月31日(日)午前10時キックオフ くもり 時之栖スポーツセンター裾野グラウンドG 40分ハーフ
この日の対戦相手は立正大淞南。昨年末のGO FOR 2018 CUPでは1-2で敗れています。先発はGK1斉野陸、DFは右から3澤田拓実、5西谷泰賀、4竹中響哉、6安達剛瑠、ボランチは14井上健太、8松下昇太、右MF7栗本優大、左MF9大島拓登、トップ下に2梶浩暢、FW10梅木翼
フロンターレの先発はGK19浅川将輝、DFは右から20横山尚貴、26伊従啓太郎、29新井秀明、24川崎晶弘、ボランチは18田中碧、34小川真輝、右MF36大曽根広汰、左MF31池谷祐輔、前線は32村田聖樹、25栗脇拓人。トップチームのキャンプに参加していた田中と村田はこの大会初めての出場であり、鼻の骨折でGO FOR 2018 CUPに出場できなかった村田にとっては久しぶりの実戦ともなりました。
立ち上がりから後ろから組み立てながらゴールをうかがったのはフロンターレ。小川や田中、時には村田や栗脇が中盤まで下りてボールを回しながら立正大淞南のゴールを狙っていきます。9分には右に流れた大曽根が折り返したボール、栗脇がエリア正面でダイレクトで合わせますが、こぼれたボールがエリア内の村田に当たりオフサイドに。
その後も右の大曽根と横山、左の池谷、川崎を起点にサイドから攻め、池谷のミドルシュートなどがありましたが、次第にボールを持った選手が立正大淞南の選手たちに囲まれてしまう場面が目立つようになり、なかなかシュートまでは持ち込めなくなります。
20分も過ぎると攻守の切り替えのはやい立正大淞南もゴールへ迫る場面が多くなり、エリア左から大島が放ったシュートはGK浅川がキャッチ。さらには梶の裏へのパスにエリア右から栗本がシュートを放ちますが、これはバーに。34分には栗本の右クロスがエリア左へ流れ、これを受けた大島がシュートを放ちますが、フロンターレの選手たちがブロック。ひやりとする場面が続きましたが、好守でこれをしのいでいきます。
37分にはワンツーでエリア内へ田中が顔を出しゴールへ迫りますがシュートには持ち込めず。前半は0-0でタイムアップとなりました。
後半はGKが浅川から16新居俊介、ボランチは小川に代わり、30桝谷岳良、さらに池谷に代わって37奥山璃空が入り、右MF奥山、左MF村田、トップ下大曽根、FW栗脇と並びも変わってのスタート。フロンターレは序盤から縦パスを積極的に入れていきます。前半に比べるとうまく立正大淞南の選手をはがせるようになり、再びいい距離感でボールを回していきます。
一方の立正大淞南は5分、右サイドを突破した栗本がエリア内へ入れたボール、梶がシュートを放ちますが右へ。さらに梅木がボールをエリア正面でおさめると、最後はエリア内抜け出した栗本がシュートを放ちますが、新居、さらには伊従がこれをブロックし、ゴールを決めさせません。高いラインを保ちパスをひっかけると速く攻めへ転じる立正大淞南もいい場面をつくっていきます。
しかし、先制はフロンターレ。9分にはフロンターレ。田中のパスを起点に右の横山、さらには奥山にボールが渡り、エリア外右から奥山が戻したボールを受けたのは大曽根。エリア右からシュートを放つとこれが決まって1-0となります。
直後にはエリア前正面に迫った栗脇がファールを受けて得ると、田中がフリーキックで直接ゴールを狙いますが、立正大淞南の選手に当たり少し軌道の変わったボールはわずかに左へ。
栗脇や村田が中盤まで下りて桝谷や田中と組み立てに参加しながら、その後もボールをまわしてゴールをうかがうフロンターレ。18分には細かくパスをつないで中央から崩すとエリア内左から村田がシュートを放ちますがこれはバー。非常に惜しい場面。
一方の立正大淞南は直後に左サイドで得たフリーキック、安達の蹴ったボールにファーで梶が合わせますがこれは新居が反応。20分にはショートコーナーから栗本がエリア外右から狙ってきますが、左へ。立正大淞南も迫力のある攻めで迫ってきます。
フロンターレは伊従に代わり27養日幹大がCB、さらには左SB川崎に代わり、22清治大雅と立て続けに交代。
26分には左から崩して村田が入れたボール、エリア外右から横山がシュートを放ちますが、わずかに右。ここで横山に代わって28森陽平が右SBに。
28分には立正大淞南、栗本が右サイドを突破し、好クロスをあげますが、最後は養日がブロック。29分にはコーナーキックをしのいだフロンターレがカウンターへ。左からパスを回して最後は清治が入れたボールを受けたエリア右から奥山がシュートを放ちますが、左へ。目まぐるしく攻守が切り替わっていきます。
35分には立正大淞南、左からパスを回して最後は梅木がシュートを放ちますが、ここはブロック。終盤には猛攻を受ける場面がありましたが、新居や新井、養日、森の体をはったDFでしのぎ、試合は終了となりました。
38宮代大聖や23藤井柾人ら昨年FWとして出場した選手が欠場となりましたが、前線の選手が積極的に中盤まで下りてゲームを組み立てていこうとしていたのが印象的。後半は縦パスが増えて、いいリズムでゴールへ迫る時間も増えました。まだパスがかみあわない場面もありますが、試合を重ね、これからどんなフロンターレU-18になるのか、楽しみです。
来週末のジャパンユースプーマスーパーリーグは2月6日が草津東、7日が富山第一との対戦となります。
前半0-0 後半1-0 計1-0
得点:大曽根広汰(川崎)
フロンターレの先発:19浅川将輝、20横山尚貴、26伊従啓太郎、29新井秀明、24川崎晶弘、18田中碧、34小川真輝、36大曽根広汰、31池谷祐輔、32村田聖樹、25栗脇拓人
交代:浅川→16新居俊介 小川→30桝谷岳良 池谷→37奥山璃空 伊従→27養日幹大 川崎→22清治大雅 横山→28森陽平
この試合の公式記録(pdf)
(文中敬称略)
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