2月6日に草津東戦に2-0で勝利した川崎フロンターレU-18。ジャパンユースプーマスーパーリーグは連戦となり、7日は富山第一と対戦しました。
【川崎フロンターレU-18 ジャパンユースプーマスーパーリーグvs富山第一】
2月7日(日)午前8時58分キックオフ 時之栖スポーツセンター裾野グラウンドG 晴れ 40分ハーフ
フロンターレの先発はGK16新居俊介、DFは右から20横山尚貴、26伊従啓太郎、29新井秀明、24川崎晶弘、ボランチは18田中碧、30桝谷岳良、右MF35デューク・カルロス、左MF32村田聖樹、前線は36大曽根広汰、37奥山璃空。
一方の富山第一はGK1草野智也、DFは右から90村澤亮平、6塚本唯登、31永瀬遼、3竹林晃輝、中盤の底にキャプテンの66中田幹也、右MF19久保佳哉、左MF16南田直樹、トップ下28多賀啓志朗、FW67坪井清志郎、55本村比呂。
立ち上がりからテンポよくボールを回すフロンターレ。田中、桝谷に村田が積極的にボールにかかわり、ゴールへ迫っていきます。一方の富山第一もサイドをうまく使い攻勢をかけていきますが、伊従や新井がしっかり対処。
8分には左サイドへボールが出ると高い位置まで上がった川崎がエリア内左でシュート。さらにこぼれてきたボールをダイレクトで走り込んだ大曽根が決めて1-0。フロンターレが先制します。
富山第一がボールを奪っても新井や伊従に加えて、桝谷や村田が再びボールを取り返し攻撃につなげていくフロンターレ。いい時間帯が続きます。しかし、21分にアクシデント。自陣で守備に行った際に田中が右足を痛めてしまいピッチの外へ。ここで田中に代わり34小川真輝が入り、小川が中盤の底、その前に村田、桝谷が並び、右MFにデューク・カルロス、左MFに奥山璃空、FWに大曽根となります。田中の負傷は心配なところです。
富山第一はサイドからの攻撃。23分には右サイドを攻められるとこれを飛び出して防ごうとした新居がファールを与えてしまい、イエローカードが提示されます。エリア外右からのフリーキック、富山第一は村澤が少しボールを動かし最後は中田がシュートを放ちますが、ここは伊従がブロック。29分には本村のリターンを受けた坪井のループシュートが、前に出ていた新居の頭上を襲いますが、これはゴール上へ。さらに左からのボール、多賀がエリア正面でシュートを放ちますが、これは左へ。ひやりとする場面が続きます。
フロンターレも連動して富山第一の最終ラインにプレッシャーを与えると、32分には大曽根がボールをエリア前で奪いシュートを放ちますが、揺らしたのは右のサイドネット。さらに小川、桝谷、村田がかかわりテンポよく縦パスを入れていくと、中央を崩して最後はエリア左から村田がシュートを放ちますが、これはバーに。前半は1-0でタイムアップとなりました。
後半は立ち上がりから富山第一がフロンターレ陣内へ攻めていく時間帯が続きます。3分には高い位置で坪井がボールを奪い、シュートに持ち込むもこれは枠外。さらに右サイドから久保が仕掛けてゴール前へ決定的なボールを入れてきますが、伊従がクリア。
10分にはエリア左から本村にシュートを打たれますが、枠内右を襲ったボールは新居がキャッチ。12分にも右の裏を突かれて最後は坪井が合わせますが、ライン上で伊従がこれをクリアする好守。さらに攻めてくる富山第一。サイドから仕掛けた久保に新居が飛び出て対処しようとしますが、これをかわすとシュートを打ってきますが、またも伊従がこれをクリア。苦しい時間帯にも守備でフロンターレが踏ん張ります。
15分には痛めた村田に代わり、31池谷祐輔が入りそのまま桝谷とならぶような形に。さらに新井に代えて27養日幹大がCBに。
23分には再び富山第一。自陣でフロンターレがボールを失うとエリア右から本村がシュートを放ちますが、これは新居が対応。さらに直後にも本村がエリア右からシュートを放ちますが、これは前へ出た新居の好守が勝り、ゴールを許しません。
26分にはようやくフロンターレも右コーナーキックを得るとGK草野がキャッチしきれなかったところを大曽根がシュートを放ちますが、これはポストに。こぼれてきたボールを拾った奥山のシュートは上へ。
29分にはまたも富山第一。右の裏を本村に突かれると最後は交代出場の75尾島滉ノ介がシュートを放ちますが、右へ。さらに右クロスにニアで本村が合わせますが右へ。「いけるいける。あとは決めるだけだって」。ピッチの富山第一の選手たちが活気づきます。
35分にはデューク・カルロスに代わり39古屋雄帆が入り、大曽根が右MFに古屋がFWに。
苦しい時間帯がずっと続いたフロンターレでしたが、39分には追加点。カウンターから右へ出た桝谷が折り返すと、エリア正面で池谷がシュート。これは防がれますが、こぼれたボールはゴール左へ。これに古屋が詰めて頭で丁寧に決めて2-0。U-15から昇格の古屋にとってはジャパンユース初出場にして初めてのゴールとなりました。
ロスタイムには富山第一もエリア左から本村が決めて2-1とするものの同点とはならず、守りきったフロンターレ。2-1でタイムアップとなりました。
フロンターレはこれで3勝2分け。最後まであきらめない姿勢で迫力のある富山第一、それに対して好守を見せた新居や伊従らの活躍が光る試合となりました。立ち上がりの20分はこの大会に入ってから一番だったようにも思います。
次戦は13日に四日市中央工業、14日にジュビロ磐田U-18との対戦となります。
前半1-0 後半1-1 計2-1
得点:大曽根広汰、古屋雄帆(川崎) 本村比呂(富山第一)
フロンターレの先発:16新居俊介、20横山尚貴、26伊従啓太郎、29新井秀明、24川崎晶弘、18田中碧、30桝谷岳良、デューク・カルロス、32村田聖樹、36大曽根広汰、37奥山璃空
交代:田中→34小川真輝 村田→31池谷祐輔 新井→27養日幹大 デューク→39古屋雄帆
この試合の公式記録(pdf)
(文中敬称略)
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躍動感ある写真と試合の様子が良く分かる内容で
楽しみに読ませていただいています。
応援しています!!
これはありがとうございます! 少しでも雰囲気が伝わればさいわいです。これからもなるべく沢山試合を見て書けるようにがんばります!