フロンターレに在籍した外国人選手たちの現在


この記事は川崎フロンターレ 開幕カウントダウンカレンダー 2016の17日目として書きました。
15日目はグラッデンさんの期待の中野世代’16。16日目はあんざいさんのあいつがリリースされたはなしでした。

川崎フロンターレ 開幕カウントダウンカレンダー 2015で書いたあの助っ人外国人選手たちはいま(現役選手編)あの助っ人外国人選手たちはいま(引退選手編)ではフロンターレに在籍した外国人選手たちを取り上げました。

 今年もわかる限り、海を渡ってフロンターレに在籍した外国人選手たちが何をしているのか、まとめてみました。
 特に注釈がない場合、選手の国籍はブラジルです。

いろんな選手たちが在籍しました
いろんな選手たちが在籍しました

○アルトゥール・マイア 2015年在籍 MF 背番号10 23歳

等々力でのガンバ大阪戦で交代で呼ばれたものの試合が終わってしまい、出場ならず苦笑いするアルトゥール・マイア
等々力でのガンバ大阪戦で交代で呼ばれたものの試合が終わってしまい、出場ならず苦笑いするアルトゥール・マイア

 レンタル元だったヴィトーリアへ復帰。10番をつけて先発し、ゴールをあげ→YouTube、早速活躍。チームメートには元柏レイソル、名古屋グランパスのレアンドロ・ドミンゲス(→記事)や03年にフロンターレに在籍したホベルチもいる。

○レナト 2012ー2015年 FW 背番号10 27歳
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 広州富力に在籍。あんざいさんがカウントダウンカレンダー、レナトはいまに詳しく書いています。

○ジェシ 2012ー2014年 DF 背番号5 35歳 
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 2015年はアヴァイに在籍。今季フロンターレに加入したエドゥアルド・ネットとはチームメートで一緒に試合にも出場→写真。アヴァイにはフロンターレU-18出身の東城利哉も在籍。 

 2016年ノボリゾンチーノへ移籍→記事。ノボリゾンチーノの社長は1999年にフロンターレ在籍したジェニウソン。ともにフロンターレでの背番号は5でした。
 ノボリゾンチーノでは背番号3、ゲームキャプテンをつとめた試合も。

○パウリーニョ 2014年 MF 背番号34 27歳
 2015年はジェフユナイテッド市原・千葉に在籍。今季から湘南ベルマーレへ。

○ロブソン 2013年 DF 背番号28 22歳
 レンタル元だったバイーアへ2014年に復帰。2015年はレギュラーに定着し41試合に出場→記事

○アラン・ピニェイロ 2013年 FW 背番号18 23歳
 2015年ヴィトーリアから東京ヴェルディへ期限つき移籍。今季から完全移籍に。

○パトリック 2013年 FW 背番号18 28歳
 今季もガンバ大阪でプレー。日本国籍取得という話も。

○レネ・サントス 2012年 MF 背番号25 23歳
 2013年ジョージア(グルジア)のゼスタポニに加入。2015年ディナモ・トビリシへ移籍→公式サイトのプロフィール。CBとして活躍。ジョージア国籍を取得して代表を目指すという話も→記事

○ジュニーニョ 2003ー2011年 MF、FW 背番号10 38歳

たくさんのゴールを決めてくれたジュニ
たくさんのゴールを決めてくれたジュニ

 2013年限りで鹿島アントラーズを契約満了、2014年はプレーしていなかったが、2015年ジュアゼイレンセで現役に復帰。古巣バイーア相手にゴールを決めるなど活躍した。ジュニのバイーア戦でのゴールはYouTubeで見られます。

 その後は再び現役を退いたようで、2015年秋からバイーアの創立85周年を記念してつくられたチームで各地で親善試合を行っている→写真の前列左がジュニ。ジュニの兄ゼ・カルロスやウェズレイ(元名古屋、広島、大分)といった選手も在籍。さすがのジュニもお兄さんがいては遅刻はできないでしょうか。

○ヴィトール・ジュニオール 2008ー2010年 MF 背番号11 29歳 

加入最初の試合レッズ戦での活躍が印象的でした
加入最初の試合レッズ戦での活躍が印象的でした

 2015年はコリンチャンスからタイ・プレミアリーグのネイビーFCにレンタル移籍。2007年にフロンターレに在籍した河村崇大がキャプテンを務めるTOT SCとの対戦では、ヴィトールの1ゴールなどで4-0でネイビーFCが勝利している→試合の記録
 2016年コリンチャンスを契約満了となり、サウジアラビアのアル・カーディシーヤへ移籍。記事の通り、2月に入って加入後初ゴールを挙げた。

○レナチーニョ 2008ー2010年 FW 背番号34 28歳
 

フロンターレから離れたあとはポルトガルや中国でもプレーしています
フロンターレから離れたあとはポルトガルや中国でもプレーしています

 2015年はタイ・プレミアリーグのチェンライ・ユナイテッドに在籍。河村崇大が所属するTOT SCとの試合では2-1でチェンライ・ユナイテッドが勝利。河村が1ゴール、レナチーニョは先発し、75分までプレー→試合の記録。ヴィトールの在籍したネイビーFCとの試合ではメンバー外。
 2016年1月にアルバニアのスカンデルベウに加入→記事

○フランシスマール 2007年 MF 背番号8 31歳

ニックネームはチマル。開幕前に大怪我をしてしまいあまり活躍はできませんでした
ニックネームはチマル。開幕前に大怪我をしてしまいあまり活躍はできませんでした

 2015年はトンベンセ、ボアビスタ、カルデンセと3つのクラブでプレー。ボアビスタ在籍時にボルタレドンダと対戦した際はマギヌンが出場したのに対してフランシスマールは出番なしに終わり(→試合の記録)、元フロンターレの選手のマッチアップは実現しなかった。
 2016年はデモクラタへ加入→記事

○フッキ 2005、2008年 MF、FW 背番号19、11 29歳
 中国のクラブが獲得に乗り出しているという話もあったがFCゼニト(ロシア)でプレーを続けることを選択。

○マギヌン 2006ー2007年 MF 背番号11 33歳

ゴールを決めるとカニのポーズをしてくれたマギヌン
ゴールを決めるとカニのポーズをしてくれたマギヌン

 2015年ボルタレドンダでプレー。5年間会っていなかった息子と再会する様子がテレビで取り上げられた。この息子はフロンターレ在籍時には麻生グラウンドにも来ていたカウエくん。同年トンベンセへ移籍し、2016年バングーへ加入。

○マルコン 2006年 MF 背番号6

独特のドリブルとボールを預ければとられない頼りになる選手でした
独特のドリブルとボールを預ければとられない頼りになる選手でした

 2015年はアトレチコ・パラナエンセの23歳以下のチームの監督。トップチームの監督代理も務めた。一時期チームを離れていたが、2016年アトレチコ・パラナエンセの17歳以下のチームの監督に就任した→記事

○マルクス 2004ー2006年 FW 背番号11

チームが好調だったのに突然フロンターレを離れたときは驚きました
チームが好調だったのに突然フロンターレを離れたときは驚きました

 2015年サンジョゼの監督に就任→記事動画では若い頃、髪を青く染めていたマルクスがちらっと映っている。プロのキャリアをスタートさせたクラブで監督としてのキャリアもスタートさせることになったが、現在は別の人が監督をやっている。

○アウグスト 2003ー2005年 DF、MF 背番号4 47歳

プレーでも言葉でもサポーターを熱くさせる選手でした
プレーでも言葉でもサポーターを熱くさせる選手でした

 ゴイアスの20歳以下のチームの監督を務め、2015年夏にはトップチームの監督代理も務めた。2016年1月にゴイアスの20歳以下のチームの監督を解任→記事。2006年にフロンターレのOB戦をやったときはまだ現役の選手であるにもかかわらず来日、フリーキックなども披露してくれましたが、今回も来てくれるのでしょうか? 

○アラゴネイ 2005年 MF 背番号36 28歳
 2015年CSPに在籍。

○ホベルチ 2003年 FW 背番号9
 2015年途中にサンパイオ・コレアからヴィトーリアへ移籍→記事。アルトゥール・マイアとは同僚に。これで在籍したクラブは24チーム目。パルメイラスでプレーした2009年にはマルコンとチームメートに。コリチーバでプレーしていたジェシとは対戦している。

○バルデス 2003年 FW 背番号9 48歳 パナマ人
 2015年当初は双子の弟が監督を務めるCDアギラ(エルサルバドル)でコーチをしていたが5月にタウロFC(パナマ)の監督に就任。10月に解任された→記事

○マーロン 2002年 FW 背番号33 39歳
 サッカースクールで指導しながらOperario ahuというアマチュアチームでプレーを続けている→プロフィール

○アレックス 2002年 FW 背番号4 32歳
 徳島ヴォルティスに在籍

○マルコ 2002年 MF 背番号4 38歳
 2014年にウニオン・バルバレンセに所属。右足のひ骨の神経を損傷する大怪我をして復帰を目指すという話だったが、その後は不明。

○ベンチーニョ 2002年 FW 背番号9 
 2004年にアビスパ福岡で引退。スポーツジムや携帯電話店を営みながらテニスを楽しんでいるらしい。2008年の記事

○マルキーニョ 2002年 MF 背番号10 39歳
 FCトレーロス(東京都杉並区を拠点に活動するサッカークラブ)のコーチ→公式サイトのプロフィール

○エジミウソン 2001年 MF 背番号8 41歳
 Clube Atletico Taboão da Serraの20歳以下のチームの監督。写真の左から2人目。昨年はパウリスタ選手権2部で優勝したようです。

○エメルソン 2001年 FW 背番号9 37歳
 2015年6月コリンチャンスからフラメンゴへ移籍。

○ダニエル 2001年 MF 背番号8 36歳
 2014年はマナウスFCに所属。Daniel CarlosあるいはDaniel Pitbullという名前でプレーしていた。
 
○アイルトン 2001年 MF 背番号10 35歳
 2014年ボツポラゲンセに在籍。現在は引退しているようです。

○リカルジーニョ 2000ー2001年 MF 背番号37、10 40歳
 2015年はナシオナルACでプレー。

○ルイス 2000ー2001年 FW 背番号38、22 35歳
 エメルソンの異母弟。2009年までレナチーニョという名前でプレーしていたようです。

○ダニエル 2000年 MF 背番号36 35歳
チェコのFKバウミト・ヤブロネツ所属。ダニエル・ロッシという名前でプレーしている。

○ペドリーニョ 2000年 MF 背番号5 39歳
 2012年から2013年にかけてオリンピコ、Boquinhense、ボカ・ジュニアーズSE(ブラジルのクラブです)で監督を務めた→記事。2013年にボカ・ジュニアーズSEの監督を解任されている。

○アルバレンガ 2000年 MF 背番号18 パラグアイ人 45歳
 2006年に母国パラグアイのオリンピア・アスンシオンで引退。

○イジドーロ 2000年 FW 背番号35 42歳
 2015年カイカラの監督に就任したが、成績不振のため5月に辞任した→記事

○マジーニョ 2000年 FW 背番号10 50歳
 2001年にブラガンチーノで引退。ブラジル在住のジャーナリスト藤原清美さんの2009年のブログにマジーニョにコメントをもとめたときの話が出てきます。

○カドゥー 1999年 MF 背番号30 42歳
 AUDAXリオデジャネイロの監督やマネージャーを務めていたが2015年6月にクラブを離れた。

○ジェニウソン 1999年 DF 背番号5 44歳
ノボリゾンチーノの社長→記事。上でも触れたとおり、ジェシが在籍しているクラブ。

○ツゥット 1998ー1999年 FW 背番号32、9 37歳
 2015年はアメリカフットボールクラブというアマチュアのチームでプレー。

○ティンガ 1999年 MF 背番号10 38歳
 フロンターレを離れたあとはインテルナシオナル、ドイツのドルトムントなどで活躍。ブラジル代表にも選ばれた。2015年クルゼイロで引退。引退会見はYouTubeで見られます。

○ペッサリ 1998年 DF 背番号5 46歳
 イタリアンレストラン経営。キッチンカーもやっているらしい→記事

○モレェノ 1998年 MF 背番号31 44歳
 2001年まで現役だったよう。フットサルのmeia bocaというチームを監督していた。
 
○ヴァルディネイ 1998年 FW 背番号9 44歳
 2009年にFunorteに在籍→記事。以降は不明。

○江田広  1997ー1999年 MF 背番号22 日系ペルー人 38歳
 ペルーのリマでお土産物屋さんやツアーガイドをやっているらしい。

○ベッチーニョ 1997ー1998年 MF 背番号10 49歳
 Associação Desportiva Confiançaの監督→公式サイトの記事。2015年はセリエCの7位。

○マルシオ 1997年 FW 背番号9 39歳
 インドで長年プレー。その後アトレチコ・カルカッタのアシスタントコーチを務めたり、インドの若い選手の育成に携わっている。インド・スーパーリーグの若手育成プロジェクトのホームページにコーチとして紹介されている。

○シャイデ 1997年 DF 背番号13 40歳
 2008年に中国の陝西宝榮で引退。その後、中国のクラブへのブラジル人選手の移籍にかかわっている。昨年9月のグローボの記事にはだいぶ貫禄のついた姿も。山東魯能のFWジエゴ・タルデッリや広州恒大のリカルド・グラルの移籍にたずさわった。最近では元マンチェスター・ユナイテッド、現インテルナシオナルのアンデルソンを中国のクラブへ移籍させようとした→記事

○アレックス 1997年 FW 背番号34 39歳
 ECグアラニのフィジカルコーチ。

○ムタイル 1997ー1998年 FW 背番号11 ナイジェリア人 40歳
 2008年にドルフィンズで引退。リオデジャネイロ五輪に出場する母国ナイジェリアに関する記事でU-23ナイジェリア代表に関してのムタイルのコメントが出てきます。

 この一年間で引退したり、移籍をしたり、監督をやったり、解任されてしまったりといろんな道をフロンターレに在籍した外国人選手たちが歩んでいました。

 ジェシが、フロンターレでかつてプレーした選手が社長を務めるクラブへ入ったり、アルトゥール・マイアとホベルチがチームメートになったり、ジェシのチームメートだったエドゥアルド・ネットが今年フロンターレに入ったりと、いろんな巡り合わせがあるのが面白いなあ、と思います。

 エウシーニョ、ジェシからフロンターレのことをいろいろと聞いているであろうエドゥアルド・ネット、クラブ史上初めての韓国人選手、チョン・ソンリョンの三人がフロンターレが20周年を迎える今年、どんなプレーを見せてくれるのか。楽しみです。

 フロンターレを離れた選手たちにまたいろんな巡り合わせがあれば、うれしいものです。

次回はおーろらさんによる、「いよいよ2016J1開幕」です。

(文中敬称略)

CC BY-NC-ND 4.0 This work is licensed under a Creative Commons Attribution-NonCommercial-NoDerivatives 4.0 International License.

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