2015/02/28(土)17:30 JST KO @パラマタ・スタジアム
Hyundai A-League 19節
ウェスタン・シドニーに移籍して出場可能な試合はスタメン出場を続ける田中裕介。
この日も高萩と揃ってスタメン出場です。
緊張感をもって始まったシドニーダービーでしたが,前半25分までにウェスタン・シドニーがまさかの3失点。GKのオウンゴールに始まりCBの連携ミスから2失点点目,CBのポカミスから3失点と運にも見放され厳しい展開が続きました。
しかし前半30分過ぎ,ゴールからはかなり遠い位置で得たFKを高萩がゴールライン深い位置,相手GKの届かない絶妙な場所に蹴り上げ,これを見事な折り返しからまず1点を返しました。
ウェスタン・シドニーに移籍してから田中裕介はロングスローを多用するようになりました。チーム戦術のひとつなのでしょうね。ACLで鹿島と対戦した際には,そこからゴールも生まれています。
そのまま押せ押せムードの中,田中裕介はちょっとした接触をファウルとされて審判に猛抗議。イエローカードをもらってしまいます。
しかしチームの勢いはおさまらず,前半のうちにもう1点,後半開始直後にも1点を加え同点に追いつきます。同点ゴールの際にはウェスタン・シドニーゴール裏もヒートアップ。発煙筒などが焚かれ始めました。こういった展開に慣れている(?)であろう田中裕介は要所で冷静なプレーを見せ,守備陣として貢献しました。
この勢いのままウェスタン・シドニーが逆転かと思いきや,後半あまりチャンスのなかったシドニーFCに運は転がります。ウェスタン・シドニーCBの中途半端なクリアが対面の相手をチェックしに行った田中裕介の出たスペースに転がり,そのスペースを埋める選手がいなかったことで相手選手にフリーでシュートを打たれ,勝ち越しゴールを奪われます。
後半ロスタイム,巡ってきたチャンスに渾身のダイレクトボレーを放った田中裕介でしたが,これはGKの正面。万事休すで試合終了となりました。
白熱のシドニーダービーは4-3でアウェイのシドニーFCが勝利。勝てそうで勝てないウェスタン・シドニーはいまだ最下位をひた走っています(2試合少ないけど)。
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