5月5日コンサドーレ札幌U-12との決勝トーナメント1回戦を2-1で制し、チビリンピック2019JA全農杯全国小学生選抜サッカー決勝大会の準決勝へ進んだ川崎フロンターレU-12。準決勝は日産フィールド小机で行われ、フロンターレは、鹿島アントラーズジュニアに3-1で勝利したディアブロッサ高田U-12との試合に臨みました。
【川崎フロンターレU-12 チビリンピック2019JA全農杯全国小学生選抜サッカー決勝大会準決勝 vs ディアブロッサ高田U-12】
5月5日(日)午前10時4分キックオフ 晴れ 日産フィールド小机B 12分×3 8人制
第1ピリオド、フロンターレはGK16斎藤准也、最終ラインは右から7柏村涼太、3林駿佑、4陶山響、中盤は5関徳晴、10平塚隼人、前線は9佐々木雄基、キャプテンの13新堀翔。
青空が広がり、少し汗ばむような陽気の日産フィールド小机。ピッチを見下ろすスタンドから多くの選手の家族らが見つめるなか、試合は始まりました。
キックオフとともにフロンターレは、林がセンターサークル付近からミドルシュート。GK1のセーブに阻まれましたが、さらに柏村が右サイドでボールを奪い、関につけ、関からリターンを受けた林が佐々木を前に走らせるボールを入れるなど、前へ出ていきます。
2分には平塚のパスを受けた佐々木がエリア外左でファールを受け、フリーキックに。林が直接狙いますが、上に。
一方のディアブロッサも、3分には9が左サイドでボールをカットすると、そのパスに8がエリア左へ。シュートを打つも斎藤がセーブ。
直後にはフロンターレ、林がフィードを入れると、佐々木がエリア内へ抜け出しそうになりますが、GK1がボールを抑え、シュートにはつながらず。そこから攻めに転じたディアブロッサ高田。エリア右、11がシュートを打つも陶山が粘り強く体を入れ、ボールは斎藤がキャッチ。
フロンターレはそこからラインを高め、ピッチを広く使いながら攻めの機会を探りに。6分にはセンターライン付近から林がミドルシュートを打つも上に。
7分にはフロンターレのコーナーキックをしのいだところからディアブロッサ高田がカウンターに。エリア左、9がシュートを打つも斎藤がセーブ。さらに11が右サイドから斜めに仕掛け、エリア左へ迫ってくるディアブロッサ高田。フロンターレは関がカバー。
フロンターレは佐々木が左サイドから中央へ仕掛け、右サイドで柏村が持ち上がり攻めに。9分には左へ開いた平塚が、中央の佐々木へスルーパスを通し、佐々木のリターンを受けた平塚がエリア外左でシュートを打つも上に。
さらに陶山が左サイドから中央へ仕掛けていけば、ディアブロッサもエリア前で8がボールをカットし、そこからコーナーキックを得るなど、フロンターレもディアブロッサも一進一退の攻防を続けて、第1ピリオドはタイムアップ。0-0。
第2ピリオド、フロンターレはGK1井澤明己、最終ラインは右から2榎本司、6楠田遥希、20小川翔太、中盤は8吉田志生、14奥田悠真、前線には11ステンパールカ大翔、26白倉凜生。
立ち上がり、フロンターレは吉田が持ち上がり、右のステンパーへ。ステンパーが仕掛けていくも、シュートまではいけず。さらに後ろで井澤や楠田、小川翔太がボールに触れながら、井澤が白倉を走らせるようなボールを入れていきます。
2分には奥田が中央でボールを奪い取り、エリア内へ動き出す白倉を狙いスルーパス。ディアブロッサの守備に阻まれたところを、たたみかけるフロンターレは、榎本が右サイドからエリア内へ。体を入れられ、シュートは打てませんでしたが、迫っていきます。
一方のディアブロッサも4分には、センターライン付近からミドルシュート。枠をとらえるも井澤が好守を見せ、直後のディアブロッサのコーナーキックはシュートにはつながらず。
高い位置で白倉が粘り強く寄せ、ボールを奪い取ろうとしていくと、8分には白倉のサイドチェンジからステンパーが右サイド高い位置へ。ステンパーが折り返すと、正面に白倉が迫るも、ディアブロッサの寄せが速く、最後は白倉のファールになり、シュートは打てず。
一方のディアブロッサも6の浮き球に、16がエリア左へ。しかし、井澤が阻み、シュートは打たせず。さらに7が右サイドからエリア左へ運ぶもステンパーがクリア。
しのいでいったフロンターレでしたが、9分、浮き球にうまく抜け出した10が、井澤が前に出ていたところを突いて、ループシュート。これが決まり、0-1。フロンターレはこの大会で初めて追いかける展開となります。
フロンターレは11分にはステンパーが仕掛け、エリア外右でファールを受けると奥田がフリーキックを蹴るも、GK15がキャッチ。
第2ピリオドは、0-1でタイムアップとなります。
前後半に分け行われる第3ピリオド、フロンターレはGK16斎藤准也、最終ラインは右から柏村、林、陶山、中盤は平塚、関、前線は楠田、新堀。
立ち上がりには、フロンターレ、平塚が正面でボールをキープ。ミドルシュートを打つもGK1がセーブ。一方のディアブロッサも追加点を狙いに。2分にはエリア右、9が抜けループシュート。しかし、右へ。
さらにチャンスをつかんだディアブロッサ。8がエリア左へ抜け出すと、シュートはゴール右へ決まり、0-2。フロンターレは突き放されてしまいます。
フロンターレは平塚に代わり14奥田悠真。最終ラインは右から柏村、楠田、陶山、中盤は奥田、関、前線には林、新堀。
スローインを得ると、林がロングスローを入れるなどしていくフロンターレ。4分には奥田のミドルシュートが枠をとらえるもGK1がセーブ。さらに関のパスに、新堀がエリア右へ。シュートを打つもまたもGK1がセーブ。
そこから攻めにつなげていくディアブロッサ。しかし、カウンターは奥田が阻んでフロンターレは再び攻勢に。奥田から左へ展開、陶山が高い位置へ。陶山がエリア内へボールを入れると、新堀がシュートを打つもGK1の好守。右コーナーキックとなり、新堀が入れたボール、林が合わせるもクリア。
前半はタイムアップとなり、陣地を入れ替えての後半へ。
フロンターレは、奥田が左サイドから中央へ、新堀が右サイドに流れ、位置を入れ替えながら攻勢に。
8分には楠田のパスに、柏村が右サイドを仕掛け、右コーナーキックに。新堀の入れたボール、遠いサイドで楠田が合わせるも左へ。
パス交換から奥田がエリア前に抜け出したり、高い位置でうまくマイボールにし、林がクロスを上げるなどしていくフロンターレ。しかし、ディアブロッサの守りも堅く、なかなかシュートには至らず。
10分には楠田のフィードをエリア内、関がおさめるもクリア。11分には右サイドでスローインを得ると、林のロングスローをエリア内で関がおさめ、最後は奥田がシュートを打つもブロック。試合はタイムアップとなり、0-2。フロンターレのチビリンピックは3位で終わることになりました。
目指していたタイトルには届きませんでしたが、ダノンネーションズカップから進化しているように思えるフロンターレの選手たち。多くの試合を重ね、もっともっと良いチームになっていくように感じさせられます。悔しさを味わった選手たちのこれからを、とても楽しみにしています。
①0-0 ②0-1 ③0-1 計0-2
第1ピリオドのフロンターレのメンバー:16斎藤准也、7柏村涼太、3林駿佑、4陶山響、5関徳晴、10平塚隼人、9佐々木雄基、13新堀翔(c)
第2ピリオドのフロンターレのメンバー:1井澤明己、2榎本司、6楠田遥希、20小川翔太、8吉田志生、14奥田悠真、11ステンパールカ大翔、26白倉凜生
第3ピリオドのフロンターレのメンバー:16斎藤准也、柏村、林、陶山、平塚、関、楠田、新堀
(文中敬称略)
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