5月5日、日産フィールド小机で行われたチビリンピック2019JA全農杯全国小学生選抜サッカー決勝大会のあとは、等々力第一サッカー場へ。プリンスリーグ関東は第5節。川崎フロンターレU-18は、横浜FCユースとの試合に臨みました。
【川崎フロンターレU-18 プリンスリーグ関東第5節 vs 横浜FCユース】
5月5日(日)午後1時キックオフ 等々力第一サッカー場 晴れ
ここまで3分け1敗のフロンターレ。先発は、GK21川合我空、最終ラインは右からキャプテンの5森璃太、3道間雄生、4栗田悠巨、2神橋良汰、ボランチは8山内日向汰、18戸水利紀、右MF11有田恵人、左MF7中島大成、前線には20鈴木大登、10宮城天。
横浜FCの先発は、GK1深宮祐徳、最終ラインは右から8田畑麟、3北田悠慎、5蛯名亮太、6小林佑熙、中盤の底にキャプテンの4小倉陽太、その前に11中川敦瑛、7奥村周太、右に10宮原輝、左に17佐々木柊真、前線には9佐々木翔。
好天に恵まれ、シャツ1枚で過ごせるような陽気の等々力第一サッカー場。周りにめぐらされた柵やゴール裏の木陰には多くの選手の家族らやサポーターが集まるなか、試合は始まりました。
立ち上がりから攻勢に出るのは横浜FCユース。左サイドに展開し、奥村が高い位置へ。左サイドでスローインを得ると、小林のロングスロー、北田がニアで折り返しますが、川合がセーブ。
なかなか前へ出られないフロンターレは、道間が宮城を狙いフィードを入れ、山内が拾って中央に。しかし、そこからなかなか前へいけず、横浜FCユースが中央でボールを動かしながらうまくサイドに展開し、攻勢に出る時間が続いていきます。
4分には左サイドでの横浜FCユースの攻勢をしのいだところから、小林のロングスローに。横浜FCユースは中川が折り返すも、栗田がクリア。さらにフリーキックを得て、宮原がエリア内へ入れたボール、小倉が飛び込むも川合がキャッチ。
横浜FCユースの攻めをしのぎながら、森や道間、栗田がフィードを入れ、打開を図りにいくフロンターレ。しかし、なかなか攻めにはつなげられず。横浜FCがうまくサイドで数的優位をつくって、エリア近くへ迫る場面をつくっていきますが、森がボールを拾ったり、シュートを栗田がブロックするなど、しのいでいきます。
11分には、中央のパス交換から横浜FC、宮原がシュートを打つも、栗田がブロックし、ボールは、中央で宮城がおさめ、縦へ仕掛けに。しかし、ファールで阻まれて、持ち込むことはできず。有田が中央、森が高い位置へ上がるなど、人をかけて攻めていこうとするフロンターレ。しかし、横浜FCがそれを阻むと、エリア左で佐々木翔がキープし、折り返し。フロンターレは森が戻り、中へしぼりこれを阻んでいきます。
戸水がボールをカットしたところから、エリア前、宮城を狙い浮き球を入れるなど糸口をつかもうとしていくフロンターレ。19分には有田の右クロスに、宮城が飛び込むもGKがセーブ。
直後には横浜FCユース、浮き球にエリア内へ佐々木翔が抜け出すも、神橋が寄せ、シュートは打たせず。
フロンターレは22分には、エリア外右で鈴木がボールを受け、仕掛けようとしたところでファールを受け、フリーキックに。宮城が右足で入れたボールはエリア外左へ流れ、戸水が拾い、前へ持ち出しクロスを入れると、遠いサイドで鈴木が合わせるもブロックされ、惜しくも決まらず。
さらに有田が中央へ寄り、マイボールにしていくフロンターレ。25分には神橋が左サイドの高い位置へ。しかし、エリア内でフロンターレはファールを取られ、シュートにはつながらず。
さらにフロンターレは、高い位置で鈴木や宮城、山内が厳しい寄せを見せ、打開を図りに。一方の横浜FCは、27分には、小倉、奥村と縦へつながり、こぼれ球を拾った佐々木翔がエリア内へ。しかし、シュートは川合がセーブ。ボールを拾った横浜FCは、さらに小林のフィードから左サイドから折り返すも、エリア内で道間がクリア。
フロンターレはなかなかセカンドボールをものにできない場面が続いていきますが、宮城も自陣のエリア近くに戻るなどして、守りながら前へ出る機会を探りに。
32分には、パス交換から山内が縦へ仕掛け、右へ展開。有田がクロスを上げると、遠いサイドで中島が合わせるもわずかに左へ。
さらに栗田がボールをカットし、受けた宮城がボールをおさめ、右へ流れた有田が縦へ仕掛け、リターンを受けた戸水から右へ展開し、森が高い位置へ仕掛けるなど、厚みのある攻めも出せるように。森の縦パスを受けた鈴木が右へ流れ、中央に動き出した有田が縦へ仕掛けるなど、うまく連動していきます。
42分には、右サイドでマイボールにしたフロンターレ、宮城がエリア外右へ。浮き球のパスに鈴木が飛び出すも、横浜FCの守備に阻まれ、シュートは打てず。
横浜FCも45分には、中央の奥村が縦パスを入れると、エリア正面で佐々木翔がシュートを打つも上に。
前半は0-0でタイムアップとなります。
後半フロンターレは中島に代わり29田中幹大が入り、前線へ。鈴木が左MFへ。
立ち上がり、フロンターレは山内、宮城と縦へつながり、右へ。右サイドで田中幹大がボールキープを図りに。最後にはファールとなりましたが、高い位置でのプレーを試みに。
直後には横浜FC、北田のフィードを右サイドで折り返すと、佐々木翔が中央へ仕掛け、シュートを打つもブロック。さらに左サイドから斜めに持ち込む動きで、佐々木翔がエリアに近づき、ミドルシュートを打つなど、おびやかしていきます。
フロンターレも4分には道間のフィードを田中幹大がエリア外正面やや右でおさめ、最後は宮城がシュートを打つもブロック。左コーナーキックとなり、宮城が自らこぼれ球を拾ってクロスを上げると、ボールを拾った鈴木が右サイドから正面へ持ち込むも、横浜FCの寄せも速くシュートは打てず。
さらに横浜FCのエリア前へのボールを山内がものにし、右へ展開。田中幹大がボールをおさめ、受けた有田が一気にエリア右へ仕掛け、シュート。右へそれましたが、攻撃へのスピード感が増していきます。
一方の横浜FCも7分にはエリア正面右からエリア左を突くパスが出て1対1の場面をつくるも、宮原のシュートは川合が弾きながらも防ぎ、こぼれ球を佐々木柊真が押し込むもオフサイド。
9分には再び攻めに出たフロンターレ。山内のパスから森が高い位置へ。クロスを上げると宮城が飛び込むも横浜FCの深宮が阻み、シュートは打てず。
一方の横浜FCも、再びエリア右に宮原輝が持ち込み、ミドルシュートを打つも右へ。
中央で戸水や山内がボールをものにし、リターンを受けた道間が有田にボールをつけて、そこから左サイド、神橋に渡し、幅広く動かしながら、攻めていこうとするフロンターレ。しかし、試合を動かしたのは横浜FC。14分、左コーナーキックを得ると、宮原のボールに、小倉が合わせ、ゴールの中へ。0-1。
直後にはフロンターレ、左サイド高い位置で田中幹大がボールをせると、エリア外左で鈴木がファールを受け、フリーキックに。この際に田中幹大が手を負傷し、ピッチの外へ。田中幹大に代わり28小室愛樹が入りボランチに。山内が前に。
横浜FCの速い攻めにも、奥村のシュートは川合が止め、しのいでいくフロンターレ。21分には森のパスに高い位置へうまく抜け出した有田が右クロスを上げると、鈴木が遠いサイドへ飛び込むも触ることはできず。
川合が左サイドの鈴木を走らせたり、栗田が右サイドの有田へボールをつけたり、戸水のパスに神橋が左サイドの高い位置へ上がるなど、ボールを動かしていくフロンターレ。23分には左へ開いた山内のパスから宮城が左サイドの高い位置へ仕掛けると、宮城の折り返しに走り込んだ戸水がシュートを打つもGK深宮の好セーブに、決まらず。
これで得た左コーナーキック、こぼれ球に道間が詰めますが、シュートには至らず。
自陣からの組み立てをさらに図りにいくフロンターレでしたが、24分、ボールを失ったところからエリア外正面で佐々木翔がミドルシュート。これが決まり、0-2。
突き放されたフロンターレは25分、小室から右へ展開すると、森の右クロスに、遠いサイドに飛び込んだ鈴木が頭で合わせるも左へ。惜しくも決まらず。
さらに神橋のサイドチェンジを受けた有田が右から折り返すもブロック。たたみかけるフロンターレ、鈴木が高い位置でカットすると、宮城が戸水からパスをうけエリア正面へ。しかし、横浜FCの人をかけた守備に、シュートは打てず。
パス交換からエリア内へ戸水が抜け出したり、宮城から左へ展開し、神橋が高い位置へ鈴木を走らせるなど、ゴール前でのプレーを続いていくフロンターレ。人をかけ、細かくパスを回して攻めていくと、31分、左サイドの高い位置からエリア外正面、戸水へパスが通り、戸水がシュート。これが決まり、1-2。ついにゴールをこじ開けます。
戸水や小室が中央でうまくボールを動かしていくと、33分にはサイドチェンジを受けた有田がエリア左へ持ち込みシュートを打つもブロック。さらに山内が中央へ動き出し、鈴木が左サイドへ流れるなどし、戸水がエリア左へ仕掛けていくなど、ゴール前に迫りに。
35分、フロンターレは鈴木に代わり9宮本ディアウ勇守歩が入り、前線、宮城が左MF、神橋に代わり15松永竜之介が入りCB、栗田が左SBに。
横浜FCも佐々木柊真、佐々木翔が下がり、14永田亮輔、20堀越拓馬。
横浜FCも36分には右サイドでのスローインの流れから正面へ持ち込むとクロスバーを叩くシュート。さらに直後には中央での持ち上がりから、エリア正面右でシュート。枠はとらえませんでしたが、追加点を狙いに。
さらに浮き球のパスに奥村がエリア右へ抜け出そうとするも松永がカバー。42分には奥村の正面でのシュートをブロックしたところからさらにミドルシュートを打つも左へ。
しのいだフロンターレは、44分には宮本が右へ流れ、折り返すもブロック。さらに戸水の戻りから高い位置でマイボールにしていくフロンターレ。ロスタイムは4分。宮城のロングスローからコーナーキックを得て、宮本が合わせるなど、ゴールに迫る場面をつくったものの同点には至らず。最後は宮原に代えて、2花城怜志を横浜FC入れ、タイムアップ。1-2。
フロンターレは、これで3分け2敗。10位に。次戦は日本クラブユース選手権の予選前の最後の試合、矢板中央との試合となります。なかなかうまくいかないなかでも、迫力のある攻撃も見せているフロンターレ。ここまで積み重ねてきたものが、多く出て、望んでいるものに届く試合になりますように。多くの人々が願っています。
前半0-0 後半1-2 計1-2
得点:戸水利紀(フロンターレ) 小倉陽太、佐々木翔(横浜FC)
フロンターレの先発:21川合我空、5森璃太(c)、3道間雄生、4栗田悠巨、2神橋良汰、8山内日向汰、18戸水利紀、11有田恵人、7中島大成、20鈴木大登、10宮城天
交代:中島→29田中幹大 田中幹大→28小室愛樹 鈴木→9宮本ディアウ勇守歩 神橋→15松永竜之介
控え:33青山海 22岡崎玄 6澤田泰大 13常安澪 26五十嵐太陽
横浜FCの先発:1深宮祐徳、8田畑麟、3北田悠慎、5蛯名亮太、6小林佑熙、4小倉陽太(c)、11中川敦瑛、7奥村周太、10宮原輝、17佐々木柊真、9佐々木翔
交代:佐々木柊真→14永田亮輔 佐々木翔→20堀越拓馬 宮原→2花城怜志
(文中敬称略)
写真はかんちさんから多くをいただきました。ありがとうございます。
山内日向汰選手
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いつもレポート楽しみにしています。中々勝てませんね。最後の最後まで戦う気持ち、勝つ気持ちが応援している私達にも伝わってくるのでまたみたいな、と次こそ!と今年のチームは思わせてくれるので勝ちたいですね。リーグ事態も混戦なので波に乗ったら強い‼️と期待して応援します。このチームで一試合でも多くみたいですよね。
それでは、長文失礼しました。