8月8日時之栖スポーツセンター裾野グラウンドで行われたニューバランスチャンピオンシップの最終日。江南南スポーツ少年団との準決勝をPK戦で勝ち上がった川崎フロンターレU -12は、センアーノ神戸との試合を2-2、PK24-23で制した、レジスタFCとの決勝に臨みました。
【川崎フロンターレU -12 ニューバランスチャンピオンシップ決勝 vs レジスタFC】
8月8日(木) 時之栖スポーツセンター裾野グラウンド 晴れ 20分ハーフ 8人制
フロンターレの先発は、GK16斎藤准也、最終ラインは右から7柏村涼太、3林駿佑、4陶山響、中盤は5関徳晴、14奥田悠真、前線には9佐々木雄基、キャプテンの13新堀翔。
準決勝のときよりも青空が広がり、夏らしい暑さを感じる時之栖スポーツセンター裾野グラウンド。両チームの選手の家族らが見守るなか、試合は始まりました。
キックオフとともに前に出ていくのはフロンターレ。新堀が高い位置でボールをうまくキープし、柏村が右サイドの高い位置へ。ボールがレジスタに渡っても関がうまく奪い返し、奥田のパスを受けた柏村のミドルシュートにつなげるなどしていきます。
レジスタは右サイドへ7を走らせ、エリア前に迫りに。フロンターレは陶山がしっかりクリアにいき、スローインからさらに前に出てこようとするレジスタに、しっかり対応し、マイボールに。再び攻めに転じると3分には奥田の縦パスに、エリア正面へ抜け出した新堀がシュート。しかし、レジスタのGK1が好セーブ。
フロンターレはさらに林のフィードを左サイド高い位置で受けた関が中央へ持ち込む動きを見せ、多くの選手がかかわってボールを回しに。4分には右へ開いた柏村のパスを中央で受けた佐々木がミドルシュート。これもまたGK1に阻まれると、5分には、センターサークル付近から関がミドルシュート。GK1がはじき、エリア左へこぼれたボールに詰めた佐々木がさらにシュートを打ちますが、ブロック。
それでも積極的にシュートを放ち、そこで終わらずにたたみかけていき、フロンターレは迫っていきます。
関が最終ラインに下り、柏村や陶山を高い位置へ押し上げるなどして前へ出ていくフロンターレ。関の縦パスを受けた新堀が前へ動き出す佐々木を狙い、スルーパスを出すなどして揺さぶっていきます。
レジスタも前線の17が左サイドへ流れてうまくボールをおさめ、ゴールへ向かう動きを見せていきますが、フロンターレは柏村がうまくボールをカットし、再び後ろからの組み立てに。レジスタがGKもかかわり、最終ラインから回していこうというところでは、新堀が前から厳しく奪いにいき、マイボールのスローインにし、高い位置での時間をつくっていきます。
12分には、レジスタ、17がエリア左へ。林が寄せてシュートをブロックし、左コーナーキックに。さらに続いての右コーナーキックをしのいだフロンターレは、佐々木がおさめて左へ展開。新堀が仕掛けていき、今度はフロンターレの左コーナーキックに。シュートにこそ結びつきませんでしたが、切り替えよく守備から攻めにつなげていきます。
給水タイムを挟み、関が最終ラインに下り、中央へ下りた佐々木に縦パスを入れるなどしていくフロンターレ。15分にはレジスタがフロンターレのエリア前でのボール回しを突いて、17がボールを奪いエリア前に。最後はこぼれ球に詰めた14がミドルシュートを打つも上に。
事なきを得たフロンターレは、17分には、レジスタがボールを奪ったところを、林が奪い返し、右の柏村へ。柏村からエリア外右、新堀へつながり、新堀から正面の関へ。関がミドルシュートを打つもGK1がセーブ。
レジスタが17の仕掛けからエリア外右で得たフリーキックをしのいで、攻めに転じていくフロンターレ。19分には、林、新堀と縦へつなげ、エリア外左、陶山へ。陶山がファールを受けてフリーキックを得ると、新堀が直接狙うも左へ。前半はタイムアップとなり、0-0でハーフタイムとなります。
後半立ち上がりはレジスタ。キックオフとともに22が放ったシュートは上に外れたものの、さらに中央でのパス交換から22がエリア正面へ。柏村がシュートはブロックし、エリア外右で拾った2のミドルシュートは上に。
決定的な場面をしのいでいったフロンターレは後ろに関が下りながら、陶山や柏村が機を見て高い位置へ。3分には、レジスタが自陣でマイボールにしたところから7へつなげようとしたところを、林がうまくマイボールにし、そこから攻めに。右に展開し、柏村からエリア外右、関へ。シュートを打つもGK1がセーブ。
レジスタのコーナーキックをしのぎ、柏村が奥田とのパス交換から左サイドの高い位置へ抜け出すなど、前に出ていくのはフロンターレ。5分、後ろからの組み立てを図り、柏村、関とつないで関のパスを中央で新堀が受けて右へ展開すると、ボールはエリア外右、関へ。関がミドルシュートを打つとGK1が阻むもこぼれ球を押し込んだのは佐々木。1-0。ついにフロンターレが先制します。
林が競ったボールを奥田が拾い、前を向いて佐々木へつなげるなど、さらに攻めていこうとするフロンターレ。7分には、レジスタも17がおさめて左へ展開。6がクロスを入れますが、これには斎藤がしっかり対応。続けてまたも17から左の6へ展開しようとしますが、柏村が対応。8分には、フロンターレがクリアしきれなかったところでレジスタが左コーナーキックを得て、7が右足で入れたボールは、直接ゴールへ向かいそうになるも斎藤がセーブ。
しのいだフロンターレは、10分、柏村が右サイドから中央へ持ち込み、右へ流れた新堀へ。新堀が仕掛けて折り返すと、またも佐々木のシュートが決まり、2-0。給水タイム前、最後のプレーでフロンターレは突き放します。
給水タイム明け、12分、さらにフロンターレは関、林が後ろで回して右へ展開。林の新堀への縦パスのこぼれ球を、柏村が拾いエリア外右へ。新堀へつながり、折り返すと正面でうまく受けた佐々木がまたもやシュート。ボールはゴールへ。3-0。佐々木のハットトリックでリードが広がります。
直後には関のフィードに、新堀が正面へ。GK1に阻まれたののさらに迫りに。14分には、レジスタ、17がエリア左へ。シュートを打つも斎藤がセーブ。
点差が開いても陶山が関とのパス交換から高い位置へ上がるなどし、前に出る姿勢を続けていくフロンターレ。15分には、柏村が右から仕掛けて、正面へ。佐々木がシュートを打つもGK1がセーブ。こぼれ球に迫った奥田がブロックされ、左コーナーキックとなると、フロンターレはショートコーナーを選択。エリア正面やや左、奥田がシュートを打つもわずかに右へ。
フロンターレはここで関に代わり6楠田遥希。
関と同様に後ろへ楠田が下り、新堀が中央へ下り、いれかわるようにして奥田が高い位置へ顔を出すなどしていくと、17分には、奥田が右サイドを仕掛け、正面の佐々木を経由してエリア外左、陶山へ。シュートはうまくミートできなかったもの両サイドからチャンスをつくっていきます。
フロンターレはさらに交代、陶山に代わり2榎本司が入り右へ。柏村が左へ。
レジスタもゴールを取ろうと18分には、正面からの攻めに。フロンターレがブロックしたところ、エリア右で22がシュートを打ちますが、斎藤がセーブ。
フロンターレはさらに選手を交代。佐々木に代わり11ステンパールカ大翔、奥田に代わり8吉田志生。
新堀が中盤へ下り、マイボール時には楠田が最終ラインに下り、榎本、柏村が高い位置取りに。新堀がエリア右へ動き出す吉田を狙いスルーパスを入れていき、前へ行く姿勢を見せていくと、18分には、林が吉田へ縦パスを入れ、吉田から右へ。榎本が高い位置へ抜け出し、折り返すとボールはエリア右、ステンパーへ。ステンパーのリターンを受けた吉田がシュート。ブロックされたものの人数をかけて迫っていきます。
そして、19分、フロンターレは中央で楠田から新堀へつなぐと新堀がそのままエリア右へ仕掛け、シュート。ボールはゴール左へ。4-0。
試合はタイムアップとなり、4-0。最後まで攻める姿勢を貫き、相手の攻めにも粘り強く対峙していき、フロンターレはニューバランスチャンピオンシップを制しました。
これからの選手たちと、チームのさらなる成長がとても楽しみになる大会となりました。
前半0-0 後半4-0 計4-0
得点:佐々木雄基3、新堀翔
フロンターレの先発:16斎藤准也、7柏村涼太、3林駿佑、4陶山響、5関徳晴、14奥田悠真、9佐々木雄基、13新堀翔(c)
交代:関→6楠田遥希 陶山→2榎本司 奥田→8吉田志生 佐々木→11ステンパールカ大翔
控え:1井澤明己 10平塚隼人
(文中敬称略)
This work is licensed under a Creative Commons Attribution-NonCommercial-NoDerivatives 4.0 International License.