フロンターレU18 – 横浜F・マリノスユース / プリンスリーグ関東第12節


8月31日は等々力第一サッカー場へ。プリンスリーグ関東は第12節。前節、前橋育英に4-2で勝利し、3連勝を飾った川崎フロンターレU -18は、横浜F・マリノスユースとの試合に臨みました。

【川崎フロンターレU-18 プリンスリーグ関東第12節 vs 横浜F・マリノスユース】
8月31日(土)午後4時キックオフ 等々力第一サッカー場 晴れ

フロンターレの先発は、GK33青山海、最終ラインは右から31高畠捷、15松永竜之介、4栗田悠巨、5森璃太、ボランチはゲームキャプテン18戸水利紀、8山内日向汰、右MF11有田恵人、左MF20鈴木大登、前線には26五十嵐太陽、29田中幹大。トップチームへの登録が発表されたばかりの2選手のうち、有田が先発に入り、前節はメンバー外だった10宮城天はベンチスタート。

マリノスの先発は、GK21加藤陽向、最終ラインは右から2日隈雄作、3和田昂士、6小林夏生、5池田航、ボランチはキャプテン14吉尾虹樹、13植田啓太、右MF4岩井龍翔司、左MF7井出真太郎、トップ下8石井宏育、前線には9中村斗星。

等々力第一サッカー場のゴール裏の木陰の下には、両チームの選手の家族らが集まり、フロンターレのサポーターたちも、逆側の日差しが降りそそぐゴール裏に集まったマリノスのサポーターたちも選手たちの名前をコールし、チャントを歌い、選手たちを励ますなか、試合は始まりました。

立ち上がり、先にゴールへ迫ったのはフロンターレ。高い位置で、プレスをかけていき、高畠がマイボールに。高畠のパスを受けた田中幹大がエリア外右からシュート。さらにセカンドボールを拾った山内がエリア右へ仕掛けていきますが、マリノスの池田がカバー。ゴールキックとはなりませんでしたが、立て続けに迫っていきます。

ラインを高く保ち、松永、戸水と縦へつなげ、左の鈴木へ渡すなど、ボールを動かしていくフロンターレ。一方のマリノスもマイボールにすると中央の吉尾や植田、石井がパス交換を繰り返しながら前へ出ていきますが、フロンターレは五十嵐が右サイドに下り、マリノスがボールを入れたところを強く寄せ、マイボールのスローインにするなどしていきます。

6分には、マリノスもフロンターレの縦パスをカットした井出が中央を仕掛け、一気に正面へ。1対1となりますが、シュートには、前に出た青山が粘り強く反応。

ピンチをしのいだフロンターレは、直後には栗田から左へ展開すると、受けた森が中央へ仕掛ける姿勢を見せ、正面で受けた戸水がミドルシュートを打つも上へ。

マリノスの石井が中央でパスをブロックすれば、フロンターレも森が右サイドを仕掛けようとする岩井からボールを奪い取るなど、攻防を続けていく両チーム。

11分にはフロンターレ、吉尾の縦パスを中央で中村斗星が受けて前を向いたところを鈴木が寄せてマイボールに。そこから攻めに転じて右サイドを有田が仕掛け、左へ展開。森へつながり、最後は正面で山内がシュート。右へそれましたが、守備から攻めへの切り替えの良さを出していきます。

マリノスも16分には岩井のサイドチェンジを受けた井出が左クロス。エリア内へ植田が迫りましたが、青山がボールをセーブ。さらに高い位置でカットした吉尾が左から折り返しますが、ここでもまた青山がセーブ。危ない場面をしのいでいきます。

フロンターレも20分をすぎると再び自分たちでボールを動かせるように。栗田、松永に森や山内、戸水が多くボールに触れ、松永がエリア右へ動き出す五十嵐を狙ってフィードを入れるなどしていくと、23分には鈴木から左へ展開。森がエリア正面へ速いボールを入れると田中幹大が飛び込みますが、惜しくもさわることはできず。

さらに有田とのパス交換から山内が右コーナー付近へ抜け出し、3人に寄せられながらもコーナーキックを得るなど、相手陣内でのプレーを重ねていくフロンターレ。27分には高い位置で、鈴木、田中幹大がプレスにいき、マイボールに。有田がエリア右へ抜け出し折り返すも、クリア。

しばらく攻められる場面が続いたマリノスも、27分には石井が縦へ仕掛け、エリア正面、中村斗星へ。うまく前を向いた中村斗星はシュートを打つも上に。

直後にはフロンターレ。山内が縦へこちらも一気に仕掛け、正面へ。山内のパスに、鈴木がエリア左でシュートを打ちますが、ボールはポストへ。惜しくも得点とはならず。

さらに32分には、鈴木が左サイド高い位置へ流れ、空けたスペースを森が使い、左サイドから中央へ。受けた山内から右へ展開。いったん高い位置の有田へ渡り、エリア右で受けた山内から五十嵐へ縦パスを入れ、さらに五十嵐から右へ。エリア右、山内が折り返すと五十嵐がシュートを打つも上に。

一方のマリノスも井出を右、岩井を左と位置を入れ替えるなどにしながら前に。35分には、フロンターレの最終ラインが乱れたところを突き、左へ流れた中村斗星のパスに正面へ岩井が抜け出しますが、フロンターレは粘り強く寄せて、シュートは打たせず。

右サイドを仕掛ける日隈に対してボールを森が奪い返したり、時には田中幹大も左サイドへ下り、コンパクトにして、マリノスに対峙していくフロンターレ。38分には右サイド、有田が仕掛けて、戸水を経由して左へ展開。森がクロスを上げたところを、セカンドボールを拾った山内がエリア右へ仕掛けて、折り返すとニアに有田が迫りますが、加藤がブロックし、右コーナーキックに。

戸水が右足でボールを入れると、セカンドボールを栗田が拾い、正面を山内が仕掛け、エリア左へ抜け出した五十嵐へパスを出しますが惜しくもシュートは打てず。

すると41分、マリノスは和田の縦パスを呼び水に、再び右MFへ入っていた岩井が正面へうまく抜け出し、シュート。これが決まり、0-1。先制点はマリノスへ。

追いかける展開となったフロンターレは栗田のフィードに高い位置へ抜け出した森がクロスを入れたり、高い位置でマイボールにした有田が田中幹大を走らせるようなボールを入れ、チャンスをつくろうとしていきますが、得点機にはつながらず。前半は0-1でタイムアップとなります。

後半マリノスは中村斗星に代わり17ブラウンノア賢信。立ち上がりから小林、和田がラインを高め、池田や日隈が高い位置へ顔を出すなどしていきます。フロンターレも高い位置で田中幹大や五十嵐がプレスをかけ打開を図りにいきますが、4分、マリノスは高い位置で石井がボールをカット。そのパスにエリア左へ抜け出した井出のシュートが決まり、0-2。フロンターレは突き放されてしまいます。

さらに和田のフィードを右サイドで岩井がおさめるなどして、フロンターレ陣内で時間をつくっていくマリノス。6分にはブラウンノアのボールキープから石井が右から折り返しますが、青山がセーブ。

さらに8分には、井出の縦パスに、ブラウンノアがエリア左へ。松永が足を粘り強く出し、左コーナーキックとなり、井出が右足でボールを入れると、遠いサイドで拾った植田がシュートを打つも青山がセーブ。

なかなかゴール前での場面をつくれなかったフロンターレも、10分には山内の浮き球に田中幹大がエリア左へ。正面の五十嵐へつなげ、最後は五十嵐のパスにエリア右で有田がシュートを打つも上に。

フロンターレが前に出る場面は続き、11分には、栗田の縦パスをうまく間で受けた五十嵐から右へ展開。有田がクロスを入れると、遠いサイドに田中幹大が飛び込みますが、わずかにさわれず。

フロンターレはここで鈴木に代わり13常安澪、田中幹大に代わり10宮城天。直後には森が左サイドを仕掛け、リターンを受けた戸水の浮き球に、有田がエリア内へ抜け出しそうになりますが、加藤が阻みシュートは打てず。

フロンターレは、宮城がやや下がり目でマイボールに。山内や五十嵐が中央でパスを回し、右サイドの有田へ展開。山内が宮城とのパス交換から正面へ顔を出すなどして、ゴール前での時間をつくっていきます。

15分にはマリノスは岩井に代わり11松田詠太郎、石井に代わり25中村翼。

栗田がエリア内へ動き出す宮城を狙いフィードを入れたり、高い位置でマイボールにした有田がそのまま左サイドへ持ち込むなど、位置を入れ替えながら攻めていくフロンターレ。17分には山内がファールを受けてすばやくリスタート。戸水の浮き球に、宮城が右サイドへ流れ、宮城のパスに常安が正面へ。マリノスの粘り強い守備に阻まれたところを戸水がセカンドボールを拾い、右へ展開。右サイドへ流れた常安が中央へ持ち込みますが、ここでもマリノスの守備が堅くシュートは打てず。

さらにボールを握り、攻めていくフロンターレは18分には森がエリア左へ仕掛け、マイナスにボールを入れるとエリア左で山内がシュート。しかし、ボールはサイドネット。22分には栗田のフィードに、五十嵐がエリア内へ。浮いたボールを巧みにおさめシュートに持ち込みますがオフサイド。23分には、宮城が左サイドを仕掛け、宮城のパスに常安が正面へ。五十嵐へ預け、リターンを受けた常安はエリア右でシュートを打ちますがブロック。

フロンターレがマリノスのエリア前に迫る場面はさらに続き、24分には森、有田と左でつながり、有田のパスに、山内がエリア左へ。しかし、シュートはここでもブロック。

26分に取られた給水タイムをはさんで、29分にはフロンターレ。高畠、山内とつないで山内から右へ。有田のクロスにエリア内へ走り込んだ五十嵐がダイレクトでシュートを打つもまたもやマリノスの守備に阻まれ、決まらず。

後半途中から最後のところでパスの精度を欠いて決定的な場面をつくれていなかったマリノスも、30分にはブラウンノアが縦へ持ち込みカウンターに。ブラウンノアのパスに松田がエリア右でシュートを打つもボールは左へ。

ひやりとする場面、事なきを得たフロンターレは、32分には五十嵐、宮城、山内とつないで、山内から右へ。有田の折り返しは阻まれ、右コーナーキックに。ここでフロンターレは栗田に代わり34田鎖勇作。コーナーキック、戸水がボールを入れると、松永が頭で合わせるもボールはバーへ。

一方のマリノスも35分には左コーナーキック、井出のボールに、中村翼が合わせますが青山がセーブ。すばやく青山がリスタートしたフロンターレは、右サイド、常安が五十嵐に預け、五十嵐のパスに常安がエリア右へ抜け出しますがオフサイド。

ゴールへ迫りながらもなかなか揺らすまでには至らないフロンターレ。すると38分、マリノスは右サイド、松田のパスにゴール左へ抜け出した井出がシュート。これが決まり、0-3。

マリノスは41分、植田に代わり32西田勇祐。

突き放されても有田が右サイドを仕掛け、高畠が高い位置へ上がり、中央の戸水が浮き球を入れるなどしながら攻めていこうとするフロンターレ。マリノスもさらに突き放そうと左から井出が仕掛けて折り返しますが、田鎖が攻めにつながるようなかたちでこれを阻んでいきます。

ロスタイムは3分。46分には山内の折り返しに、宮城がエリア右へ。左コーナーキックをマリノスが阻んでフロンターレの右コーナーキックに。戸水が入れたボール、松永が合わせますがわずかに上。

すると48分、マリノスは左サイドからのボール、エリア右でシュートをブラウンノアが決めて、0-4。試合はまもなくタイムアップとなり、0-4。フロンターレの連勝は3で止まることになりました。

この日は無得点に終わったフロンターレ。それでも迫力のある攻めからゴールへ迫る場面を何度もつくっていったことが心に残るものがありました。精度を高め、相手の守りを上回り、自分たちに流れをたぐりよせにいきたいところです。

プリンスリーグはここで1週間あき、次節は9月16日午後5時、東京ガス武蔵野苑多目的グラウンドにて。FC東京U -18との試合に臨みます。

前半0-1 後半0-3 計0-4
得点:岩井龍翔司、井出真太郎2、ブラウンノア賢信(マリノス)

フロンターレの先発:33青山海、31高畠捷、15松永竜之介、4栗田悠巨、5森璃太、18戸水利紀(c)、8山内日向汰、11有田恵人、20鈴木大登、26五十嵐太陽、29田中幹大
交代:鈴木→13常安澪 田中幹大→10宮城天 栗田→34田鎖勇作
控え:21川合我空 2神橋良汰 3道間雄生 32秋葉拡人 27田中慶汰 9宮本ディアウ勇守歩

マリノスの先発:21加藤陽向、2日隈雄作、3和田昂士、6小林夏生、5池田航、14吉尾虹樹(c)、13植田啓太、4岩井龍翔司、7井出真太郎、8石井宏育、9中村斗星
交代:中村斗星→17ブラウンノア賢信 岩井→11松田詠太郎 石井→25中村翼 植田→32西田勇祐

(文中敬称略)

 

円陣を組む選手たち
青山海選手
川合我空選手
安福祐一選手
道間雄生選手
秋葉拡人選手
五十嵐太陽選手
中島大成選手
宮城天選手
宮本ディアウ勇守歩選手
田中慶汰選手
神橋良汰選手
田鎖勇作選手
試合を前に家族やサポーターのもとへ

青山海選手
五十嵐太陽選手
高畠捷選手
戸水利紀選手
青山海選手がシュートを防ぐ
森璃太選手
栗田悠巨選手
山内日向汰選手
松永竜之介選手
有田恵人選手
高畠捷選手
鈴木大登選手
高畠捷選手
松永竜之介選手
栗田悠巨選手
高畠捷選手
森璃太選手
松永竜之介選手
田中幹大選手が飛び込むも決められず
給水タイムへ
青山海選手

戸水利紀選手
試合を見守るベンチの選手たち
青山海選手

田中幹大選手

青山海選手
岩井龍翔司がシュート
0-1
高畠捷選手
常安澪選手
秋葉拡人選手
田鎖勇作選手
後半へ

田中幹大選手
鈴木大登選手
山内日向汰選手
0-2となる

鈴木大登選手
円陣を組む控えの選手たち
森璃太選手
有田恵人選手

森璃太選手
常安澪選手
宮城天選手
森璃太選手
山内日向汰選手

有田恵人選手
戸水利紀選手

有田恵人選手
五十嵐太陽選手

宮城天選手
森璃太選手
宮城天選手
有田恵人選手

宮城天選手

五十嵐太陽選手

常安澪選手
松永竜之介選手

五十嵐太陽選手
田鎖勇作選手
常安澪選手
森璃太選手
田鎖勇作選手
松永竜之介選手が頭で合わせる

戸水利紀選手
田鎖勇作選手
0-4でタイムアップ
応援した家族やサポーターのもとへ

次節はFC東京U -18との試合に臨む

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