大島僚太の素晴らしいゴールでトップチームがベガルタ仙台に1-1で引き分けた翌5月5日も等々力陸上競技場へ。斎藤旗争奪春季少年サッカー大会は最終日。前日準々決勝と準決勝を勝利した川崎フロンターレU-12は、はるひ野BSCが2-0でFC中原に勝利した3位決定戦に続いて行われた決勝戦で、さぎぬまSCと対戦しました。
【川崎フロンターレU-12 斎藤旗争奪春季少年サッカー大会vsさぎぬまSC】
5月5日(木)午前11時10分キックオフ 等々力陸上競技場 晴れ 11人制 20分ハーフ
フロンターレの先発はGK19長田澪、DFは右から7塩澤延有、キャプテン5高井幸大、3松長根悠仁、2前田陽向、ボランチは4戸田将、10城田優、右MF8茅野直希、左MF18名賀海月、FWは11山下陽生と9松尾凛久
よく晴れ渡り、気温も上がるなか始まった試合、立ち上がりからボールを回して、ペースをにぎったのはフロンターレ。さぎぬまSCのゴールをうかがっていきます。6分には高井がインターセプトし、前へ持ち上がると松尾とのパス交換からエリア内へ進入しますがここはファールをとられてシュートにはつながらず。
ゴールへ迫るフロンターレでしたが、先に決定機を迎えたのはさぎぬまSC。8分エリア内でフロンターレに反則があり、PKが与えられます。キッカーは17番、対するはGK長田澪。右を狙ってきますがこれを見事に長田が止める好セーブ! すぐさま起き上がった長田はこのボールを前線へ渡す切り替えのはやさも見せます。
守ってはこのあとは高井が再三のインターセプトを見せてさぎぬまSCの攻撃の芽を摘み取ったフロンターレ、塩澤と前田の両サイドが高い位置に上がって攻勢に出ていきます。16分には前田のパスに抜け出した松尾がエリア内左を突破すると放ったシュートはポストを直撃。17分には山下が右から入れたボール、エリア内右から松尾がシュートを放つもここはGK21番が防いで決まらず。
しかし、19分、茅野の右コーナーキックが跳ね返されたところを茅野が拾ってクロスを上げると、前田がこれを折り返してエリア正面戸田がミドルシュートを放つと、最後は混戦となったところをエリア内左から松尾が押し込み1-0。ついにフロンターレが先制して前半はタイムアップとなります。
後半は山下が左MFに名賀がFWに入れ替わって臨んだフロンターレ、戸田や城田が裏へパスを出すなどしてさらにゴールをうかがっていきます。5分には城田のリターンを受けた前田がエリア外左からミドルシュートを放つもこれはGKが対応。
7分には城田のスルーパスに松尾と名賀が抜け出てエリア内へ抜け出ると最後はエリア右から茅野がミドルシュートを決めて2-0。追加点を奪います。
9分には前田に代わり6北村健が左SBに。10分にはさらに松尾が競り勝ったボールをエリア内左ダイレクトで名賀が狙いますがこれはGKに。さぎぬまSCもスルーパスに選手が抜け出てエリア右から迫りますがここは北村がカバー。シュートには至らせず。カウンターに対しても高井がよくカットして逆にフロンターレがさらに攻撃へ。
16分には名賀がドリブルで仕掛けてエリア外右からミドルシュートを放つもポストに。ここでフロンターレはGKが長田から1中山智稀に。
18分にはさらにフロンターレ、茅野の右コーナーキックの流れからエリア内山下が右足を振り抜くとこれがネットを揺らして3-0。ロスタイムにはエリア正面で高井がファールを受けると、高井自らフリーキック、直接狙いますがこれは上に。
試合は3-0でタイムアップ。フロンターレは昨年に続いてこの大会を制することになりました。
準々決勝では2点をリードされたところから逆転し、この日もPKの場面もつくられるなど難しい場面を跳ね返しての優勝。これからのフロンターレU-12を楽しみにしています。
前半1-0 後半2-0 計3-0
得点:松尾凛久、茅野直希、山下陽生
フロンターレの先発メンバー:19長田澪、7塩澤延有、5高井幸大=cap、3松長根悠仁、2前田陽向、4戸田将、10城田優、8茅野直希、18名賀海月、11山下陽生、9松尾凛久
交代:塩澤→6北村健 長田→1中山智稀
(文中敬称略)
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