1月19日は、日産自動車追浜総合グラウンドへ。神奈川県内の少年サッカーチームによって競われる日産カップが始まっており、この日は中央大会の出場権を懸けたブロック大会の準決勝と決勝。高学年の部では、川崎フロンターレU-12の5年生がカルペソール湘南との準決勝に臨みました。
【川崎フロンターレU-12 日産カップ争奪神奈川県少年サッカー選手権大会高学年の部ブロック大会準決勝 vs カルペソール湘南】
1月19日午前11時3分キックオフ 日産自動車追浜総合グラウンド 晴れ 8人制 20分にはハーフ
フロンターレの先発は、GK21星颯、最終ラインは右から20小川翔太、28菊地京、15メンディーサイモン友、中盤はキャプテンの14奥田悠真、22小川尋斗、前線には18尾関悠太、26白倉凜生。
前日に降り続いた冷たい雨はすっかりやみ、青空が広がった好天の日産自動車追浜総合グラウンド。両チームの選手の家族らが見守るなか、試合は始まりました。
立ち上がり、カルペソールの攻めをしのいで、小川尋斗や奥田もエリア前に下りて、後ろから組み立てを図るフロンターレ。しかし、2分カルペソールは正面でパスをカット。最後はエリア左、3のシュートが決まり0-1。先制点はカルペソールへ。
さらにゴールを狙い前に出てくるカルペソール。フロンターレは縦に仕掛けてくる14に対し粘り強くメンディーが寄せにいき、菊地が右サイドでボールをカット、そのまま前に持ち上がるなどして、守備から攻めにつなげる姿勢を見せ、菊地からサイドを変え、左の小川翔太へ展開し、小川翔太から中央で受けた小川尋斗が前の奥田に縦パスを入れ、攻めの糸口をつかみに。カルペソールも、6分には右クロスに11が迫りますが、メンディーがエリア前で対応し、しのいでいきます。
中央の下がり目で前を向いた白倉が、左に流れ右の尾関へ渡したり、縦に仕掛ける11からカットした菊地が前に出て、ラインを高めていくフロンターレ。9分には、メンディーの縦パスを中央で受けた奥田から右へ展開。尾関が右サイドの高い位置から折り返すと、ゴール左で白倉がヒールでシュートを打ちますが、GK1がセーブ。得点とはなりませんでしたが、決定的な場面をつくっていきます。
一方のカルペソールも、10分には11が正面へ。シュートを放つとゴール右をとらえますが、星がセーブ。さらに10のパスに11がエリア左へ。シュートを打ちますが、右へそれていきます。
フロンターレはここで小川翔太に代わり17瀬尾映介。
尾関もときには中へ寄り小川尋斗や奥田とかかわりあいながら前に出ようとしていくフロンターレ。14分にはカルペソール、エリア外右にこぼれたボール、詰めた3がミドルシュートを打つと枠をとらえますが、ここでも星がセーブしていきます。
15分にはフロンターレも、瀬尾、奥田、白倉と左サイドでボールを回し、白倉から受けた奥田がエリア左へ仕掛けてシュートを打ちますが、ボールは右へ。好連係と個の力でゴールへ迫っていきます。
小川尋斗がうまく前に持ち出し、エリア前で前を向いた尾関のパスに、奥田がエリア左へ走り出すなどしていくフロンターレ。しかし、18分、次のゴールをあげたのはカルペソール。右コーナーキックを得ると、こぼれたボールを拾った11がエリア左へ。シュートはゴール右へ決まり、0-2。フロンターレは突き放されてしまいます。
フロンターレもスローインを受けた白倉が粘りコーナーキックを得て、ショートコーナーから崩そうとしていきますが、シュートにはつながらず。前半は0-2でタイムアップとなります。
後半立ち上がりにはカルペソール、中央でボールを奪い、3がエリア外右へ。しかし、フロンターレはメンディーがカバー。さらに、フロンターレの後ろからの組み立てを突くようにカルペソールはゴールへ迫り、2分には正面でボールをカット、14がシュートを打ちますが星がセーブ。3分には中央の14のパスに、11がエリア左へ。シュートは上に外れましたが、カルペソールが決定機をつくっていきます。
フロンターレは、ここで菊地に代わり、再び小川翔太がピッチへ。さらに前に出てくるカルペソールに対して、瀬尾やメンディーが粘り強くカバーにいき、しのいでいきます。
7分には、右サイドの尾関が、中央へ向かう姿勢を見せ、ボールは正面の奥田へ。こぼれたボールを拾った瀬尾が、エリア左へ持ち込み、シュートを打ちますが、GK1がセーブ。直後にはカルペソール、3が右クロスを上げると、遠いサイド、11が迫りますが、シュートはミートしきれず。8分には10が左サイドを仕掛けて、中央で3がシュートを打つも、星がセーブ。
白倉がボールをおさめ、そこから小川翔太が前に出るなどしていくフロンターレ。9分には、小川翔太からエリア前やや右で奥田が受け、左へ展開。瀬尾が縦に仕掛けて、折り返すと、正面やや右で奥田がシュートを打ちますが左へ。ゴールへ迫る場面をつくっていきます。
さらに星が右サイド、尾関を走らせるようなボールを入れ、マイボールにして小川翔太から受けた奥田から右に展開するなどしていくフロンターレ。しかし、カルペソールもいい出足でボールを奪い、なかなか迫れないでいると、12分には10の浮き球に、3がエリア内へ迫りますが、フロンターレは瀬尾がカバー。集中した対応を見せていきます。
13 分には小川尋斗から右へ展開。小川翔太が右から折り返すと、正面で瀬尾がシュートを打ちますが、カルペソールはブロック。さらに白倉がボールをおさめ、小川尋斗から右へ展開。尾関が折り返しますが、カルペソールはクリア。15分には、瀬尾のパスに、奥田がエリア左へ。シュートを打ちますが、GK1が足で止める好セーブ。好パスから決定機をつくっていきますが、好守備に阻まれていきます。
フロンターレは16分、小川尋斗に代わり27川端里季。尾関が中盤に下がり、川端が前に
。17分には、瀬尾が左サイドを仕掛けて折り返すと、ニアで川端がシュートを打ちますが、GK1がセーブ。フロンターレはここで白倉に代わり25岡大翔。瀬尾が岡に縦パスを入れたり、川端が前で粘り、受けた尾関のパスから岡がシュートを打つなどしていくフロンターレ。しかし、ゴールには至らず。試合は0-2でタイムアップとなりました。
フロンターレの日産カップはここで終わることになりました。それでも最後まで人をかけて攻める姿勢を見せ、決定的な場面もつくったことはこれからに必ず生きるものになると思います。練習を積み重ねていく選手たちがどんなチームをつくっていくのか、とても楽しみにしています。
前半0-2 後半0-0 計0-2
フロンターレの先発:21星颯、20小川翔太 28菊地京、15メンディーサイモン友、14奥田悠真(c)、22小川尋斗、18尾関悠太、26白倉凜生
交代:小川翔太→17瀬尾映介 菊地→小川翔太 小川尋斗→27川端里季 白倉→25岡大翔
控え:19栗原聖央 23橋本乃翔 24日暮大陸
(文中敬称略)
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