1月22日は慶應義塾大学下田グラウンドへ。川崎フロンターレU-18が慶應義塾高校との練習試合に臨みました。
【川崎フロンターレU-18 練習試合vs慶應義塾高校】
1月22日(水)午後6時15分キックオフ 慶應義塾大学下田グラウンド くもり 40分×2 30分×1
1本目、フロンターレのメンバーは、GK33青山海、最終ラインは右から31高畠捷、15松永竜之介、2神橋良汰、22岡崎玄、ボランチは18戸水利紀、27田中慶汰、右MF20鈴木大登、左MF14平田流衣、前線には30入江流星、26五十嵐太陽。
夜のとばりが下り、やや冷え込みつつある慶應義塾大学下田グラウンド。ピッチの脇から選手の家族らやサポーターらが見守るなか、試合は始まりました。
立ち上がり、慶應の攻めをしのいで松永のフィードを鈴木がおさめ、中盤を経由して左につなげるなど、幅を使って前に出ていくフロンターレ。高畠や岡崎も高い位置取りに。松永や神橋がラインを高め、戸水が下がり目でボールを受け、押し込んでいきます。
5分には戸水から右へ展開。高畠へつなぎ、高畠から中盤の田中慶汰へ戻し、田中慶汰から受けた鈴木。中央からエリア外左へ仕掛け、ミドルシュート。枠はとらえれませんでしたが、迫っていきます。
慶應の左、19の仕掛けに対して松永がうまく対応し、前線の入江や五十嵐も戻りコンパクトに慶應の攻めに向き合うフロンターレ。9分には松永の縦パスを受けた入江から右へ展開すると、高畠が折り返しますがエリア内では押し込むことはできず。それでも時には鈴木が中央で縦パスを受け、そこから前をうまく向き、高畠がパス交換からエリア内へ抜け出すなどしていきます。
13分には右コーナーキック、戸水が右足で入れたボール、高畠が合わせますが上に。さらに神橋のフィードに、五十嵐がエリア内へ動き出しますが、GK1が阻みシュートは打てず。パスを多くの人がかかわりさらに前に出ていくフロンターレ。15分にはエリア外右左に持ち出した神橋がミドルシュートを打ちますが、GK1がここでもセーブしていきます。
フロンターレは両サイドを高く保ち、慶應陣内でボールをものにし、鈴木も中央でプレスバックからマイボールにするなどし、戸水や田中慶汰がボールを動かし、縦に機を見てボールをつけていきます。そして27分、縦パスを受けた鈴木がすばやく前を向いて右サイドを突くパスを出すと高畠が高い位置へ。高畠がゴール前にボールを送ると、入江が押し込み、1-0。フロンターレが先制します。
29分には慶應、2の左クロスに、5がニアでシュートを打ちますが上に。
フロンターレは、時には松永がボールを預けたところから前に上がる姿勢を見せ、神橋や戸水も多くボールに触れながら前に出ていき、ボールを失っても高畠が粘り強くカバーにいき、マイボールに。鈴木が中央に寄り左サイド高い位置の岡崎へパスを入れるなどしていき、相手陣内でプレーを重ねていきます。
39分には正面でボールをカットした鈴木がシュートを打つもブロック。こぼれ球を自ら拾った鈴木は、エリア左でシュートを打ちますが右へ。1本目はタイムアップ。1-0。
1本目と同じメンバーで臨んだ2本目、先にエリア前に迫ったのは慶應。左サイドから攻めていくと最後は中央で4がシュート。しかし、青山がセーブ。さらに慶應はボールをものにして左サイドを突くパスを出していきますが、高畠がカバー。
フロンターレは平田が中央に寄り、戸水とかかわり、組み立てに。青山が右サイド、高畠を走らせるようなボールを入れ、長いボールも交えて攻めの糸口をさぐっていきます。
しかし、シュートに持ち込む場面をつくるのは慶應。9分にはフロンターレU-15出身の茅野の右クロスに遠いサイドで5がシュートを打ちますが右へ。さらに縦パスに、48が正面へ迫りますが、青山が前に出てセーブ。11分には、茅野がスルーパスを出すと、こぼれ球を拾った48がエリア右へ。ここでは神橋がブロック。体を張ってしのいでいきます。
フロンターレも五十嵐が高い位置でマイボールに。受けた戸水が前に持ち上がり流れを変えに。13分には田中慶汰のパスから右サイドで折り返すと、平田がシュート。慶應はこれをブロックし、右コーナーキックに。戸水がニアにボールを入れると、こぼれ球をエリア右で拾った松永がシュートを打ちますが、GK1がセーブ。さらにフロンターレは、鈴木が右サイドの高い位置からエリア内へ仕掛けていき、岡崎がエリア正面へ顔を出し、パス交換からエリア内へ進入を図るなどしていきます。
フロンターレは18分、入江に代わり新1年生の7大関友翔、岡崎に代わり34田鎖勇作、松永に代わり17内海太瑚。20分には慶應、9が右クロスを上げると、遠いサイドで2がシュートを打ちますが上に。フロンターレも23分には、戸水の縦パスに、平田が正面へ。シュートを打つもGK1がセーブ。
24分、ついにスコアを動かしたのは慶應。フリーキックのこぼれ球を拾い8が右クロスを入れると、5が押し込んで0-1に。
フロンターレはここで鈴木に代わり23平田流衣が入り左MF、平田が右MFに。
小野寺が中に寄り田鎖が高い位置をうかがい、戸水が五十嵐とのパス交換から前に出ていくなどして、同点のゴールを狙うフロンターレ。神橋から左に開いた小野寺にボールを付け、戸水、五十嵐を経由して右の平田、高畠へ展開するなど、幅を使っていきます。29分には、戸水のスルーパスに、五十嵐がエリア右へ。シュートを打つも慶應も体を張りブロック。慶應も茅野の縦パスに、4が仕掛けていきますが、フロンターレは神橋が前につながるようにして対応。守備から攻めに持ち込んでいきます。
33分には、慶應、エリア前でボールを回し最後はエリア外左で枠をとらえたシュートを打ちますが、青山がセーブ。
フロンターレも36分には神橋の縦パスを受けた大関のパスに、五十嵐とのエリア右へ。シュートを打つも慶應のGK1もセーブしていきます。
田中慶汰から左の小野寺へ展開したり、田鎖や神橋、内海がボールを回しながらラインを高く保ち、前に出ていくフロンターレ。慶應の攻めに対しても、縦に仕掛ける2から高畠がうまくマイボールにするなど、いい対応を続けていきます。そして40分、フロンターレは7がうまく左サイドの裏を取り、受けた小野寺が折り返すと、戸水が押し込み1-1に。最後の最後で追いついて2本目はタイムアップとなります。
3本目は30分。フロンターレはGKはU-15の33菊池悠斗、最終ラインは右から24徳久湧大、内海、田鎖、25徳久翔大、ボランチは40川口達也、6松田統史、右MF入江、左MF小野寺、前線には大関、35久保田大吉。川口、松田、大関と新たにフロンターレアカデミーのメンバーとなる新1年生が出場することに。
立ち上がりからラインを上げ、川口や松田、小野寺がボールを動かし、慶應の攻めに対しても、徳久湧大が右サイドでうまく奪い返し、内海もボールを読みよくカットするなどしていきます。田鎖の縦パスを、久保田が左に展開。小野寺から間で大関、川口が受け右の徳久湧大につなげるなどしていくと、9分には川口のパスに久保田がエリア右へ。最後はこぼれ球を正面で拾った松田がシュートを打つもGK25がセーブ。
フロンターレはさらに内海がセンターラインよりも前に出て、久保田に縦パスを入れ、久保田が下がり目で受ける一方で川口が前に出ていくなど、攻めに厚みを持たせていきます。
15分には、大関がボランチ、川口が右MF、入江が前線に。16分には慶應、松田が左から仕掛けていきますが、徳久湧大がここでも粘り強くボールを奪い取り、攻めにはつなげさせず。さらに22分には、慶應、11が正面でシュートを打つも菊池がセーブ。直後にはフロンターレ、川口のパスに入江が右サイドの高い位置へ。折り返しに、エリア内、久保田がシュートを打つも決めることはできず。それでも決定的な場面をつくっていきます。
さらに大関や松田がボールに触れながら、徳久湧大や徳久翔大が高い位置へ顔を出し、前に出ていくフロンターレ。27分には、エリア外左でフリーキックを得ると、川口が左足で直接狙いますが、枠はとらえられず。
一方の慶應も、29分には6がボールを奪いエリア右で48がシュートを打つもワンタッチあり、右コーナーキックに。このコーナーキックをフロンターレはしのいで3本目はタイムアップ。0-0。
新しい選手も加わったフロンターレ。2020年初めての練習試合は、自分たちでボールを動かす姿勢が印象に残るものに。積極的に前に仕掛ける姿も心に残るものがありました。新しいシーズンの開幕までの期間、積み重ねて、どんなチームになっていくのか、とても楽しみにしています。
1本目 1-0
得点:入江流星
フロンターレのメンバー:33青山海、31高畠捷、15松永竜之介、2神橋良汰、22岡崎玄、18戸水利紀、27田中慶汰、20鈴木大登、14平田流衣、30入江流星、26五十嵐太陽
2本目 1-1
得点:戸水利紀
フロンターレのメンバー:33青山海、31高畠捷、15松永竜之介、2神橋良汰、22岡崎玄、18戸水利紀、27田中慶汰、20鈴木大登、14平田流衣、30入江流星、26五十嵐太陽
交代:岡崎→34田鎖勇作 松永→17内海太瑚 入江→7大関友翔 鈴木→23小野寺瑠
3本目 0-0
フロンターレのメンバー:33菊池悠斗、24徳久湧大、17内海太瑚、34田鎖勇作、25徳久翔大、40川口達也、6松田統史、30入江流星、23小野寺瑠、7大関友翔、35久保田大吉
(文中敬称略)
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