2月9日の等々力第一サッカー場。川崎フロンターレU-15の新3年生に続いて、新2年生たちもヴァンフォーレ甲府U-15との練習試合に臨みました。
【川崎フロンターレU-15(新2年) 練習試合 vs ヴァンフォーレ甲府】
2月9日(日)午後0時18分キックオフ 等々力第一サッカー場 晴れ 35分×2
1本目。フロンターレは、GK45太田陽彩、最終ラインは右から13柴田翔太郎、3山中大輝、4土屋櫂大、7荒井颯太、ボランチは8矢越幹都、18知久陽輝、右MF14関田和智、左MF9児玉昌太郎、前線には10八田秀斗、11香取武。
昼に差し掛かり、青空が広がっているものの、冷たい風が吹き、気温がますます下がってきたようにも思える等々力第一サッカー場。それでも多くの選手の家族らが見守るなか、試合は始まりました。
立ち上がりからボールを持ち、前に出ていくのはフロンターレ。矢越や知久が、山中や土屋とともに時には最終ラインに下りるなどしながら、ボールを動かし、関田も中央へ寄り、柴田や荒井が高い位置へ。右サイドの高い位置へ、知久が飛び出すなどして、ゴールをうかがっていきます。
高い位置で関田がボールをものにして、受けた知久がうまく前を向いていくなど、シュートまではいけないまでもフロンターレがボールを回す時間を重ねていきます。8分には山中のフィードに、八田がエリア内へ飛び出すも、GK51が阻み、シュートまではいけず。
甲府の攻めにも、柴田が中央へしぼり、カバーにいき、再びマイボールにしていくフロンターレ。土屋や山中が多くボールに触れ、失ってもすぐさま取り返し、いい距離感でボールを保持し、太田も中央の矢越へ縦パスを入れ、組み立てにかかわっていきます。
16分には甲府も、浮き球のパスに61がエリア内へ抜け出しそうになりますが、太田が前に出てシュートは打たせず。さらに土屋が知久に、荒井が八田へつながるかたちで、甲府の攻撃に対応。22分には53の浮き球に、61がエリア前に飛び出しますが太田がシュートをセーブ。集中力を保っていきます。
児玉や関田が中央へ寄り、荒井や柴田が高い位置へ顔を出し、山中も中央に縦パスを入れるなどして、攻めの機会をさぐっていくフロンターレ。27分には、右サイド、柴田から中央を経由して左へ。荒井がクロスを入れるとワンタッチあり、右コーナーキックに。矢越が右足でボールを入れると、土屋が合わせますが、枠はとらえられず。
さらに八田が左へ開き、香取が右へ開く一方で、関田や児玉が中央へ顔を出すなどしていくフロンターレ。知久や矢越が多くボールに触れて、時には香取が下がり目でマイボールにするなどしていきます。
すると35分、フロンターレは高い位置でボールをカット、エリア前で関田から八田に渡り、八田のパスにエリア内へ抜け出した矢越がシュート。これが決まり、1-0。1本目はここでタイムアップとなり、ラストワンプレーでゴールをものにしたかたちに。
2本目。フロンターレは、GK太田、最終ラインは右から柴田、23岩坪瑛太、土屋、荒井、ボランチは矢越、6齊名優太、右MF20村瀬悠馬、左MF22浅野遥、前線には八田、香取。
立ち上がり、いきなりゴールに迫ったのはフロンターレ。香取の縦パスに、エリア内へ八田が抜け出しシュート。GK63の守備に遭い、きめることはできなかったものの、直後には、村瀬から受けた柴田が右サイドの高い位置へ仕掛け、クロス。ニアで香取が頭で合わせますが、枠はとらえられず。さらに再び右サイドに開いた柴田がクロス、エリア内へ抜け出した香取がシュートを打つも上に。得点とはならなかったものの、たて続けにチャンスをつくりだしていきます。
フロンターレは最終ラインの岩坪が開いて間に矢越が下り、太田もボールに触れながら組み立てを図っていきます。5分には甲府、左クロスから68がシュートを打ちますが、枠はとらえられず。
するとフロンターレは再びボールを動かす時間をつくり、中央で齊名が左サイドを突くパスを出し、荒井が高い位置へ仕掛けて折り返すなど、迫りに。村瀬が中央へ寄り、エリア右を突くパスに柴田が抜け出すなど、攻勢を強めていきます。
甲府も左サイドの57が52のパスに抜け出し、エリア左へ仕掛けようとしていきますが、柴田がカバー。13分には、フロンターレ、矢越がボールをものにし、その縦パスに八田が正面へ抜け出しシュート。しかし、GK63がセーブし、右コーナーキックに。
ここでフロンターレは八田に代わり24坂本錠。右コーナーキック、シュートにはつながらなかったものの、フロンターレは齊名が高い位置でカバーし、カウンターを防いでいきます。
齊名や矢越がボールを動かし、右サイド、柴田のパスを正面へ抜け出した浅野がおさめるなど、エリア近くで時間をつくっていくフロンターレ。矢越も柴田のパスにエリア右へ飛び出すなど、人をかけて迫っていきます。
24分には、香取に代わり関田が再びピッチへ。中央で矢越や関田、齊名がかかわり、左サイドの荒井へ展開、坂本も下がり目でボールをおさめ、縦に仕掛けるなどして、フロンターレは高い位置でプレーを重ねていきます。
27分には、齊名、関田と中央で回し、右へ展開。柴田の右クロスに坂本が飛び込みますが、さわることはできず。さらに28分には、正面の関田のパスに、村瀬がエリア内へ。シュートは交代で入ったGK66が阻んだものの、決定機をつくっていきます。
30分には、齊名の浮き球に、浅野がエリア右へ飛び出しますが、GK66が粘り強くボールをセーブ。好守に遭い、シュートまではいけず。
さらに矢越、齊名、関田がボールを回し、柴田や荒井がそれぞれのサイドの高い位置へ顔を出していくフロンターレ。34分には、細かく人をかけてボールを動かし、中央の浅野から左へ展開。荒井の縦パスに、エリア左へ抜け出した関田がシュート。しかし、右へ。2本目はタイムアップとなり、0-0。
2本目では得点こそ生まれなかったものの、多くの決定機をつくりだし、ゴールへ迫る時間を重ねていったフロンターレ。これからの進化が楽しみになるかたちで、この日の練習試合を終えることになりました。
1本目 1-0
得点:矢越幹都
フロンターレのメンバー:45太田陽彩、13柴田翔太郎、3山中大輝、4土屋櫂大、7荒井颯太、8矢越幹都、18知久陽輝、14関田和智、9児玉昌太郎、10八田秀斗、11香取武
2本目 0-0
フロンターレのメンバー:45太田陽彩、13柴田翔太郎、23岩坪瑛太、4土屋櫂大、7荒井颯太、8矢越幹都、6齊名優太、20村瀬悠馬、22浅野遥、10八田秀斗、11香取武
交代:八田→24坂本錠 香取→関田
(文中敬称略)
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