9月21日、川崎市のU-12年代の秋の大会、松村杯が開幕しました。少年の部と少女の部が設けられた毎年恒例の大会。少年の部には、77チームが出場。AからYまで25ブロック、3から4チームずつに分かれ、決勝トーナメントへの出場権を懸けた予選リーグを行います。
ダノンネーションズカップや、川崎市の春の大会、斎藤旗争奪春季少年サッカー大会などは新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、中止になっており、今季初めての公式戦。フロンターレは、FCバモス、FC鷹とともにRブロックに入りました。
なお、この記事はフロンターレに取材を依頼し、了解を得たうえで、写真やメモを取り、書かせていただいています。
【川崎フロンターレU-12 松村杯PUMAカップ争奪秋季少年少女サッカー大会少年の部予選リーグ第1戦 vs FCバモス】
9月21日(月)午前9時キックオフ 小田多目的広場 くもり 15分ハーフ 8人制
初戦の相手は、FCバモス。
フロンターレの先発は、GK1栗原聖央、最終ラインは右から3菊池京、5メンディーサイモン友、14橋本乃翔、中盤はキャプテンの10奥田悠真、右に6小川尋斗、左に7尾関悠太、前線には9白倉凜生。
朝から雲が立ち込め、秋の訪れを感じさせられるような涼しい気候の小田多目的広場。両チームの選手の家族らが見守るなか、試合は始まりました。
立ち上がりから前に出ていくフロンターレ。1分には菊池から右へ展開。小川尋斗の裏を突くパスに抜け出したのは奥田。GK1が前に出ているところをループシュート。これが決まり、1-0。フロンターレが早くも先制します。
2分にはFCバモスも、縦パスをカットした9がエリア外右へ。ミドルシュートを打ちますが、これは枠外。
フロンターレは、さらに栗原のフィードを白倉がおさめ、右の小川尋斗へ展開するなど、後ろからも早い展開で、ゴールの前に迫っていきます。
FCバモスも、縦パスを29が読みよくカットし、そこから縦に持ち出していきますが、メンディーが奪い返し、そこから白倉へ。白倉は奥田とのパス交換からエリア正面へ。FCバモスの守備に阻まれたものの、切り替え良く、攻めにつなげていきます。
4分には、正面の奥田からエリア左を突くパス。抜け出したのは尾関。ゴール右を狙いシュートを打ちますが、FCバモスはクリア。さらに正面で奥田が拾い、フロンターレは相手陣内で時間を重ねていきます。
栗原が後ろで声をかけて、前線の選手へ指示も出しながら、フロンターレは前に出ていき、白倉が下がり目で受ける一方、尾関や奥田が前に飛び出すなどして、迫っていきます。
5分にはFCバモス、右サイドでのスローインから8がエリア右へ抜け出しますが、菊池がカバー。直後には、フロンターレ、白倉が下がり目で受け、左サイドを突くパスを出すと、抜け出した尾関が折り返し、正面で橋本がシュートを打ちますが、これは左へ。
フロンターレはボールがFCバモスに渡っても高い位置で橋本が厳しい寄せからマイボールにするなどして、さらに攻めへつなげていきます。
6分には、橋本、尾関、白倉とテンポよく回して、白倉のパスに、奥田がエリア左へ。ここはFCバモスの12が好守を見せて、左コーナーキックに。奥田が右足でボールを入れると、白倉が合わせますが、左へそれていきます。
7分には、さらに小川尋斗のパスを白倉がおさめ、左にいったん展開。奥田のリターンに、正面やや右で白倉がシュートを打つと、ゴールネットが揺れ、2-0。好連係からフロンターレが突き放します。
たたみかけていくフロンターレ。さらに白倉からエリア左、奥田へ渡ったところ、FCバモスは阻みますが、橋本が高い位置で奪い返し、エリア左で折り返すと、エリア右で小川尋斗がシュート。これが決まり、3-0に。
8分には、左サイドでのスローイン、小川尋斗がエリア左に持ち込んでゴール右を狙いますが、右へ。
さらに9分にもフロンターレ、エリア前でボールをカットすると、白倉が巧みにボールを浮かせ、シュート。これも決まり4-0に。
直後にはFCバモス、9がエリア右へ仕掛けていきますが、橋本が粘り強く寄せ、シュートは打たせず。
フロンターレはさらにメンディーの縦パスに、奥田がうまく前を向いて、左の尾関へ展開。尾関からエリア外右、小川尋斗へ。小川尋斗はファールを受けてフリーキックに。キッカーの小川尋斗は直接シュートを打ちますが、GK1がセーブ。
さらにポジションを入れ替えながら迫るのはフロンターレ。11分には、白倉がうまく前を向いて、エリア右、奥田へ。奥田が正面へ送ったボールを尾関が押し込み、5-0に。
フロンターレは緩まずに攻めていくと、直後には、橋本のプレスから左サイドでのスローインを得て、その流れから白倉がエリア左へ。白倉が粘って得た左コーナーキック、奥田が右足でボールを入れると、ニアで菊池が合わせるも、これは決まらず。さらに拾ったフロンターレ、奥田が左クロスを上げると、遠いサイドでメンディーが合わせますが、GK1がセーブしていきます。
FCバモスも、13分には、縦パスをカットした9がエリア外右へ。ミドルシュートを打ちますが、枠外。
再び攻めに転じたフロンターレは、奥田が中央へ顔を出した尾関に預け、尾関のパスにエリア左へ。シュートはポストに阻まれたものの、ここでもいい連係で迫っていきます。
15分には、メンディーの縦パスを奥田がおさめ、白倉へ。白倉のパスにエリア正面やや左へ抜け出したのは奥田。シュートを打つと、ゴール右へ決まり、6-0。直後には菊池の裏を突くパスに抜け出した白倉。GK1が前に出て防いだものの、好機をつくっていきます。
前半はここでタイムアップ。6-0でハーフタイムへ。
後半フロンターレは、GK19高橋壱梛、最終ラインは右から4瀬尾映介、菊池、15川端里季、中盤は8山川陽平、右に2日暮大陸、左に尾関、前線には13岡大翔。メンバーを6人入れ替えてのスタート。
立ち上がり、後ろでボールを回しながら川端が中央へ切れ込み、右の瀬尾へつなげていくと、2分には、中央の山川が右サイドを突くパスを出すと、瀬尾が縦に仕掛け、最後はエリア右、日暮がシュートを打ちますが、GK90がセーブ。さらにこぼれ球を拾った尾関がシュートを打ちますが、ここでもGK90が阻んでいきます。
さらにテンポよくボールを回していくフロンターレ。3分には、菊池から右へ展開。瀬尾へつながり、瀬尾から正面の岡へ。岡のパスに、エリア内へ日暮が抜け出しますが、オフサイドに。
山川や菊池、尾関も中央に寄り、川端が左サイドの高い位置へ上がっていくなど、相手陣内でプレーを重ねていくフロンターレ。尾関が右サイド、瀬尾がエリア内へ顔を出すなど攻めていくと、6分には、岡から右へ展開。日暮がエリア内へ折り返すと、これを瀬尾が決めて、7-0。フロンターレが追加点をものにします。
直後にもフロンターレ、日暮から正面の尾関へボールが渡ると、尾関のパスにエリア内へ抜け出した岡が鋭いターンからシュート。8-0に。
7分には、中央の山川のスルーパスに、エリア内へいい動き出しで抜け出したのは日暮。GK90をかわしてシュートを打つと、これが決まり、9-0。
さらに山川がうまく左右を突くパスを出すなどして、フロンターレはゴールを狙いに。9分にはスルーパスにエリア左へ抜け出した、尾関がシュートを打ちますが、FCバモスはブロック。正面で拾った山川がミドルシュートを打ちますが、ここもFCバモスの守備が阻み、右コーナーキックに。川端が左足でボールを入れると、正面で拾った尾関の縦パスに日暮が抜け出しますが、FCバモスも粘り強く守っていきます。
11分には、正面の尾関がうまくエリア内へ進入、シュートを打ちますが、GK90も好守で応え左コーナーキックに。フロンターレは、ショートコーナーを選択。クロスを菊池が折り返しますが、シュートまではいけず。
FCバモスも、12分にはカウンターに持ち込むと、8が右から仕掛けていきますが、菊池が寄せていき、最後はボールをカットする好守で阻んでいきます。
直後にはフロンターレ、山川から右サイドのスペースを突くパスが出ると、抜け出した瀬尾がエリア右へ。瀬尾は中央へ切れ込み、そのパスに岡が抜け出しますが、GK90がセーブ。
フロンターレはボールを奪われても川端がすぐさま奪い返し、流れは渡さず。14分には、山川のスルーパスに、川端がエリア左へ。シュートはサイドネットをたたくもここでも好機をつくっていきます。
14分には菊池の縦パスに瀬尾が高い位置へ。仕掛けて、右コーナーキックを得ると、川端が入れたボール、頭で合わせたのは日暮。ゴールネットを揺らして、10-0に。
直後にも、フロンターレ、日暮がパス交換からエリア内へ。シュートがGK90に阻まれたところで試合はタイムアップ。10-0。フロンターレは、今年から新たに加わった選手も好プレーを重ね、メンバーを入れ替えても多くのゴールを決められるような力のあるチームになりつつある、と感じさせられるかたちで、今季初めての公式戦を勝利で飾りました。
前半6-0 後半4-0 計10-0
得点:奥田悠真2、白倉凜生2、小川尋斗、尾関悠太、瀬尾映介、岡大翔、日暮大陸2
フロンターレの先発:1栗原聖央、3菊池京、5メンディーサイモン友、14橋本乃翔、10奥田悠真(c)、6小川尋斗、7尾関悠太、9白倉凜生
交代:栗原→19高橋壱梛 メンディー→4瀬尾映介 橋本→15川端里季 奥田→8山川陽平 小川尋斗→2日暮大陸 白倉→13岡大翔
(文中敬称略)
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