9月26日、来年1月に行われる大学サッカーの全国大会を兼ねた「アミノバイタル®」カップ2020関東大学サッカートーナメント大会が始まりました。この大会には、関東大学サッカーリーグの1、2部の24チームと、プレーオフを勝ち抜いた都県リーグ所属の8チームが出場。
準決勝に進出した4チームと、5、6位決定戦の勝者の計5チームに全国大会の出場権が与えられます。
この記事では、9月26、27日に行われた1回戦と、9月29日に行われた2回戦に出場するなどしたフロンターレアカデミー出身の選手たちを紹介したいと思います。
なお、1回戦では、専修大が新型コロナウイルスの影響を受けて棄権したため、対戦相手の青山学院大が不戦勝となっています。
「アミノバイタル®」カップ2020関東大学サッカートーナメント大会1回戦第1日
9月26日(土)
【桐蔭横浜大 vs 平成国際大】
午前11時半キックオフ
前半2-0 後半3-1 計5-1
※桐蔭横浜大※
GK1早坂勇希(3年) フロンターレU-18 控え
FW26山田新(2年) フロンターレU-18 先発出場
桐蔭横浜大と、埼玉県リーグを戦う平成国際大との一戦。桐蔭横浜大は、9月23日に行われた天皇杯2回戦、筑波大戦から先発メンバーを入れ替え、早坂は控え、山田は先発出場。フル出場した山田は、24分に右サイドのスローインからエリア内に進入、相手のマークをかいくぐり、クロスを入れると寺沼星文が決めて1-0に。先制点をアシストする活躍を見せています。
なお、フロンターレ加入内定の橘田健人は、71分から出場し、2アシストを記録。短い時間で勝利に大きく貢献するプレーを見せました。
【日本大 vs 関東学院大】
午後2時キックオフ
前半1-0 後半1-0 計2-0
※日本大※
DF25栗田悠巨(1年) フロンターレU-18 控え
※関東学院大※
FW30西牧蓮(2年) フロンターレU-12→横浜FC鶴見ジュニアユース→桐光学園 途中出場
日本大と関東学院大との一戦では、日本大は栗田が控え、関東学院大の西牧は、67分から出場。9月13日に行われた関東大学サッカーリーグ2部第10節では、関東学院大が5-1と勝利していますが、この日は日本大が2-0でリーグ戦での雪辱を果たし、2回戦進出を決めています。
【順天堂大 vs 明海大】
午後4時半キックオフ
前半1-0 後半0-1 延長前半0-0 延長後半0-1 計1-2
※順天堂大※
DF19小川真輝(3年) フロンターレU-18 先発出場
順天堂大と千葉県リーグ所属の明海大との一戦では、小川が先発出場し、右SBに。1対1では粘り強い守備を見せ、前線に際どい浮き球を入れていくなどしていきました。
試合は順天堂が前半に先制点をものにするも、92分に明海大が追いつき延長に。112分に明海大が勝ち越しのゴールを挙げ、逆転で勝利することに。小川は110分までプレーしています。
「アミノバイタル®」カップ2020関東大学サッカートーナメント大会1回戦第2日
9月27日(日)
【早稲田大 vs 城西大】
午前11時半キックオフ
前半2-1 後半0-0 計2-1
※早稲田大※
DF33島崎元(2年) フロンターレU-18 先発出場
早稲田大と埼玉県リーグ所属の城西大との一戦では、島崎が先発出場。登録はDFですが、右サイドに入り、裏を狙った動きを繰り返すなどして、積極的に高い位置へ。味方とのパス交換から突破を図り、相手が左サイドに展開する場面では、すばやくプレッシャーをかけ、マイボールにするなどしていき、65分で交代に。「ハジ、良かったよ!」と声をかけられ、ピッチを退きました。
【立教大 vs 中央大】
午前11時半キックオフ
前半0-0 後半0-1 計0-1
※中央大※
MF7髙岸憲伸(3年) フロンターレU-15→星稜 先発出場
立教大と中央大の一戦では、髙岸が先発しフル出場。コーナーキックやフリーキックで正確なボールを入れ、流れのなかでも下がり目でボールを受け、縦パスを入れたり、エリア前に顔を出したりするなどゴールへ迫る場面をつくりました。試合は、59分に立教大が、堀博昭の直接フリーキックで先制。中央大は追いつくことはかなわず。0-1でタイムアップとなりました。
【日本体育大 vs 拓殖大】
午後2時キックオフ
前半0-1 後半1-2 計1-3
※日本体育大※
MF11大曽根広汰(3年) フロンターレU-18 先発出場
※拓殖大※
MF28浅倉廉(1年) フロンターレU-15→静岡学園 控え
日本体育大と拓殖大の一戦では、日本体育大は大曽根広汰が先発し、65分までプレー。左サイドに入り、左から斜めに仕掛ける動きで、攻めの起点に。相手ボール時には自陣まで下がり献身的に守りでもプレーを重ねていきました。
控えに入った拓殖大の浅倉は、この日は出場の機会はありませんでした。
【慶應義塾大 vs 國學院大】
午後4時半キックオフ
前半0-0 後半2-0 計2-0
※慶應義塾大※
MF27小澤星夜(1年) フロンターレU-15→慶應義塾高校 途中出場
※國學院大※
GK1浅川将輝(4年) フロンターレU-18 先発出場
慶應義塾大に、都リーグで戦う國學院大が挑んだ試合では、國學院大は浅川が先発出場。エリア外に積極的に出て組み立てに加わり、前線へ正確なボールを配給。國學院大は、ボールを動かして主導権を握る時間帯もありましたが、前半立ち上がりに慶應が先制、終了間際に追加点を決め、2-0に。ロスタイムには、慶應の小澤が交代でピッチに立ち、そのままタイムアップとなっています。
國學院大は、東京都大学サッカーリーグ1部で5連勝、山梨学院大に続いて、2位につけており、フロンターレU-18出身のMF青木祐京を擁した2010年以来の関東大学サッカーリーグ復帰を狙える位置につけています。「アミノバイタル®」カップはこの日で終わりましたが、これからの戦いぶりにも注目です。
【神奈川大 vs 立正大】
午後4時半キックオフ
前半1-0 後半0-1 延長前半0-0 延長後半0-1 計1-2
※神奈川大※
MF25藤田雄士(3年) フロンターレU-15→市立船橋 途中出場
神奈川大と、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、活動を休止していた立正大との対戦では、藤田が104分から出場しました。
「アミノバイタル®」カップ2回戦
9月29日(火)
【桐蔭横浜大 vs 筑波大】
午前11時半キックオフ
前半1-0 後半1-0 計2-0
※桐蔭横浜大※
GK1早坂勇希(3年) フロンターレU-18 先発出場
FW26山田新(2年) フロンターレU-18 途中出場
※筑波大※
MF15池谷祐輔(3年) フロンターレU-18 先発出場
9月23日に行われた天皇杯2回戦の再戦となった桐蔭横浜大と筑波大の一戦では、桐蔭横浜は早坂、筑波は池谷が先発出場。山田はベンチスタート。前半から主導権を握った桐蔭横浜は、岩下航の左クロスをニアで、篠原友哉が決めて先制。後半にも岩下の浮き球のパスに抜け出した篠原がループシュートを決め、2-0。桐蔭横浜大が3-4で敗れた天皇杯2回戦の雪辱を果たすことに。
早坂は、この日も正確なフィードを見せていくと、後半には、筑波大、クロスバー直撃のシュートのこぼれ球を拾い、さらに打ってきたシュートを止めるなど、勝利に貢献。61分から出場した山田も、前線でボールをキープし、起点に。周囲と関わり合い、エリア内へ入り込むなど、ゴールを狙い続けました。
池谷は59分までの出場。うまくボールをおさめ、前線へパスを供給。時にはエリア内へ飛び込むなど、ゴールを狙う動きを続けていきました。
【早稲田大 vs 立教大】
午前11時半キックオフ
前半0-0 後半0-0 延長前半0-0 延長後半0-0 計0-0 PK4-2
※早稲田大※
DF33島崎元(2年) フロンターレU-18 控え
早稲田大と立教大との一戦では、島崎が控えに。この日は出場機会はなし。試合は延長戦でも決着がつかず、PK戦の末に早稲田が勝ち上がりを決めています。
【作新学院大 vs 日本大】
午後2時キックオフ
前半0-0 後半0-1 計0-1
※日本大※
DF25栗田悠巨(1年) フロンターレU-18 控え
北関東大学サッカーリーグに出場する作新学院大と、日本大の一戦では、日本大の栗田が控えに入りました。試合は、25分に大森渚生のゴールで日本大が先制。そのまま1-0で日本大が勝利しています。
【法政大 vs 拓殖大】
午後2時キックオフ
前半1-0 後半0-1 延長前半0-0 延長後半1-0 計2-1
※拓殖大※
MF28浅倉廉(1年) フロンターレU-15→静岡学園 先発出場
法政大と拓殖大との一戦では、浅倉が先発出場。前半には、右サイドから、うまくボールを受け、エリア前に持ち込み、決定的なミドルシュートを打ちましたが、GK近藤壱成の好守に阻まれ、ゴールとはならず。この日は60分で交代に。
先制点を許した拓殖大は、田中幸大のゴールで追いつき延長戦に持ち込みましたが、延長後半、飯島陸の決勝点で法政が勝利を飾ることになりました。
【慶應義塾大 vs 立正大】
午後5時5分キックオフ
前半0-0 後半0-1 計0-1
※慶應義塾大※
MF27小澤星夜(1年) フロンターレU-15→慶應義塾高校 控え
慶應義塾大と立正大との一戦では、慶應は小澤が控えに。この日は出場機会はなし。試合は平松昇のゴールで、立正大が勝利しています。
「アミノバイタル®」カップは、10月2日に準々決勝の4試合が行われ、全国大会出場チームのうち、4枠が決まることになります。選手たちそれぞれの活躍を楽しみにしています。
(文中敬称略)
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