フロンターレU15 – 湘南ベルマーレジュニアユース / メトロポリタンリーグ

5月22日、等々力第一サッカー場では、川崎フロンターレU-15が湘南ベルマーレジュニアユースに2-3で敗れた関東ユース(U-15)サッカーリーグ2部第13節に続いて、二年生たちの公式戦であるメトロポリタンリーグが行われました。

前回の対戦では1-0でフロンターレが勝利しています。

【川崎フロンターレU-15 メトロポリタンリーグvs湘南ベルマーレジュニアユース】
5月22日(日)午後3時半キックオフ　等々力第一サッカー場　晴れ　35分ハーフ

ともに先ほどまで行われていた関東ユースでは、チャントやコールをまじえて声援を送っていた選手たち。フロンターレの先発はGK33鴨打賢哉、DFは右から36柴崎蒼、31橋本結人、22神橋良汰、27鈴木康平、ボランチは25戸水利紀、32横山航大、右MF34堀川洸、左MF5甲斐翔大、トップ下26猪狩祐真、FW29鈴木大登。甲斐はU-13所属の一年生、鈴木大登は途中出場をした関東ユースに続いてプレーすることになりました。

立ち上がりはフロンターレ、エリア左から甲斐が力強く仕掛け、シュートに持ち込むとこぼれ球に戸水が詰めさらにシュートを放ちますがこれは上に。ボールをつなぎつつ湘南のゴールに迫ったフロンターレでしたが、5分に左サイドからボールを入れられたところに鴨打が飛び出すもうまくボールにさわることはできず、シュートを打たれるとこれがゴールに決まり、0-1。先制点を奪われてしまいます。

フロンターレはボールは保持しながらもなかなか決定的な場面をつくることができない時間帯が続き、23分には自陣左サイドでボールを失ったところからシュートを打たれるとこれも決まってしまい0-2。突き放されてしまいます。

鈴木康平が左サイドを積極的に仕掛けてクロスを上げるもこれもシュートにらつながらず。34分には猪狩が中央で送ったスルーパスに堀川が抜け出してエリア右からシュートを打ちますがこれは右に。

前半は0-2でタイムアップとなりました。

前半はなかなかボールを前に運べなかったフロンターレでしたが、後半は前線から連動してプレスをかけてボールを奪い取りいい距離感で湘南のゴールをおびやかしていきます。

2分には鈴木康平の左クロスにエリア内鈴木大登がシュートを放つも右へ。4分には柴崎の右クロスが湘南の選手に当たり、あわやオウンゴールという場面になりますがこれはGK16番がキャッチ。さらに甲斐が左サイドから入れたボール、鈴木大登がエリア正面でシュートを放つと最後は堀川が詰めますがわずかにさわることはできず。5分には戸水の左コーナーキックに神橋が合わせますがこれはGK16番が対応。しかし、いい場面をフロンターレは作り出していきます。

11分には堀川に代わり39戸澤龍人が右MF、柴崎に代わり23内海太瑚が右SBに。湘南ボールになると甲斐や鈴木大登らがプレスをかけて中盤の横山や戸水らと連動、すぐにマイボールにして攻勢に出るフロンターレ、13分には左サイドに出た横山のパスにエリア左戸水が抜け出してシュートを打つとこれがゴール右へ吸い込まれて1-2。そして、すぐさまボールを拾い上げてセンターサークルへ向かう選手たち。

14分には後半1対1を制して再三起点になっていた甲斐がエリア正面やや左からミドルシュートを打つとこれがバーをたたき、これを拾った鈴木康平の左クロスに鈴木大登が合わせますがこれはGKに。

19分にはまたも甲斐、エリア左でボールを受けると力強く相手を振り切ってシュートを打つとこれもまたバーに。しかし、一年生ながら存在感を見せていきます。

給水タイムをはさんでフロンターレは右サイドから攻勢に。23分には内海からボールを受けた戸澤がエリア正面に。最後は横山がシュートを打つもGKに。さらに戸水の右クロスに横山が頭で合わせますがこれは上へ。

29分には橋本がインターセプトをし、戸水にボールを預けて前線へ。戸水が左サイドへボールを出すと高い位置から鈴木康平が上げたボールに鈴木大登が合わせるとこれが決まり2-2。ついにフロンターレが追い付きます。

さらに攻勢を強めるフロンターレ、猪狩がエリア正面からシュートを打ち、さらに拾った戸澤がシュートに持ち込みコーナーキックを得ると、戸水の右から入れたボールにファーで合わせたのは内海。これがゴールネットを揺らして3-2。33分ついに逆転を果たしたフロンターレ。「よっしゃー!」。こぶしを握りしめて叫んだ内海に、選手たちが駆け寄って喜びを分かち合います。

リードをしてもさらにいい距離感でつないでいくフロンターレ、35分を過ぎたころにはボールを回して高い位置へ最終ラインの選手も上がってコンパクトにして押し込み、ボールを受けた橋本がセンターサークルやや前からミドルシュートを放つとこれがGKの頭上を抜き、4-2。ここで主審の笛が鳴り、タイムアップ。

後半は湘南の選手たちをうまく囲い込みボールを奪って攻勢につなげ、プレー以外でも交代でベンチへ向かいながら試合の様子を見守っていた堀川や柴崎が声を出してピッチの選手たちを励ますなど、チーム一丸となってつかみとった逆転勝利という印象の気持ちのよい試合となりました。

前半0-2 後半4-0 計4-2
得点:戸水利紀、鈴木大登、内海太瑚、橋本結人

フロンターレの先発:33鴨打賢哉、36柴崎蒼、31橋本結人、22神橋良汰、27鈴木康平、25戸水利紀、32横山航大、34堀川洸、5甲斐翔大、26猪狩祐真、29鈴木大登
交代:堀川→39戸澤龍人　柴崎→23内海太瑚
(文中敬称略)