5月22日は保土ケ谷公園サッカー場へ。
プレミアリーグEASTは第8節を迎え、川崎フロンターレU-18は市立船橋との試合に臨みました。
フロンターレが公式戦で市立船橋と対戦するのは、両チームがプリンスリーグ関東1部に在籍していた2012年以来、10年ぶり。
7月8日、保土ケ谷公園サッカー場で行われた第9節では、フロンターレは、現在はトップチームでプレーする脇坂泰斗の2ゴール、岡田優希(現J3テゲバジャーロ宮崎)と西原樹(現ジェイリースFC)が決めるも、市立船橋が渡辺健斗、早矢仕久志(現JFL・MIOびわこ滋賀)、石田雅俊(現韓国・大田ハナシチズン)の2ゴールで4-4で引き分け。
12月9日、船橋法典(グラスポ)球技場で行われた最終節では、フロンターレが、岡田優希のゴールで先制するも、石田雅俊の2得点で、市立船橋が逆転勝利。
8位に終わったフロンターレは翌2013年シーズンをプリンスリーグ関東2部で戦うことになりました。
【川崎フロンターレU-18 プレミアリーグEAST第8節 vs 市立船橋】
5月22日(日)午後1時キックオフ 保土ケ谷公園サッカー場 晴れ 638人
ここまで6勝1分けのフロンターレは、18日に富士通スタジアム川崎で行われた日本クラブユース選手権関東大会1回戦、QUON FC戦(〇4-0、得点:川口達也、オウンゴール、尾川丈、吹田航晟)に続いての公式戦。
先発は、GK21濱﨑知康、最終ラインは右から22江原叡志、キャプテンの4高井幸大、3松長根悠仁、29元木湊大、ボランチは10大関友翔、14大瀧螢、右MF17尾川丈、左MF11岡野一恭平、前線には20岡崎寅太郎、9五木田季晋。
市立船橋は6試合を戦い、1勝2分け3敗の戦績。
先発は、GK25田中公大、最終ラインは右から23藤田大登、13懸樋開、6北川礁、右に19佐藤凜音、左に22内川遼、中盤はボランチにキャプテンの5太田隼剛、11土岐泰斗、右に10郡司璃来、左に18森駿人、前線に9青垣翔。
青空が広がり、風も穏やかな保土ケ谷公園サッカー場。メインスタンドには、選手の家族らや多くのフロンターレサポーターが集まり、ゴール裏には、前日駅前不動産スタジアムで行われたトップチームのサガン鳥栖戦から帰ってきたばかりのサポーターの姿も。
太鼓を叩き、「レッツゴー、レッツゴー」のチャントのリズムで選手たちの背中を押すなか、試合は始まりました。
⚽前半⚽
フロンターレボールでのキックオフとなった前半。立ち上がり、フロンターレは最終ラインから動かし、1分にはフィードに岡野一がエリア外左に。
これに対して、市立船橋はファール。フリーキックとなります
キッカー、大関が遠いサイドに右足でボールを入れ、セカンドボールを拾ったフロンターレは、大瀧が最終ラインに残っていた江原へつなげ、さらに後ろから組み立てを図っていきます。
ふたたびフロンターレは、左サイド、岡野一につなげ、仕掛けた岡野一に対して、またも市立船橋はファール。積極的な仕掛けから、おびやかしていきます。
左サイドからの攻めを試みていくフロンターレは、岡崎が左サイドからエリア内へ仕掛け、市立船橋の守りが阻んだところ、今度は拾った岡野一がエリア左への仕掛け。ニアに折り返しますが、市立船橋は体を張って守り、左コーナーキックに。
セカンドボールを拾ったフロンターレは、右サイドに展開し、折り返し、今度は右コーナーキックに。
これをしのいだ市立船橋は、自陣の右サイドから左サイドを突く浮き球。森が抜け出しそうになりますが、高井が奪い取り、前にいかせず。阻んでいきます。
フロンターレは、高井が五木田を走らせるようなボールを入れ、中央へのルーズボールに対しては、尾川がよく反応。ボールを握り、高井や松長根が開いて、大関や大瀧も間に顔を出しながら、ボールを動かしていきます。
6分には、右に開いた高井が中央へスルーパス。エリア内右、五木田が抜け出し、後ろに戻しますが、味方にはつながらず。シュートには至りませんでしたが、中盤を飛ばしながらも、縦に好パスを入れ、ゴールの前での場面をつくっていきます。
右サイドでは、尾川が江原とつながりを持ってプレー。また、大関の正確なサイドチェンジを、左に開いた元木がおさめたり、最終ラインの高井も、左サイドに張った岡野一に、正確なフィードを通したりするなど、両サイドを使いながら攻めを試みていくフロンターレ。
尾川が、右に張るだけではなく、中央、ときには左サイドに顔を出し、うまく間で受けていき、市立船橋が奪う場面では、松長根、大関、元木がはさみ込んで奪い返し、前にいかせず、自分たちでボールを動かしていきます。
14分には、元木から岡野一と左サイドでつながり、岡野一から受けた岡崎は、エリア外左へ。鋭く切り返し、ミドルシュートを打ちますが、田中がセーブ。
市立船橋も、15分にはフィードに、青垣がエリア外右へ。マークを振り切り、持ち込んでいきますが、シュートは枠外。それでも、個の力のあるところを見せ、迫っていきます。
フロンターレは、五木田のプレスバックからマイボールに、そこから左に展開し、岡野一が仕掛ける姿勢を見せ、中盤の大関や大瀧、尾川もかかわりあいながら前に出ていきます。
18分には、左サイド、高い位置で受けた元木が仕掛けていくと、市立船橋はブロック。左コーナーキックに。
キッカーは大関。エリア内ではなく、エリア外の正面へ浮き球を入れていくと、これをおさめたのは尾川。右足でミドルシュートを打つと、ボールはゴールのなかへ。
市立船橋は、GKの田中の前に飛び出した岡崎が、プレーに関与していたとして、オフサイドを主張するも、得点は認められ、1-0。
先制点はフロンターレに入ります。
フロンターレは、なおも、右サイドの下がり目で受けた大関が、左サイドへ正確なパスを通し、元木から中央、そこから左サイドに展開。岡野一が仕掛けていき、ゴールへ向かう動きを見せていきます。
また、高井の浮き球に、岡崎、五木田が飛び出すなど、長いボールも交え、相手陣内へ入り込んでいきます。
高井、松長根が開いて、大関や大瀧もかかわり、ボールを左右に動かし、江原、元木が高い位置をうかがい、前に出ていくフロンターレ。立ち上がりからドリブルで仕掛ける場面をつくっていた岡野一が、左に開いて浮き球を入れ、エリア内へ岡崎、五木田が飛び出していくなど、変化もつけながら、ゴールをうかがっていきます。
26分には、高井の縦パスを、大関が間で受け、エリア右へ縦パス。五木田が抜け出し、折り返しますが、市立船橋はクリア。
27分には、左サイドの下がり目で受けた大瀧が、エリア右を突くパスを出すと、尾川が飛び出しますが、田中がセーブ。
次々に好パスと、いい動き出しから、フロンターレがおびやかしていきます。
29分には、中央、大関の縦パスが正面の尾川へ通り、間を縫うようにドリブルで持ち出した尾川が、エリア正面で左足シュート、するとこれがゴール左へ決まり、2-0。
突き放したのはフロンターレ。保土ケ谷につどったサポータたちをさらに沸かせていきます。
31分には市立船橋、フロンターレが後ろから動かしていこうとするところ、高い位置で青垣がカット。そのパスに、森がエリア左へ抜け出していこうとしますが、高井が奪い返す好守。
最終ラインの高井が縦に鋭いパスを入れ、五木田が前にいい動き出しを見せるなどし、相手陣内で時間をつくっていくフロンターレ。
33分には、高井の縦パスを中央で受けた大関が左に展開。受けた岡崎が仕掛けて、エリア外左に。ミドルシュートを打ちますが、田中がセーブ。
34分には、左サイドでのスローイン、正面へ五木田が走り込み、セカンドボールをエリア外で尾川が拾いますが、市立船橋はクリア。
中央でセカンドボールを拾ったフロンターレは、相手にボールが渡りそうになったところ、五木田がプレスバックで奪い返し、左に展開。受けた岡崎がエリア外左へ。ミドルシュートを打ちますが、右に。
37分には市立船橋、自陣の左サイドでのクリアボール、高い位置へ森が飛び出していきますが、高井がカバー。
すると38分、フロンターレは右サイド、江原のパスに、五木田が高い位置へ。中央へ折り返すと、これに反応したのは岡崎。巧みにボールをおさめ、やや前へ持ち出し、シュートを打つとこれが決まり、3-0。
出し手と受け手の息の合ったプレー。フロンターレがリードを広げていきます。
自陣の左サイドで元木が厳しい寄せからマイボールにするなど、1対1でも強さを見せていくフロンターレ。右サイドでは、江原がうまく体を入れて、ボールをものにするなどしていきます。
さらに高井、松長根に元木や大関、大瀧がかかわり、ボールを動かしていき、43分には、大関の浮き球のパスに、エリア内へ岡崎が飛び出しますが、市立船橋の守備に遭い、シュートは打てず、
直後には、正面で大瀧がカット。エリア外正面でミドルシュートを打ちますが、田中がセーブ。
44分には、前に持ち出した高井のフィードに、岡崎がエリア右へ。切り返して左足で狙いますが左に。
直後には、市立船橋、中央から右、佐藤に展開。右サイド、開いた佐藤は、ゴールへ向かい、速いボールを入れていきますが、最後は市立船橋のファールに。
フロンターレのコンパクトな守りが阻んでいきます。
右サイド、下がり目の大関が左サイド、高い位置の元木にサイドチェンジを通し、相手に渡りそうになっても、岡野一が寄せ、高い位置で奪い返すなどしていくフロンターレ。
相手が動かしていこうとしても、大瀧が正面でうまくカットするなど、いい位置取りでボールをものにしていきます。
アディショナルタイムに入り、47分には大関から大瀧と縦に通り、大関の縦パスに、尾川がエリア右へ。それを追い越す動きを見せた江原が引き付け、尾川はシュートを選択。しかし、左へ。
前半は3-0でタイムアップとなります。
⚽後半⚽
後半、市立船橋は森に代わり、7丸山侑吾が入ってのスタート。
立ち上がりはフロンターレ。岡崎がカット。大関につながり、大関が右サイドを突くパスを出すと、ボールは尾川から高い位置、江原へ。江原が右クロスを入れると、遠いサイド、五木田が迫りますが、さわることはできず。
左サイド、流れたボールを拾った岡野一が、エリア内へ仕掛け、角度のないところから狙いますが、田中がセーブ。
追加点にこそなりませんでしたが、両サイドを、畳みかけるように使い、いいかたちで、後半へ入っていきます。
市立船橋も、正面で人をかけた攻めに持ち込んでいきますが、フロンターレは高井が出足よく前に出て奪い取るなどして、対応。大関や岡野一も自陣のエリア近くに戻るなどコンパクトにして対峙していきます。
6分には、縦パスに、エリア近くへ五木田が抜け出し、こまかくパスを回して、最後はエリア外正面、大関が枠をとらえたミドルシュートを打ちますが、田中がセーブ。
直後には市立船橋、青垣が正面へ。そのパスに佐藤が右サイドの高い位置へ。クロスを入れていきますが、正面で大瀧がカバー。前半と比べ、前に出られるようになってきた市立船橋に対して、最後のところで守っていきます。
市立船橋は、8分、土岐に代わり15白土典汰。
ここから市立船橋はラインを高め、前から奪いにいく姿勢を鮮明に。9分には右サイドでスローインを得ると、ロングスローを入れていきますが、濱﨑がセーブ。
攻めに転じたフロンターレは、岡野一、岡崎が仕掛けていき、正面の大関へ。大関がシュートを打とうとしたところ、市立船橋はブロック。こぼれ球を拾った大瀧は左に展開。抜け出した元木が仕掛けていきますが、市立船橋の戻りも速く、しのいでいきます。
直後にはフロンターレ、右サイドを突くパスに、五木田が抜け出し、エリア右へ。持ち込んでシュートを打ちますが、田中がセーブ。
市立船橋も左サイドで細かくボールを回していき、うまくスペースに丸山が入り込むなど、フロンターレの陣内で時間をつくっていきます。
それに対して、フロンターレは五木田や岡崎も自陣に戻るなどコンパクトに。ボールをものにすると、岡野一が前へ持ち出し、岡崎とつながって、高い位置へ持ち込んでいくなど、守備から攻めに持ち込もうとしていきますが、前半と比べると、攻めにかかわる人数がやや減り、厚みのある攻めを出せない時間が続いていきます。
それでも、フロンターレは大関や大瀧がうまく間で受け、大関の右サイドを突くパスに、江原が高い位置へ抜け出すなど、ここぞというところで相手を突くプレーを見せていきます。
22分には、中央、大瀧のスルーパスに、岡野一がエリア左へ。切り返してシュートを打ちますが、ワンタッチあり、左コーナーキックに。
大関が遠いサイドにボールを入れると、高井が折り返すと、正面に岡崎、さらにゴール左に五木田が迫りますが、田中がセーブ。
フロンターレは、24分、岡野一に代わり8川口達也、岡崎に代わり28髙橋宗杜。
26分には市立船橋、白土の縦パスに、正面へ青垣が抜け出し、スルーパスを送ると、中央、抜け出したのは丸山。フロンターレの守備をうまくかわしてシュートを打つと、ボールはゴールのなかへ。3-1。
2点差に。
ここで市立船橋は、青垣に代わり27イジェンバ リチャード。
イジェンバがうまく右に流れ、そこからエリアへ向かって仕掛ける姿勢を見せるなど、フロンターレ陣内で時間をつくっていく市立船橋に対して、コンパクトにして対応していくフロンターレ。
29分には、ルーズボールをものにした高井から中央の大瀧へ。大瀧のエリア外左を突く浮き球のパスに、川口が抜け出し、ミドルシュートを打ちますが、枠はとらえられず。
直後には市立船橋、左サイドの裏を突くパスに、イジェンバが抜け出し、エリア左へ。シュートを打ちますが、わずかに右。
フロンターレとしては、ひやりとする場面をつくっていきます。
髙橋宗杜が、高い位置でおさめ、そこからエリア内へ向かっていくなど、ゴールへ向かう動きを見せ、フロンターレは打開を図りにいきます。
31分には大関に代わり18由井航太がピッチへ。
なおも前に出てくる市立船橋。イジェンバが右サイド、高い位置へ流れて前に持ち込もうとしていきますが、フロンターレは松長根がカット。尾川につながるようにして対応していきます。
33分には、左サイド、抜け出した川口がクロス。右サイド、江原が拾い、正面へ。由井がパス交換からエリア内へ抜け出そうとしていきますが、市立船橋は阻んでいきます。
35分には、高井の縦パスを、五木田が中央で受け、左に展開。川口につながり、ふたたび正面で受けた五木田は縦に仕掛けていきますが、市立船橋の守りに遭い、シュートまではいけず。
さらに左サイド、カットした元木のパスに、川口が高い位置へ。仕掛けたコーナーキックを得たフロンターレ。キッカーの大瀧が右足でボールを入れると、遠いサイドで拾ったフロンターレは、ふたたび左コーナーキックに。
大瀧がボールを入れると、エリア内、由井が迫りますが、相手と交錯。由井のファールとの判定が下ります。
市立船橋は郡司に代わり8髙橋悠真。
38分には、右サイド、抜け出したイジェンバが仕掛けていきますが、エリア内で元木がカバー。直後には、左サイド、丸山のパスに、イジェンバがエリア左へ。
しかし、松長根がカバー。体を入れ、最後はイジェンバのファールに。ゴールに迫られながらも、最後のところでしっかり守っていきます。
高井、松長根に由井も最終ラインに下り、後ろから組み立てを図っていくフロンターレ。41分には高井がやや中へ持ち出し、左サイドを突くボールを入れると、髙橋宗杜がこれをおさめますが、オフサイド。
それでも、前半と同様、正確なサイドチェンジを入れ、そこから攻めにつなげようとしていきます。
42分には、高井がカット。ボールは正面の尾川へ。尾川はいったん五木田に預け、エリア外正面へ。シュートは枠をとらえますが、田中がセーブ。
フロンターレは、さらに元木から中央の由井、由井から左に開いた髙橋宗杜、さらに川口とつなげ、それぞれが仕掛ける姿勢も見せて、エリア近くで時間をつくっていきます。
アディショナルタイムは4分、松長根のフィードを五木田が競り、髙橋宗杜が高い位置へ運び、さらにセカンドボールを拾った元木から受けた川口が、左コーナー付近へ仕掛けていくなど、相手陣内で時間を重ねていくフロンターレ。
47分には、ボールをカットした由井が、一気に相手陣内、左コーナー付近へ運んでいき、キープ。最後は、市立船橋のファールに。
体を張ったそのプレーで、スタンドのサポーターから大きな拍手を呼び起こしていきます。
フロンターレは、49分、元木に代わり35土屋櫂大。
市立船橋も、左サイドから斜めに、丸山が仕掛け、ゴールに迫っていきますが、自陣のエリア近くに人数をかけ、これにをしのいだフロンターレ。最後は濱﨑がセーブしていきます。
試合はタイムアップとなり、3-1。
フロンターレは5連勝をおさめることになりました。
前半3-0 後半0-1 計3-1
得点:尾川丈2、岡崎寅太郎(フロンターレ) 丸山侑吾(市立船橋)
フロンターレの先発:21濱﨑知康 22江原叡志 4高井幸大(c) 3松長根悠仁 29元木湊大 10大関友翔 14大瀧螢 17尾川丈 11岡野一恭平 20岡崎寅太郎 9五木田季晋
交代:岡野一→8川口達也 岡崎→28髙橋宗杜 大関→18由井航太 元木→35土屋櫂大
控え:19菊池悠斗 13信澤孝亮 6吹田航晟
市立船橋の先発:25田中公大 13懸樋開 19佐藤凛音 22内川遼 23藤田大登 5太田隼剛(c) 11土岐泰斗 18森駿人 6北川礁 9青垣翔 10郡司璃来
交代:森→7丸山侑吾 土岐→15白土典汰 青垣→27イジェンバ リチャード 郡司→8髙橋悠真
控え:1ドゥーリ―大河 2桒原大知 16五耒凌空
試合後、得点を決めた岡崎寅太郎、尾川丈、長橋康弘監督に話を聞きました。
・ゴールシーンを振り返って。
右サイドで五木田君、季晋君がいい感じで縦へ抜けてくれて。抜けたところで相手に競り勝ったので「クロスが入ってくるな」と感じて。
中に入ったところで、もうあとは決めるだけのボールが出てきたという感じです。
・今日は試合の前、切り返してシュートを打ったり、いろいろとやっていましたけど、イメージ通りのプレーはできましたか?
今日もいつも通り、空いているスペースで受けて、仕掛けてチャンスメークするというところは意識したんですけど、今日はちょっと本数が少なくて、あまりチャンスを生み出すことはできなかったのがあったので。
もう少し自分が受けてからチャンスにつなげられるように、練習していきたいです。
・前半と後半で流れが変わったと思います。何でそうなったのか、自身のなかで考えはありますか?
前半も後半も同じ流れで、「気持ちを変えずに行くぞ」というのはあったんですけど、相手のプレスとか、ゆるみのところが少し出てきてしまって。
なかなかシュートまでいく機会が減ってきてしまって、徐々に相手にボールを持たれるようになってしまって、という展開があったので、そこらへんはまだまだ自分たちの課題だと思うので、取り組んでいきたいと思います。
・市立船橋の印象はどうでしたか?
ベースとしている、蹴ってくるところとか、堅守で5枚で引いてくる守備のところとか、ボールを受けてもフリーで受けられるシーンが非常に少なかったので、やりづらさはありました。
・カウンターが怖いな、というのはありましたか?
前半1本背後に蹴られて、ピンチになってしまったシーンはあったので。ああいうシーンをディフェンス陣が防いでくれていたので、攻撃に専念できたんですけど。
ああいうシーンがいっぱいあると失点も増えてきちゃったのかなと思うと、まだまだやっていかなきゃと思います。
・保土ケ谷に630人くらい来ていました。そのなかでやってどうでしたか?
今日、上を見上げても人がいっぱいいて。「自分らの試合にこんなに足を運んでくれる方がいるんだ」と思って、すごいありがたい思いでした。
・ここでやるのは初めてですか?
初めてですね。映像では何回も見ていたんですけど、初めてで。
・実際やってみてどうでしたか?
すごい、いい芝で、ボールも非常にいい滑りだったし、けっこう自分が今までやってきたところで、芝の感じもスタジアムの雰囲気も好きなので。やりやすかったです。
・クラブユースの予選がある。それに向けて。
去年の先輩たちがいい戦いをして、ベスト16まで持っていったところがあったので。それを超えるベスト4というところを目標にやっているので。
まずは予選をしっかり勝って、本線の切符を、全国でやれるようにつかみたいと思います。
・サポーターに向けて。
いつも温かい応援ありがとうございます、ここまで負けていない状況が続いているんですけど、自分たちはフロンターレである以上、内容もこだわってやっていかなきゃ、と思っているので。
そこは徹底して見せられるように、日々努力するので、応援よろしくお願いします。
・得点シーン、1点目を振り返って。
1点目は練習から準備していて。そこに来ることは分かっていたので。トラップはでかくなってしまったんですけど、落ち着いて蹴ることができました。
・市立船橋の選手が抗議していたのは?
20番の寅太郎がさわったのか、さわっていないのか、というところだったと思います。
・オフサイドで?
オフサイドで、だと思います。
・2点目は?
ライン間のところで受けて、うまくターンできて。はじめはトラ(岡崎寅太郎)に出そうと思ったんですけど、締められたので、ボールを持って行って、そこからシュートまで打つことができました。
・前橋育英との上位対決で勝って、今日は重要な試合だったと思う。どう意識して試合に臨みましたか?
いつの試合でもなんですけど、ベースとして戦うというところをみんな持っていて。戦うということがみんなできているので、勝ちにつながったと思います。
・前半3点取って、後半もっととりたかったのでは?
前半、レイソルの時も4点とって、後半失速してしまって。今日の試合も失速してしまって。そこは課題だと思います。
・どんなところが原因か?
体力的なところもあるんですけど。
・暑さもあった。
そうですね。
・今後に向けて走ったり、そういったことをするんでしょうか。
そうですね。
・市立船橋の印象はどうでしたか?
前半は引いてきて、うまく守備を固めていたんですけど、後半から前から来て、1失点してしまって。いいチームだと思います。
・ここまで、負けなしできている。どんなことがうまくいって、負けなしで来ているのでしょうか?
さっきも言ったんですけど、ベースとして戦うというところがあるので。それをみんなやれているので、勝てているんだと思います。
・チームの中で競争意識は、結果が出なかったら出られないというのは感じますか?
自分も開幕当初は、出れるか、出れないかという立ち位置で。今は出れてますけど、結果が出なかったり、調子が悪かったりしたら、すぐ代わると思うので。
1試合1試合、という気持ちでいます。
・コンスタントにここまで試合に出ていて成長していると思うんですが、どう感じますか?
はじめの方は得点だったり、アシストが少なくて。結果にこだわって、やっているので、最近は3得点だったりしていて、ちょっとずつ成長していると思います。
・夏から秋に向けて、できるようになりたいことは?
得点だったり、アシストです。結果を残すということです。
・今後の横浜FC、FC東京との対戦に向けて。
今日も前半は良かったんですけど、後半は失速してしまって、そこが課題だと思うので、直していきたいと思います。
・600人超のサポーターが来た。
サポーターの人だったり、見に来ている人がすごく力になって。ありがたいです。
・サポーターに向けて。
今後も厳しい試合が続きます。いいところをお見せしたい、と思うので応援よろしくお願いします。
・あともう1点取ればハットトリックだった。意識はしましたか?
前半の最後らへんも、味方にパスを出せば、チャンスというところがあったんですけど。3点目取りたい気持ちがあって、打ちました。3点目取りにいく気持ちはありました。
・クラブユース選手権の予選に向けて。
今日出た課題を、そこに向けて修正できるようにしたいです。
・試合を振り返って。内容にこだわるなか、後半には不満が残りましたか?
そうですね。後半足が止まってしまって。それは3-0で折り返せた、という安心感だったり、水曜日にクラブユース(予選)の1回戦をやっている疲れもあったと思います。
そういったなかで、後半は足が止まってしまって、自分たちのサッカーがうまくいかなくなったと思います。
・体力面や暑さもあったということでしょうか?
そうですね。ただ、このスケジュールで試合があるというのは分かっていたので、それは言い訳にはならないと思います。
疲れたなかでも、サッカーはできると思うし、ああいう3-0でも1点取られてしまうと難しい展開になるよ、という。
2点目も取られてもおかしくなかったというのはありましたし。
そのへんも、サッカーの厳しさというものも、勝ち点をつっ見ながら学べた、と前向きにとらえていいのかな、というふうに思います。
・柏戦、後半同じような展開で。先週前橋育英に勝って、改善できていると思ったんですが。
まだまだかな、と思います。後半から出ていく選手のパワーをもっともっと。当然頭から出られない選手は、悔しい思いをしていて、トレーニングしているのは知っていますし。
そこのトレーニングの質もかなり上がっているので。
今日は難しいところがあったかもしれないんですけど、彼らはかなり成長しているので。そこはすごく期待しています。
・高井選手が続けて試合に出ている。その影響はありますか?
そうですね。高井がトップでトレーニングしているということもあり、特に同級生は意識しているところがあってですね。
どれだけ高井が成長しているのか、気にしながらやっているので、チームとしての競争というか、「離されたくない」という。
信澤(孝亮)なんか、ずっと出ていて、高井が帰ってきたタイミングで入れ替わって、絶対に悔しい気持ちがあると思うんですけど。
ただ、本人も「高井が帰ってきてもポジションを取らせない」という気持ちで本当にやってくれていると思う。
そういう選手がうちにはいるというのが非常に大きいのかな、と。さらに成長を望めるのかな、と思います。
・市立船橋とやってみての印象は?
9番の選手だったり、郡司くん(郡司璃来)だったり、スピードがあるFWの選手がいる、いい選手がいるというのはやる前から分かっていて。
それで何回か危ないシーンはつくられていましたし、対戦相手から学ぶことはたくさんあってですね。
季晋(五木田季晋)とか、トラ(岡崎寅太郎)もそうなんですけど、ボールをつなぐサッカーをするチームは、FWは後ろ向きにプレーしてしまうなかで、まずはああいう相手の怖い背後を狙うということをぜひ見習ってほしい、と感じたんですけど。
そういう脅威は感じましたね。
・先週の前橋育英、今日の市立船橋、似たようなものを感じましたか?
前への推進力だったり、非常に怖いチームだったと思います。
・プレミアリーグの残り、横浜FC戦、FC東京戦に向けて。
自分たちはボールを大事にするなかで、ある程度できるという自信は選手たちについてきた、と思うんですけど、最後のところの怖い仕事、ゴールへ向かうプレーが課題だと思いますので。
少しずつ手ごたえが出てきたと感じている部分はトレーニングからあると思うので、さらに強化して成長していきたいというイメージを持っています。
・クラブユースの予選に向けて。
今年の選手は優勝を目指していると思います。まず全国出場を決めなきゃいけないと思うので。
次の試合、水戸さん(水戸ホーリーホック)になると思うんですけど、いいチームというふうに聞いていますので、まずは選手たちとしっかり1週間準備をして、次の水戸戦で全国を決めたいと思います。
・プレミアに出ていない選手も出す、とうのはありますか?
そのへんは思っているところはあるんですけれども、まずは足元をすくわれないように、しっかり戦っていきたい、というふうに思います。
・保土ケ谷については?
すばらしいグラウンドで、選手たちは幸せだなあ、と思います。
・事前に練習はできたんですか?
いえ、ただ、トップチームの協力があって、前日に麻生グラウンドを使わせていただいて、非常に協力していただいて、非常に助かっている部分であります。
天然芝で選手たちも、違和感なくやれているなあ、と思っています。
・638人もの人が入った。サポーターに向けて。
本当にたくさんの人たちが来てくれて、本当に感謝です。選手たちは幸せだなあ、と思うんですけど。選手たちはそうした人たちに応えなきゃいけないですしね。
これまでよく戦って、頑張って、そういう人たちのために戦って、感謝の気持ちを伝えてくれていると思うんですけど。
ただ内容に満足している選手は一人もいないので。さらにフロンターレらしいサッカーを見せられるように日々成長していきたいと思いますので、引き続き応援よろしくお願いします。
・今後こういったものを見せたいというものはありますか?
トップチームのように、まずは相手を圧倒する。そういったところで見ると、今日は足が止まって、そういうようなサッカーを展開することができなかった。
そのへんも、今日選手たちは勝ち点を積みながら学べたことだと思いますので、さらにフロンターレらしいサッカーを見せられるように頑張っていきたいと思います。
3-1での勝利にも、手放しで喜ぶことはなく、課題を感じ、先を見据えているフロンターレU-18。
立ち返るべき、「戦う」という部分を忘れずに、そこからさらなる高みを目指していこうとする姿勢が、心に残るものがありました。
5月29日、フロンターレは、日本クラブユース選手権関東大会ノックアウトステージ2回戦、水戸ホーリーホックユース戦に、臨みます。
富士通スタジアム川崎にて、午後6時半にキックオフとなるこの試合は、勝利すれば、日本クラブユース選手権の出場権を得られる大切な試合となります。
お時間がある方は、富士通スタジアム川崎へ足を運び、選手たちの背中を押していただければ幸いです。
(文中敬称略)
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