5月15日は前橋育英高崎グラウンドへ。
プレミアリーグEASTは第7節を迎え、川崎フロンターレU-18は前橋育英との試合に臨みました。
フロンターレは、前節柏レイソルU-18に5-1で勝利し、ここまで5勝1敗の首位。
一方、フロンターレにとっては長年プリンスリーグ関東で競い合ってきた好敵手、前橋育英も3連勝を飾るなど好調。
5試合を戦って4勝1敗と、ともに勝ち星を積み上げて、この日の対戦を迎えました。
【川崎フロンターレU-18 プレミアリーグEAST第7節 vs 前橋育英】
5月15日(日)午前11時キックオフ 前橋育英高崎グラウンド くもり
フロンターレの先発はGK21濱﨑知康、最終ラインは右から22江原叡志、キャプテンの4高井幸大、3松長根悠仁、29元木湊大、ボランチは10大関友翔、18由井航太、右MF17尾川丈、左MF11岡野一恭平、前線には20岡崎寅太郎、9五木田季晋。
前橋育英の先発は、GK1雨野颯真、最終ラインは右から11井上駿也真、4齋藤駿、13杉山陽太、6山内恭輔、ボランチはキャプテンの14徳永涼、19青柳龍次郎、右MF17山田皓生、左MF8大久保帆人、前線には10高足善、9小池直矢。
雲の間から、太陽が時折顔を出す前橋育英高崎グラウンドは、前日までの雨の影響があってか、やや蒸し暑さを感じる気候に。
ピッチ脇に設けられたスタンドなどで両チームの選手の家族や、前橋育英のメンバー外の選手らが見守る熱を帯びた雰囲気のなか、試合は始まりました。
⚽ 前半 ⚽
立ち上がり、フロンターレのゴールの前に迫るのは、前橋育英。中央の徳永が左サイドを突くパスを出すと、エリア外左、抜け出した大久保が切り返し、ニアに折り返しますが、フロンターレはクリア。
左コーナーキックとなり、前橋育英はサインプレーからクロスを入れていきますが、フロンターレは跳ね返していきます。
ピンチをしのいだフロンターレは、最終ラインから浮き球を入れ、岡崎を走らせ、ラインを高めていき、なおも、左サイドを突くパスに、うまく裏を取ろうとする大久保に対して、江原が粘り強く寄せていくなど、守備からリズムをつくろうとしていきます。
4分には、さらに前橋育英。GKの雨野のフィードを、正面で小池がおさめ、右に展開。右クロスが流れたところ、左サイドで拾った大久保のパスに、山内が高い位置へ。またも折り返していきますが、フロンターレはブロック。
両サイドを使った厚みのある攻めにしっかり向き合っていきます。
前橋育英は、6分には、フロンターレが最終ラインから組み立てを図ろうとするところ、中央で青柳が奪い、エリア外右を突くパス。山田皓生が抜け出しそうになりますが、濱﨑が飛び出し、頭でクリアする好守でしのいでいきます。
フロンターレも、由井や岡野一が厳しく追い込みにいき、濱﨑が前に送ったボールを、五木田が競り、拾った岡崎が前に仕掛ける姿勢を見せ、また、尾川が中央に寄ってマイボールにするなどし、次第にボールを自分たちで動かす時間をつくっていきます。
7分には松長根から左に展開。岡野一へつながり、いったん岡崎に預けた岡野一は、パス交換からエリア左をうかがいますが、前橋育英もしっかり囲い込み、それはならず。
フロンターレは、さらに高井や松長根、大関や江原が最終ラインで動かし、松長根のフィードに、由井が右サイドの高い位置へ飛び出し、中央でルーズボールを拾った五木田のパスに、岡野一がエリア左をうかがうなど、相手陣内で時間をつくれるようになっていきます。
左サイドでボールをカットした元木の縦パスを、岡崎が左サイドの高い位置で受け、仕掛けていくなど、ゴールへ向かっていくフロンターレ。
一方の前橋育英も、1対1の強さや、距離感よく囲い込む守りを見せ、慌てずに対応していきます。
前橋育英の中央からの攻めに対して、松長根が由井につながるように対応していき、由井がすぐさま左の元木につなげて、攻めに持ち込んでいこうとするフロンターレ。
一方の前橋育英も、中央を抜けていこうとする五木田に対して、徳永がうまく寄せて前にいかせないなど、切り替えの良さを見せていきます。
11分には、高井のフィードに、五木田が右サイドの高い位置へ。粘り強くボールを追っていった五木田が右クロスを入れると、エリア外左、走り込んだ元木がミドルシュートを打ちますが左へ。
ラインを高く保つ前橋育英に対して、最終ラインに大関も下り、中央にパスを差し入れたり、左サイド、フリーとなった岡野一に入れ、岡崎が中へ寄るなどしながら、連係を見せようとしていくフロンターレ。
前橋育英も、最終ラインの齋藤駿や杉山が多く触れ、徳永や青柳も加わってテンポよくボールを動かし、それに対してフロンターレは、由井が出足の良い寄せからマイボールにするなど、高い位置で奪う場面をつくっていきます。
15分には、元木からやや左サイドの下がり目で受けた岡野一が、左サイドを突くパス、岡崎につながりますがオフサイド。
中盤で厳しい攻防を重ねていく場面が続いていき、フロンターレは前から連動して奪いにいき、ときには左SBの元木が、エリア内へ飛び出していくなどし、そこからマイボールに。
21分には、中央で競り合い、尾川がマイボールに。尾川は中央を運んで、左に展開。岡野一につながり、岡野一のパスに、大関がエリア外正面へ。ミドルシュートを打ちますが、上に。
前橋育英も直後には、中央を大久保が抜けていき、右へ展開。山田皓生がエリア外右へ迫りますが、フロンターレは体を張って阻み、最後は濱﨑がセーブしていきます。
ふたたび最終ラインでボールを動かしながら、相手陣内をうかがっていくフロンターレ、24分には、大関のスルーパスに、五木田が高い位置へ。右サイドの高い位置で、いったん前橋育英に渡ったところ、由井が奪い返し、受けた五木田が右サイドからエリア内へ仕掛けていこうとしますが、前橋育英の最終ラインもうまく、強く対応していきます。
25分には、前橋育英、雨野のフィードに、高足がエリア前に抜け出しそうになりますが、高井が対応。松長根につなげ、ふたたびフロンターレは最終ラインから組み立てに。
27分には、左サイド、元木のパスに、岡野一が前へ仕掛け、一気にエリア左へ。角度のないところ、シュートを打ちますが、右に。決定的なチャンスを、切り開くようにつくっていきます。
右サイドからの攻めに持ち込もうとしてくる前橋育英に対し、元木が好カバーを見せるなど、集中力を保って対峙していくフロンターレ。
左に開いた元木の、正面への浮き球に尾川が動き出すなど、長いボールを交えていきます。。
前橋育英も、ここぞというところで、中央からうまくサイドに展開し、28分にはエリア右へ高足が迫りますが、高井がカバー。
ふたたび攻めに転じたフロンターレ、28分には高井のフィードを、正面で岡崎がおさめ、そのパスに、五木田がエリア内へ仕掛けていきますが、前橋育英の齋藤駿、杉山がはさみ込むように、厳しく、ファールにならないように奪っていきます。
29分には、前橋育英。高い位置でカット。右サイドから中央へ切れ込んだ井上は、エリア前にスルーパスを出しますが、濱﨑が前に出てシュートは打たせず。
31分には、さらに前橋育英。斎藤の縦パスを、うまく正面の間で受けた山田皓生はスルーパス。しかし、うまく反応できず、シュートにはつながらず。
前橋育英も、隙があれば、チャンスをつくれる—。そんな場面を見せていきます。
34分には、フロンターレ、中央やや左寄りで大関が奪い、そのパスに、岡崎がエリア外左へ。仕掛けてシュートを打ちますが上に。
前橋育英の縦へつけたボールを、高井が奪い、そこから由井、元木とつながり、濱﨑も加わって、動かしていくフロンターレ。
37分には、前橋育英の徳永が左サイドを突くボールを出すと、大久保が抜け出しそうになりますが、江原がカバー。高井につなげ、そこから攻めに。
いったん高井から左の元木へつなげ、ふたたびボールは高井に。高井は右サイドに展開。江原へ。
江原のスルーパスに、五木田がエリア正面へ。そのまま、前に持ち込んでいきますが、齋藤駿と杉山がはさみ込むようにして対応していきます。
直後には、縦パスに尾川が中央へ。尾川のスルーパスに、岡崎が正面へ抜け出しますが、オフサイド。
フロンターレは、さらに五木田が競ったボールのセカンドボールを、大関が拾い、松長根や高井、江原が多く触れて、左右を使いながら、前に出ていきます。
41分には、前橋育英、井上の右サイドを突くフィードに、高足が抜け出しますが、松長根が厳しく寄せていき、エリア内へは近づかせず。
そこから畳みかける前橋育英。スルーパスに山田皓生がエリア内へ抜け出していきますが、フロンターレは人をかけてコンパクトに。最後は江原がクリア。
直後には、徳永がボールをカット。右へ展開。山田皓生がエリア内へ仕掛けていきますが、大関、さらに岡野一が寄せていきます。
アディショナルタイムに入り、さらに前橋育英は、下がり目の高足のパスに山田皓生が右サイドの高い位置へ。折り返していきますが、フロンターレはブロック。
直後には、エリア右、高足が進入しますが、松長根が寄せていき、高足は左に展開。斜めに入れたパスに、小池がエリア内へ抜け出しそうになりますが、江原がカバー。
終盤の前橋育英の攻勢をしのいで、前半は0-0でタイムアップとなります。
⚽後半⚽
後半立ち上がりは、前橋育英。高足が縦に仕掛け、エリア内へ。これをしのいだところ、ラインを高めていく前橋育英は、杉山から左へ展開、山内へつながり、左サイドからの攻めに。
最後はエリア外、徳永がミドルシュートを打ちますが、枠はとらえらえれず。
フロンターレは、左サイド、元木からうまく岡野一が間で受けて、左サイドに流れた岡崎へつなげ、岡崎が仕掛ける姿勢を見せ、また、相手陣内で時間をつくっていきます。
4分には、前橋育英、齋藤駿から左に展開しようとしたところ、江原がカット。そのスルーパスに岡崎がエリア外右へ。岡崎のパスに、五木田がエリア内右へ持ち出し、シュートを打ちますが左へ。
前橋育英も左サイドでパス交換を繰り返し、高足がエリア内へ進入しようとしますが、フロンターレはコンパクトにして、対応。最後は高井が奪っていきます。
5分にはフロンターレ、左サイド、元木の浮き球に、五木田、岡崎が正面へ飛び出しますが、前橋育英は、齋藤駿、杉山がこれに対応。こちらも集中した守りを見せていき、今度は前橋育英の攻めに。
前橋育英は、左サイドに展開。斜めのパスに、高足が仕掛けていきますが、ここでも高井がカバー。
左コーナーキックとなり、前橋育英はサインプレーを選択。青柳からのボールを受けた山内は左クロス。遠いサイド、斎藤が合わせますが、枠はとらえられず。
7分には、中央で前を向いた山田皓生の浮き球に、高足が正面へ抜け出しそうになりますが、濱﨑がエリア外に飛び出し、クリアしていきます。
ややセカンドボールが前橋育英にいく場面が続き、8分にはエリア外左、小池がうまく間で受け、ミドルシュート。枠をとらえますが、濱﨑がセーブ。
直後には、右サイド、井上がやや中央に運んで、エリア右を突くパス。しかし、岡野一がカバー。フロンターレは焦らず、しっかり守っていきます。
フロンターレは、中央に尾川が顔を出し、右に開いた高井が斜めに、岡崎へ鋭いパスを入れるなどして、攻めに転じようとしていきます。
しかし、前橋育英も出足の良さを見せ、そこから攻めへ。
10分には、浮き球のパスを、正面で小池が巧みにおさめますが、松長根が寄せ、シュートは打たせず。11分には、やや下がり目で受けた高足から左へ展開。
大久保が仕掛けていきますが、フロンターレは粘り強く寄せていき、最後は大久保のファールに。
直後にはフロンターレ、高井が左サイドを突くパス。岡野一につながり、岡野一から正面の岡崎へ。岡崎から受けた由井が、エリア正面へ。シュートを打ちますが、前橋育英はブロック。
さらにセカンドボールを拾うフロンターレ。ふたたびボールを動かす時間をつくり、13分には右サイド、江原のクロスを、遠いサイドで岡野一が拾い、そのパスに岡崎がエリア左へ。
岡崎が正面へ送ると。由井がシュートを打ちますが、上に。ゴールとはなりませんでしたが、厚みのある攻撃を見せられるようになっていきます。
高井から江原に展開し、右に尾川が流れ、間に落ちた五木田にパスを入れようとするなど、選手たちがかかわりあいながら、前に出ていこうとするフロンターレ。
奪われても。すぐさま囲い込み、速攻を許さずに対応していきます。
前橋育英も、、16分には正面、青柳が速いパスを入れると、こぼれ球をエリア外右で拾った高足がミドルシュートを打ちますが、左に。
17分にはフロンターレ、由井から左の岡野一へ展開。岡野一がゴール前に速いボールを入れていくと、五木田が飛び出しますが、岡野一がオフサイドをとられ、シュートにはつながらず。
由井や大関、松長根や高井が触れ、尾川も中へ時には寄り、松長根のフィードも交え、攻めを試みていくフロンターレ。前橋育英がボールを奪って、右サイドに展開しようとする場面では、元木がカバー。最終ラインに戻し、ボール保持の時間を長くしていきます。
21分には前橋育英、最終ラインでボールを動かし、左に展開。山内につながり、山内が左クロスを入れると、ニアに飛び込んだ小池が頭で合わせますが、左にそれていきます。
24分、前橋育英は山田皓生に代わり17齋藤颯太がピッチへ。
直後のフロンターレ。最終ライン、松長根が中央に縦パス。これをうまく間で受けた岡崎は前へ持ち出しスルーパス。それに抜け出した五木田がエリア内へ。倒れ込みながらもシュートを打つと、ボールはゴールのなかへ。1-0。
先制点はフロンターレへ。テンポよく、縦へボールが入り、フロンターレがついに一歩前へ。
追い掛ける展開となった前橋育英は、直後に右を突くパス、齋藤颯太へつなげようとしますが、元木がカバー。
フロンターレは、テンポを上げ、大関や岡崎がうまく間で受け、最終ラインの松長根、高井、江原がまたも多く触れながら動かしていきます。
26分には、元木の正面への浮き球に、五木田、岡野一が飛び出しますが、雨野がクリア。
28分には、前橋育英、フロンターレにファールがあり、左サイドでフリーキックを得ると、キッカーの山内はやや左下、大久保に戻し、大久保は正面へ仕掛けて、エリア内を突くパスを入れていきますが、濱﨑がセーブしていきます。
濱﨑も加わり、後ろから回し、由井が間で受け、右の江原へつなげるなどしていくフロンターレ。尾川が高い位置で粘り強く前に持ち出し、エリア前に仕掛けるなどしていきっます。
前橋育英も徳永、青柳に加え、高足も下がり目でボールに触れ、そこから前に。30分には、うまく間で受けた高足から右に展開。井上が切れ込んでミドルシュートを打ちますが、濱﨑がセーブ。
さらに前に出てくる前橋育英に、五木田や岡崎も自陣に戻り、コンパクトに対応していくフロンターレ。尾川が左サイドをカバーするなど、献身的にプレーを続けていきます。
32分には、フロンターレ、由井、松長根から高井と最終ラインでつながり、高井の縦パスを、正面で受けた五木田はスルーパス。エリア内へ尾川が飛び出しますが、シュートは打てず。
しかし、うまく間に差し込み、先制点の場面と同様、ゴールに迫っていきます。
前橋育英も、左右に動かし、中央で受けた徳永が右サイドを突くパスを入れていきますが、元木がカバー。
33分には右サイドでのスローインから、小池がエリア内へ入り込みますが、松長根が体を張り、前橋育英の右コーナーキックに。
前橋育英のコーナーキックが続きますが、最後は正面で岡野一がカット。一気に前に持ち込んで、エリアの前に。シュートにこそいけませんでしたが、次のゴールを目指していきます。
さらに前橋育英は、雨野の浮き球を、うまく中央で青柳がおさめ、徳永、齋藤、杉山がかかわり、後ろから動かしていき、36分には山内の浮き球に、エリア外左、うまく高足が入れ替わりますが、オフサイド。
おびやかす場面をつくっていきます。
37分には、今度はフロンターレ、高井の浮き球を五木田がおさめ、由井から左の元木、最終ラインの松長根、ふたたび元木とつないで、中央に。
大関が由井にいったん預け、正面へ上がり、スルーパスを出すと、エリア内へ五木田、尾川が抜け出しそうになりますが、前橋育英もうまく体を入れ、守っていきます。
フロンターレ40分、岡野一に代わり8川口達也。
41分にはフロンターレ、高井から右に展開。五木田がキープ。これに対して前橋育英にファールがあり、すばやくリスタートしたフロンターレは、エリア右、岡崎が進入。シュートを打ちますが、わずかに左。
前橋育英も、右サイド、齋藤颯太が中央へも顔を出し、42分には切れ込んでスルーパス、エリア内へ迫りますが、高井がカット。すぐさま中央川口につなげ、川口は、正面へ動き出す岡崎へつなげようとしていきますが、前橋育英の守りに。
しかし、守備から攻めへ、速さを見せていくフロンターレ。徳永の左サイドを突くパスに、抜け出そうとした山内に、江原が粘り強く寄せていくなど、1対1でも強さを見せていきます。
43分、前橋育英は青柳に代わり26茂木碧生、高足に代わり15斉藤航汰、大久保に代わり15福永竜也。
44分、フロンターレは大関に代わり13信澤孝亮、岡崎に代わり28髙橋宗杜。
右サイドの高い位置で、髙橋宗杜や五木田、尾川も加わり、キープを図るフロンターレ。
アディショナルタイムは3分。46分には、由井がボールをカット。そのパスに五木田が正面へ抜け出し、シュートを打ちますが、雨野がセーブ。
前橋育英も、47分には中央やや右寄りでフリーキックを得て、セカンドボールを拾い、右に展開。右サイドから鋭いクロスが入りますが、濱﨑がセーブ。
さらに正面へ浮き球を入れ、ゴールを狙ってくる前橋育英。しかし、フロンターレは、体を張ってこれをしのぎ、ついに試合はタイムアップ。1-0。
小池や高足、徳永といった昨年も主軸を担った選手を中心に、積み重ねをうかがわせる前橋育英との好勝負を制したフロンターレ。
上手くいかない時間があっても、そこから崩れることはない。チームとしての、選手たちそれぞれのたくましさを感じさせられる試合となりました。
前半0-0 後半1-0 計1-0
得点:五木田季晋(フロンターレ)
フロンターレの先発:21濱﨑知康、22江原叡志、4高井幸大(c)、3松長根悠仁、29元木湊大、10大関友翔、18由井航太、17尾川丈、11岡野一恭平、20岡崎寅太郎、9五木田季晋
交代:岡野一→8川口達也 大関→13信澤孝亮 岡崎→28髙橋宗杜
控え:19菊池悠斗 35土屋櫂大 6吹田航晟
前橋育英の先発:1雨野颯真、11井上駿也真、4齋藤駿、13杉山陽太、6山内恭輔、14徳永涼(c)、19青柳龍次郎、17山田皓生、8大久保帆人、10高足善、9小池直矢
交代:山田皓生→22齋藤颯太 青柳→26茂木碧生 高足→15斉藤航汰 大久保→15福永竜也
控え:12小泉奨英 27山田佳 30オノノジュ慶吏
試合後、長橋康弘監督、決勝ゴールの五木田季晋に話を聞きました。
・今日の試合を振り返っていただけますか?
本当に強い相手でした。自分たちが表現したいサッカーをなかなかできずに、ただ、そういう相手でも我慢強く戦うことがやっぱり大事ということで、選手たちは本当に焦れずに何とか頑張ってくれたと思うんですけど。
やっぱり内容のところで見ると、自分たちのサッカーをできていなかったのかなあ、というところで、ああいうミドルでセットしながら、コンパクトに相手がしてくるところで、ライン間にボールがつけられないなかで、「じゃあ、どういう戦いがあるのか」と。
ラインが高かったので、一番怖いところから目指していけば、いつか空いてくるというところを焦れずに選手たちはやってくれたのかなあ、と思います。
・立ち上がりなど、押し込まれ、苦しい時間もあったと思うんですけど。なかなかチャンスがつくれなくて、ハーフタイムにはどんなことを選手に話しましたか?
選手たちは相手の最終ラインとミッドフィルダーの間のところをいかにして突いていきたいか、というところでやってはいたんですけど、前育さんの守備のクオリティーの高さがあって、そこでどうしても突けないなかで、けっこう後ろでボールを回す時間が長くて。
ただ、ラインが高いというところで、どこからやっつけにいかなければいけないのか、そのようなところを整理しただけなんですけど。
選手たちは少し改善が見られたかなと感じるんですけど、まだまだですね。
・次戦に向けて準備していくことは?
引き続き、結果と内容にこだわりながらやっていきたいんですけど。やはり、こういう苦しいゲームをものにした次のゲームが大事になってくると思う。
なので、また気を引き締めて1週間成長できるように、成長に向けて頑張っていきたいと思います。
・次は保土ケ谷での試合。またサポーターが見ることができます。サポーターに向けて、よろしくお願いします。
選手たちは本当に結果と内容、トップチームのああいうサッカーを目指しているので。
こだわりながら、サポーターの皆さんに少しでも「トップチームに近いサッカーをできるようになったね」という評価をもらえるように、また1週間がんばっていきたいと思いますので、引き続き応援よろしくお願いします。
・ゴールシーンを振り返って。
トラ(岡崎寅太郎)がいい位置でボールを受けて、トラがドリブルしながら、自分が斜めに入っていったときに「空くな」というのがあったので、走ったらトラが出してくれて、あとは決めるだけでした。
・前半DFの間で受けてもつぶされる場面があった。前橋育英とやってみていかがでしたか?
個々の能力が高くて、相手の技術も高かったので、ボールを持たれる時間もあったんですけど、そこは自分たち全員で粘り強くやれたのが良かったと思います。
・前節足をつったが、今日は最後までやれた。気を付けながら、やれたということですか?
前節つって、つらないように縄跳びを始めて。大関とか、あとは達也(川口達也)とやっているんですけど、それが、効果が出たのかなと思います。
・次節以降の目標をお願いします。
これからも厳しい戦いが続くと思うんですけど、自分はまず点を取るということにこだわりながら。
でも、そこだけじゃないので。
自分もまだまだビルドアップのところだったり、こだわるように、そういうところでも上手くなっていきたいので。
成長しながら勝っていきたいと思います。
・サポーターに向けて。
本当にいつも温かい声援をくれて。自分たちは本当に声援でパワーをもらっているので、次節以降も応援してもらえたらうれしいです。
ぜひ、応援よろしくお願いします。
次戦、プレミアリーグEAST第8節は、5月22日、保土ケ谷公園サッカー場にて午後1時キックオフ。市立船橋との試合に臨みます。
またひとつ、勝利を手にし、さらに結果と、自分たちのサッカーをピッチで見せていくということにこだわって、前に進んでいくフロンターレ。多くの人々にその背中を押してもらえたら、さいわいです。
(文中敬称略)
この記事は、前橋育英に取材をお願いし、了承を得て書かせていただきました。今回も受け入れていただきありがとうございました。
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