7月3日は、富士通スタジアム川崎へ。
全12チームが出場し、ホーム・アンド・アウェーで行われるプレミアリーグEASTは、折り返し点となる第11節を迎え、川崎フロンターレU-18は、桐生第一との一戦に臨みました。
【川崎フロンターレU-18 プレミアリーグEAST第11節 vs 桐生第一】
7月3日(日)午後5時キックオフ 雨のちくもり 2357人
前節FC東京U-18に、志村海里、岡崎寅太郎の2得点で勝利し、ここまで9勝1分けのフロンターレ。
先発は、GK21濱﨑知康、最終ラインは右から22江原叡志、キャプテンの4高井幸大、3松長根悠仁、29元木湊大、ボランチは10大関友翔、18由井航太、右Mf17尾川丈、左Mf25志村海里、前線には20岡崎寅太郎、9五木田季晋。
松長根、大関は6月28日にトップチームへの昇格が発表されたばかり。
フロンターレとは、2019年以降プリンスリーグ関東で切磋琢磨、フロンターレ、前橋育英とともにプレミアリーグEASTに昇格した桐生第一は、1試合が延期になっており、ここまで1勝2分け5敗。
先発は、GK1清水天斗、最終ラインは右から25小泉郁歩、5中野力瑠、ゲームキャプテンの6石原翼、ボランチは8矢島莉羽、16岩崎隼星、右MF9島野大和、左MF14小野剛史、トップ下7岡村葵、前線には15松島颯汰。
富士通スタジアム川崎では初めての開催となったプレミアリーグEAST。場外にはキッチンカーやアトラクションなどが設けられ、弱い雨が降るあいにくのコンディションにもかかわらず、メインスタンドは選手の家族ら、フロンターレのサポーターらで満員に。
バックスタンドも、続々と多くのフロンターレサポーターらや少年サッカーチームの選手らが席を埋めていく、熱気にあふれた雰囲気のなか、試合は始まりました。
立ち上がりは、桐生第一が押し込んでいく展開に。高い位置でスローインを得ると、正面へボールを入れ、ゴールの前に。フロンターレは尾川がそこをカバーにいき、しのいでいきます。
後ろから組み立てを図るフロンターレに対し、前から奪い、そこから速い攻めに持ち込む姿勢を見せていく桐生第一は、2分には岡村がボールをカットし、右に展開。
しかし、元木がカバー。志村につなげて、守備から攻めへのつながりを、落ち着いて見せていきます。
直後には、桐生第一、右サイドからの攻めに。右から折り返すと、ニアで岡村がシュートを打ちますが、フロンターレは体を張って阻み、右コーナーキックに。矢崎が右足でボールを入れると、遠いサイド、岡村がダイレクトでシュートを打ちますが、枠はとらえられず。
桐生第一がフロンターレのエリア前でプレーを重ねる時間は続き、4分には高い位置で島野がボールをカット。エリアへ向かって仕掛けていき、右コーナーキックに。矢崎が入れたボールは、左サイドに流れ、拾った石原がクロスを入れようとしますが、江原がブロック。
今度は左コーナーキックとなり、キッカーの岡村が右足でボールを入れると、セカンドボールを拾った桐生第一はふたたび左へ展開。岡村が精度の高いクロスを入れていきますが、高井がクリア。
フロンターレは、桐生第一のたたみかけるような攻めを、落ち着いた、体を張った守りでしのいでいきます。
徐々に後ろで組み立てを図る時間を増やしていくフロンターレは、松長根や高井、濱﨑、間に大関が下りて、左右にボールを動かし、7分には高井の浮き球のパスに、岡崎が正面へ。桐生第一の選手を振り切り、シュートを打ちますが、清水がセーブ。
さらにフィードに、志村がうまくエリア前に動き出すなど、長いボールを交え、揺さぶりに。大関や松長根、高井や元木らが何度もボールに触れながら、松長根のフィードに、岡崎がエリア前に抜け出しそうになるなど、ゴール前での場面を増やしていきます。
すると11分、フロンターレは岡崎がボールをおさめ、前に持ち出し、リターンパスは中盤の大関へ。大関の右サイドを突くパスに、抜け出したのは尾川。高い位置へ持ち出し、クロスを入れると、倒れ込みながらも、頭で合わせたのは五木田。
1-0。フロンターレが先制します。
高い位置からプレスをかけ、そこから攻めに持ち込もうとする桐生第一に対して、コンパクトに対応。マイボールにすると、つなげる姿勢を見せて、流れを引き戻していくフロンターレ。
最終ラインに大関も加わり、ボールを回していき、大関のサイドチェンジを、志村が左サイドの高い位置でおさめたり、松長根のフィードに、尾川がエリア内へ飛び出すなど、出し手と受け手の息の合った連係も交えていきます。
15分には右サイド、江原の縦パスを五木田がおさめ、リターンを受けた大関の右サイドを突くパスに、江原が高い位置へ。桐生第一の守りが阻んで右サイドでのスローインに。
その流れから、尾川が右サイドの高い位置へ。正面へパスを送ると、これを受けたのは由井。前に持ち出して、シュートを打つとこれが決まり、2-0。
フロンターレが突き放します。
17分には桐生第一、エリア外右でフリーキックを得ると、岡村が入れたボール、ゴールの前にうまく抜け出した中野がシュートを打ちますが、濱﨑がセーブ。
直後には、松長根のフィードに五木田がエリア前に。これに対して、桐生第一のGK清水はエリア外に出てクリアし、左サイドでのスローインに。
スローインの流れから、桐生第一にファールがあり、エリア外左でフリーキックを得たフロンターレは、大関が右足でボールを入れると、遠いサイド、松長根が合わせますが、ゴールとはならず。
19分には、由井がファールを受け、すばやくリスタートしたフロンターレは、左サイドからの攻めに。志村から元木とつなぎ、元木がクロスを入れると、遠いサイド、尾川がシュートを打ちますが、枠はとらえられず。
20分には、桐生第一のGK清水から中央へのパス、足元につかなかったところを突いて、大関がカット。ミドルシュートを打ちますが枠はとらえらえず。
ゴール前でのプレーを重ねていくフロンターレに対し、桐生第一も21分には、右サイドで岡村がボールをカット。そのパスに松島がエリア右へ抜け出し、シュート。ボールはポストを叩き、ゴールとはなりませんでしたが、フロンターレとしてはヒヤリとする場面をつくっていきます。
尾川が中央に寄り、右サイドの高い位置へ江原が顔を出し、左に開いた志村に、松長根が正確にパスを通すなど、左右に動かしながら、ゴールへ向かっていくフロンターレ。
22分には、左サイドでのスローイン、岡崎がおさめ、そのパスに由井がエリア外正面やや左へ。シュートを打つも右に。
飲水タイム明けには、桐生第一、島野が右サイドから仕掛け、フロンターレのゴール前に迫っていきますが、高井がカバー。
さらに桐生第一は、中央に寄った小野が右サイドを突くパスを出すなど、中と外とをうまく使って、前に出てこようとしますが、フロンターレはコンパクトにして、対峙。
ふたたびマイボールにし、高井、松長根が開いて、間に大関が下り、松長根の左サイドを突くボールを受けた元木が前に仕掛ける場面をつくり、また、由井の出足の良いボール奪取から尾川が右サイドの高い位置へ抜け出してクロスを入れるなどしていきます。
元木が自陣でクリアしたボールを、中央の下がり目で五木田がおさめ、そこから岡崎が仕掛ける場面をつくるなど、距離感良く、守備から攻めに転じていくフロンターレ。
高井のフィードに、岡崎が正面へ抜け出しそうになったり、右に開いた高井の縦パスを、五木田がおさめたりするなど、最終ラインも起点になっていきます。
すると35分、フロンターレは由井がボールをカットし、そのパスに志村が左サイドを仕掛けて、折り返し。正面で尾川が放ったシュートは、桐生第一が阻むも、五木田がこぼれ球を決めて、3-0。
守から攻への切り替えの速さが実って、突き放します。
高井のサイドチェンジを、志村が左サイドでおさめ、志村から受けた大関が裏を突くパスを出すなど、テンポよくゴールへ向かっていくフロンターレ。
桐生第一がGKの清水も加わって後ろから組み立てていこうとする場面では、前から連動してプレスにいき、高い位置でボールを奪うなどしていきます。
40分には、大関の左サイドを突くパスに、志村が高い位置へ。折り返しはクリアされるも、こぼれ球を拾って左クロスを入れると、エリア内、岡崎がシュートを打ちますが、清水がセーブ。
41分にはフロンターレ、いったんはボールを失うも、五木田のプレスバックから奪い返し、右に展開。江原がクロスを入れると、遠いサイド、志村がダイレクトでシュートを打ちますが、枠はとらえられず。
42分には、大関が中央でカット。そのパスに、志村がエリア正面へ。シュートを打つも、、清水がセーブ。
直後には桐生第一、岡村が正面でおさめ、右に展開。島野が抜け出し、エリア前に折り返しますが、オフサイドがあり、チャンスとはならず。
43分にはフロンターレ、濱﨑が前に送ったボールを五木田がおさめ、岡崎が正面へ抜け出すも、清水がセーブ。
桐生第一も岡村がエリア前に顔を出すなどしていきますが、松長根がカット。すぐさま大関につなげ、守から攻に。
45分には、大関の浮き球を、五木田、尾川が競り、拾った岡崎がエリア外正面でシュートを打ちますが、枠はとらえられず。
さらに左サイドに展開し、細かく動かしていくと、志村の浮き球のパスに、岡崎がエリア内へ。シュートを打ちますが、枠はとらえられず。
前半は3-0でタイムアップとなります。
後半桐生第一は、増澤に代わり2江原佳汰、矢島に代わり27乾真人、松島に代わりキャプテンの10諏訪晃大。最終ラインは右から石原、中野、江原、小泉に。
立ち上がりには、フロンターレ、フィードに岡崎がエリア前に。切り返してシュートを打つも清水がセーブ。
4分には桐生第一、中野から左に展開。小野が正面やや左へ仕掛けて、シュート。ボールはクロスバーを叩く、ゴールをおびやかすものに。
尾川が中へ寄って左の元木に展開。そこから志村につながり、志村から中央で受けた大関が間を突くパスを入れるなどして、前に出ていくフロンターレ。
7分には、濱﨑から左サイド、元木に展開。元木から受けた志村は左サイドを仕掛け、切り返して、正面へ展開。五木田がボールをおさめ、最後は尾川がシュートを打ちますが、上に。
さらにフロンターレは、右サイド、江原から尾川とつながり、尾川のパスに、五木田がうまく飛び出し、エリア右へ。シュートを打つもサイドネット。
直後には、志村から元木とつなぎ、元木のクロスを五木田が競り、最後は尾川がシュートを打つも、ワンタッチあり、右コーナーキックに。
大関がボールを入れると、高井のヘディングシュートは枠をとらえるも、桐生第一はクリア。ふたたび右コーナーキックに。
セカンドボールを拾ったフロンターレは、正面で元木がセカンドボールを拾い志村へ。志村から右サイドに残っていた大関にふたたび渡ると、大関の右クロスに五木田が頭で合わせますが、左に。
さらにフロンターレは、右サイドからの攻めに、尾川のパスに、江原が高い位置へ飛び出し、桐生第一が阻んで右コーナーキックに。大関がボールを入れると、松長根が頭で合わせますが、清水がセーブ。
13分には、由井が左サイドでボールをカット。縦パスに五木田が正面へ。桐生第一の選手がその進路を阻んで、エリア外正面でのフリーキックに。
大関が右足で直接放ったシュートは、枠をとらえますが、清水がセーブ。セカンドボールを拾ったフロンターレは、岡崎から正面の志村、元木とつないで、元木は右に展開。
五木田の折り返しに、高井がエリア内に。最後は桐生第一が阻みましたが、フロンターレの攻撃の波が打ち寄せていきます。
15分には、元木の左クロスを、正面で由井が胸でおさめ、そのパスに五木田がエリア内へ抜け出しそうになりますが、清水がセーブ。
16分には、江原のフィードに、岡崎が正面へ。寄せてくる相手を振り切り、シュートを試みますが、清水と交錯。ゴールとはなりませんでしたが、いい動き出しと力強さを見せていきます。
フロンターレは、ここで岡崎に代わり5浅岡飛夢、志村に代わり8川口達也。
19分には桐生第一、中央で岩崎がボールをカットし、左に展開。精度の高いクロスがエリア内に入りますが、さわることはできず。左に流れたボールを、浅岡がカバー。前線に入った浅岡でしたが、自陣の低い位置も献身的にカバーしていきます。
21分には、浅岡がおさめ、受けた五木田が前に仕掛けて、右コーナーキックに。川f口が左足でボールを入れると、松長根が頭で打ちますが、枠はとらえられず。
一方の桐生第一も、うまく間に縦パスを入れる場面をつくり、スペースに入り込む動きを見せて、フロンターレの陣内で時間をつくりますが、フロンターレはコンパクトに。川口が中へ寄ってカバー、下がり目で五木田がボールをおさめるなどして、ふたたび流れを戻そうとしていきます。
25分には桐生第一、岩崎が中央のスペースを持ち上がり、左に展開。小野が仕掛けてクロスを入れると、ゴール正面へ石原が抜け出しますが、由井がブロック。
フロンターレも、、元木のフィードに、尾川がエリア左へ飛び出すなど、流れのなかで位置を入れ替えながら迫っていき、26分には、川口から尾川とつながり、尾川から受けた江原は右クロス。
五木田がエリア内、迫るも桐生第一の守りに遭い、シュートまではいけず。
それでも精度の良いボールを入れていき、チャンスをつくっていきます。
28分には、松長根の縦パスを受けた由井から左の元木へ。元木から受けた川口が斜めに仕掛け、それに対して、桐生第一はファール。エリア外左でのフリーキックに。
川口が遠いサイドにボールを入れると、松長根が折り返すも、シュートまではいけず。
桐生第一はここで岡村に代わり4水井勇貴が入り、右SB。石原が前に。
中央でボールを奪われても、浅岡が戻って、囲い込むようにして取り返すなどしていくフロンターレ。
31分には、元木のサイドを変え、ボールは右サイド、江原へ。江原のクロスに五木田が迫り、セカンドボールを拾ったフロンターレは、川口がエリア内へ。シュートに持ち込むも清水がセーブ。
左サイドでのスローインとなり、尾川から元木とつながり、元木から受けた川口は仕掛けてクロス。今度は右サイドでのスローインに、
その流れから江原がクロスを入れると、エリア内、五木田がシュート。相手選手に当たったところ、尾川が右足で決めて、4-0。フロンターレが突き放します。
フロンターレはここで五木田に代わり41香取武。
下がり目で浅岡がボールをおさめ、中央では由井がこぼれ球を拾うなどして、自分たちで動かしていくフロンターレ。
35分には、浮き球に浅岡が右サイドの高い位置へ。折り返しに、エリア内、川口が抜け出しますが、清水がセーブ。
攻めに転じた桐生第一に対し、切り替え良く自陣に戻り、コンパクトにして対応していくフロンターレ。香取がプレスバックからマイボールに、左サイドでは、右サイドから仕掛けてくる諏訪に、元木がうまく体を入れて、奪い取るなど、それぞれが体を張って対応していきます。
37分には、桐生第一、右サイドを仕掛けた諏訪がエリア外右に。折り返しますが、松長根がブロック。最後は大関が左サイドにつながるようにしてカバー。
翌後には石原から左に展開。攻撃参加した江原がクロスを入れていきますが、元木がライン上でクリア。さらに松長根がカバー。
4点差にも、気持ちを落とさず、ゴールに迫る桐生第一に、しっかり向き合っていきます。
フロンターレは、41分大関に代わり13信澤孝亮、尾川に代わり、32柴田翔太郎。柴田が左MFに入り、川口が右MFへ。
42分には桐生第一、エリア内左、江原が抜け出し、1対1に。これは決まったか、というような場面でしたが、シュートは上に。
さらに中央へ斜めに江原が仕掛け、そのパスに右から諏訪が抜け出しそうになりますが、濱﨑がセーブ。
フロンターレは、桐生第一の攻めに対して、コンパクトに。中央で厳しく信澤が寄せにいき、川口も寄り、そこから左に展開。柴田が仕掛ける場面をつくり、攻守の切り替えの良さを終盤も見せていきます。
46分には、左サイドでのスローインから川口、由井とつながり、由井のパスに、香取がエリア正面へ。シュートを打つも上に。
さらに浅岡のサイドチェンジを受けた柴田が仕掛け、ボールは中央に。いったんは桐生第一に奪われるも奪い返したフロンターレは、由井の浮き球を香取が競り、左へ展開。
柴田が仕掛け、切り返し、切れ込んでシュートを打とうとしますが、桐生第一はブロック。
48分には、高井のフィードを、エリア前で浅岡がおさめ、反転してシュートを打ちますが右。
フロンターレは、信澤に高井、松長根も加わり、ボールを左右に動かしていき、試合はタイムアップ。4-0。
今季最多の観客に背中を押されるように、最後まで攻守にやり抜いて、フロンターレは勝利。10勝1分けでリーグ戦を折り返すことになりました。
前半3-0 後半1-0 計4-0
得点:五木田季晋2、由井航太、尾川丈(フロンターレ)
フロンターレの先発:21濱﨑知康、22江原叡志、4高井幸大(c)、3松長根悠仁、29元木湊大、10大関友翔、18由井航太、17尾川丈、25志村海里、20岡崎寅太郎、9五木田季晋
交代:岡崎→5浅岡飛夢 志村→8川口達也 五木田→41香取武 尾川→32柴田翔太郎 大関→13信澤孝亮
控え:19菊池悠斗 35土屋櫂大
桐生第一の先発:1清水天斗、25小泉郁歩、23増澤空斗、5中野力瑠、6石原翼(c)、8矢島莉羽、16岩崎隼星、9島野大和、14小野剛史、7岡村葵、15松島颯汰
交代:松島→10諏訪晃大 矢島→27乾真人 増澤→2江原佳汰 岡村→4水井勇貴
控え:12金井隆刀 41仲居大樹 32松本結都
試合後、長橋康弘監督、松長根悠仁、高井幸大、五木田季晋、尾川丈、大関友翔の5選手に話を聞きました。
〇試合の総括
桐生第一さんは失点をしても心折れない。最後まで頑張ってくるチームで、すごく見習うべきチームだと思います。
そんななかで、選手たちは、あのテスト期間の選手もたくさんいたんですけど、暑いなか、最後までよく戦ってくれたと思います。
ただ、後半とかパワーダウンしたところ、そういった部分は桐生第一さんに見るべきものがあったんんじゃないかな、と思いますし、伝えたいと思います。
〇前半、ちょっと押し込まれましたけど、どういった指示をされたんですか?
いや、指示はしていないです。ただ、入り方とか気をつけろ、といつも言っているんですけど、どのように気をつけるかは、相手の来かたをちゃんと見なさいと話していて、彼らはふわっと入りました。
ああいう立ち上がりをしたらやられるというのは選手も分かっていると思うので、改善していかなきゃな、と思います。
〇選手交代のところは経験値を含めた部分もあるんでしょうか?
そうですね。トレーニングで頑張ってくれている選手たちを積極的に使っていこうと。途中から入った浅岡、8番の川口達也、彼らは本当にいいものを持っている。
ただ、なかなか出場機会に恵まれていないので、こういうゲームで試合に出てですね、経験というか結果を出すことで、またひとつ成長してくれるのかな、と。
そういう意図で出しました。
〇浅岡選手はフォワードで出るようになった。
そうですね。彼はいろいろできるのが特長というところで。彼自身もいろんなポジションを、ポジティブにとらえてくれているので。いろんなポジションをやれるということに対して、ですね。
ボランチもできますし、センターバックもできますし、すごい可能性のある選手だと思います。
〇彼は高さもある。
そうですね、彼はセンターバックはもちろん自分のなかで得意としているポジションであると思うんですけど、トレーニングなんかでも足元もしっかりしてきたなかで、周りも見れる選手なので。
ボランチにも積極的にトライしてくれています。
〇今日で前半戦、一回りした。10勝0敗1分けという成績はどう評価しているか?
非常に選手たちは予想を超える成長で、ですね。開幕当初から言っていたとおり、勝ち点を積みながら成長しないといけない、というところで、本当にこっちがびっくりするほど、トレーニングの質も上がっていますし、そういうところで勝ち点を積みながら成長してくれたのかなと、一巡目は思っています。
〇得点がリーグ2位で失点がリーグ1位。この数字については?
とくに失点の部分ですね。あの、なかなか、そこに日が当たらないというんですか。ただ、その失点の少なさこそがチームを支えているのかな、と思っていまして。
守備の部分はたくさん褒めたいことがあるんですけど。ただ彼らは満足していないので。今日も危ない場面が何度もありましたし。
〇開幕当初と比べてできるようになったことは?
自分たちのサッカーを自信を持ってやれるようになったと思います。開幕のときに思ったのは、プレミアということでどこか不安を抱えながら選手たちもやっていたし、どこか硬くなっていた部分もありますし。
ただ、それが勝ち点を積むことで自信がでてきて、ですね。思い切りやれば、自分たちのサッカーを展開すれば、負けることはない、という自信を選手たちが持ってやってくれていることで、だいぶプレーの選択も前を選べるようになってきましたし、全然変わったかなというふうに思います。
〇来週から二回り目ですけど、対策してくると思う。それを上回るにはどんなことが必要でしょうか?
トップチームと同じようにですね、相手を見てサッカーをすることが私たちの目標なので。何か分析されたからどう、というのじゃなく、分析されたことに対しても、相手を見たらその答えが出てくるというかたちでお見せできたらいいな、と思っています。
〇トップチームのサッカーを目指しているということですけど、半分を終えて何割くらいできていると思いますか?
褒めてあげたいんですけど、選手たちも満足していないと思うので、50点…、60点くらいですかね。
〇会場に2300人くらいのファン、サポーターの方が来ていた。どういうふうに受け止めていますか?
まず感謝の気持ちでいっぱいです。これだけの方が見に来てくれている。会場に来られなくても、すごい「頑張ってくれ」という声がたくさん来ていると聞いています。
やっぱり彼らが頑張った結果、サポーターだったり、「ちょっと見てみたい」という気持ちにさせているということは、普段からの練習で彼らが意識している。だからこそ、こういう結果になっていると思うんですね。
ただ、これが当たり前とはならずに、感謝の気持ちを常に持ちながらやってほしいな、というふうに思います。
〇クラブユースに向けて。優勝を目指していると思います。
リーグ戦と少し戦い方が変わる大会なので、もうひとつ選手が成長する大会だと思っています。
毎年クラブユースを経験することでだいぶ成長する選手が出てきますし、チームとしての戦い方だったり、というところが整理できて、リーグ戦につながりますので一戦一戦大事にして。
もちろん、今のところプレミア首位でいさせていただいているので、恥ずかしくないような戦いをしないといけないのかな、というふうに思っています。
〇連戦で総力戦のところもある。今日も1年生が出てきたのは、それを見据えてというのもあるんでしょうか?
そうですね。トレーニングから、全国大会が始まるということで、かなり底上げを意識しているというか、ポジションを取りにいっている選手が多くて。
本当にトレーニングの内容で、AとB、差がないというのか、そのへんがいい影響が出ているのかなというふうに思っていますので。
また、積極的に新しい選手を使っていくということも、トレーニングから大事なのかな、と思っています。
〇松長根選手と大関選手がトップチームに昇格する。それについては?
日ごろから努力してきた姿を見てきているので、「まずはおめでとう」と言ったんですけど、ただ、それがゴールではなくスタートということで。
トップに行ってからどんな選手生活を送りたいか、ということをこの期間でやっていかないと手遅れ、と思っているので。
こういった期間をしっかり成長しなさい、という話をしたんですけど。
〇2人はどんなところが評価されたと思いますか?
人間性というところをかなり見てもらえたと思います。やっはり高校生でまだハイレベルなトップチームに入って、戦力になるとは今の時点で思っていません。
そんななかでも、この子だったらプロで活躍できる人間性を持っているというところを見ていただけたのかなとい思っています。
あとは技術的なところは、大関はとくにそこが好きな選手で、日ごろからこだわっているというところを。
松長根はジュニアからいるんですけど、ああいう身体能力、恵まれた身体能力を活かす。やはりうちで足元というところを大事にしながら、成長してくれたのかな、というふうに思っています。
〇クラブユースの組み合わせ (フロンターレは大分トリニータ、ジェフユナイテッド市原・千葉、ツエーゲン金沢と同組になった) はどう受け止めていますか?
全国出てくるチームは、どこも強いと思っています。選手たちもそのへんは分かっているところであると思うんですね。
恵まれたかな、という話をちらりと聞いたこともあるんですけど、「けしてそんなことはない」と選手たちにも伝えました。
油断したら絶対に負けてしまうと思うので。簡単なゲームはないと思っています。
〇サポーターに向けて。
今日もたくさん来ていただいて本当にありがとうございます。ただ見ていて楽しいサッカーを選手たちは目指していて、まだまだなゲームだったと思います。
そのへんをしっかり、また成長してもっともっとフロンターレらしいサッカーを見せられるように頑張っていきたいと思いますので。また、引き続きよろしくお願いします。
〇今日、まずは無失点、どう受け止めていますか?
無失点で終えられたのは良かったですけど、得点されてもおかしくないシーンが何回かあったので修正していかなきゃと思います。
〇それでも、抑えられた。
守備の意識ということもあるので、結果としては良かったと思います。
〇セットプレーでターゲットになっていた。
1本目、2本目で高井にマークが付いていたので、高井にニアに走ってもらって、自分はマークがいなかったので合わせられるようにに代わりました。
〇惜しいシーンもありました。
そうですね、練習します。
〇今週トップチーム昇格が決まった。それについては?
ずっと見ていたクラブで、入ることができてうれしい気持ちと、スタートラインに立てただけなので、これからもっと頑張らなきゃいけないと思います。
〇話を聞いたときに気持ちは?
素直にうれしかったです。
〇トップにいる選手で、ポジション的にこの選手が目標というのは。
車屋選手はずっと見てきて参考にしていますし、好きな選手でもあります。
サイドバックを (キャンプで練習参加した) 沖縄では、結構やっていて。センターバックもサイドバックもできるようにというところで、練習を、自主練とかもしています。
〇キャンプに参加してみて。
トップの選手に比べると全然と思うんで、あと半年、最低ラインに持っていけるようにしたいと思います。
〇プレミアリーグ、半分を終えてできるようになったこと。
試合を重ねるごとに、ボールを持ったときとか、守備の対応に自信が少しずつ出てきて、毎試合毎試合「できるな」というところもあれば、反省点も出てくるので。
そういうところを毎試合改善しながら、毎週頑張っています。
〇プレミアリーグを10勝1分け負けなし、失点もリーグ1位。ディフェンダーとしてどう受け止めていますか?
嬉しいんですけど、5失点以内に抑えていれば (11節を終えて、フロンターレは7失点) 本当に良かったかなとお思います。
いろいろ考えたときに、失点を振り返ったときにもったいない失点を考えると、もっと削れたなと思っています。
〇後半戦優勝に向けては相手も研究してくると思う。どんな積み上げが必要でしょうか?
相手よりも自分たちがうまくなるということ、もっと気持ちだったり、1試合1試合全力で。まずは優勝を見ずに、1試合1試合戦っていくことが大事だと思います。
〇どんなところをうまくなっていく?
全部なんですけど、自分のできることを全体的に伸ばしていくことが必要かな、というふうに思っています。
〇トップチーム昇格は、いつごろ、どういうタイミングで誰から聞かされましたか?
発表の1週間くらい前に、山岸育成部長から個人で話して、聞かされました。
〇昇格できるか、というところでモヤモヤしていたと思う。その期間については?
今思えば、ドキドキしていたかもしれないですし、ちょっとプレーで「見せよう」とか思っていたかもしれないです。
〇サポーターの方もどんな選手なのか知りたいと思う。長所や最近伸びてきているところは?
まずは守備のところと、戦うところというのをサポーターのみなさんに見てほしくて。ビルドアップだったり足元の技術はまだまだなので、そこは伸ばしていきつつ、成長しているところを見てほしいです。
〇車屋選手の尊敬する部分は?
身長が一緒ぐらいで、左センターバックというのもあって、意識して、映像とか、意識しています。
〇クラブユースに向けて。
クラブユースは個人としてというよりもチームとして勝ちたいという気持ちが大きくて。全国で優勝したいので、個人よりもチームを優先してやりたいと思います。
〇やったことのない相手とやる。優勝するために必要なことは?
連戦なので総力戦になると思う。チーム全体で誰が出ても変わらない、というふうにできれば、と思います。
〇勝利おめでとうございます。
ありがとうございます。
〇今日の試合、どうでしたか?
疲れました。
〇序盤押し込まれる時間もあった。どう受け止めましたか?
押し込まれることは良くないので、そこは次は改善していくのと、試合中は失点しないことを意識しました。
〇わりと相手がパワーを懸けてくる中で、みなさん落ち着いてできていたということでしょうか?
そうですね。
〇無敗で折り返したことについて。
難しい試合もたくさんありましたし、うまく勝っていけたかなというふうに思います。
〇先週2人の昇格が決まった。そのことについては?
素直にうれしいですし、来年一緒にやれるので、ライバル心というか、自分も負けないように頑張りたいと思います。
〇3人昇格するのはフロンターレの歴史では初めてのこと。
うれしいですね。
〇松長根君はちっちゃいころからやっている。
そうですね、ずっとセンターバックを2人でやってきましたし、うれしかったですね。
〇トップでもいつかコンビで、という思いも?
はい、頑張ります。
〇トップチームでポジションをつかむための課題は?
トップチームも勝てていない状況のなかで、自分が練習からアピールすることによって、自分もメンバーに入るかもしれないというのは意識しつつ、隅に置きながら練習しているんですけど。
足りないことは守備のことだったり、すべてのことなので、全力でがんばるだけですね。
〇居残りで谷口選手や田邊選手と一緒にやっている姿を見かけますけど。
スタメンと同じくらいというだけでは、追いつけないので。追いつくためにやっています。
〇次の試合に向けて。
大宮戦は最初は出ていないので、相手の映像を見て、いい選手がいたらそこはつぶそうと思います。
〇クラブユースに向けて。
去年は自分として、プレーが良くなくて、本当に優勝を狙っていたんですけど、ベスト16で終わって悔しい思いをしたので。
今年は優勝できるように。総力戦だと思うのでがんばっていきたいと思います。
〇今日のスタジアムの雰囲気は?
2300人って聞いてびっくりしたんですけど。それだけ僕たちに注目してくれているというのがわかりますし、その期待に応えられるようにがんばりたいと思います。
〇今日の試合を振り返って。
入りがあまり良くないなかで、あの時間帯に点を入れられたことでちょっと落ち着いたのかな、というのはあったので。そこは良かったと思うんですけど。
後半1点しか取れていないということで、そこはもっと精度高くやっていかないといけないのかなというふうに思います。
〇立ち上がりの悪さというのは改善しないといけない。
プレッシャーを受けちゃったりとか、前から来た時にもっと背後のところを使いながら、ひっくり返せたと思うので、そういうプレーがなかったので。
そういう入りのところをもっとやっていかないと、と思いました。
〇同級生2人の昇格が決まった。そのことについては?
自分も目指しているなかで、2人が決まったのはもちろん、誇らしいというところもあるんですけど、悔しい気持ちも強くて。自分の力不足を感じるし、もっともっと成長しないといけないと常々思っているんですけど、より強く感じさせられたところではあるので。
かと言って、「やることを変えるのか」と言われたら、「そうじゃない」と思うんので、今やっていることを本当に継続してやっていくしかないのかな、と思っています。
〇ここまで負けなしで来たことについて、どう受け止めていますか?
負けなしで来れているのは、日々のトレーニングで全員が百パーセントでやっているということが結果につながっていると思うので。
それをこれからも続けていかないとと思いますし、高みを目指していけるようにやれれば、と思います。
〇クラブユースについては?
自分たちとしては全国一というところを目指しているので、そこに向けてやっていくにはもっともっと基準を高くやっていかねばだめかなというふうに思います。
〇今日は2000人以上の人が入った。ピッチでプレーしてみて、どうでしたか?
高校生ではこんな環境はありえないと思うので。プロでもないのに、本当にありがたい気持ちでいっぱいでしたし、パワーをもらえるというか、そういう雰囲気でやらえてもらったな、というふうに思っています。
〇後半もチャンスがあった。もっと取りたかったという気持ちもある?
もっと決めたかったというのはあって、まだまだ自分は精度のところが足りないと思っているし、そういうところは練習からやっていくしかないのかなと思っているので。
これからも継続してやっていくしかないのかな、と思っています。
〇今日は2アシスト1ゴールだった。自分のプレーについては?
普段から得点とアシストのところを意識しているので、結果として出たのは良かったのかなと思います。
〇立ち上がり、押し込まれたなかで、1点目が入ったのは大きかった。
はじめ攻められる時間が長かったんですけど、徐々に自分たちの時間がつくれるようになったところでの1点だったので、すごく大きかったと思っています。
〇プレミア半分終わって負けなしで来ていることについて。
チーム全体が戦うことを意識しながら、チーム一丸となって戦っているので、その結果が10勝1分けという結果に出ていると思います。
〇改善したい部分は?
今日だったら、4点しか取れなかったというのがあるので、課題だと思います。
〇後半もう少しブーストをかけたかった。
そうですね。それが課題だと思います。
〇これからプレミアリーグの残り半分とクラブユースもある。
クラブユース前のプレミアをしっかり勝って、クラブユースに備えたいと思います。
〇たくさんお客さんが入ったなかでプレーしてみて。
お客さんが入ることによって、自分たちもがんばろうって思えるので。入ってもらえることで自分たちもがんばんなきゃ、と思うので、すごく力をもらえます。
〇来週の大宮戦での目標は?
個人としては得点だったりアシストだったりというところが目標で、チームとしては今日出た課題を、もっと点をとれるように、そして守備だったり切り替えの部分だったり、課題なので。
そこを突き詰めていきたいと思います。
〇今日の結果について。
チームとして前半戦最後でしたけど、勝ち切ることを意識していましたし、やりたいこともできたと思うんですけど、もっともっと圧倒しなきゃというふうに長橋監督からも言われたので。
相手にチャンスをつくられた部分もあったので、そこは突き詰めていかないと、と思います。
〇立ち上がり、押し込まれたのは課題でしょうか?
自分含め、相手のプレッシャーに対して、やりたいことが揃わず、ドリブルの選択が多くなってしまったというのは前半押し込まれた原因になったと思うので。
前半の入りというのは、もっともっと、クラブユースも35分で短いので、もっともっと突き詰めないと1点勝負になったときに苦しいかな、と思います。
〇プレミアリーグ、半分終わって負けなしで来ている。
1試合引き分けてしまいましたけど、それ以外勝てているのは評価できると思いますし、ただ、前半戦フロンターレがたくさん結果を残したので、後半戦研究してくるチームも多い、対策してくるチームが多いと思うので、そこは自分たちがどれだけやれるかというところは優勝に向けて、大事になってくると思います。
〇トップチーム昇格、おめでとうございます。そのことについて聞かせてください。
小さいころから夢だったプロサッカー選手に、憧れの川崎フロンターレというクラブでなれたというのはうれしく思いますし、なるだけじゃ意味がないと思うので、皆さんに恩返しできるような活躍ができればな、というふうに思います。
〇どういうかたちで伝えられた?
育成部長の山岸さんに練習終わった後、二人きりで話すといわれて。「昇格決まった、おめでとう」と言われてすごくうれしかったです。
〇「ちょっと来い」と言われた?
そうですね。
〇ドキっとしたりとかは?
最初「怒らないといけないことがある」と言われて、連れて行かれたんですけど。
〇びびって入ったら実は、という?
あまり山岸さんと2人きりで話すということは、2人きりの空間で話すことは、あまりなくて、緊張して。
〇お父さんやお母さんや両親には。
チームメートには言っちゃいけなかったので、両親にだけ伝えるということで、帰って直接伝えて、喜んでもらえました。
〇フロンターレが憧れのチームだった。
柿生出身なので、麻生グラウンドはちっちゃいころからずっと行っていて。練習を見に行ったり…。
〇サインをもらったりも?
憲剛さん、もらいたかったんですけど、いつも長くて、待ちが長くて。ジュニーニョとかも好きだったので。ファン感とかも行ったりして、サインをもらったりしました。
〇本当にファンからの入団。
そうですね。ちっちゃいころから、一サポーターとして応援していたので。
〇中村憲剛、ジュニーニョ以外に好きな選手は?
憲剛さん、ずっとうまいなと思っていてプレー集も見ていました。
〇ボランチをやっていて真似ているところもある?
意識するところはありますし、憲剛さんとユースに入ってから会話させてもらうこともあって、最初のころは緊張して話せなかったんですけど、徐々に自分の質問もできるようになって。
そこは自分の成長にもつながっていくと思います。
相手チームが5枚で、センターバック含め5枚で引いてきたときの崩し方だったりというところで、背後がなくなってしまうという話をしていたんですけど、自分の背後の価値観が憲剛さんと違って、「これでも空いている。フリーなんだ」って。
〇長橋さんも言われていましたけど、何年か時間があるというのではなく、すぐに出られるくらいの気持ちで入る。
そうですね、何年もプロの生活でチャンスはないと思うので。一日一日大事にしないといけないですし、そういった意味で早く発表してもらったあと半年くらい。
そこで長所を伸ばすこともそうですけど、守備のところだったり、最後きつい時間でどれだけがんばれるのかというところは突き詰めていかないと、と思います。
〇途中交代が多いのは、ほかの選手も試したい、というのがあるのでしょうか?
それもあると思うんですけど、まだ自分が守備の強度だったり、チームに貢献できていない時間が増えちゃったというか、最後まで貢献しないと90分出れないなというのは思うので。
長橋さんのメッセージだと思っています。
〇90分使ってもらえるよう、もっともっと?
それは、トップチームでも使ってもらえるように、もっとやらなきゃというふうに思っています。
〇プレミアリーグ、残りについて。
相手チームが対策してきたり、研究してきたりというところで、難しい試合だったり、自分たちがやりたいことをできない試合も増えると思うんですけど、そこで勝ち切る強さだったり、優勝に向けて、相手が来ても自分たちがやりたいサッカーをしなきゃいけないと思うので。
クラブユースも含めて、自分たちで成長していきたいと思います。
〇クラブユースに向けて。
去年自分も含めて悔しい思いをしている選手がいて、しかもプレミアリーグEAST首位で迎えるということで、優勝しないといけないと思いますし、優勝できる力は持っていると思いますし、そこへ向けてやりたいと思います。
〇トップの中盤はアンカー、2人のインサイドハーフがいる。どこで勝負をしたいと思うか?
自分の特長が出るのはインサイドハーフかな、と思って、ターンのところだったり違いをつくるというところでインサイドハーフで勝負したいというのはありますが、やはりアンカーもできるようにならないと、自分の幅が広がってこないと思うので、どちらでもできるようになりたいと思います。
〇昇格が決まって、鬼木さんと話は?
まだしていないです。
〇キャンプの時はどんな話を?
自分がトップ昇格するにあたって、どうすればいいのか、話をさせてもらったんですけど、「もっとペナルティーエリアだったり、攻撃に直結するプレーで結果を出さなきゃいけない」と言われていますし、自分はパスだけになってしまって、シュートまで入っていくことがあまりなかったので、「本当にやらなきゃいけない」と話をされました。
〇今日は中村憲剛さんに加えて谷口博之さんも来ていた。あのボランチコンビを見ていた?
そうですね、本当にずっと見ていた2人で攻撃的ですけど、楽しかった。子どものころ、憧れたので感慨深いです。
プレミアリーグEAST前半戦の11試合を10勝1分け、得点33、失点7、首位で折り返したフロンターレU-18。素晴らしい結果にも、より多くのゴールを望み、失点をもっと減らせたはず、と得点にも、失点にも、自分たちのプレーにも、貪欲にこだわり、そして、背中を押すサポーター、会場に来られなくとも、メッセージを送ってくれる人々の存在も感じながらプレーをしている。そんな選手たちの言葉が心に残りました。
次節は7月9日、富士通スタジアム川崎で、大宮アルディージャU-18との試合に臨むフロンターレU-18。立ち止まらず、より進化した姿を、見せられるように準備していくのだと思います。
(文中敬称略)
写真はかんちさん、とめさんからもいただきました。ありがとうございます。
(かんちさん撮影)
(とめさん撮影)
(だいち撮影)
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