8月20日の等々力第一サッカー場。
川崎フロンターレU-10が、JFC FUTUROとのチャレンジリーグに臨みました。
チャレンジリーグは、1シーズンを通した真剣勝負の中、”将来につながるチャレンジ”をリーグコンセプトとして、設立され、Jリーグやクラブのジュニアチームが参加。
年間を通して、リーグ戦を行っています。
この記事は、フロンターレに取材を依頼し、書かせていただきました。
【川崎フロンターレU-10 チャレンジリーグ vs JFC FUTURO】
8月20日(土)午後2時キックオフ 等々力第一サッカー場 くもり時々雨 20分ハーフ 8人制
フロンターレの先発は、GK32森際陸、最終ラインは右から4藤田日向輝、31千葉朝陽、6片山瑛人、中盤に10渡邉一輝、右に9岩田陸叶、左に14佐藤雄吾、前線には13新堀葵。
空には雲が垂れ込めて、時折弱い雨が降る等々力第一サッカー場。両チームの選手の家族らが、傘を手にするなどし、見つめるなか、試合の幕は上がりました。
立ち上がりは、フロンターレが後ろから回していこうとするのに対して、JFC FUTUROが前から追い込みにいき、高い位置でボールを奪って、ゴール前に迫る場面をつくっていきます。
1分には、右サイドで11がカット。ゴールへ向かってくるも、片山が奪い返す好守。
さらに中盤の7がいったん左に振って、そこから右サイドに展開。11が仕掛けていきますが、片山が体をうまく入れ、前に行かせず。
さらに3分には、ふたたび高い位置でボールを奪ったJFC FUTURO、エリア外左、9がシュート。枠をとらえますが、森際がセーブ。
直後にはエリア外正面で、7がボールをカット。すぐさまループシュートで狙いますが、上にそれていきます。
5分には、さらにJFC FUTURO、11から右へパスが出ると、22が高い位置へ。ゴール前に折り返していきますが、藤田がカバー。
ラインを高く保ち、前から奪いにいく姿勢も見せていくJFC FUTURO、フロンターレもそれに対して、コンパクトに。粘り強く対応していきます。
7分には、片山が左サイドでボールをカット。やや前に持ち出して、渡邊につなげ、中央で時間をつくった渡邉は右サイドを突くパス。
これに抜け出した岩田陸叶が仕掛けていき、エリア右へ。シュートを打ちますが、JFC FUTUROのGKが好セーブを見せ、得点とはならず。
すると、8分、JFC FUTUROは中央で11がカット。前に持ち出して、そのパスに、エリア正面やや左、13が抜け出してシュート。これが決まり、0-1。
先制点は、JFC FUTUROに入ります。
追い掛ける展開となったフロンターレは、藤田が最終ラインから前へ仕掛けていくなど、変化も交えながら前に。間を縫うようにして佐藤が前に仕掛けたり、中央で渡邉がうまく体を使ってボールをキープ、そこから右サイドを突くパスを出して、岩田陸叶が仕掛けていくなどし、ゴールへ向かっていきます。
10分には、高い位置で千葉がボールをカット。エリア外でシュートを打ちますが、JFC FUTUROのGKがセーブ。
11分には、JFC FUTURO、下がり目で受けた13のスルーパスに、7が抜け出しそうになりますが、森際がセーブ。
さらにJFC FUTURO、高い位置でボールをカットすると、左からの折り返しに、正面で11がシュートを打ちますが、森際がセーブ。
立て続けにチャンスをつくられますが、最後のところで、しのいでいきます。
飲水タイムをはさんで、さらにチャンスをつくるのはJFC FUTURO、13分には、右サイドから斜めに13が仕掛け、枠をとらえたシュートを打ちますが、森際がセーブ。
中盤の渡邉がボールに触れ、そこから最終ラインに展開して、後ろから回していこうとするフロンターレ。
しかし、前から奪いにいくJFC FUTUROにチャンスをつくられる場面が続いていきます。
14分には、中央でボールをカットしたJFC FUTURO、7が前にっ持ち込んで、エリア外正面でミドルシュート。しかし、森際がセーブ。
15分には、右サイドを7が仕掛けて、正面へパスを送ると、13がダイレクトでシュートを打ちますが、右に。
16分にはフロンターレ。岩田陸叶がボールをカット。一気にエリア正面やや右へ。シュートを打つも、JFC FUTUROの体を張った守備に遭い、右コーナーキックに。
右コーナーキック、片山が右足でボールを入れると、藤田が飛び込みますが、さわることはできず。
セカンドボールを拾ったJFC FUTUROは、中央を11が仕掛けていきますが、千葉が寄せてシュートは打たせず。守備から攻めへのつながりを見せていくJFC FUTUROに対して、フロンターレも切り替えの良さを見せて、対応していきます。
18分には、フロンターレ、片山から中央の渡邉とつながり、渡邉は右に展開。岩田陸叶が縦に仕掛けて、右から折り返すと、新堀がシュート。GKのセーブが阻みましたが、多くの選手がかかわって、チャンスをつくっていきます。
中央を片山が持ち出し、藤田の縦パスに、岩田陸叶が抜け出しそうになるなど、次第に相手陣内での時間を増やしていくフロンターレ。佐藤が左サイドをドリブルで仕掛けるなど、相手エリア近くでのプレーを見せていきます。
20分には、JFC FUTURO、左サイドでボールをカット。最後は正面で13がシュートを打ちますが、右へ。
前半はタイムアップ。0-1でハーフタイムへ。
後半、フロンターレは、片山に代わり15下地勇人が入り、最終ラインは右から下地、千葉、藤田となります。
立ち上がり、下地がうまく中央のスペースを持ち出し、そこから左サイド、佐藤が仕掛けていくなど、フロンターレは相手陣内でプレーする機会をつくっていきます。
2分には、千葉がカット、一気に前に持ち出して、そのパスに新堀がエリア右へ。シュートを打ちますが、、左に。
3分には、JFC FUTURO、6が左サイドを仕掛け、ボールは正面へ。23がおさめるも、千葉がカバーし、シュートは打たせず。
直後にはフロンターレ、中央の渡邉が右サイドを突くパスを出すと、岩田陸叶が抜け出しそうになりますが、GKがセーブ。
フロンターレは、佐藤や下地がときには中央のスペースを持ち出し、また、新堀が右に流れて、正面へ仕掛けていくなど、変化も交え、下がり目で渡邉がボールをおさめ、最終ラインの千葉の左サイドを突くパスに、新堀が抜け出しそうになるなど、ゴールへ向かう動きを見せていきます。
7分には、フロンターレ、中央を持ち上がった岩田陸叶はスルーパス。これに抜け出したのは新堀。シュートは、いったんは阻まれるも、こぼれ球を渡邉が押し込んで、1-1。
フロンターレが追いつきます。
岩田陸叶、下地が右サイドでうまく連係し、下地が縦に仕掛ける場面をつくるなどしていくフロンターレ。
JFC FUTUROの攻めに対しても、千葉が23からボールを奪い取るなどし、うまく対応していきます。
9分には、最終ラインの藤田が、前に持ち出して、左に展開。新堀につながり、新堀は仕掛けて折り返しますが、シュートには至らず。
10分には、森際が前線へ送ったボールに、右サイドから斜めに、岩田陸叶が抜け出し、GKが阻んだところ、こぼれ球を拾った新堀がシュート。左にそれましたが、最後尾からもチャンスをつくる好連係を見せていきます。
11分には、中央を千葉が運んで、そのパスに、岩田陸叶がエリア右へ。シュートを打つも、JFC FUTUROはブロック。
さらに正面で渡邉、岩田陸叶がパス交換。エリア外正面、こぼれ球を拾った千葉がミドルシュートを打ちますが、ワンタッチあり、上に。
試合はここで飲水タイムへ。
飲水タイム明け、フロンターレは渡邉に代わり、ふたたび片山。
飲水タイム前、最後のプレーで得たフロンターレのコーナーキックは、シュートにはつながらず、JFC FUTUROは23がボールをキープし、そこからカウンターに持ち込もうとしていきますが、フロンターレは戻りが速くそれをさせず。
岩田陸叶が右から中央へ斜めに仕掛け、また、やや前目で下地がうまくキープするなど、自分たちでボールを持つ場面をつくっていくフロンターレ。
14分、フロンターレは中央で片山がボールをカット。前に持ち出して、右に展開。ボールは新堀へ。仕掛けた新堀の正面へのパスを受けたのは片山。シュートは相手のセーブに遭うも、最後は藤田が押し込み、2-1。
素晴らしい連係から、フロンターレが勝ち越します。
直後にはフロンターレ。前に持ち出した新堀から左に展開。藤田が間で受けて、そのパスに佐藤が正面へ。シュートは右にそれましたが、さらにチャンスをつくっていきます。
ボールをものにした千葉が前に持ち出し、相手を引き付けて、エリア右、岩田陸叶につなげるなど、ゴールへ向かう動きを続けていくフロンターレ。
JFC FUTUROもテンポよくボールを回して、うまくサイドに展開していきますが、クロスはシュートにはつながらず。
さらに正面へ13が迫ったり、右サイドを11が仕掛けたりしていきますが、千葉がボールを奪い取ったり、また、藤田が寄せていき、最後は千葉がカバーしたりするなど、しっかり守っていきます。
20分には、下地のパスを、片山が間で受け、そこから新堀へつなげようとしますが、それを奪ったJFC FUTUROは、右に展開。11が仕掛けていくも、藤田が奪い返し、前に行かせず。
直後には、中盤で7がカット。9とのパス交換から、7がエリア右へ抜け出していきますが、千葉がうまく寄せて最後は森際がセーブ。
試合はタイムアップとなり、2-1。
JFC FUTUROも良さを出し、押し込まれる場面もつくられたなか、次第に自分たちのかたちをつくりだせるようになったフロンターレ。
見事な連係からゴールもものにし、これからが楽しみになる試合となりました。
前半0-1 後半2-0 計2-1
得点:渡邉一輝、藤田日向輝
フロンターレの先発:32森際陸 4藤田日向輝 31千葉朝陽 6片山瑛人 10渡邉一輝 9岩田陸叶 14佐藤雄吾 13新堀葵
交代:片山→15下地勇人 渡邊→片山
(文中敬称略)
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