8月31日、熊本市のうまかな・よかなスタジアムで行われたJ2第11節、ロアッソ熊本vs愛媛FC、試合開始前のピッチ脇には、かつて川崎フロンターレに在籍していた原田拓さんがスタッフとして働く姿がありました。
2005年途中にフロンターレに移籍してきた原田さんは、09年、故郷のロアッソ熊本へ。キャプテンなどもつとめ、一昨年限りで引退するとロアッソのスタッフへ転身。今年5月、20周年を記念して行われたOBドリームマッチの後夜祭の際には、4月に大きな地震に襲われた熊本への支援を呼び掛ける姿が印象的でした。
地震から4カ月が過ぎた熊本は、被害の大きかった建物がそのままの姿で残ってるところも多く、熊本城も石垣や塀が崩れたまま。この日の試合中にも震度5弱の余震が起き、スタジアムも大きな揺れに見舞われるなど、今も地震は終息はしていないことを強く感じさせました。
もとのような日常が熊本に戻り、ロアッソもJ1へ上がってフロンターレと対戦したときに、ふと試合前のピッチの横を見るとこの日のように汗水流して故郷のクラブを支える原田さんがいる。そんな日がいつかやってくることを願っています。
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