4月3日、等々力補助競技場と等々力第一サッカー場で行われた川崎市ルーキーフェスティバルの予選リーグ。
初戦、東京ヴェルディジュニアユース戦と1-1で引き分けた川崎フロンターレU-15生田(1年)は、川崎市高津区を拠点とするFC Kanolaとの試合に臨みました。
【川崎フロンターレU-15生田(1年) 川崎市ルーキーフェスティバル予選リーグ vs FC Kanola】
4月3日(月) 午後0時56分キックオフ 等々力補助競技場 晴れ 20分ハーフ
ヴェルディとFC Kanolaとの試合は、5-1でヴェルディが勝利しており、予選グループを1位で終えるには、多くのゴールを取っての勝利が求められる試合。
フロンターレ生田の先発は、GK51青木馨、最終ラインは右から3出口翔太、5渡邊拓眞、キャプテンの4對馬羽琉、7森本信路、ボランチは6望月楓矢、8夏目瑛斗、右MF11冨田嵐丸、左MF13川上翔、前線には15髙越遼平、9土肥瑠星。
気温が上がり、風に揺れる近くの木立ちでは、花びらが舞い散るなど、春らしい、気持ちのよい陽気の等々力補助競技場。
多くの選手の家族らが見守るなか、試合は始まりました。
立ち上がり、フロンターレ生田は、前線の土肥、一方のFC Kanolaも前線の79に浮き球を入れていきますが、ともに前にはいかせず。
フロンターレ生田は、對馬がうまく体を入れ、マイボールに。奪い取っていきます。
次第に、最終ライン、對馬や渡邊、間に夏目が下り、GKの青木も加わり、フロンターレ生田はボールを動かしていき、土肥が浮き球をうまくおさめ、高い位置で時間をつくれるようになっていきます。
3分には、高い位置で望月、夏目の連係から前に持ち出すと、夏目は右サイドへ展開。冨田が抜け出し、クロスを上げると、エリア内へ川上が迫りますが、GK72がセーブ。
さらにフロンターレ生田は、多くの人をかけ、細かくボールを動かす時間をつくっていきます。
6分には、右サイドでのスローインの流れから、土肥が高い位置へ仕掛け、右コーナーキックに。
出口が右足でボールを入れると、望月が合わせますが、オフサイド。
中盤で厳しく奪い合っていくフロンターレ生田とFC Kanola。
FC Kanolaもうまく間に差し込み、テンポの良い動きを見せていきますが、フロンターレ生田はコンパクトに。
土肥も中盤まで下り、プレスバックに行くなどし、ボールをものにしていきます。
10分には、望月の縦パスを、川上が受け、そのパスに髙越がエリア前に。FC Kanolaの守りが阻んで、左コーナーキックとなります。
キッカーは、出口。ボールを入れると、遠いサイドで望月が合わせますが、左。
11分には、夏目から川上とつながり、川上のスルーパスに、髙越が正面へ。シュートを打ちますが、GK72が足で阻む、すばらしいセーブ。
こぼれ球に、土肥が詰めますが、シュートはGK72がセーブ。FC Kanolaの好守で、惜しくもゴールとはならず。
13分には、さらにフロンターレ生田、左サイド、高い位置へ抜け出した森本のパスに、冨田が正面へ。エリア外右へ持ち込んだ冨田はミドルシュートを打ちますが、GK72がセーブ。
14分には、FC Kanolaが前に出てきたところ、出口のカバーでしのいだフロンターレ生田。
攻めに転じ、冨田がエリア外右へ。冨田はエリア内へ折り返すと、川上が迫りますが、FC Kanolaはクリア。
15分には、冨田から下がり目、出口とつながり、出口のパスに、土肥がエリア外右へ。
土肥はシュートを打ちますが、GK72がセーブ。
フロンターレ生田は、對馬の縦パスを、土肥が間でうまくおさめ、そこから川上、望月とつながり、望月が右に展開するなど、連係しながら前へ出ていこうとしていきます。
18分には、FC Kanola、高い位置でカット、49が正面へ迫りますが、フロンターレはコンパクトに、いい距離感で守り、前へ行かせず。
すると19分、フロンターレ生田は、土肥、髙越とつながり、最後はエリア正面で、森本がうまく1対1となり、シュート。これが決まり、1-0。
フロンターレ生田が先制し、前半は1-0でタイムアップとなります。
後半、フロンターレ生田はGK50小村風人、最終ラインは右から3出口翔太、キャプテンの4對馬羽琉、17吉田琉海、7森本信路、ボランチは6望月楓矢、8夏目瑛斗、右MF11冨田嵐丸、左MF13川上翔、前線には15髙越遼平、9土肥瑠星。
立ち上がりには、フロンターレ生田、望月の浮き球のパスに、土肥がエリア右へ。エリア外右へ抜け出した望月が受け直し、折り返すも、FC Kanolaはクリア。
中盤でFC Kanolaも球際に厳しくいく場面を見せ、それに対して、負けずにプレーを重ねていくフロンターレ。ボールを失っても、すぐさま出口がカバーし、奪い返すなどしていきます。
4分には、森本から右サイドを突くパスが通り、冨田が折り返すも、FC Kanolaはクリア。右コーナーキックに。
出口がボールを入れると、對馬が合わせ、さらに吉田が詰めますが、GK72がぎりぎりのところでセーブした、との判定。
さらにフロンターレ生田は、望月から右へ振り、中央で望月が受け直し、そのスルーパスに、川上がエリア左へ。しかし、GK72が前に飛び出し、セーブ。
フロンターレ生田は、さらにうまく間で髙越が受け、ゴールに迫るなどしていきますが、FC Kanolaの最終ラインの選手たちも好守を見せ、阻んでいきます。
それでも、フロンターレ生田は、川上、森本の高い位置での連係から左コーナーキックに。
出口がボールを入れると、遠いサイドで望月が合わせますが、FC Kanolaはライン上でブロック。
セカンドボールをものにしたフロンターレ生田は、正面の冨田から左サイド、残っていた出口へ。出口が折り返すと、川上が決めて、2-0。フロンターレ生田がついに突き放します。
ゴールをものにしても、ボールを拾い上げ、次のゴールを目指していくフロンターレ生田の選手たち。
8分には、高い位置で髙越が粘り、左コーナーキックに。
出口がボールを入れると、川上が合わせますが、上に。
9分には、FC Kanola、エリア外左へ、79が抜け出し、ニアを狙ってシュート。
しかし、小村がセーブ。しっかり対応していきます。
さらにFC Kanolaは、縦に持ち出し、フロンターレ生田のゴールへ迫っていきますが、望月がうまく寄せ、さらに土肥がプレスバック。
セカンドボールを出口がものにし、受けた對馬が、髙越を走らせる正確なフィードを繰り出し、攻めに転じようとしていきます。
14分には、出口が前に持ち出し、中盤の望月へ。望月は越へ縦パス。正面やや左で受け直した望月がシュートを打ちますが、左に。
15分には、浮き球に、土肥がエリア内へ。土肥は巧みにおさめ、シュートを打とうとしますが、FC Kanolaはクリア。
左コーナーキックとなり、出口がボールを入れると、川上が合わせますが、右に。
渡邊、對馬が多く触れ、細かく動かしながら前へ餌出ていくフロンターレ生田。16分には、望月のミドルシュートが枠をとらえますが、交代で入ったGK73がセーブ。
18分には、望月のパスに、出口が右サイド、高い位置へ。クロスを入れると、遠いサイド、川上がシュートを打ちますが、左に。
19分には、左サイド、高い位置へ髙越が抜け出して、折り返し。しかし、GK73がセーブ。
さらに前に持ち出した對馬がミドルシュート。しかし、左に。
いつ笛が鳴ってもおかしくはない、という時間に差し掛かり、それでもゴールを目指していくフロンターレ生田。
21分には、冨田から出口とつながり、出口は右クロス。左サイド、ボールを拾った森本はミドルシュートを打ちますが、左。
直後には、FC Kanola、ルーズボールをものにし、60が正面へ抜け出しますが、對馬がカバー。
すると22分、フロンターレ生田は、高い位置でボールをカット。最後はエリア左、土肥がシュート。これが決まり、3-0。
フロンターレ生田は、さらに追加点を狙いにいきましたが、それはならず。
試合はタイムアップとなり、3-0。フロンターレ生田は、1勝1分け、得点4、失点1。ヴェルディが1勝1分け、得点6、失点2で終えたため、予選リーグを2位で終えることになりました。
前半1-0 後半2-0 計3-0
得点:森本信路、川上翔、土肥瑠星
フロンターレ生田の先発:51青木馨 3出口翔太 5渡邊拓眞 4對馬羽琉(c) 7森本信路 6森本信路 8夏目瑛斗 11冨田嵐丸 13川上翔 15髙越遼平 9土肥瑠星
交代:青木→50小村風人 渡邊→17吉田琉海
(文中敬称略)
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