3月19日の等々力陸上競技場では、「ハンガリー大使館杯チャンピオンシップサッカー大会」が行われ、川崎フロンターレU-15生田の新一年生たち、そして、新設される川崎フロンターレU-15等々力の新一年生たちが、川崎フロンターレU-12として、出場しました。
この大会は、川崎市、横浜市旭区、相模原市で、駐日ハンガリー大使館の後援で行われたハンガリー大使館杯を優勝するなどした6チーム、フロンターレ、プルチーニFC、二俣川SC、八ッ橋SC、上溝FC、東八王子FCが出場。
A、Bの2ブロック、3チームずつに分かれて、予選リーグを行ったのち、順位決定戦が行われます。
フロンターレは、上溝FC、二俣川SCと同じAブロックに入り、それぞれと対戦。
川崎市で行われたハンガリー大使館杯は、U-11年代が対象の大会ではありますが、六年生(新中学一年生)の選手たちが試合に臨みました。
なお、当日は、筆者の仕事の都合により、順位決定戦を見ることはできなかったため、予選リーグのみについて、記事を書かせていただきます。
【川崎フロンターレU-15生田(一年) ・川崎フロンターレU-15生田(一年) ハンガリー大使館杯チャンピオンシップ予選リーグAブロック vs 上溝FC】
3月19日(日) 午前9時19分キックオフ 等々力陸上競技場 晴れ 15分ハーフ
フロンターレの先発は、GK50小村風人、最終ラインは右から15渡部泰地、6望月楓矢、20野田永輝飛、3笠原宏仁、ボランチはキャプテンの8夏目瑛斗、6遠山煌斗、右MF7遠山頼斗、左MF13川上翔、前線には18小嶋遼介、9土肥瑠星。
小村、望月、笠原、夏目、土肥とU-12から昇格した5人が先発。新たにフロンターレに加わった6人の選手も先発に入りました。
前日、J1リーグ第5節、川崎フロンターレ vs セレッソ大阪の際には、ピッチを濡らした雨雲は去り、青空が広がった等々力陸上競技場。
バックスタンドやゴール裏では、フロンターレのサポーターらが広げた雨で濡れた幕が、日差しを浴びるなか、試合は始まりました。
立ち上がり、ラインを高め、前に出ていくフロンターレ。それに対して、上溝FCは裏へのパスを出し、11が抜け出しそうになりますが、オフサイド。フロンターレは、ラインをしっかりそろえ、対応していきます。
GKの小村に望月、野田、笠原とつなぎ、間に川上が顔を出すなどし、フロンターレがボールを動かす時間をつくっていきます。
4分には、左サイドの裏を突くパスに、土肥が抜け出し、エリア左へ。土肥は折り返しますが、上溝FCはクリア。
5分には、エリア外右で上溝FCにファールがあり、フロンターレのフリーキックに。
渡部が遠いサイドに入れると、望月が合わせますが、ミートしきれず。
6分には、正面で土肥がおさめ、そのパスに小嶋が、切り返しの連続からエリア内へ。シュートを試みますが、上溝FCは体を張って守っていきます。
上溝FCも正面へ浮き球を入れ、うまく右へ展開していきますが、笠原がすばやく寄せ、前に行かせず。
さらに人をかけ、前に出てくる上溝FC。フロンターレもコンパクトにして、対応。
しのいで、望月が縦パスを小嶋につけ、右の渡部から最終ラインへとつなぎ、落ち着かせ、間に土肥が顔を出すなどしながら、ふたたびボールをつないでいきます。
10分には、上溝FCが正面でカット。そのまま、前に持ち出しますが、野田が絞って奪い返す好守。
直後にも上溝FC、7の浮き球に18が正面へ。しかし、ここでも野田がカバー。
フロンターレは攻めに転じ、遠山頼斗がエリア外正面やや右へ。ミドルシュートを打ちますが、GK20がセーブ。
さらに小村から最終ラインの望月、望月から野田へつながり、野田が左サイドへフィードを送ると、川上がエリア外左へ。上溝FCの守備に遭い、シュートには至らなかったものの、12分には今度は望月のフィードに、遠山頼斗がエリア外右へ。切れ込んで打ったシュートは、GK20がセーブ。
長いボールを交え、フロンターレはチャンスをつくりだしていきます。
13分には、上溝FC、正面で受けた11のスルーパスに、5がエリア正面やや左へ抜け出し、シュート。
決定的な場面でしたが、わずかに右へ。
さらに中央で動かし、最終ラインの10がフィードを送ると、11がエリア外右へ。しかし、野田がカバー。ゴールキックにしていきます。
上溝FCはさらに正面へ6が抜け出しそうになりますが、遠山煌斗がカバー。さらに人をかけて攻めてくる場面をつくりますが、フロンターレはコンパクトに、粘り強く対応し、チャンスはつくらせず。
前半は0-0でタイムアップとなります。
後半フロンターレは、GK33小坂一、最終ラインは右から15渡部泰地、6望月楓矢、20野田永輝飛、キャプテンの8夏目瑛斗、ボランチは8池田颯太、10初音虎次郎、右MF15髙越遼平、左MF17中矢温仁、前線には9土肥瑠星、13川上翔。
小坂、望月、夏目、初音、土肥と5人がU-12からの昇格選手、6人は新たに加わった選手という構成に。
立ち上がり、フロンターレは、左サイド、受けた川崎が仕掛け、正面へ。受けた髙越が縦への仕掛け。エリア内へ進入しますが、上溝FCはクリア、右コーナーキックに。
キッカー、渡部が右足でボールを入れると、こぼれ球、詰めた中矢がエリア外正面でミドルシュート。これはクロスバーを叩き、詰めた川上がヘディングシュートを打ちますが、GK20がセーブ。
いいかたちで湖畔に入ったフロンターレ、4分、ついに試合を動かします。
夏目の右サイドを突くパスに、髙越が抜け出し、エリア外右へ。シュートを打つと、ゴール左、詰めた川上が押し込み、1-0。先制点はフロンターレに入ります。
ラインを高く保ち、野田のフィードに、川上が高い位置へ動き出すなどしていくフロンターレ。
上溝FCもボールを奪う場面をつくっていきますが、フロンターレはすばやく人数をかけて囲い込み、奪い返していきます。
6分には、エリア外左で土肥がファールを受け、フロンターレのフリーキックに。キッカーの望月が右足でボールを入れると、こぼれ球を拾った髙越がキープ。受けた野田の縦パスに、初音がエリア外正面へ。
初音は左へ展開。夏目がエリア左へ仕掛けていきますが、上溝FCの守備に遭い、シュートまでは行けず。
それでも、相手をおびやかす場面をつくっていきます。
8分には、野田の縦パスを、中央で初音が受け、そのスルーパスに、川上がエリア左へ。シュートは上溝FCがブロック。
左コーナーキックに。
キッカー、渡部は右足で遠いサイドへボールを送ると、これが直接ゴールへ決まり、2-0。
フロンターレが突き放します。
10分には、中央、間で土肥が受け、正面の川上へ。川上は右へ展開。髙越が、切れ込んで、正面へ。シュートを打ちますが、GK20がセーブ。
11分には、髙越が仕掛け、右コーナーキックに。
フロンターレはここで望月に代わり3笠原宏仁が再びピッチへ。
右コーナーキック、渡部がボールを入れ、セカンドボールを拾ったフロンターレ、中矢から右サイド、残っていた渡部へつながると、渡部の仕掛けに対し、上溝FCはブロック。
フロンターレは再び右コーナーキックを得ます。
渡部が遠いサイドへ入れると、ヘディングシュートを打ったのは川上。これが決まり、3-0。フロンターレがさらに突き放します。
12分には、さらにフロンターレ、エリア外右、うまく受けた土肥が縦への仕掛け。ミドルシュートを打つも左に。
13分には、野田がフィードを送ると、セカンドボールを拾い、右へ展開。渡部につながり、渡部のパスに髙越がエリア正面やや右へ。上溝FCの守備に遭い、シュートまではいけませんでしたが、迫っていきますた
15分には、中央、池田のパスに、土肥が右サイドの高い位置へ。仕掛けて、正面やや右、髙越へ。髙越のシュートは上溝FCがブロック。
試合はここでタイムアップ。3-0。フロンターレは勝利で、この大会をスタートさせました。
フロンターレの先発:50小村風人 15渡部泰地 6望月楓矢 20野田永輝飛 3笠原宏仁 8夏目瑛斗(c) 6遠山煌斗 7遠山頼斗 13川上翔 9土肥瑠星 18小嶋遼介
後半のメンバー:33小坂一 15渡部泰地 6望月楓矢 20野田永輝飛 8夏目瑛斗(c) 10初音虎次郎 8池田颯太 15髙越遼平 17中矢温仁 9土肥瑠星 13川上翔
交代:望月→3笠原宏仁
(文中敬称略)



臨む















































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