4月22日のAnker フロンタウン生田。川崎フロンターレU-15生田の二年生たちの練習試合に続いて、川崎フロンターレU-15生田が、関東ユース(U-15)サッカーリーグ、Wings U-15戦に臨みました。
【川崎フロンターレU-15生田 関東ユース(U-15)サッカーリーグ2部Aブロック第6節 vs Wings U-15】
4月22日(土) 午後4時キックオフ Anker フロンタウン生田 Anker Field 晴れのちくもり 40分ハーフ
4勝1分け、勝ち点13、首位に立つフロンターレに対し、 4勝1敗、勝ち点12、勝ち点差は1で迫るWingsとの上位対決。
フロンターレ生田の先発は、GK1岩田幹太郎、最終ラインは右から2小川翔太、キャプテンの5山川陽平、3藤田明日翔、18長崎亘佑、ボランチは8小川尋斗、6木下勝正、右MF38小田脩人、左MF7三上瑛大、前線には10奥田悠真、11十河晟央。
二年生たちの練習試合が行われていた際には、空を覆っていた雲が去り、青空や晴れ間も姿を現し始めたフロンタウン生田。
ピッチ脇の観客席などから両チームの選手の家族ら、またField外からも、多くの人々が見守るなか、試合は始まりました。
立ち上がりには、フロンターレ生田。GK岩田が正面へボールを送ると、奥田、三上が迫りますが、Wingsも14、33が体を張っての守り。しのいでいきます。
フロンターレ生田は、下がり目で十河がボールをおさめ、また、小田脩人も中央へ寄り、小川尋斗や木下と近い位置でプレー。
小川尋斗の右サイドを突くパスに、小川翔太が高い位置へ抜け出していき、相手陣内で時間をつくっていきます。
Wingsも、右SBの36から8とつながり、うまく間で受けた8は右サイドを突くパス。38が抜け出しそうになりますが、岩田がカバーし、前にはいかせず。
さらにラインを高め、うまくサイドに差し込んでくるWingsが前に出てくる時間をつくりますが、三上が自陣のエリア近くまで下がり、カバー。しのいでいきます。
6分には、下がり目の奥田から、右サイド、小田脩人へ。小田から高い位置の小川翔太へつながりそうになったところで、小田脩人に対して、ファールがあり、エリア外右でのフリーキックに。
長崎が左足でボールを入れると、セカンドボールを拾ったフロンターレ生田は、長崎のパスに、三上がエリア右へ。ここは、Wingsの粘り強い守りに阻まれ、シュートにはいたらず。
さらに山川、藤田が開き、間に下りた小川尋斗のパスが、右サイド、高い位置の小川翔太へつながり、小川翔太が高い位置へ仕掛け、右コーナーキックを得るなど、相手陣内で時間をつくっていきます。
8分には、小川尋斗の縦パスに、三上が抜け出し、エリア左へ。Wingsが阻んで、左コーナーキックに。
三上が右足でボールを入れると、しのいだWingsは、左サイドから斜めに28が仕掛けていきますが、小川尋斗がカット。速攻を阻み、しのいでいきます。
11分には、左サイド、開いた三上は、正面の十河へパス。おさめた十河から右サイド、小川翔太へつながり、小川翔太はクロス。
正面でセカンドボールをものにした小川尋斗の縦パスに、奥田が正面やや右へ。奥田は切り返してミドルシュートを打ちますが、右に。
さらに木下から中央、奥田へつながり、奥田のスルーパスに、三上がエリア左へ。切り返して三上が放ったシュートは、枠をとらえますが、GK22がセーブ。
たたみかけるフロンターレは、直後にも、奥田から三上とつながり、三上のパスに、木下が左サイドの高い位置からエリア左へ。木下は正面へ、折り返し。
相手選手の股を抜く素晴らしいパスでしたが、シュートにはつながらず。
フロンターレ生田はさらに、正面の奥田からまたも左に展開。三上が仕掛け、左コーナーキックに。
コーナーキックのセカンドボールは、正面で小田脩人がものにし、左サイド、長崎へ。長崎のクロスは、シュートにはつながりませんでしたが、次々にセカンドボールをものにし、高い位置でのプレーを続けていきます。
Wingsも、裏を突くパスからゴールに迫ろうとしていきますが、藤田が岩田につながるようにして、対応。
中央でWingsがカットする場面では、中央に寄った小田脩人が奪い返し、そこから左サイド、三上、奥田へつなげ、切り替えの速さからゴールへ迫る場面をつくっていきます。
左に開いた三上の浮き球を、正面で十河がおさめるなどし、そこから前に出ていこうとするフロンターレ生田。
Wingsも左サイドでボールをカットし、右へ展開。38の折り返しに、25が迫る場面をつくりますが、フロンターレ生田はエリア前で人をかけての守り。しのいでいきます。
フロンターレ生田が、山川や藤田、岩田がかかわり、フィードに十河を走らせるなどしていけば、Wingsも高い位置で38や8がかかわり、エリア前での場面をつくり、フロンターレ生田はそれに対し、中央を小田脩人がカバー。受けた木下が、十河を右サイドの高い位置へ走らせ、右サイドでのスローインへつなげ、ふたたび高い位置でプレーする時間をつくろうとしていきます。
24分には、間で受けた小田風人から、右サイド、流れた奥田へ。奥田のスルーパスに、十河がエリア外右へ抜け出しますが、オフサイド。
直後には、Wings。エリア外右、28につながり、正面へ持ち込んだ28のシュートは枠をとらえますが、岩田が好セーブ。
フロンターレ生田は、山川が裏を突く浮き球を入れ、十河を走らせるなどし、高い位置でさらに時間をつくり、間で奥田が受け、右サイドの小川翔太へつなげ、小川翔太が正面へ持ち込み、下がり目の小川尋斗が縦パスを狙うなどし、うまく連係しながら前へ出ていきます。
30分には、下がり目の奥田のスルーパスに、エリア内へ三上が動き出しますが、オフサイド。
Wingsも、ボールをカットし、左へ展開していきますが、小川尋斗・木下の連係からフロンターレ生田は奪い返していきます。
34分には、左へ開いた三上の浮き球のパスに、十河が正面へ。しかし、オフサイド。Wingsもラインをしっかりそろえ、対応していきます。
35分には、藤田がカット。受けた小川尋斗から左へ。三上から正面の奥田、木下とつながり、木下の浮き球に、十河、奥田がエリア内へ。
しかし、フロンターレ生田にハンドがあったとの判定。それでも、人をかけ、攻めに厚みを見せていきます。
Wingsも、右サイド8から左サイドへサイドチェンジが通り、30がクロス。しかし、岩田がセーブ。
38分には、Wingsが左コーナーキックを得て、25が右足でボールを入れると、14が遠いサイドで競りますが、枠はとらえられず。
長崎の縦パスに、三上が高い位置へ仕掛けていくなど、再び相手エリア前でプレーする時間をつくっていくフロンターレ生田。
三上が高い位置で折り返す場面をつくりますが、GK22が阻んでいきます。
40分には、Wings、38のパスに、28が左サイドの高い位置へ。そのパスに、8が正面へ抜け出し、シュートを打ちますが、岩田がセーブ。
前半は0-0でタイムアップとなります。
ふたたび雲が出始め、肌寒さを感じるなか、始まった後半。
立ち上がりにはフロンターレ生田、藤田の縦パスを十河がおさめ、受けた奥田のパスに、小田脩人がエリア正面へ抜け出しそうになりますが、Wingsも堅い守り。
さらに山川のフィードに、小川翔太が走り、右サイドでおさめた小川翔太のパスに、小田脩人がエリア正面へ抜け出しそうになりますが、30がカバー。
4分には、長崎から受けた三上が左サイドから中央へ持ち出し、そのスルーパスに、十河が正面へ。しかし、またもオフサイド。
一方のWingsも、5分には、18から左SBの30とつながり、左サイド、高い位置の25へ。30がエリア左へ抜け出しそうになりますが、山川がカバー。
左コーナーキックとなり、25がボールを入れると、遠いサイドで3が合わせますが、右に。
Wingsも、好連係とセットプレーからフロンターレのゴールをおびやかしていきます。
ふたたび攻めに転じたフロンターレ生田は、7分、小川尋斗の浮き球のパスを、小田脩人がおさめ、正面の奥田へ。
奥田のパスに、十河がエリア右へ抜け出し、シュート。しかし、左に。
フロンターレ生田は、中央にうまく小田脩人が顔を出し、十河が高い位置でボールをキープし、高い位置でプレーを続けていきます。
8分には、右サイド、開いた小川翔太のパスに、小田脩人がエリア右へ。正面へ折り返すと、三上がシュートを打ちますが、Wingsはクリア。
12分には、さらに藤田から左サイド、三上へ。三上のパスに、飛び出した奥田がエリア外正面やや左へ。ミドルシュートを打ちますが、左に。
さらにフロンターレ生田は、木下、小川尋斗が動かし、左サイド、長崎へ。
長崎のパスに、三上が高い位置へ仕掛け、左コーナーキックを得て、セカンドボールを高い位置でものにしていきます。
15分には、三上が左サイド、縦に仕掛け、折り返し。エリア内へ十河が迫りますが、惜しくもさわれず。
山川、藤田が開いて、浮き球を十河がおさめ、高い位置へ小川翔太が顔を出し、中央に寄った小田脩人がうまく間で受けるなどしながら、フロンターレ生田はゴールを目指していきます。
17分には、左サイドでのスローインの流れから、奥田がエリア左へ。しかし、Wingsも粘り強い守り。
19分には、Wingsがコーナーキックをしのいだところ、エリア外正面でセカンドボールをものにした小川翔太が浮き球を入れると、エリア正面へ奥田が迫りますが、オフサイド。
飲水タイムをはさんで、フロンターレ生田は、山川、藤田に左サイド、下がり目に木下が下り、正面へ小田脩人が顔を出すなどしながら、ボールを回していきます。
22分には、山川、藤田と最終ラインで動かし、小川尋斗から木下とつながり、木下は左に展開。長崎のパスに、三上がエリア外左へ。
三上はエリア左へ進入、シュートはWingsが阻んで、左コーナーキックに。
左コーナーキック、三上が右足でボールを入れると、ニアで山川が競り、ボールはエリア内へ。そこに詰めた木下がシュートを打つと、ゴールネットが揺れ、1-0。
ついにフロンターレ生田が先制します。
選手を入れ替え、うまくサイドを突くパスを出し、そこから正面へ迫ってくるWingsに対し、コンパクトにして対応していくフロンターレ生田。
25分には、右サイド、小田脩人のパスに、奥田が正面へ。奥田は前にうまく持ち出し、シュート。枠をとらえますが、GK22がセーブ。
Wingsも、右サイド、交代出場の35や25がうまく仕掛け、ゴール前での場面をつくっていきますが、最後のところでフロンターレ生田は体を張っての守り。しのいでいきます。
29分、フロンターレ生田は木下に代わり34今廣遥碧。
30分にはフロンターレ生田、左に開いた三上の斜めのパスに、小田脩人がエリア正面へ抜け出しそうになりますが、オフサイド。
直後には、Wings、右サイドに展開し、右からの折り返し。正面でおさめた18がシュート。しかし、左。
さらにWingsが、18や左サイド、高い位置の37、左SBの30が動かし、ゴールに迫る場面をつくりますが、フロンターレ生田はここでも人をかけての守り。
シュートは打たせずに、しのいでいきます。
32分には、フロンターレ生田、小田脩人から小川尋斗とつながり、小川尋斗のパスに、十河が右サイドの高い位置へ。
十河が正面へボールを送ると、これを受けた奥田がエリア内へ仕掛けていきますが、Wingsは体を張って、粘り強い守り。
攻めに転じたWingsは、23がエリア外右へ。シュートは枠をとらえますが、岩田がセーブ。
山川の浮き球のパスに、十河が粘り強く高い位置へ懸命に走り、ボールをキープしようとするなど、フロンターレ生田は相手陣内でプレーを重ねようとしていきます。
37分には、左サイドで長崎、三上が細かく動かし、最後は奥田が正面やや左へ。シュートを打ちますが、GK22がセーブ。
人をかけ、サイドに展開し、ゴールの前に迫ってくるWingsに対して、フロンターレはコンパクトに対峙。最後のところで藤田がうまく体を入れたり、また、エリア内で小川尋斗がカバーするなど、しのいでいきます。
アディショナルタイムに入り、小川翔太や十河、奥田が高い位置でキープを図るなどしていくフロンターレ生田。
43分には、小田脩人に代わり17富田周平が入ります。
十河や奥田も自陣に下り、最後まで守備でも献身的な姿勢を続けたフロンターレ生田。
試合はタイムアップとなり、1-0。
フロンターレ生田は勝利をおさめました。
前半0-0 後半1-0 計1-0
得点:木下勝正
フロンターレの先発:1岩田幹太郎 2小川翔太 5山川陽平(c) 3藤田明日翔 18長崎亘佑 6木下勝正 8小川尋斗 38小田脩人 7三上瑛大 10奥田悠真 11十河晟央
交代:木下→34今廣遥碧 小田脩人→17富田周平
控え:16岡本栞汰 4菊池京 20メンディーサイモン友 14尾関悠太 23白倉凜生 9小林朝日
Wingsもゴールの前での場面をつくるなか、最後まで攻守にタフに戦い抜き、フロンターレは勝利。
試合後30分行われた練習試合は、先制点を奪われたものの、白倉凜生の2ゴールで、2-1。
立ち上がりは、Wingsのほうが良さを出していたなかで、選手の立ち位置を入れ替えると、流れが一変。
選手それぞれが生き生きとプレー。攻守に素晴らしいプレーを見せていたことが、心に残るものがありました。
ピッチに立っている選手はもちろん、まだ、出場機会の少ない選手たちもまた、前に進んでいるのだ、と思わされました。
これからも、とても楽しみにしています。
(文中敬称略)
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