関東ユース(U-15)サッカーリーグは開幕を迎え、3月5日、新たなチーム名となった川崎フロンターレU-15生田は、等々力第一サッカー場にて、VIVAIO船橋との試合に臨みました。
今季から久野智昭監督が指導するフロンターレは、2部Aブロックに所属。10チームがホーム&アウェー方式、総当たりでリーグ戦を戦い、1位に入れば1部へ自動昇格。2位ならば、Bブロックの2位のチームとの決定戦に勝利すれば、昇格が決まります。
当日は、神奈川県クラブユースサッカー新人戦、川崎フロンターレU-18 vs SC相模原U-18のため、見られたのは後半途中からとなりましたが、可能な限り、開幕戦について、書かせていただきます。
【川崎フロンターレU-15 関東ユース(U-15)サッカーリーグ2部Aブロック第1節 vs VIVAIO船橋】
3月5日(日)午後3時キックオフ 等々力第一サッカー場 くもり 40分ハーフ
フロンターレの先発は、GK16岡本栞汰、FPは2小川翔太、4菊池京、3藤田明日翔、5山川陽平、6木下勝正、8小川尋斗、38小田脩人、7三上瑛大、キャプテンの10奥田悠真、11十河晟央。
二年生の小田脩人、十河晟央が先発に入りました。
フロンターレは、前半5分三上のゴールで先制すると、7分には奥田悠真、17分にはふたたび奥田が決めて、前半を3-0で折り返します。
後半、7分には右コーナーキックから山川がゴールを決め、4-0。
フロンターレは、11分山川に代わり15平尾玲旺、十河に代わり9小林朝日。GK岡本、最終ラインは右から小川翔太、菊池、藤田、木下、ボランチは小川尋斗、平尾、右MF小田脩人、左に三上、トップ下奥田、前線には小林に。
中央で小川尋斗や平尾、奥田もかかわり、右サイドでは小田脩人が縦に仕掛けるなど、相手陣内でプレーを重ねていきます。
13分には、船橋が1点を返し、4-1。3点差に。
17分には、中央で小川尋斗、奥田とつながり、奥田のスルーパスに、三上がエリア左へ。船橋の体を張った守りに、阻まれましたが、決定的な場面をつくっていきます。
18分にはフロンターレのコーナーキックをしのいだ船橋がカウンターに。47が仕掛け、右サイドから折り返すと、正面で52がシュート。
しかし、岡本がセーブ。
フロンターレは、前に出てくる船橋に対し、球際に負けず、プレー。三上や小林もプレスバックにいき、献身的にプレー。自分たちでボールを持つ場面へつなげていきます。
25分から26分にかけては、船橋が中央とサイドをうまく使いながら、ゴールの前に迫る場面をつくりますが、フロンターレはコンパクトにして対応。
さらに左サイドから組み立てを図る船橋に対して、小田脩人や平尾が前から追い込んでいき、奪っていきます。
27分には、船橋、51が中央を持ち上がり、浮き球のパス。しかし、木下がしぼってカバー。
奥田や三上、小林がうまく関わり合い、ふたたび時間をつくっていくフロンターレ。
GKの岡本も、奥田につながる正確なキックを見せていきます。
29分には、中央、奥田のパスに小川翔太がエリア外右へ。クロスを上げますが、GK50がセーブ。
31分には左サイドでのスローインの流れから小林がエリア正面やや左へ。小林の折り返しに、奥田が迫りますが、GK50がセーブ。
32分には、右サイド、小川翔太から正面の奥田へ。奥田は、左サイドを突くパス。三上が抜け出して、仕掛けていきますが、船橋はカット。
直後には、船橋、中央の51がターンで剝がし、エリア右を突くパス。しかし、フロンターレは体を張り、ブロック。
船橋の右コーナーキックとなりますが、フロンターレはカウンターに。藤田が高い位置へ運び、小川尋斗につなげ、小川尋斗は粘り強く高い位置でボールをキープしていきます。
フロンターレはここで、小田脩人に代わり13橋本乃翔、小川尋斗に代わり二年生の34今廣遥碧、菊池に代わり20メンディーサイモン友。
フロンターレは中央で橋本、平尾、今廣、また三上も寄り、左サイド、木下へ。木下の仕掛けに対しては、船橋も粘り強く寄せに行き、最後はファールを取られたものの、うまく連係しながら高い位置でのプレーを引き出していきます。
すると39分、フロンターレは右サイドでのスローインを得ると、その流れから、小川翔太が高い位置へ。小川翔太からエリア外右、奥田とつながり、奥田が正面へ折り返すと、エリア外正面、ミドルシュートを打ったのは木下。ゴールネットが揺れ、5-1。
見事な連係からフロンターレが突き放します。
フロンターレはここで小川翔太に代わり、17富田周平。
40分には、船橋がサイドに展開し、そこから迫っていきますが、折り返しは岡本がセーブ。すばやくリスタートし、ボールは、エリア外正面、奥田へ。
スペースのあるところ、奥田はミドルシュートを打ちますが、GK50がセーブ。
アディショナルタイム、中央、間で奥田が受け、また中央で平尾や橋本、今廣が顔を出し、フロンターレは動かし、右サイド、富田が仕掛ける場面をつくっていきます。
試合はタイムアップとなり、5-1。
フロンターレは、新たなチーム名で迎えたシーズンを、勝利でスタートさせました。
前半3-0 後半2-1 計5-1
得点:三上瑛大 奥田悠真2 山川陽平 木下勝正
フロンターレの先発:16岡本栞汰 2小川翔太 4菊池京 3藤田明日翔 6木下勝正 5山川陽平(c) 8小川尋斗 38小田脩人 7三上瑛大 10奥田悠真 11十河晟央
交代:山川→15平尾玲旺 十河→9小林朝日 菊池→20メンディーサイモン友 小川尋斗→34今廣遥碧 小田脩人→13橋本乃翔
控え: 1岩田幹太郎 18長崎亘佑 24山根春人
この後、30分行われた練習試合では、フロンターレは2-0。橋本が9分にミドルシュートを決め、1-0に。30分には、左コーナーキック、18長崎亘佑が入れたボールを、メンディーがヘディングシュート。クロスバーをたたいたところ、23白倉凜生が押し込んでゴールを決め、計2-0という結果となりました。
出場したメンバーは次の通り。
1岩田幹太郎 17富田周平 20メンディーサイモン友 18長崎亘佑 24山根春人 34今廣遥碧 15平尾玲旺 13橋本乃翔 14尾関悠太 23白倉凜生 9小林朝日
交代:小林→22玉木聖梛 岩田→19高橋壱梛
(文中敬称略)
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