4月30日の稲毛海浜公園球技場。
川崎フロンターレU-15生田の関東ユース(U-15)サッカーリーグ、ジェフユナイテッド市原・千葉U-15戦に続いて、川崎フロンターレU-15生田の二年生たちが、ジェフユナイテッド市原・千葉U-15とのメトロポリタンリーグに臨みました。
【川崎フロンターレU-15生田(2年) メトロポリタンリーグ vs ジェフユナイテッド市原・千葉U-15】
4月30日(日)午後4時半キックオフ 稲毛海浜公園球技場 雨のちくもり 35分ハーフ
今季の初めての公式戦となるフロンターレ生田(2年)。
先発は、GK21植木琉斗、最終ラインは右から31大原比呂、27笹倉拓真、25坂井暉絃、30草野心音、ボランチは36沓野楓、32加藤昊、右MF43木村風斗、左MF37武内勇人、前線にはキャプテンの42全天海、44西川航雅。
関東ユース(U-15)サッカーリーグの後には、いったんはやんだ雨が再び降り始めた稲毛海浜公園球技場。
傘を手にした多くの選手の家族らが見守るなか、試合は始まりました。
立ち上がり、攻勢に出るのはフロンターレ生田。右サイドでのスローインの流れから、全がエリア外右へ。全の折り返しは、GK41がセーブ。
千葉も、左右にボールを動かしながら、前に出ていくと3分には、右サイドからの攻勢に。しかし、草野がカバー。
フロンターレ生田はコンパクトに対応し、下がり目で西川がカット。木村から右サイド、高い位置へ抜け出した大原へつながり、仕掛けた大原がコーナーキックを得る場面をつくっていきます。
5分には、その右コーナーキック、武内が右足でボールを入れると、正面で沓野がシュートを打ちますが、GK41がセーブ。
さらに中盤で前を向いた全が、前に持ち出し、右へ展開。
大原が高い位置へ抜け出し、折り返しますが、千葉の守りが阻んでいきます。
千葉もGK41に最終ラインの32、40が多くボールに触れ、浮き球に前線の37を走らせ、ゴールに迫っていきますが、草野がカバー。
フロンターレ生田も、草野の浮き球に、西川が動き出し。それに対して、千葉はカット。すぐさま縦に入れていきますが、草野が前に行かせず。
切り替え良く対応していきます。
8分には千葉、右サイドから斜めのパス。正面で37がおさめるも、沓野がカバー。
GKの植木やキャプテンの全らが声を出しながら、千葉に対峙していくフロンターレ生田。間を差し込んでくる千葉に対し、うまく加藤昊がボールを奪い、ふたたび自分たちでボールを回す時間をつくっていきます。
9分には、左サイドで草野、加藤昊、武内が細かく動かしていき、いったんは千葉にボールが渡るも、正面で西川がボールをカット。エリア外正面、西川はミドルシュートを打ちますが、上に。
さらにフロンターレ生田は、草野から坂井、笹原とつながり、最終ラインの間に顔を出した沓野から右サイド、木村、木村から大原と、テンポよく両サイドを使って、前に出ていきます。
11分には千葉、40のフィードに、39が正面へ。しかし、沓野がカバー。沓野は草野へつなげ、しっかりフロンターレ生田のボールに。
すると12分、フロンターレ生田は、笹倉が、右サイドを突くスルーパス。これに抜け出したのは大原。一気にエリア右へ。シュートを打つとこれが決まり、1-0。
フロンターレ生田がついに先制します。
ゴールで、さらに動きが良くなっていくフロンターレ生田、笹倉や坂井、草野が多く触れ、相手に渡っても、中盤で沓野がカット。自分たちでボールを動かしていきます。
14分には大原とのパス交換から、沓野が右サイド、高い位置へ。クロスを入れるも、GK41がセーブ。
すばやく攻めに転じた千葉は、エリア右を突くパスに、37が飛び出していきますが、植木がカバー。飛び出して、クリアするいい判断で、防いでいきます。
16分には千葉、エリア外右でフロンターレ生田にファールがあり、フリーキックに。キッカーの40は左足で直接狙うも、枠はとらえられず。
相手に奪われても、すばやく囲い込んで取り返すなど、距離感よくプレーをしていくフロンターレ生田。
17分には、木村から西川とつながり、エリア外右に持ち込んだ西川はクロス。しかし、GK41がセーブ。
18分には最終ラインの笹倉から大原、大原から右サイド、下がり目で沓野が受け、加藤昊をはさんで、右サイド、高い位置の大原へ。
大原のスルーパスに、西川がエリア右へ抜け出し、シュート。しかし、惜しくもポスト。
フロンターレ生田は、さらに草野が高い位置へ抜け出し、コーナーキックを得るなど、相手陣内で時間を重ねていきます。
22分には、右サイド、木村から正面の全へ。全がうまく体をつかっておさめ、エリア外正面やや右で受け直した木村がミドルシュート。GK41のセーブに阻まれましたが、チャンスをつくっていきます。
千葉も、右サイドから斜めのパス。37につなげていきますが、加藤昊がカバー。
さらに正面で受けた24がパス交換からエリア左へ。しかし、坂井がカバー。
千葉はさらに右サイド、高い位置へ抜け出した36のパスに、37が正面へ。ここでは笹倉がカバー。
さらに右サイドから持ち込んでいきますが、草野、武内が粘り強く対応。守備でも、いいプレーを重ねていきます。
木村や武内が中盤に寄って、千葉の攻勢に対峙していくフロンターレ生田。
西川や全もプレスバックにいくなど、献身的にプレーしていきます。
31分には千葉、高い位置でボールをカットすると、ルーズボールにエリア外正面で詰めた39がミドルシュート。しかし、枠外。
32分にはフロンターレ生田、中央で前に持ち出した沓野のスルーパスに、木村が抜け出しそうになりますが、千葉が阻んでいきます。
さらに千葉が前線の37が、うまく体を使い、ボールをおさめ、フロンターレの袴田近くで時間をつくりますが、フロンターレ生田はコンパクトに、チャンスはつくらせずに対応していきます。
前半は1-0。フロンターレ生田がリードして、ハーフタイムへ。
後半フロンターレ生田は、GKが交代。植木に代わり33加藤直介。
立ち上がりには、千葉がラインを高め、右サイドから攻勢に出ますが、草野が体を入れ、前に行かせず。
さらに右サイドから29が速いボールを入れると、ルーズボールに正面へ24が迫りますが、沓野がクリア。攻勢にも落ち着いて対応していきます。
間にうまくボールを入れながら、前に出てくる千葉に対し、全が中盤まで下がり、プレスバック、西川も下がり目でボールをおさめフロンターレ生田は、対応していきます。
3分には、千葉、正面へ抜け出した37が、ゴール左をとらえたシュート。しかし、加藤直介が懸命に手を伸ばして、セーブ。素晴らしいプレーで阻んでいきます。
左コーナーキックを得た千葉は、35が右足でボールを入れると、セカンドボールを拾い、左サイドから正面へ浮き球。これをおさめた39がシュートを打ちますが、枠外。
直後には、37が再びエリア正面やや左へ。しかし、笹倉が体をうまく入れ、最後はゴールキックに。
6分には、高い位置でボールをカット。エリア正面やや右、37がシュート。しかし、加藤直介がセーブ。
武内が中央に寄り、沓野や加藤昊とかかわって、次第にボールを保持する時間を高めていくフロンターレ生田。
そんななかでも、ゴールに迫る場面をつくるのは千葉。8分には、カウンターに持ち込むと、正面やや右で37がニアを狙い、シュート。しかし、加藤直介がセーブ。
さらにエリア外右、29がミドルシュート。しかし、ここでも加藤直介がセーブ。立て続けに好守を見せ、チームを盛り立てていきます。
大原や木村、中盤を経由して、笹倉、坂井とつながり、坂井の左サイドを突くパスに、草野が高い位置へ動き出すなど、前に出る時間をつくっていくフロンターレ生田。
なおも、ゴール前での場面は、千葉のほうが多くつくるものの、体を張って、阻んでいきます。
11分には千葉、左サイドでのスローインを37がおさめ、フロンターレ生田が体を張って、阻んだところ、セカンドボールを拾い、エリア外右で29がミドルシュート。しかし、加藤直介がセーブ。
攻めに転じたフロンターレ生田は、木村が右サイドを仕掛け、千葉の守備に遭い、右コーナーキックに。
右コーナーキック、武内がボールを入れると、GK41の前で坂井が競り、最後は全が押し込み、2-0。
フロンターレ生田が突き放します。
突き放された千葉も、前線の37がフィジカルの強さとボールを巧みにおさめるうまさを見せ、起点となり、14分にはエリア外左でシュートを打ちますが、枠はとらえられず。
さらに37に縦に付けていきますが、笹倉が対応。ボールを奪った笹倉は、フィード。これに西川が動き出し、高い位置で時間をつくろうとしていきます。
武内が左サイドから間を縫うように持ち出し、正面で受けた沓野がダイレクトでパスを出すなど、テンポの良さも出していくフロンターレ生田。
千葉も19分には高い位置でボールをカット。フィードに、37が正面へ抜け出し、枠をとらえたシュート。ここでも、また加藤直介がセーブ。
さらに右サイド、開いて受けた29が折り返すと、ニアで38がシュート。これもまた、枠をとらえますが、加藤直介がセーブ。
22分には、細かくつないで、前に持ち込んだ千葉、36のパスに、35がエリア正面やや左へ。シュートを打つも左に。
フロンターレ生田は、下がり目で全が受け、左サイドから中央へ武内が持ち出し、最終ラインに戻し、笹倉、坂井につながり、右サイドの木村へ。
そこからサイドチェンジが左へ通り、草野がクロスを入れていきますが、交代で入ったGK33がセーブ。
さらにスルーパスに、西川が高い位置へ。クロスを入れると、武内がヘディングシュート。しかし、GK33がセーブ。
さらに笹倉から右サイド、大原へ。木村とのパス交換から、高い位置へ抜け出した大原が折り返すと、正面で武内がシュート。しかし、ライン上で千葉はブロックする粘り強い守り。
こぼれ球を拾った西川がシュートを打ちますが、枠はとらえられず。
フロンターレ生田はここで、武内に代わり35渡部真己が入り、右MF、木村が左MFに。
27分には千葉、GK33から最終ラインで動かし、間を突くパスから右へ展開、エリア外右、27がミドルシュートを打ちますが、左に。
一方のフロンターレ生田も、大原の裏を突くパスに、西川がエリア外右へ。そのパスに、全がエリア内へ。千葉の守備に遭い、シュートにまではいけませんでしたが、ゴールに迫っていきます。
フロンターレ生田はさらに、全から左サイド、草野、草野から木村とつながり、正面で加藤昊が沓野とのパス交換からエリア内へ進入を試みますが、千葉の守りが阻止。
それでもテンポよく中盤の選手もエリア内へ飛び出していくことで、チャンスをつくろうとしていきます。
ラインを高め、間に差し込み、サイドに展開していく千葉。エリア内へ折り返していきますが、再三好守を見せていた加藤直介がここでもセーブ。
32分フロンターレ生田は、木村に代わり39土屋瑛大。
34分には、セカンドボールを拾った加藤昊から右へ展開。渡部へつながり、再び加藤昊に預け、高い位置で受け直した渡部が折り返すと、正面で全がシュート。しおかし、上に。
さらに中盤の沓野がダイレクトでパス。エリア右へ西川が抜け出しますがオフサイド。
フロンターレ生田は再び、ワンタッチ、ツータッチで小気味のよいパス回しを見せ、セカンドボールを全がおさめるなどしながら、前に出ていきます。
34分には、エリア外右へ笹倉がフィード。これをおさめた渡部に対して、千葉がファール。フロンターレのフリーキックに。
キッカーの大原はエリア内へ入れるのではなく、右サイド、高い位置へ動き出した沓野へのパスを選択。沓野は折り返しますが、千葉はクリア。
千葉も、直後には右サイド、高い位置で37がおさめ、正面への仕掛け。しかし、フロンターレ生田は囲い込むようにして、前に行かせず。
試合はタイムアップとなり、2-0。
フロンターレ生田は、勝利でメトロポリタンリーグの初戦を飾りました。
千葉も、前線に強力な選手がいるなか、守備でもすばらしいプレーを重ねたフロンターレ生田。攻守にこれからがとても楽しみになる試合となりました。
前半1-0 後半1-0 計2-0
得点:大原比呂、全天海
フロンターレ生田の先発:21植木琉斗 31大原比呂 27笹倉拓真 25坂井暉絃 30草野心音 36沓野楓 32加藤昊 43木村風斗 37武内勇人 42全天海(c) 44西川航雅
交代:植木→33加藤直介 武内→35渡部真己 木村→39土屋瑛大
(文中敬称略)
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