5月31日は、Ankerフロンタウン生田へ。
日本クラブユースサッカー選手権(U-18)関東大会は2回戦を迎え、川崎フロンターレU-18は、ジェフユナイテッド市原・千葉U-18との試合に臨みました。
32チームが出場する関東大会から、夏の全国大会、日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会に行くことができるのは、11チーム。
この2回戦に勝利した8チームと、敗者復活戦を勝ち抜いた3チームが、全国大会の出場権を得ることができます。
【川崎フロンターレU-18 日本クラブユース選手権(U-18)関東大会ノックアウトステージ2回戦 vs ジェフユナイテッド市原・千葉U-18】
5月31日(日) 午後7時キックオフ Anker フロンタウン生田 Anker Field くもり
プレミアリーグEAST、旭川実業戦(〇9-0)から中2日のフロンターレ。
先発は、GKゲームキャプテンの16菊池悠斗、最終ラインは右から2江原叡志、20山中大輝、5土屋櫂大、4元木湊大、ボランチは10尾川丈、25矢越幹都、右MF22加治佐海、左MF7志村海里、トップ下28香取武、前線には9岡崎寅太郎。
旭川実業戦から変更されたのは、GKが濱﨑から菊池、という陣容に。
東京ヴェルディユースに4-1で勝利し、勝ち上がったジェフ。
先発は、GK1染谷奎、最終ラインは右から26尾﨑芯太朗、4谷田壮志朗、6菱田大基、25真鍋波留也、ボランチにキャプテンの22湯田大賀、その前に10東胡次郎、20原希優羽、右に39榁木絆生、左に11浅川秀斗、前線には7脇ノ園拓海。
空には雲がかかっているものの、穏やかな気候のAnker フロンタウン生田。
試合開始の1時間以上前から、ピッチ脇には、フロンターレのサポーターが幕を出し、キックオフが近づくにつれ、両チームの選手の家族らが、観客席を埋める熱を帯びた雰囲気に。
フロンターレのサポーターらが旗などで、励ませば、ジェフも選手の家族ら、さらにはサポーターが集まり、手拍子などで背中を押す。平日の夜にもかかわらず、300人を超える人々が集まり、それぞれの想いがこもったなか、キックオフの時を迎えました。
立ち上がりは、ジェフが、GKの染谷や最終ラインの谷田、菱田が多く触れながら、組み立てを図りに。
フロンターレはそれに対して、前から連動。ボールを奪うと、矢越が左サイドを突くパス。志村が動き出していきますが、染谷のセーブに遭い、チャンスにはつながらず。
それでも、相手と味方の立ち位置を見ながら、攻撃へ結び付けていこうとします。
フロンターレは、最終ラインで動かしながら、元木のパスに、間に尾川が飛び出すなどしながら、相手の陣内へ。
右サイドで、江原が浮き球を入れ、香取が競り、セカンドボールを尾川がものに。ふたたび最終ラインの山中、土屋に戻し、後ろから組み立てを図っていきます。
5分には、土屋の縦パスを、中央、スペースで香取がおさめ、そこから左サイド、志村へ。
志村から正面で香取が受け直し、ボールは中央に寄った加治佐から、右サイド、高い位置の江原へ。
江原は折り返しますが、ジェフもエリア内で、集中した守り。
セカンドボールを拾ったフロンターレは、矢越から左へ。元木が高い位置からクロスを入れますが、ジェフはブロック。
左コーナーキックとなり、ショートコーナーを選択したフロンターレは、志村がクロスを入れていきますが、ジェフはクリア。
直後には、ジェフ、右サイドでボールをカットし、左へ展開。高い位置から折り返していきますが、エリア内を土屋がカバー。
さらに左サイドでのスローインの流れから、浅川がエリア左へ仕掛けていきますが、山中がブロック。
左コーナーキックとなり、キッカーの浅川が精度の高いボールを入れていきますが、これはシュートには結びつかず。
さらにジェフは、左サイド寄りで受けた原が斜めに間を縫うような仕掛けを見せ、これに対して、フロンターレはファール。
エリア外正面やや左でのフリーキックに。
キッカーの東は左足で遠いサイドに配球。谷田が競りますが、フロンターレは山中がしっかり体を寄せていき、対応していきます。
フロンターレが菊池や土屋、山中、江原らがかかわって組み立てを図るのに対し、ジェフも最終ラインの谷田や菱田がうまく前に持ち出し、左に展開。斜めに眞鍋が一気にエリア近くに迫る場面をつくっていきますが、フロンターレは、元木がカバー。さらに高い位置で東がカットする場面をつくっていきますが、土屋が粘り強く体を当てていき、前に行かせない好対応。
ジェフも、しっかりフロンターレの陣内で時間をつくるなか、フロンターレも球際の厳しさと、粘り強さで向き合っていきます。
14分には、ジェフ、右コーナーキックを得ると、東が左足で入れたボール、遠いサイドで競り、正面で湯田がおさめますあが、フロンターレはクリアしていきます。
フロンターレも、15分には下がり目の尾川から中央の加治佐へ。加治佐から右サイド、高い位置の江原へつながり、江原は折り返し。
ワンタッチあり、右コーナーキックに。
加治佐が右足でボールを入れると、セカンドボールをものにしたのはフロンターレ。正面の江原から左サイド、志村へ。志村からエリア正面、岡崎に入り、おさめた岡崎はシュートを打ちますが、ここでもジェフの体を張った守りが阻んでいきます。
フロンターレは、さらに高い位置へ江原が抜け出し、クロスを入れる場面をつくり、ジェフがカットし、左へ展開する場面では、江原が体をうまく入れ、前に行かせずに対応していきます。
20分には、右サイドでのスローイン、岡崎が競り、香取がエリア右へ。香取はうまく前に持ち込み、シュートを打ちっますが、染谷がセーブ。
さらにフロンターレは中盤で尾川、矢越が競り、球際の厳しさを見せるなどしていくと、21分には、サイドチェンジを、志村が左サイドでおさめ、前に持ち出す姿勢を見せ、折り返し。
エリア左、岡崎がシュートを試みますが、ジェフは体を張りブロック。
さらにフロンターレは、左サイド、流れた岡崎がうまく入れ替わり、左サイドの志村へ展開。それに対して、ジェフがカットしたところから左に展開していきますが、山中がカバー。
中盤の矢越へつなげ、矢越は土屋に戻し、フロンターレは再び後ろからの組み立てに。下がり目で受けた元木の浮き球に、香取が左サイド、高い位置へ動き出し、相手陣内で時間をつくっていきます。
中盤の湯田が間にボールを差し込み、右へ流れた東が高い位置へ顔を出し、フロンターレの陣内へ入り込んでくるジェフ。
しかし、フロンターレはコンパクトに、粘り強く対応。ふたたび土屋や山中、間に尾川、加治佐も中央に寄りながら、動かす時間をつくっていきます。
26分には、山中の縦パスを、中央で香取がおさめ、そこから右に展開。加治佐から、高い位置へ抜け出した江原が、右サイドからの折り返し。
しかし、ジェフはエリア内で対応。最後は染谷がセーブ。
さらに山中のサイドチェンジを、左サイド、開いた志村がおさめ、仕掛けて、クロス。ボールが右に流れたところ、ジェフはカット。縦に持ち出そうとしていきますが、江原がカバー。
フロンターレも攻守の切り替えの良さを見せていきます。
間に差し込んでくるジェフに対し、加治佐が中央に寄りマイボールに。そこから最終ラインの山中や土屋が多く触れながら、フロンターレはボールを動かしていきます。。
31分には、千葉がエリア外右でボールをカット。原がシュートを打ちますが、フロンターレは体を張った守り。最後は菊池がセーブ。
攻めに転じたフロンターレは、左サイド、志村がエリア正面へ向かって、斜めの仕掛け。そこから左に展開し、岡崎が縦に仕掛けていきますが、ジェフはファールを取られながらも、厳しい守り。
さらに山中、土屋、菊池もかかわり、矢越も最終ラインに下り、丁寧に組み立てを図っていくフロンターレ。山中や土屋が間に速いパスを差し込み、左サイドの元木、中盤の矢越を経由し、右に展開。江原から加治佐につながり、加治佐がクロスを入れる場面につなげていきます。
ジェフも、出足の良さを見せ、カット。浮き球のパスに、脇之園を走らせていきますが、山中がしっかりついていき、前にいかせない良い対応を見せていきます。
すると35分、フロンターレは、右の江原から中央、矢越とつながり、ボールは矢越からエリア外、正面やや左、尾川へ。エリア外から尾川がミドルシュートを打つと、これがゴールへ決まり、1-0。
ついに先制したのはフロンターレ。大きなゴールが入ります。
直後には、ジェフ、左サイドからテンポの良いパス交換からエリア左へ迫りますが、フロンターレはコンパクトに。厳しくシュートにはいかせない対応。
さらに右サイドでのパス交換から、間にうまく尾﨑が抜け出しますが、フロンターレは志村も自陣の下がり目に下り、前にはいかせず。守備でもいい対応を続けていきます。
39分には、山中のフィードに、岡崎がエリア正面へ。1対1となりますが、オフサイド。
ジェフはさらに小気味よいパス回しから、エリア前に出ていきますが、土屋がカバー。ボールをものにした土屋は、左へ流れた岡崎へつなげ、岡崎が前に仕掛ける姿勢を見せ、守備から攻撃へつながりを持たせていきます。
ジェフもGKの染谷に最終ラインがかかわり、谷田や菱田がうまく前に持ち出し、いい組み立てを見せ、中盤でフロンターレのボール回しを狙い、湯田がボールを奪って、そこから右に展開していきますが、元木が体を厳しく入れ、前に行かせず。
44分には、江原から加治佐と右サイドからの攻めに。加治佐の折り返しに、正面で香取がシュート。ジェフの体を張った守りに遭い、得点とはならず。
さらにうまく間で受けた矢越のスルーパスに、江原がエリア外右へ。ここでもジェフの体を張った守りに。
アディショナルタイムは1分。46分にはスルーパスに、志村がエリア正面へ。志村はシュートを打ちますが、ここでもジェフの体を張った守りに遭い、ゴールとはならず。
前半は1-0でタイムアップとなります。
ともに交代はなく始まった後半。
フロンターレは立ち上がりから、山中、土屋に尾川、元木らがかかわり、組み立て。3分には、下がり目でおさめた岡崎のスルーパスに、志村が高い位置へ。
ジェフの体を張った守りに遭いましたが、ボールを主体的に動かし、間でうまく受けるところから、前に出る場面をつくっていきます。
志村のパスに岡崎がエリア左へ進入したり、下がり目の矢越の浮き球のパスに、志村が高い位置へ動き出したりするなど、うまく間を突きながら前に出ていくフロンターレ。
4分には、矢越、尾川と中央で動かし、右へ展開。江原の折り返しに、エリア内、香取が迫りますが、シュートは打てず。流れたボールを志村が拾い、フロンターレの時間帯が続いていきます。
左サイドで志村、元木、矢越がかかわってテンポよく動かし、最終ラインの山中の正確なサイドチェンジを、志村がおさめ、斜めにエリア前に仕掛ける姿勢を、志村が見せる一方で、岡崎が左へ流れ、位置を入れ替えながら、ゴールを目指していきます。
ジェフも、最終ラインの谷田や菱田がときには前に持ち出し、右に展開していきますが、フロンターレは戻りが速く、最後は元木がカット。
GKの染谷も左サイド、高い位置へ正確なフィードを供給しますが、山中がカバー。山中は加治佐につながるようなボールを入れ、攻めに転じさせようとしていきます。
10分には、ジェフ、右サイドに展開。右からエリア内に折り返しが入りますが、土屋が対応。
すると12分、フロンターレは右サイド、江原のパスに、エリア前にうまく抜け出したのは岡崎。GKの染谷の位置を見極め、ループシュートを打つとこれが決まり、2-0。
ゴールを決めた岡崎は、ピッチ脇で見守っていたサポーターたちのもとへ。ほかの選手たちも次々に飛び込み、喜びを分かち合います。
ジェフはここで榁木に代わり9倉林佑成。
突き放したフロンターレは、後方から山中、土屋が間にボールをうまく入れ、そこから攻勢に。
14分には、左サイドで、パス交換から矢越が左サイドの高い位置へ。
左サイド、下がり目で受けた岡崎がクロスを入れると、加治佐がヘディングシュート。枠をとらえますが、ジェフがライン上でカバーする好守で惜しくもゴールとはならず。
フロンターレは、志村に代わり17柴田翔太郎。
山中のフィードを、岡崎が競り、ボールをおさめた矢越のパスに、岡崎が高い位置へ抜け出したり、中央で香取や矢越がかかわり、間にぼーるをつけたりするなど、相手陣内でのプレーをフロンターレは続けていきます。
18分には、正面でボールをカット。岡崎がエリア左へ抜け出し、シュート。しかし、染谷がセーブ。
ジェフも、谷田や菱田が動かし、エリア前に精度の良いフィードを供給するなどしていくと、20分には左サイドからテンポ良く動かし、こぼれ球がエリア外正面、東へ。
東はシュートを打ちますが、右に。
さらに21分には、右サイド、スペースを突くパスに、倉林が飛び出しますが、山中が対応。
ふたたびゴールを目指していくフロンターレ。土屋や山中、元木が動かし、間で受けた矢越のダイレクトでのパスに、柴田がかかわり、正面へ加治佐が抜け出す場面をつくるなどしていきます。
23分には、岡崎のパスに、柴田がエリア左へ。柴田は折り返しますが、シュートにはつながらず。
さらにフロンターレは、ジェフが左サイドにボールをつけたところを、加治佐がボールをカット。
25分には谷田のフィードに、右サイド、高い位置へ倉林が流れ、ボールをおさめ、エリア内へ仕掛けていこうとしますが、土屋がカバー。
さらに谷田が持ち出し、左へ展開しようとしますが、江原がカット。カットした江原は、右サイド、高い位置へ岡崎を走らせ、岡崎が粘り、フロンターレのスローインに。
中2日とは思えないような、いい動きをフロンターレは続けていきます。
28分には、中盤で加治佐がマイボールに。そのパスに、岡崎が正面へ。岡崎から左、柴田へ展開。柴田がシュート。しかし、エリア内でオフサイドの判定。惜しくも得点とはならず。
ここでジェフは、東に代わり34島垣魁。脇之園に代わり42秋葉琉斗。
ジェフがボールをつけても、出足の良いカットから攻撃へつなげていくフロンターレ。
29分には、右サイドで加治佐がカット。縦パスに、香取が右サイド、高い位置へ抜け出し、エリア外右へ。折り返しに、ゴール正面に岡崎が飛び込みますが、惜しくもさわることはできず。
一方のジェフも、30分には、左サイドからの攻めに。サイドチェンジを、右サイド、高い位置で島垣がおさめ、右サイド、下がり目で受けた尾崎がエリア前にフィード。
しかし、ボールは菊池がセーブ。主体的に動かし、前に出てくるジェフの攻めに、しっかり向き合っていきます。
フロンターレは香取に代わり、13髙橋宗杜。2トップに。
直後にはジェフ、フィードに、倉林が右サイドの高い位置へ。しかし、土屋が粘り強く寄せ、前に行かせず。
さらに下がり目、秋葉から左に展開していきますが、加治佐がカット。その縦パスに、髙橋宗杜が高い位置へ抜け出し、エリア前に折り返し。エリア左、抜け出した柴田がシュートを打ちますが、右に。
たたみかけるフロンターレ。35分には、岡崎のスルーパスに、髙橋宗杜が正面へ。切り返しからシュートを打ちますが、染谷が好セーブ。こぼれ球に詰めた髙橋宗杜は左に展開。
柴田が左クロスを入れると、加治佐がヘディングシュート。しかし、右に。
フロンターレはここで加治佐に代わり14岡田泰輝。矢越に代わり30林駿佑。
ジェフは、菱田に代わり5和田剣心。湯田に代わり8宮田海斗。
39分には、ジェフ、左サイドから斜めに仕掛ける動きで迫ると、フロンターレにファールがあり、エリア外正面やや左でのフリーキックに。
キッカーは、倉林。右足で直接シュートを打つも、左に。
フロンターレは、岡田や髙橋宗杜がプレスバックからマイボールに。強度の高さを見せ、そこから細かくパスを動かす場面につなげていきます。
41分には尾川のスルーパスに、髙橋宗杜がエリア右へ。しかし、ジェフの守備に遭い、シュートまでは行けず。
ジェフも裏を突く浮き球を入れ、前に出ていこうとしますが、山中が対応。セカンドボールを拾った林が前に持ち出し、そのパスに髙橋宗杜が高い位置へ動き出し、攻撃へつなげていきます。
尾川や林が間に顔を出し、相手に奪われても、岡崎のプレスバックから奪い返すなど、流れを渡さないフロンターレ。
球際のところでもしっかり競り、自分たちでボールをものにする場面をつくっていきます。
アディショナルタイム、左サイド、高い位置で元木や柴田がうまく体を使い、高い位置でプレーを試みるなどしていくフロンターレ。相手に渡っても、元木が前にいかせないようなかたちで対応していきます。
ジェフも右サイドに展開し、フロンターレのエリア近くに迫る場面をつくっていきますが、土屋が対応。
さらに左に展開するジェフに対し、岡田が出足よくカット。さらに左サイドを突く浮き球を入れていきますが、江原がカバーし、前にはいかせず。
試合はタイムアップとなり、2-0。フロンターレの日本クラブユース選手権出場が決まりました。
フロンターレにとっては、日本クラブユース選手権は、昨年、ラウンド16でPK戦の末に東京ヴェルディユースに敗れた大会。
悔しさを胸に秘めた、多くの選手たちが残っています。
果たせなかったものを、勝ち取るための切符を手に、トレーニングを積み重ね、プレミアリーグEASTの3試合を戦い、そして、暑い群馬の地でどういった試合を見せていくのか。とても楽しみにしています。
前半1-0 後半1-0 計2-0
得点:尾川丈、岡崎寅太郎
フロンターレの先発:16菊池悠斗(c) 2江原叡志 20山中大輝 5土屋櫂大 4元木湊大 10尾川丈 25矢越幹都 22加治佐海 7志村海里 28香取武 9岡崎寅太郎
交代:志村→17柴田翔太郎 香取→13髙橋宗杜 加治佐→14岡田泰輝 矢越→30林駿佑
控え:1濱﨑知康 3髙橋悠斗 32関徳晴 8名賀海月 26齊名優太
ジェフの先発:1染谷奎 26尾﨑芯太朗 4谷田壮志朗 6菱田大基 25眞鍋波留也 22湯田大賀(c) 7脇之園拓海 20原希優羽 10東胡次郎 11浅川秀斗 39榁木絆生
交代:榁木→9倉林佑成 東→34島垣魁 脇之園→42秋葉琉斗 菱田→5和田剣心 湯田→8宮田海斗
控え:31内藤倫太郎 3内田広晴 13磯村泰斗 40木原駿
◇試合の後、長橋康弘監督、岡崎寅太郎、尾川丈、菊池悠斗の3選手に話を聞きました。
「本当に全国行きたいっていう気持ちが今日は出ていた」
〇ひとまず、おめでとうございます。
ありがとうございます。
〇いかがですか。あの、決めて。
はい。本当に、選手たち、全国優勝目指しているんで。ただ、関東の予選っていうのはそんな甘いもんじゃなくて。
はい。まず、あの選手たちも、わたしらもそうですけど、出場権というのを得たっていうことでまずはほっとしています。
〇今日の相手はカテゴリーが下とはいえ、本当に実力のあるチームだったと思いますけど。試合を振り返って、いかがですか?
1回戦の、ヴェルディ戦の映像を見た時に、間違いなく力のあるチームだと思いました。
で、やっぱり、やった感触もものすごい、いいチームで、1人1人がしっかりしていて、球際も戦うし、ハードワークもするし。ビルドアップのところもしっかりと、チームで共有できている部分がすごくたくさん見られて。
本当にこう、手ごわかったですけど、なんとか、選手たちも、ここ2戦、青森山田戦から旭川。
内容がすごく充実してきた中で、あの、そのままの感じの入り方をしてくれたのかなっていうふうに思っています。
〇今日のゲームで一番、相手より上回れたのは、どういうところだと思いますか?
「自分たちのサッカーをやれば勝てる」っていう自信がちょっと見えてきて。
立ち上がり、すごく、開幕してからすごく不安な入り方を選手たちがしていて。それはここ2戦で「自分たちのサッカーをやれば勝てる」っていうような、 自信が見えてきたのかなっていうところは、一番大きなところなのかなっていうふうに思っていて。
やっぱりその覚悟と、勇気がないと、うちたちのサッカーができないので。そのへんがすごく出てきたのかなっていうふうに思います。
〇菊池君が出て、無失点で勝利を収めましたけど、彼も含めた守備陣の手応えはいかがですか?
リーグ戦でも失点、少ないですし。キーパーは濱﨑と菊池、本当にこう高いレベルで競争している中で、あの、間違いなくね、菊池だったらやってくれるっていう自信を持っています。
やっぱりトレーニングでやっていることが、グラウンドに出るのかなっていうふうに、改めて思いました。
そういう意味でも、 チーム全体の競争っていうのは、今ありますし、紅白戦で、ものすごい、私らもこう、面白くなるような紅白戦してくれてますんで。
はい。そういったところもこの試合に出たのかな、っていうふうに思います。
〇アウェーの旭川から中2日で、それでも選手はすごい、メンバーはあまり変わらなくても、選手みんな、すごい動けてるなと思ったんですけど。それはいかがですか?
そうですね、はい。日頃のトレーニングから、強度が高い練習っていうことを心がけてて。で、かなり、あの、ハードなトレーニングをやってます。
なので、 このゲームより練習の方がきついのかなっていうふうに…。言ってくれるとうれしいですけど。
だけど、本当に全国行きたいっていう気持ちが今日は出ていた。それが本当に、体を動かしてくれたと思う。また今日も、サポーターの力を借りて。ほんとにありがとうございます。
応援が選手の体を動かしてくれた。そういうゲームです。
〇去年、思ったような結果を夏のクラブユースで出せなくて (フロンターレはラウンド16でPK戦で敗退した) で、実際出ていた選手たちもいると思うんですけど、例えばその、去年の経験の借りを返したいとか、もっとクラブユースで上に行きたいみたいな、そういうモチベーションはどうですか? 選手たちから感じるところはありますか?
すごく感じます。本当におっしゃる通りで、ベスト16でヴェルディに。構えたヴェルディを初めて見たんですけど。あそこを何も崩せず、PKで負けてしまったっていう、本当に悔しい負け方をしたのは経験している選手がいるので。
そこを上回って優勝したいっていうことは、目標に掲げているんで。
そういう気持ちもあったと思いますし、ここから、全国また始まるんで、全国大会でぜひ、目標達成してほしいなって思います。
〇これで3週間ぐらい、公式戦が中断すると思うんですけど、そういう意味では開幕からここまでがひとつのターンなんじゃないかな、と思うんですけど、そういう意味での開幕からここまでのターンをどう捉えれていますか?
まず2戦目、流経戦。あとは、市船戦。こう、終わり方っていうところで。(ともに試合終了間際に追いつかれ、引き分けた)
私も、スタッフもね、失ったポイント、4ポイントというところで、どういうトレーニングにしようっていうことを考えてたんですね。
ただ、これで終わり方を練習するのは うちらしくないし、あえてやめよう、と。で、逆に「うちたちのサッカーって、2点目、3点目取ることだ」「じゃあ取れなかったことが原因だろう」ということで、この問題っていうのを無理やり、無理やりというか、あの、なんていうんでしょうね。まあ、それが、いい方向に行ってるのかなっていう感じはしてて。
得点にはつながらないですけど、明らかにやっぱり自分たちのサッカーをやりながら崩していく、あの得点機っていうのを数多くつくっているので、そのへんのところが、ひとつ良かったところかなっていうふうに思っています。
〇全国への目標は、日本一っていうことですか?
日本一で、はい。日本一、取りたいです。はい。
選手たちも思ってると思いますね。はい。
〇チームとしても、ベンチに入っている齊名君とか、中心によく盛り上げてくれてるのは、大きいのかなと思うんですけど、どうですか?
めちゃくちゃ大きいですね。トレーニングのところでも、齊名はめちゃめちゃ声出すんですよ。
今年、ちょっと大人しいかなっていうようなところを心配してたんですけど、彼がああいうようなところを積極的に声出してくれて、また、プレーしやすい環境まで気にしながら、いい言葉を使うんですね。あのー、大人ですよね。ちょっとね、そういうような子が出てきて、トレーニング中もかなり声が、あの、多くなって。
ゲーム中にも、「ちょっとこうやろう」っていうことが出てきたので。これは本当にいい流れになったなっていうふうに思います。
齊名は素晴らしいです。
〇それでは、またサポーターの人に向けて、コメントをいただけますか? 今日もあれだけ来ていて、U-18に対して、期待していると思います。
いつもありがとうございます。この前、旭川、行ったらですね、 サポーター来てくれたんですよ。
〇ちゃんと聞こえましたね。映像で。「行ってるんだ」と思いました。
横断幕もですね、バシーンとはって。なんかもう、本当にありがたいんですよ。
選手たちには常々、言ってるんですけど、絶対、これ当たり前になっちゃいけなくて。
私は本当に、結果と内容で応えなきゃいけないっていうところで。
今日もやっぱり、ああいう応援が、連戦だったのに、つらい体を動かしてくれたと思うんですよね。
明らかに、あの、すごく元気が。後半、しゅんってなるんですけど。なんか本当に応援してもらって力もらってます。引き続き応援よろしくお願いします。
「目標をかなえるためのスタートラインに立てた」
〇おめでとうございます。
ありがとうございます!
〇どうですか。率直に今全国大会出場をつかんだ感想としては。
そうですね、もうほっとしてるというか、もう目標をかなえるためのスタートラインに立てたかなと思います。
〇相手も、かなりクオリティーが高いチームで、簡単なゲームじゃなかったと思いますけど、全体の印象としてはどうですか?
そうですね。はっきり言って、最初、相手の攻撃のクオリティーに、ちょっとビビってしまったところがあって、 前半の入りの方とか結構押されるる時間があって。
コーナーキックから一本、ちょっと危ないところもあったりして。そういうピンチをディフェンス陣がちゃんと防いでくれたんで、流れはこっちに来て。こっちの時間になったと思います。
〇素晴らしいゴールだったと思うので、振り返ってください
カウンター気味になってて、叡志(江原叡志)がボール運んで。体半歩、前に出ていたんで。「これ、叡志だったらいいボールくれるかな」と思って、スピード落とさず、入ってって。
目の前にボール来たんで。あとキーパーの出てきたところを見て、浮かしたって感じです。
〇センスあふれるゴールという感じ?
そうですね。一番得意な形というか。あそこまでキーパー出てきたら、抜くかループか。自分としては選択肢2個あるので。自分としては、強みにしている位置ですね。
〇トラタロウ・マルティネス? ※開幕の前橋育英戦で、ラウタロ・マルティネスを参考にしている、とコメントしていた。
そうですね。そういう感じですね。
〇最近言われている? みんなから?
そうですね。もうなんか、それこそ、記事書いてもらって以降、もうチームではもう、トラタロウ・マルティネス、髪形もちょっと短髪に変えたんですよ。そしたら、もう言われ続けたんです。
〇自分から寄せたってこと?
それはあります。夏になってきたんで、散髪しようかなと思ってしてたら、気づいたら、寄せていました。
〇チームとしても、着実に一歩一歩成長してるんじゃないかなと思うんだけど、開幕からここまでで、チームの成長みたいなのはどういうふうに感じてますか?
開幕とか、5月の初めくらいまでは、どちらかというと自分たちのサッカー、したいサッカーじゃないというか、相手の攻撃を受け止めてからショートカウンターみたいなサッカーで勝ちを目指したことがあったんですけど。
青森山田戦以降は、自分たちのサッカーに自信がついてきて。
後ろで土屋とか、山中とか、湊大(元木湊大)も叡志もそうですけど、いい自信持ってつないでくれるので、フォワードも動き出しやすいですし、丈(尾川丈)とかも、引き出しはすごい多くなっているので。
去年みたいなポゼッションを意識した、フロンターレらしい攻撃ができているのかな、と思います。
〇どうしても去年がああいう結果出したチームだから、当然比較されたところから入ってると思うんですけど、今年のチームの色みたいなのはどうですか。見えてきてますか?
そうですね。もう今日みたいな相手の陣地でやるじゃないですけど。うん、もうゴールを第一に考えたサッカーをしながら、やっぱリスク管理は怠らないっていう。そこはディフェンスがもう完璧にやってくれているんで。
自分たちは信じて攻撃に行くだけ。そんな感じです。
〇改めて、去年はクラブユースは出られなくて、(直前の怪我のため、欠場した) すごい悔しい思いをしたと思うんですけど、改めてクラブユースに向けて目標などを教えてください。
そうですね。もう個人としてはこの調子を落とさず、まず怪我しないってとこで。うん、 去年はクラブユース、1週間前に負傷してしまったので。そこは絶対怪我しないように、日々の練習から そういうケアとかも意識して取り組んで。
チームとしては今の形を定着させて、フロンターレらしく攻撃できるようなサッカースタイルを 夏までにもっとレベルアップしていきたいです。
〇今日ね、菊池君が出ていて、ハマちゃん(濱﨑知康)とポジション争いしてると思うんだけど。違うポジションから見て、彼らのポジション争いっていうのはどういうふうに見ている?
いや、本当、チームの中でも話題になっているんですけど。いや、菊池も、ものすごいポテンシャルを持っていて。ハマが、すごいっていうか、代表でももうバリバリやってて、目立つんですけど、菊池ももう1対1のセービングとかだったらピカイチですし。本当、どっちも、菊池もうちのチームじゃなかったら、どこのチームにいても絶対に嫌なGKなので。
練習とかではもう、フォワードとしてはほんとに嫌ですよね。どっちについてもらっても、もう代表級だと思ってるので。
心強いですけど、フォワードとしては練習の時は困ります。
〇止められちゃう…
そうなんですよ。「これ行ったかな」と思ったら、もう止まるんで。自信なくす時ありますよね。シュート練とか、結構俺とか。まあ、それこそ今日決めた丈もそうですけど、結構自信なくしているときもあります。
〇「こいつだからしょうがないな」みたいに自分に言い聞かせる?
ええ、まあそうです。で、ひたすら入るまで打つみたいな感じです。
〇いい関係性っぽいよね。2人とも。
すごいいい感じですね。お互い刺激し合ってると思いますし、もう自分たちとしてはどっちがいても、もう安心して任せられるので。全く問題はないです。
〇クラ選では日本一を目指すっていうことでいいですか?
はい。もう去年できなかったこと、今年は目指して頑張ります。
〇今日もすごい。平日の夜にも関わらずサポーターの人が来て、一緒に喜ぶこともできたと思うんですけど、それはどうでした?
すごいですよね。近所に住んでるわけではないと思うし、仕事もみなさん、あると思いますし、その中で自分たちの試合をわざわざ、終わった後、見に来てくれるということ、当たり前じゃないので、ほんとにありがたいですし、自分がああやって、ゴールパフォーマンスできるのも、観客たちがいて盛り上げてくれるからなんで、ありがたいです。
〇またちょっと空いて、リーグ戦と、そしてクラブユースが始まると思います。サポーターの人に。また、たくさん前橋にも、群馬に行くと思うんですけども、サポーターの人に またコメントいただけますか?
いつも、あたたかい応援ありがとうございます。最近ここ数試合、数試合、自分たちのサッカー、したいサッカーをサポーターのみなさんに見せることができていて。
まだまだ足りない部分は多いと思っていて、球際のところだったり、最後の精度の、質のところをもっと突き詰めて、前橋に来ていただいたサポーターの方も、満足していただけるようなクオリティーの試合を見せられるように日々練習しているので、ぜひ足を運んでいただけたら。
「クラブユース優勝っていうところは目標に掲げている」
〇どうですか、改めて、全国の切符をつかんだ感想は。
正直、ほっとしています。
一発勝負ってところもあったんで、すごく緊張してた部分あったんで。ほっとしています。
〇相手も相当強かったんじゃないと思うけど。ゲーム自体はどういう印象でした?
そうですね。でも、自分たちも入りが良くて。自分たちのゲーム展開になっていたので、すごく強いチームでしたけど、自分たちのゲームに持ってきたのが良かったかな、と思います。
〇流れを引き寄せたのは尾川君のゴールだと思うんだけど、改めて振り返ってもらえますか?
最近、自分自身シュートがなかったので、まあ、思いっきり振っていこうってところで。幹都(矢越幹都)から、いい落としが来たんで、振り抜きました。
〇全然簡単なシュートじゃなかったですね?
そうですね。適当ではないですけど、相手の、股、入ったか分かんないですけど、相手がちょっと寄せてきたところ、「股入れば、入るかな」と思って、入った感じです。
〇「俺なら簡単だ」と?
いや、簡単ではないですけど、自信はありました。はい。
〇練習から結構ああいう形のシュートもやっているような感じですか?
そうですね、最近ボランチをやるようになって、ロングシュートってところはよく練習しています。
〇ポジションで言うと、今おっしゃったみたいに、最近ボランチをやることが多いと思うんですけど、このポジションで、チーム全体で、自分の中で果たしてる役割とか意識してる役割っていうのはどういうところですか?
自分が何回もボールを受けて、チームにリズムをつくって、前にしっかり届けて、得点に結びつけるっていうところが自分の仕事だと思っています。
〇やりやすいですか?
面白いです。
〇どういうところが面白い?
前までトップ下、やってたんですけど、なかなか ボール、トップ下だとボールさわる機会が少なくて、ボランチだともう自分でボール受けに行けば。何回もボール受けれるんで。ボール受けられることが楽しいです。
〇新境地が見えてきた感じ?
そうですね。まあ、元々ボランチも視野には入れてたというか、やってみたいなっていう思いもあったので。良かったです。
〇やっぱり今年は背番号も10になって、周りからの見られ方も少し変わってきてるんじゃないかなと思うんですけど、なんか、そういう中で自分がちょっと意識してることみたいなのはありますか?
そうですね。まあ、注目される番号ではあるので。うん、まあ、 背負いすぎずにやっていきたいんですけど。そんなかで、得点だったり、アシストだったり、目に見える結果を、残し続けていきたいな、と思っています。
〇10番は、ちなみに希望してつけているの?。
いや、特に希望はしていないですけど。10番もらえて、うれしいです。
〇全国には多分思い残したことがあると思うんじゃないかなと思うし、チームもかなり意気込んで全国に臨むんじゃないかなと思うんですけど、どうですか?
そうですね。チームとして。もうチームの目標として、クラブユース優勝っていうところは目標に掲げているんで。
おととしと去年はベスト16で負けているんで、そこを乗り越えて優勝まで持っていけるように頑張りたいです。
〇チームとしての成長みたいな部分は、その優勝に向けて、例えば開幕から順調に積み上げてきてると思うんですけど、優勝に向けての手応えみたいなの、今のところいかがですか?
最近は、立ち上がりが良くなってきて、チームとして。自分たちの時間、自分たちが持つ時間が、最近は増えてきたので、そこをもっともっと、自分たちの時間を長くしていきながら、得点だったり、最後の質だったり、もっともっとチームとして高めていければいいかなと思います。
〇今日もたくさんサポーターの人が来ていましたけど、どうでした?
平日の水曜日ってところもあって、あんまり来ないかなと思ったんですけど、すごい人が来てたんで、拍手だったり、歓声だったりっていうので、すごい後押しされたんで、すごく力になりました。
〇プレミアリーグが再開されて、クラブユースがあって、サポーターの人もたくさん、この前旭川にも来るぐらいですから、多分群馬にも行くと思うんですけど。群馬に行くであろう、サポーターの人にコメントをいただけますか?
おととしと去年はベスト16で終わってしまったので、絶対優勝に持っていけるように頑張りますので応援よろしくお願いします。
「周りの選手が保証して、自信を持ってプレーができる」
〇おめでとうございます。
ありがとうございます。
〇どうですか。全国切符をつかんで、今の感想は?
そうですね。まあ、でも、まだそのスタートラインに立ったっていう感じなんですけど、まあでも、正直にうれしく思います。
〇今日のゲーム全体の印象はいかがでし。
攻め込まれる時間もあったんですけど、その中でも、自分たちのサッカーができたっていう。自陣からパス回して、攻撃につなげられるってのはできたかなっていうふうに思います。
〇チーム自体がね、今、結構流れがいい状況でこのゲーム入ってきたんじゃないかなと思うんですけど、そういう雰囲気も含めた今のチーム状況みたいなのはどういうふうに感じていますか?
雰囲気自体は、本当に今はいい感じかなっていう。それが内容にもつながってるのかなっていうふうには思います。
〇守備全体での手応えはどう感じていますか?
90分通して、ほんとに集中して、守りきれたな、ゼロでいけたっていうのが、やっぱり一番大きいかなっていうふうに思います。
〇ここ2試合は、またハマちゃん(濱﨑知康)がゴール守ってて。3試合ぶりで出たと思うんですけど、どういうメンタルで今日のゲーム入りましたか?
自分が出た昌平戦で、負けたんで。本当に勝つことだけ、今日は本当に「勝たないといけない」と、自分の中では思ってて。その中で、自分でいいプレーをしようっていう、勝つこと第一で、考えてたっていう感じです。
〇やっぱり、前回、その昌平戦でスタメンで出て勝てなかったってことは、自分の中でも引っかかるところがあったりした?
そうですね、勝てなかったってのが、やっぱり一番大きいですし、勝たないといけない試合でもあったんで。自分の責任っていうのもあります。
〇そこから今日のゲームまでっていうのは、例えば、自分の気持ちの持ちようとか、そういうのは、トレーニングからどういうふうに向かっていったイメージ?
でも、練習から、自分で必死にやるっていうのは、自分の中ではやってたんで。いつ出てもいいように、準備だけはできていますので、はい。
〇キャプテンマークもってるのは副キャプテン。
そうです、はい。
〇それは立候補をして?
いや、違います。普通に指名された、その発表の時に言われたって感じです、はい。
〇キャプテンも副キャプテンも両方キーパーって、結構珍しいんじゃないかなと思う。
そうですね。あの、なかなかないと思います。はい。
〇自分はなんで副キャプテンに指名されたんだと思いますか?
いや、他にいないからじゃないですか…。いや、他にも由井とか江原叡志とか、岡野一恭平も副キャプテンなので。そのなかで巻いているのが自分なだけであって。
まあ、でも、そうですね、自分が一番似合うかなと。
〇キャプテンマークも含めて。やっぱりハマちゃん、中学時代から一緒にやってて、ライバルであり、友人だと思うんですけど。どうですか。彼とここまで5年間かな。競い合ってるというのは?
そうですね。ハイレベルでもありますし。でも、そこを抜かさないといけないっていう。プライド的な、そういうのもあるんで、まだ全然出れてはないですけど。今後もっと勝てるようにしていかないと。ライバルであり、仲間であり、 いい関係ではあると思うんで。高め合っていければなと思います。
〇今度も代表(U-19日本代表のフランス遠征のメンバー)にも選ばれていて、やっぱ周りからの見られ方も、そういうキーパーだって彼が見られてると思うんだけど、それに対して思うこととかってのはあったりしますか?
特にそんな。でも、意識はしないですけど。「頑張ってほしいな」ぐらい。自分がやるべきことをやるだけなんで。練習からもしっかり入って、結果残すだけなので。はい。
〇自分のキーパーとしての特長とか、ストロングはどういうところだと思いますか?
まずは、ビルドアップの部分ですね。パス、落ち着いたプレーってのも心がけますし、攻撃につながるようなロングボールとか、そこらへんも意識してやってて。
守備に関しても、シュートストップっていう部分は本当に、究極、全部、止めればいいんで。本当に、失点しないキーパーっていう、そういうのを目指しているんで。
毎日、考えながら、そこを、考えながら、やってます。
〇参考にしてたり、よく動画を見ているキーパーっていったりします?
そうですね、最近は、中村航輔選手とか、プレースタイルっていうか、あの、シュートストップがなんか好きです。
〇気迫あふれる感じというのが?
そうですね。
〇風貌も今、すごいからね。
そうですね。すごいですね。
〇ゲームに出ると、自分の中で試合って楽しいなとか、そういうのはどうですか?
そうですね。まあ、出た時は本当に楽しいなって思って。緊張とかあんまりしないタイプなんで。 普通に楽しめてるな、って思います。
〇試合経験しちゃうと、もっと試合出たくなったりもしてる?
そうですね。もっと出たいなっていう思いはあります、はい。
〇ここから、リーグ戦もあるし、クラ選もあるし、またポジション争いが始まっていくと思うんですけど、ここから改めて今シーズン、どういうふうな1年にしたいと思ってますか?
まずは試合に出ること、スタメンを取ることっていうのが、一番の今考えてるところであって、 そこからスタメンを取った時に、やっぱりチームの中心というか、自分がいれば安心するみたいな、そういう選手になることが目標なんで。そこを目指して、またこれからの残りの期間やっていく、やっていければなっていう思います。
〇去年もリーグ優勝決めた試合(FC東京U-18戦、〇1-0)はちゃんと活躍していた。
そうですね。あの試合も出ましたけど。まあ、でも、ああいうの、いい経験になったっていう感じです。
〇俺が守るみたいな気持ちもある。
そうですね。自分が、自分が結果残すっていうのがやっぱり一番なんで。「出て、結果残したい」っていう思いは本当に強いです。
〇改めて、昌平高校戦から、また今日改めてスタメン出て、後ろから見てて、チーム、改めて変わったな、って思いましたか?
そうですね。まあ、昌平戦は本当に、ひどかったっていうイメージですけど、今日は本当に自分たちが主導となって、パスとか、自信を持ってやれてたかなっていうふうに思います。
〇見てて、ビルドアップから、すごい自信持って縦パスとかも入れてるなって思っていたんですけど。
ミスしても、その周りの選手が保証してあげるっていう、その中でやることによって、自信を持ってプレーができるっていう、いい循環っていうか、 そういう、そのいいプレーをするために、その周りが動いてあげるっていう、そのチームとしてどうあるべきかっていう、そういう感じが今いい流れだと思うんで、 いい試合になってるなっていうふうに思います。はい。
〇今日、平日夜でサポーターの人がたくさん来ましたけど、どうでした?
本当にありがたいことだと思いますし、本当にここまで応援してもらえるチームで。本当に応援が力になってるんで。あとは結果を残して、サポーターたちと喜べるようにするだけです。はい。
〇ありがとうございました。
はい、ありがとうございました。
(文中敬称略)
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