5月28日は、北海道旭川市の忠和公園多目的広場へ。
プレミアリーグEASTは第8節を迎え、川崎フロンターレU-18は、旭川実業との試合に臨みました。
【川崎フロンターレU-18 プレミアリーグEAST第8節 vs 旭川実業】
5月28日(日)午前11時キックオフ 忠和公園多目的広場A 晴れのちくもり 450人
前節青森山田との試合を2-2で引き分け、ここまで3勝3分け1敗のフロンターレは、24日の日本クラブユース選手権関東予選、エスペランサSC U-18戦(〇8-0)から中3日での試合。
先発は、GKキャプテンの1濱﨑知康、最終ラインは右から2江原叡志、20山中大輝、5土屋櫂大、4元木湊大、ボランチは10尾川丈、25矢越幹都、右MF22加治佐海、左MF7志村海里、トップ下28香取武、前線には9岡崎寅太郎。
先発出場の続いていた由井がメンバー外。ボランチは尾川・矢越という初めての組み合わせに。
今季初めてプレミアリーグへ上がってきた旭川実業は、ここまで1勝1分け5敗。
先発は、GK1越後紀一、最終ラインは右から12小川理玖、16鈴木泰翔、4渡邊航生、21藤木良馬、ボランチはゲームキャプテンの23工藤葵柊、14萩野琉衣、右MF9山口寛太、左MF11柴田龍牙、前線には6鵜城温大、2三上僚太。
過去にフロンターレは、プレシーズンの試合で旭川実業と対戦したことがあり、2015年12月のGO FOR 2018 CUP では、3-1。栗脇拓人のハットトリックでフロンターレが勝利しています。
曇り空の忠和公園多目的広場。ピッチ脇に設けられた観客向けのスペースには、両チームの選手の家族らに加え、旭川実業のメンバー外の選手たち、さらには川崎などからやってきたサポーターたちも。
旭川実業も、フロンターレも多くの幕を出し、旭川実業の選手たちがメガホンなどを用いて、にぎやかに声援を送れば、フロンターレのサポーターたちも、太鼓を交え、チャントで選手たちの背中を押す、いい雰囲気の中、キックオフの時を迎えました。
立ち上がりからフロンターレは、濱﨑に山中、土屋、中央に加治佐や香取が顔を出しながら、ボールを回す展開に。
旭川実業はブロックをつくって、構えていきますが、フロンターレは時には志村が中央に顔を出し、間にパスを差し込みながら、前に出ていこうとします。
3分には、中央で前を向いた香取の縦パスに、志村が斜めに正面へ。志村のスルーパスに、岡崎がエリア内へ動き出しますが、旭川実業の守備に遭い、シュートまでは行けず。
それでもフロンターレは、土屋、元木、間で香取や矢越が受けながらボールを動かしに。
旭川実業が、エリア前にきわどいボールを入れてきても、フロンターレは、山中や土屋が対応。土屋が左サイド、志村へつなげようとし、守備から攻めへの切り替えの良さを見せていきます。
細かくパスを回すだけではなく、江原のフィードに岡崎が高い位置へ動き出すなど、長良いボールも交えていくフロンターレ。
6分には、エリア外正面でセカンドボールをものにした尾川が縦に速いパスを入れると、エリア正面でおさめた岡崎が、切り返しからシュート。上に外れましたが、決定的な場面をつくっていきます。
8分には、加治佐の縦パスに、香取がエリア右へ。しかし、旭川実業も粘り強い守り。
さらに、フロンターレが、山中、土屋が開いて、中央で加治佐が顔を出し、右に開いた江原へ展開。相手にボールが渡っても、中央で尾川がボールを回収。ボールを握っていきます。
11分には、加治佐のパスに、岡崎がエリア右へ。岡崎は切り返しから、うまく正面へ向き、ゴール左を狙ってのシュート。左へそれましたが、決定機に。
12分には、右サイド、矢越の浮き球のパスに、加治佐が高い位置へ抜け出し、それに対して、旭川実業はクリア。
右サイドでのスローインとなり、いったん左へ展開したフロンターレ。左からのパスに、加治佐が中央へ。これに対して、旭川実業はファール。
フロンターレのフリーキックとなり、すばやくリスタートしたフロンターレ。加治佐の縦パスに、岡崎がエリア内へ。ここでも、旭川実業が粘り強い守り。最後は越後がセーブ。
得点とはなりませんでしたが、チャンスをつくっていきます。
15分には、左サイド、元木がエリア内左、香取へくさびのパス。香取から受け直した元木がエリア内へ。これに対して、旭川実業の守りがあり、フロンターレは左コーナーキックを得ます。
キッカーは志村。志村がニアに入れたボールを山中がおさめ、山中はエリア外左、残っていた志村へパス。志村から、エリア外左の矢越へつながり、矢越はエリア内へパス。
これをおさめたのは岡崎。うまくボールをおさめ、シュートを打つと、ゴールネットが揺れます。1-0。先制点はフロンターレへ。
直後にもフロンターレ、左サイド、下がり目で開いて受けた元木が、エリア前に浮き球を入れると、これに岡崎が抜け出しますが、ハンドがあったとの判定。
しかし、それでも、うまく相手の裏を突き、いい動き出しからゴールに迫る場面をつくっていきます。
パス交換から高い位置へ加治佐が飛び出し、旭川実業がボールをものにしても、中央に寄った志村が奪い返すなど、距離感良くプレーを重ねていくフロンターレ。元木のフィードに、加治佐がうまくエリア内へ抜け出し、そのままエリア左へ持ち込んで、そのパスに、正面へ香取が迫るなど、ゴールに迫る時間が続いていきます。
19分には、右サイド、加治佐から中央、スペースで受けた岡崎とつながり、岡崎から受けた志村がエリア左へ。志村は切り返して、相手を翻弄。シュートを打ちますが、越後がセーブ。
なかなかゴールの前での場面をつくれなかった旭川実業も、直後には浮き球を正面で山口がおさめ、エリア近くに迫っていきますが、フロンターレはコンパクトにして対応。
さらに旭川実業は右へ展開。右サイドから正面へ斜めに速いパスを入れていきますが、土屋が対応。シュートは打たせず、再びフロンターレがボールを動かす時間にしていきます。
21分には、土屋から元木とつながり、元木の縦パスを、間で香取が受け、香取の縦パスに、加治佐がエリア正面やや右へ。切り返し、ゴールへ仕掛けた加治佐。一人はかわすも、最後は旭川実業の守りに遭い、越後がセーブ。しかし、ゴールを、連係と最後のところの個の力を見せながら、狙っていきます。
サイドに展開し、そこからの浮き球に、正面へ岡崎が迫るなどしていくフロンターレ。オフサイドや鈴木泰翔の粘り強い守りなどで旭川実業がしのぐも、ボールを回していく時間が続いていきます。
24分には、左サイドに展開。受けた元木の縦パスに、志村がエリア外左へ。
切れのある動きから相手を剝がし、志村が正面へ折り返すと、そこにいたのは岡崎。ダイレクトでシュートを打つとこれが決まり、2-0。フロンターレが突き放します。
26分にはさらにフロンターレ、左サイドでのパス交換から、志村が高い位置へ。志村がクロスを入れると、ゴール右で加治佐がダイレクトでシュート。ドライブがかかった軌道のゴールが決まり、3-0。
打った加治佐本人も驚きの表情。見事な得点が決まり、フロンターレが突き放します。
山中や土屋が多くボールに触れ、尾川や志村、加治佐が関わり合いながら、細かく動かしていくフロンターレ。
旭川実業は、右サイドから正面へ浮き球を入れ、打開を図りに行きますが、山中がカバー。さらに矢越や尾川が多くのボールを回収し、前へ出ていきます。
31分旭川実業は、山口に代わり27星野涼が入り、右SB、小川が右MFに。
直後には、旭川実業、最終ライン、鈴木泰翔のフィードに、星野が高い位置へ動き出しますが、元木がカバー。うまく、粘り強く体を入れ、ゴールキックにしていきます。
左に志村が開き、下がり目で元木が土屋や山中とともに多くボールに触れ、香取や尾川が中央で受けながら、細かく動かしていくフロンターレ。
34分には、江原との連係から加治佐が縦に仕掛け、右コーナーキックに。
右コーナー、キッカーは矢越。その横に志村も立ち、左足で入れる姿勢を見せていくフロンターレ。ニアに入れたボールは、旭川実業がクリア。
ふたたび右コーナーキックとなり、矢越がボールを入れると、セカンドボールを拾ったフロンターレは、左サイド下がり目の尾川からエリア正面の香取へ。香取のパスに、エリア内、左へ加治佐が抜け出し、折り返し。
ここでも旭川実業の守りに阻まれましたが、ボールを拾ったところから、次々にゴールへ向かう姿勢を見せていきます。
37分には、土屋から間で尾川が受けて、尾川からエリア外右、江原へ。江原はミドルシュートを狙いますが、旭川実業は体を張りブロック。
右サイドでのスローインとなり、尾川が矢越との連係からエリア右へ。ここでも旭川実業のクリアに遭い、シュートにこそ行けませんでしたが、ボランチの選手もエリア内へ飛び出していく、攻撃的な姿勢を続けていきます。
38分には、尾川のスルーパスに、志村が左サイドから、エリア正面やや右へ。志村はゴール左を狙い、シュートを打ちますが、越後がセーブ。
39分には加治佐が中央でプレスバック。そこから右へ展開。江原へつながり、ボールはエリア外右、抜け出した加治佐へ。加治佐の折り返しに、岡崎が迫りますが、旭川実業はクリア。
さらに土屋から尾川、矢越とつながり、矢越から最終ライン、山中、再び中央の矢越へ。矢越からエリア外右、抜け出した尾川へつながり、尾川から正面の香取へ。しかし、旭川実業は粘り強く寄せ、シュートにまでは行けず。
それでも、フロンターレがうまく間に差し込み、次々に前に飛び出しながら、ゴールへ迫っていきます。
旭川実業が、エリア前に浮き球を入れても、山中がしっかり対応。ふたたび尾川や志村、元木が左サイドで回す場面につなげていくフロンターレ。
旭川実業は、三上を左MF、柴田を前線へ入れ、流れを変えようとしていきますが、フロンターレは奪われても、元木がすぐさまカバー。
そこから攻めに転じ、42分には、江原のパスに、加治佐がエリア正面やや右へ。シュートを打ちますが、越後がセーブ。
右コーナーキックとなり、セカンドボールを回収した矢越は右に展開。江原のクロスは左サイドに流れ、元木が浮き球を入れると、エリア正面で加治佐がバイシクルシュート。
さらに岡崎が迫りますが、越後がセーブ。
直後には尾川の縦パス、正面でうまく受けた加治佐がシュート。これに対して、旭川実業は体を張った守り。セカンドボールを拾った矢越が、エリア外正面でミドルシュートを打ちますが、右へ外れていきます。
アディショナルタイムは1分。
46分には、右サイド、パス交換から岡崎がエリア右へ。折り返しに、志村が打ったシュートは、旭川実業のブロックに遭うも、こぼれ球を拾った矢越から正面の香取へ。
香取が右足を振りぬくと、ボールはゴールへ決まり、4-0。前半はここでタイムアップとなります。
後半、フロンターレは土屋に代わり30林駿佑、香取に代わり14岡田泰輝、尾川に代わり8名賀海月。
旭川実業は三上に代わり18清水彪雅が入り、前線。柴田が左MFに。
立ち上がりには旭川実業、右に展開。エリア近くに迫っていきますが、林が体を入れ、最後は旭川実業のファールに。
入りからしっかり対応し、しのいでいくと、フロンターレはふたたび、間で矢越や加治佐が受けながら、ボールを動かしていく時間をつくり、旭川実業が右に展開していっても、志村がカット。守備でも集中力を切らさず、強度も落とさずにプレーを続けていきます。
2分には、江原の縦パスに、岡崎がエリア道へ。岡崎は折り返すも、旭川実業はカバー。
最終ラインの林が、志村へ速いパスを入れ、左サイドへ流れた岡田や元木も加わり、高い位置で動かしていくフロンターレ。
4分には、左サイドでのスローインの流れから、岡田から名賀へつながり、名賀がクロスを入れると、エリア右、加治佐がヘディングシュート。しかし、右に。
6分には、元木から志村、志村から左サイド、下がり目の岡田へ。岡田のパスに、岡崎がエリア左へ抜け出し、シュート。しかし、越後がセーブ。
直後には旭川実業、右サイドからボールを回していくも、元木がカバー。パス交換からさらに前に出ていく旭川実業に対して、コンパクトにして対応していきます。
すると、8分フロンターレは、自陣で加治佐から名賀とつながり、名賀は浮き球のパス。これにエリア右へ抜け出した岡崎が1対1に。越後が前に出てきたところ、ボールを浮かせてはなったシュートが決まり、5-0。
岡崎のハットトリックとなるゴールでフロンターレが突き放します。
浮き球のパスに、前に動き出す清水に対し、林がしっかり競りにいき、セカンドボールも回収。流れを渡さずに、フロンターレはプレーを続けていきます。
9分には、矢越、名賀がパスをつなぎ、矢越の縦パスに、岡田がエリア右へ。うまく持ち出した岡田はシュートを打ちますが、左に。
11分には、名賀が中央を持ち上がり、スルーパス。。これにエリア右、抜け出したのは岡崎。シュートを打つと、これも決まり、6-0。
岡崎は今季9ゴール目。得点ランクのトップに浮上するゴールが決まり、フロンターレが突き放します。
12分には旭川実業、フロンターレにファールがあり、すばやいリスタートから、鵜城がエリア左へ。しかし、名賀がカバー。
さらに左サイドから柴田がフィード。遠いサイドに入れていきますが、フロンターレはクリアしていきます。
こまかく名賀や右に開いた江原、間に岡田が顔を出しながら、前に出ていくフロンターレ。
13分には、名賀の左サイドを突く好パスに、岡崎が抜け出し、エリア左へ。折り返しに、岡田が迫りますが、旭川実業はクリア。
セカンドボールを拾った矢越はミドルシュートを打ちますが、上に。
直後には再び、名賀から左サイド、裏を突くパス。これをおさめた元木が正面へ浮き球を入れると、岡崎が迫りますが、旭川実業はクリア。
フロンターレはここで矢越に代わり3髙橋悠斗が入り左のCB。林がボランチとなります。
16分にはフロンターレ、林から左へ展開。再び中央から組み立てを図り、パス交換から加治佐がエリア内へ。ここは旭川実業に阻まれるも、今度は名賀がパス交換からエリア左へ。
名賀のシュートはブロックに遭い、左コーナーキックに。
キッカーは志村。右足でボールを入れると、頭で合わせたのは加治佐。ボールはゴールのなかへ。7-0。
加治佐の2点目となるゴール。そして、志村は3アシスト。フロンターレがさらにゴールを決めていきます。
志村が斜めに左サイドを持ち出し、正面で受けた岡田が、エリア内へ動き出す岡崎へ、縦パスを入れるなどしながら、前に迫っていくフロンターレ。
18分には、元木の縦パスに、岡崎がエリア左へ。岡崎はシュートを打ちますが、右にそれていきます。
旭川実業が前に入れてくるボールに対して、髙橋悠斗がしっかり競り、セカンドボールを林が回収。そこから前に持ち出す動きを見せ、フロンターレは守備から攻撃へのつながりを見せていくマス。
22分には、フロンターレにファールがあり、、旭川実業のエリア外正面やや左でのフリーキックに。
工藤が右足でエリア内へ入れると、混戦となりますが、フロンターレは体を張り、最後には旭川実業のファールに。しのいでいきます。
24分にはフロンターレ、山中のフィードに、岡崎がエリア右へ。これに対して、旭川実業は体を張っての守り。
フロンターレの右コーナーキックとなります。旭川実業はここで鵜城に代わり8澁谷陽、清水に代わり29鈴木琉生。
右コーナーキック、名賀が右足でボールを入れると、こぼれ球はエリア外正面へ。そこで志村はダイレクトでシュート。ボールはゴールネットを揺らし、8-0。
目の覚めるようなすばらしいゴールが決まり、フロンターレのリードが広がります。
フロンターレは岡崎に代わり18八田秀斗。
下がり目に岡田や八田が顔を出し、縦パスをうまく間で受けることで起点をつくっていくフロンターレ。
27分には、中央でセカンドボールを、林がものに。その縦パスに、加治佐が正面へ。シュートを打ちますが、上に。
28分には、旭川実業、柴田が高い位置へ抜け出し、折り返すと、ボールは右へ流れていきますが、元木がカバーしていきます。
岡田がおさめ、受けた名賀がうまく右を突き、それに加治佐が抜け出し、加治佐のパスに、八田がエリア内へ間を縫うように仕掛けるなど、ゴールを目指す動きを絶やさないフロンターレ。
コーナーキックを得て、セカンドボールを回収。次々にテンポの良いボール回しから、ゴールに迫るなどしていきます。
29分には、加治佐から正面の八田、八田のパスに、岡田がエリア左へ。岡田はゴールに向かって仕掛けていきますが、旭川実業はクリア。
さらに正面の八田から、エリア外右、江原がミドルシュート。越後がセーブ、こぼれたところ、岡田が迫りますが、オフサイドとなります。
32分には、加治佐から中央の岡田、岡田の縦パスに、八田がエリア正面へ。八田はシュートを打ちますが、左に。
髙橋悠斗や林、山中が触れ、間に岡田、下がり目で八田が受け、左に展開。名賀がエリア左へ飛び出していくなど、流れの中で位置を入れ替えながらフロンターレは前に出ていきます。
33分には、下がり目の八田から左へ展開。元木から名賀へつながり、名賀はエリア左へ。名賀がクロスを入れると、八田が飛び込みますが、旭川実業は体を張っての守り。
34分には、林から加治佐とテンポよく、ボールを動かし、左サイドへ。左クロスに、エリア内、加治佐が飛び込みますが、越後と接触。加治佐のファールに。
直後には、林の縦パスを下がり目で八田がおさめ、八田は左へ展開。ボールは志村へ。
旭川実業の守りの合ったところ、セカンドボールを拾った名賀は右へ展開。江原がクロスを入れると、遠いサイド、志村がシュートを打ちますが、越後がセーブ。
37分旭川実業は柴田に代わり24高杉龍乃介。
山中や林、髙橋悠斗、加治佐が中央で動かし、旭川実業がボールを奪い、左サイド、藤木へつなげても、八田のプレスバックからふたたびボールをものにしていくフロンターレ。
林のスルーパスに、志村が左サイドから斜めに仕掛ける動きを見せ、また、右サイドでのスローインの流れから加治佐がエリア右へ飛び出すなどしていきます。
40分には髙橋悠斗から左へ開いた志村へ。志村から正面の岡田とつながり、岡田のパスに、加治佐がエリア正面やや右へ。シュートを打つも、旭川実業はブロック。
前に送った旭川実業。エリア前に、高杉が迫るも、山中が対応。シュートを打つことはできず。
フロンターレは、さらに41分には、江原のパスに、八田がエリア内へ。ここは旭川実業が粘り強く寄せていくも、直後にはサイドチェンジが、左サイドの志村へ。
志村が左クロスを入れると、加治佐がヘディングシュート。しかし、上に。
43分にはさらに、旭川実業が前線の高杉に入れたところ、山中が対応。下がり目の八田を経由し、右に展開。
加治佐から江原とつながり、江原が右から折り返すと、こぼれ球はエリア正面へ。ここに岡田が詰めますが、旭川実業の選手と接触。岡田のファールに。
警告を受けることになってはしまいましたが、ボールへの反応の良さを見せていきます。
そして、44分、フロンターレは、中央の加治佐から、エリア外正面やや右、うまく間で江原がボールを受け、左足でシュート。
これがゴールネットを揺らし、9-0。江原のうれしいプレミアリーグ初ゴールが決まります。
点差が開いても、それでも前に出てこようとする旭川実業。
しかし、フロンターレは江原や山中が粘り強く体を入れ、ゴールに近づかせずにプレーを続けていきます。
アディショナルタイム、パス交換かあ岡田がエリア左へ進入。名賀もエリア内に飛び出していくなど、最後までゴールに迫り続けたフロンターレ。
試合はタイムアップとなり、9-0。
青森山田戦でつかんだ自信と勇気を、この日のプレーにもつなげたフロンターレは、第4節の尚志高校戦(4月23日、〇3-1)以来、1カ月ぶりの勝利をおさめることになりました。
前半4-0 後半5-0 計9-0
得点:岡崎寅太郎4、加治佐海2、香取武、志村海里、江原叡志(フロンターレ)
フロンターレの先発:1濱﨑知康(c) 2江原叡志 20山中大輝 5土屋櫂大 4元木湊大 10尾川丈 25矢越幹都 22加治佐海 7志村海里 28香取武 9岡崎寅太郎
交代:土屋→30林駿佑 尾川→8名賀海月 香取→14岡田泰輝 矢越→3髙橋悠斗 岡崎→18八田秀斗
控え:16菊池悠斗 17柴田翔太郎
旭川実業の先発:1越後紀一 12小川理玖 16鈴木泰翔 4渡邊航生 21藤木良馬 23工藤葵柊(c) 14萩野琉衣 9山口寛太 11柴田龍牙 6鵜城温大 2三上僚太
交代:山口→27星野涼 三上→18清水彪雅 鵜城→8澁谷陽 清水→29鈴木琉生 柴田→24高杉龍乃介
控え:25吉田翔 22峯村悠太
◇試合後、岡崎寅太郎、加治佐海の2選手、長橋康弘監督に話を聞きました。
「ついてきた自信を、本当の実力に変えられるように」
〇お疲れさまでした。まずは今日の試合を振り返ってもらえますか?
今日は、立ち上がりから、自分たちのペースでボールを持つことができて、自分の課題でもある相手の背後に抜け出す動きというのを何回も、背後を取れることができて、すごいチームとしても、個人としてもすごいいいかたちが多かったゲームだな、と思いました。
〇今日は裏に抜け出て、ゴールを決める場面が多かったなあ、と思いながら見ていたんですが、パスの出し手とも息が合っているなあ、と思ったんですが、それはどうですか?
そうですね、後半とかは特に海月(名賀海月)が入って、海月が前向いたときに、自分はタイミングさえ合わせて走れば、キーパーと1対1というボールが、2本ともそうだったので。
自分のシュートはもちろんそうですけど、海月のボールが出てきた時点で、ほぼゴールになっていたかな、と思います。
〇交代で入った選手が起点になって、ゴールが決まるっていうのが、すごいチームにとって大きいのかなと思ったんですけど、それはいかがですか?
3人選手が代わって、代わっても強度落とさずに、高いレベルを維持できたのは、チームとしてもプラスだと思います。
〇今日は、四つゴール決めました。これまで、4ゴールってありました?
公式戦で4ゴールっていうのは、中学1年生くらいまでさかのぼらないと、ないですね。
〇やっぱり、すごいうれしいですか?
もうめちゃくちゃうれしいです。ゴールがいっぱい取れれば取れるだけうれしいんで。
〇水曜日には、クラブユースの予選がありますけど、それに向けて、こういったプレーをしたいとか、そういったものはありますか?
去年、クラブユース、自分は本戦は怪我でなかなかチームの力になることができなくて。非常に悔しい思いをしたので。
今回は自分の力も、チームの、全国大会出場というところに加えられればいいな、って思いますし。まだ、クラブユース自体で、予選から本選通して、一度も点を取っていないので。
クラブユースでの初得点というところを目指して、頑張ります。
〇今日は、サポーターも来ていました。サポーター。あんなに来るんだと思ったんですけど、どうでした?
もう、なんて言うんでしょう、「旭川とか、もう関係ないんだな」っていうふうに思って。どこまで来てくれるっていうか、もう、どこ行っても自分たちを、背中を押してくれる人たちがいるっていうのは、ほんとに やりやすい以外の何ものでもないですし、勝った時に一緒に喜んでくれるサポーターがいるっていうのは、めちゃくちゃうれしいです。
〇それでは、また、そのサポーターに向けて、コメントをお願いします。
いつも、暖かい応援、ありがとうございます。今節は本当に自分たちのサッカーを前面に出して、勝つことができて、青森山田戦に続いて、ではないですけど、自分たちのスタイルに自信がつき始めてきたと思うので。
このついてきた自信を、本当の実力に変えられるように。プレミアリーグはしばらく空きますけど、クラブユースしっかり勝って。そこからひとつずつ積み上げて。
夏に入っていけたらなと思います。
「山田相手にできたのだったら、ほかの相手にも絶対できる」
〇よろしくお願いします。まずは今日の試合、振り返ってもらえますか。
個人としては、3節の大宮戦以来のゴールとなって、ずっと結果を残したかったので。今日決めることができて、良かったです。
〇1点目、自分でびっくりしていたように見えたんですけど、あれはどうだったんですか?
正直、自分の角度からだと、入っているように見えなくて。軌道的にも、自分は外れたと思ったので。「あ、入ったの?」という感じで、びっくりしました。
〇とりあえず、打っては見たけど、入るとは思わなかったという感じですかね。
ドライブをかけるような感覚だったんですけど、打った瞬間は枠外だなあと思ったので。
〇すごいゴールだなあ、って思いました。2点目はヘディングでしたけど、結構ヘディングから決めているイメージがあるんですけど、得意だったりとか…
ヘディングはずっと得意ですね。
〇じゃあ、ちっちゃいころから…
そうですね、ちっちゃいころからヘディングは。身長は低いですけど…
〇点で合わせるような感じの。
非常にいい軌道でボールが来たので。頑張って合わせました。
〇試合を通して、自分自身のプレーは今日はどうでしたか?
ビルドアップのところだったり、山田戦から顔を出せたり、前に前進するっていう面では、武(香取武)とだったり、尾川丈選手とだったり連係を組んで、前に前進できるっていうのが多くて。
自分たちの時間が長かったんですけど、最後の精度というところは監督のほうからも、よく言われているんですけど、今日9対0ですけど、全然5点も6点も取れたと思うので、最後の精度っていうのは、自分個人としての課題もそうですし、チームとしても、課題だと思います。
〇青森山田とやって、自信がついてきた部分もあるんですか?
青森山田のプレッシャーの中で、自分たちのサッカーを、あれだけできたっていうのは、本当に自分たちにとっても自信になりましたし、「山田相手にできたのだったら、ほかの相手にも絶対できるよね」っていうところで。
今日、入りは少し悪かったですけど、自分たちのサッカーができたと思います。
〇今日はサポーターの人も結構来てましたけど、どうでした?
まさか、旭川まで来てくれるとは思わなかったので、本当に驚いたんですけど。もう、すごい声援も聞こえたりとか、何より来てくれたことが、ほんとにうれしくて。
ここ3試合ずっと勝利しているところを、見せることが、勝利を届けることができていなかったので。
こうやってサポーターのみなさんに勝利を届けることができて、本当にうれしく思いますし、本当に応援、ありがとうございました。
〇最後、バラバラも一緒にやって、どうでした?
いや、非常に気持ち良かったです。
〇じゃあ、またできるように…
また、立ち位置で歌えるように、頑張ります。
〇じゃあ、またゴールを決められるように。
はい、頑張ります。
〇水曜日にはクラブユースの予選もあります。それに向けて、意気込みなどを教えてください。
去年のクラブユース、予選を戦っているところをボールボーイとして見ていたんですけど、今年は自分も一緒に戦えるっていうところで、去年のあの悔しさというのを、このクラブユースではしっかり晴らして、チームの勝利に貢献できるように、ゴールやら、アシストやら、結果を残して、頑張りたいと思います。
〇ありがとうございました。お疲れさまでした。
ありがとうございました。
「覚悟を決めてやってくれている」
〇それでは、試合を振り返って。お願いします
はい。青森山田戦、引き分けたということで、選手たち、悔しい思いはあったと思うんですけれども。ただ、内容的には、すごい手応えを感じていたと思うんですよね。
その、いいイメージを持って、今日もまた、「前半から圧倒しよう」っていうことで入ったんですけど。
選手たちは本当に自信を持って、やってくれたのかな、というふうに思っています。
〇今日は立ち上がりから、いいサッカーをしているなと思ったんですけど、それはどうですか?
自分たちのサッカーをとにかくこうやるっていうことを、「覚悟を決めてやってくれているのかな」っていう感じがしていて。
うまくいかないときはこれからももちろん出てくると思うんですけど、そういうことをやるのがフロンターレなのかなっていうふうに思っていますので。良かったのかな、と思います。
〇ゴールも九つ決まりました。それは、振り返ってみてどうですか?
なかなか、チャンスを多くつくるなかで、どうしても決めきれない、というところが青森山田戦でもあったんですけど、そんなところを選手たちもこだわっていかないと、そこで結局勝ち点がこぼれたりするので。
そのへんのところは練習から、意識はしてくれていたんですけど、本当に今日は決まったのか、というか、成長したのかなっていうふうに思いますね。
〇今日はボランチが、由井君はいなかったんですけど、尾川君と矢越君の組み合わせで、良かったと思うんですけど、それはいかがですか?
非常に彼らの持ち味がこう、よく出たゲームかなって、特に相手がブロックをつくるなかで、 自分たちがこう、ボールをこう動かすところに関しては、あの2人っていうのはね、自分たちのストロングでもあると思うので。
すごく、チームとしての、この、いいテンポっていうのを、彼ら2人でつくってくれたのかなというふうに思います。
〇交代で入った名賀君も攻撃の起点になっていたと思うんですけど、それはいかがですか?
ようやくまた、彼らしいプレーが、たくさん出てきて。これからがね、また楽しみかなっていうふうに思いますね。はい、良かったと思います。
〇交代で入った選手も、結果を出すことによって、またチームの競争もまた高まっていくのかなと思うんですけれども。どうですか?
はい。あの、本当にこういうことが、こう、チームのいい循環につながるというか、先発で出てる選手たちも、気が抜けないっていうか。
もうそのへんのところも、紅白戦で非常にこう、バチバチいいゲームをしてくれてて。誰が入っても、遜色ないというか、そういうようなレベルまで来てると思いますので。こういったことが大事なのかなっていうふうに思います。
〇水曜日にはクラブユースの予選があります。勝てば全国に行けますけど、それに向けて、また 中2日という厳しい日程ではありますけど、はい。えー、どういった試合をやっていきますか?
とにかく、こう、なんて言うんでしょうね、ジェフさん(ジェフユナイテッド市原・千葉U-18)相手ですけれども、やっぱりこう、チャレンジすることをこう忘れちゃいけないというか。
なんか、ある意味、勝たなきゃいけないとか、勝って当たり前みたいなところで入ると、また入り方がおかしくなったりするんで。
そのチャレンジをするっていうところ、原点に立ち返って、選手たちはやってくれたらいいな、って思います。
次の試合で決めたいな、って思っています。
〇今日はけっこうサポーターの人も来ていて。どうでした?
いやあ、もうびっくりですよね。旭川ですよ?! ここっていう、もうね、 ありがとうございます! ほんとに、なんかこうね、スタッフと、こう、見ながら、「本当、こう、感謝だね」っていう話をしていたんですけど。
ああいう横断幕も、重たいだろうし、なんかね、私、持ちます? だ、大丈夫なのかな、なんか、できることあったら言ってください。
本当に遠くまで、ありがとうございます。力、もらえました。
〇水曜日の試合は生田、ということでサポーターの人も来ると思います。コメントをいただけますか?
次のゲームで、全国大会出場を決めたいっていうふうに思ってますし、「内容と結果」っていうのは常に言ってるんですけれども、本当に来ていただいたサポーターの方に、私たちは勝利と内容とっていうところで、感謝できればっていうふうに思っていますので。引き続き応援よろしくお願いします。
力をください。よろしくお願いします。
(文中敬称略)
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