フロンターレU18 – 青森山田 / プレミアリーグEAST第7節


プレミアリーグEASTは第7節。

5月21日、川崎フロンターレU-18は、第2節の流通経済大柏戦以来となるホーム、Anker フロンタウン生田での試合に臨み、青森山田と対戦しました。

 

【川崎フロンターレU-18 プレミアリーグEAST第7節 vs 青森山田】

5月21日(日) Anker フロンタウン生田 Anker Field くもり 805人

 

前節、昌平高校に1-2、今季初めての敗戦を喫したフロンターレは、ここまで3勝2分け1敗。

 

 

先発は、GKキャプテンの1濱﨑知康、最終ラインは右から2江原叡志、20山中大輝、5土屋櫂大、4元木湊大、ボランチは6由井航太、10尾川丈、右MF22加治佐海、左MF7志村海里、トップ下28香取武、前線には9岡崎寅太郎。

濱﨑が先発に戻り、尾川がスタートから初めてボランチに。また、香取が初めて先発に入りました。

 

 

フロンターレの先発メンバー

 

5勝1敗、首位に立つ青森山田は、試合前のアップから、選手それぞれが声を出し、士気を高めていき、活気にあふれた様子。

先発は、GK1鈴木将永、最終ラインは右から2小林拓斗、5小泉佳絃、キャプテンの4山本虎、6菅澤凱、ボランチは7谷川勇獅、10芝田玲、右MF14杉本英誉、左MF8川原良介、前線には13福島健太、11米谷壮史。

 

青森山田の先発メンバー

 

空には雲がかかり、やや蒸し暑さを感じるAnker フロンタウン生田。

ピッチ脇の観客向けのスペースには、両チームの選手の家族らに加え、多くのフロンターレのサポーターやサッカー少年、さらには多くのサッカーファンが集まり、暑さが増すような熱気があふれた雰囲気に。

Anker Fieldの外からも多くの人々が見守るなか、試合は始まりました。

円陣を組むフロンターレの選手たち

立ち上がりは、青森山田がフロンターレ陣内に浮き球を入れていく展開に。しかし、フロンターレも強度の高さを見せ、球際に負けず競っていき、クリアに逃げるのではなく、岡崎が正面やや左でボールをおさめ、ゴール前での場面をつくるなど、相手陣内での時間もつくっていきます。

 

間で香取や加治佐も受けることで、ボールを保持する時間を増やしていくフロンターレ。山中や土屋、間に由井や尾川が顔を出し、左へ流れた岡崎から中央の尾川を経由し、右サイド、高い位置の江原へつながるなど、両サイドを使いながら、相手のエリア前に迫る時間をつくり、青森山田がボールを奪い、左サイドに展開。川原が仕掛けようとする場面では、江原が粘り強く体を入れ、前に行かせず。1対1で負けず、流れをフロンターレに持っていきます。

 

6分には、高い位置でボールをカット。エリア外正面やや左で香取がシュート。しかし、上に。

青森山田は、右サイドに展開していきますが、元木がカバー。濱﨑につなげ、自分たちでボールを動かす時間をつくっていくフロンターレ。

中央では加治佐が体をうまく入れ、マイボールに。右の江原から中盤の尾川、由井とつながり、正面で尾川がスルーパスを狙うなどしていきます。

8分には、濱﨑から山中、土屋、下がり目の尾川、中央の由井、加治佐とつなぎ、最終ラインの土屋へ。土屋は左サイドを突くフィード。志村が抜け出しそうになりますが、青森山田は小林がカバーしていきます。

多くの人をかけ、前に出てくるフロンターレに対し、青森山田は10分、ボールをカットしたところから左サイドに展開。米谷が抜け出していきますが、山中がうまく体を入れ、左サイドでのスローインに。

青森山田はロングスローを選択。小林が遠いサイドに入れると、折り返したボールはエリア内へ入りますが、元木がカバー。

しっかり対応していきます。

 

下がり目で細かくつなぐだけではなく、左サイド、下がり目で受けた尾川の浮き球に、加治佐が高い位置へ動き出すなどしていくフロンターレ。

中盤で競り合う場面でも、相手に負けず、競りにいき、加治佐や江原、尾川がかかわり、ボールをテンポよく回していきます。

15分には、中盤に下りた岡崎のプレスバックからボールをものにしたフロンターレ。尾川から左、志村へ展開し。志村から中央の加治佐へ。加治佐の縦パスに、江原が高い位置へ抜け出し、クロス。
岡崎が迫りますが、青森山田の守備が阻んでいきます。

17分には、フロンターレにファールがあり、青森山田のエリア外右でのフリーキックに。芝田が右足でボールを入れると、エリア内、小泉がシュート。しかし、バーに。

守備から攻撃へ、切り替えの良さを見せていくフロンターレ。

ピンチの後、18分には最終ライン、山中はサイドチェンジ。左サイド、高い位置で志村がおさめ、志村のパスに、正面やや左、岡崎が抜け出します。岡崎は鋭いターンから相手を剝がし、シュートを打とうとしますが、ここまで失点4の青森山田の守備も粘り強く、ゴールとはならず。

 

フロンターレはさらに、下がり目、由井の縦パスを香取が間で受け、ダイレクトで岡崎へつなげるなど、テンポよく動かしていきます。

22分には左サイドで受けた岡崎が、相手を剝がし、中央へ。岡崎は、前に動き出した加治佐へ、スルーパスを送りますが、これはつながらず。

しかし、フロンターレが中央で加治佐や由井、さらに香取もしっかり競り、セカンドボールをものに。

間に差し込むパスを香取がおさめるなどしていきます。

23分には、右サイド、江原から中央やや右、加治佐へ。加治佐のスルーパスに、エリア右、香取が抜け出し、シュート。ゴール正面、岡崎が詰めますが、惜しくもさわることはできず。

ゴールとはなりませんでしたが、今季ショートカウンター以外でなかなかゴールを奪えていないフロンターレ。自分たちでしっかり動かしながら、ゴールに迫る場面をつくっていきます。

 

青森山田は25分、福島に代わり9対馬巧。

 

しかし、なおもフロンターレは、正確なパスワークを見せ、26分には、濱﨑から左へ開いた岡崎へ。

下がり目の元木に預けた岡崎。元木がスルーパスを出すと、エリア左へ。岡崎はシュート。青森山田の体を張った守りが阻み、左コーナーキックに。

 

キッカーは志村。

 

エリア内で厳しく体を当てながら、駆け引きを見せるフロンターレと青森山田の選手に、副審のアドバイスを受け、主審が何度か選手を呼び、注意を与えるのを経て、右足でボールを入れていきます。

 

ボールは跳ね返されるも、セカンドボールをものにしたフロンターレは、香取が左へ展開。残っていた志村が切り返しを交え、翻弄。クロスを入れると、エリア内、うまく間に飛び込んだ岡崎がヘディングシュート。

ボールはゴールネットへ。1-0。

左コーナー付近で見守っていた、メンバー外の1年生たち、そして、フロンターレのサポーターの歓喜を呼び起こすゴール。

岡崎の今季5ゴール目で、フロンターレが先制に成功します。

 

フロンターレが先制点を奪う

 

直後には青森山田、右サイドでスローインを得ると、小林のロングスローに対して、フロンターレにワンタッチあり、右コーナーキックに。
芝田が右足でボールを入れると、エリア内、混戦となったところ、最後はエリア右、米谷がシュートを打ちますが、右に。

青森山田もここぞというところで迫力のある攻め。プレミアリーグEASTで得点ランクトップにつける米谷が、フィニッシュまで持ち込んでいきます。

 

それでも、正面で岡崎が競り、左サイド、志村へつながり、由井を経由して、江原が右サイド、高い位置へ顔を出すなど、フロンターレは流れは渡さず。

 

33分には、江原が高い位置へ抜け出し、右クロス。左へ流れたボール、拾った元木がエリア外正面やや左でミドルシュート。上に外れましたが、セカンドボールに対する反応の速さで上回っていきます。

34分には、尾川から由井と中盤でつながり、由井のスルーパスを、エリア外正面、うまく間で受けた岡崎が持ち上がり、エリア前に。岡崎のシュートは枠をとらえますが、鈴木がセーブ。

青森山田は、最終ライン、山本が前線にフィード。中盤でセカンドボールをものにしようとしますが、加治佐が中央に寄り、うまく体を入れ、マイボールに。

さらに芝田が間で受け、前に持ち出そうとしていきますが、由井が厳しく寄せていき、前に行かせず。フロンターレのスローインにしていきます。

 

山中や尾川、由井がテンポよく回し、奪われても、山中のカバーからふたたびボールを自分たちで動かしていくフロンターレ。

青森山田が右サイドに展開していく場面では、元木や志村が寄せ、前に行かせず。

さらに右サイド、杉本が仕掛けようとしていきますが、土屋がカバー。

40分にはロングスローから、こぼれ球に反応した小林が枠をとらえたシュート。しかし、濱﨑がセーブ。

青森山田は、さらに40分、左サイド、下がり目で受けた谷川のスルーパスに、米谷が高い位置へ。しかし、山中が体を先に入れ、前にはいかせず。最後は米谷のファールに。

さらに右サイドから攻めに持ち込もうとしてくる青森山田。しかし、フロンターレ、尾川がカット。一気に正面やや右へ持ち込み、ボールは左へ。

志村が折り返すと、岡崎がシュートを打ちますが、鈴木がセーブ。

さらに青森山田が中央に寄った杉本がカット。縦に仕掛けようとしていきますが、尾川が球際の強さを見せ、左へ展開しようとしたところでは由井がカバー。

好プレーが続いていきます。

45分には、浮き球を岡崎が競り、拾った加治佐が反転から、エリア正面へ。加治佐はシュートを打ちますが、鈴木がセーブ。

アディショナルタイムは1分。右サイドでのスローインを得たフロンターレは、香取のポストプレーから、加治佐がエリア外右へ。加治佐はミドルシュートを狙いますが、青森山田は体を張り、ブロック。

前半は1-0。フロンターレがリードし、タイムアップとなります。

1-0で前半終了。柴田翔太郎選手らが迎え入れる

 

 

ともに交代はなく始まった後半。青森山田は、川原が右MF、杉本が左MFと入れ替えます。

後半に臨むフロンターレの選手たち

立ち上がりには、青森山田、サイドにボールをつけ、再び最終ラインに戻し、最終ラインの山本が右サイドを突くパス。しかし、フロンターレは元木が体を寄せ、前にはいかせず。

さらに、2分にはフロンターレにファールがあり、エリア外正面やや左での青森山田のフリーキックに。
キッカー、芝田はゴール左を狙いますが、枠はとらえられず。

しばらく続いた青森山田の攻勢のあとは、フロンターレ。

左サイドで、志村、元木、尾川が連係しながら動かしていくと、3分には、由井の浮き球のパスに、岡崎がエリア左へ入り込み、シュート。しかし、青森山田はブロック。

さらに左サイド、元木の速いパスを尾川が中央で受け、尾川から正面に入り込んだ加治佐へ。加治佐はうまく体を使いながら、振り切って、シュートを打つも鈴木がセーブ。

フロンターレは、セカンドボールへの反応の速さで上回り、左へ展開。志村からエリア左、飛び出した由井へつながり、由井はシュート。

これはオフサイドとはなりましたが、畳みかけるように、ボランチの選手もどんどんエリア内へ飛び出していく、厚みのある攻撃を見せていきます。

4分には、岡崎が中央でおさめ、いったん由井に預けて、エリア正面やや左へ。岡崎が折り返すと、正面へ香取が飛び込みますが、鈴木がセーブ。

5分には青森山田、エリア右へ米谷が抜け出し、シュート。ここは土屋が体を張って阻む素晴らしい守備。

さらにエリア右、川原が抜け出し、仕掛けていきますが、ここでも土屋がカバー。

青森山田の右コーナーキックとなります。キッカー、芝田は遠いサイドへ供給すると、これに頭で合わせたのは山本。1-1。青森山田が追いつきます。

青森山田が山本虎選手のゴールで追いつく

 

勝ち越しのゴールを狙い、ギアを高めてくる青森山田は、右サイドで川原から右へ流れた米谷へ展開。

リターンを受けた柴田を経由して、高い位置で対馬がキープを図り、フロンターレ陣内で時間をつくりますが、フロンターレは焦れずに、体を張って、対応。

9分には、山本のエリア外右を突くフィードに、抜け出した対馬がシュート。これは枠外。

フロンターレも、直後には右へ流れて岡崎が受け、右サイド、下がり目で受けた由井はエリア右、香取へ縦パス。おさめた香取から正面の加治佐へつながり、加治佐はシュートを打ちますが、右。

さらにフロンターレは、岡崎がプレスバック。そこから加治佐が高い位置へ仕掛け、右サイドでのスローインに。

スローイン、右サイドで受けた由井はスルーパス。エリア右、抜け出した香取がシュートを打ちますが、青森山田はブロック。フロンターレの右コーナーキックとなります。

キッカーの加治佐は、エリア外右へのグラウンダーのボールを選択。そこで受けた香取のミドルシュートは、青森山田が体を張り、ブロック。

ここでもセカンドボールをものにしたフロンターレは、右サイド、残っていた加治佐へ。加治佐は右クロスを入れていきますが、青森山田はエリア内でしっかり対応し、最後は鈴木がセーブしていきます。

 

間に由井や尾川が顔を出して、受け、そこから左サイド、志村が仕掛けていくなど、前に出ていくフロンターレ。

パス交換からエリア内へ、加治佐や香取が進入。左へ展開し、志村がドリブルからクロスを入れる場面をつくっていきます。

 

 

青森山田も、14分には、センターサークル付近でフリーキックを得ると、セカンドボールを拾い、川原が右サイドを上がっていきますが、岡崎が懸命に追い、青森山田のスローインに。

青森山田は小林のロングスローから、ニアで小泉が折り返し。最後はゴール正面、米谷のもとにボールが転がり、米谷はシュート。しかし、上。

 

 

濱﨑から、中央の尾川へ縦に付け、尾川から右、江原から加治佐へ展開し、最終ラインからの丁寧な、間を突く組み立てから前に出ていこうとするフロンターレ。

青森山田も、フロンターレのエリア近くでフリーキックを得ますが、それをしのいでいきます。

 

18分には、岡崎がおさめ、左サイド、尾川へ。志村に預けた尾川は、エリア左へ進入。折り返しは、青森山田がクリア。
セカンドボールを拾ったフロンターレは、志村が縦への仕掛け。しかし、青森山田は、川原が自陣のエリア近くまで戻る献身的な守備。

フロンターレはコーナーキックを主張しますが、判定はゴールキック。

青森山田も、小林のフィードを米谷がおさめ、右に展開。対馬が高い位置へ抜け出しますが、ここでもフロンターレは体を張った守備。

またもや、右サイドでのロングスローからゴールを狙う青森山田。しかし、フロンターレ、濱﨑がパンチング。ボールは岡崎につながり、持ち上がった岡崎は一気に正面へ。

最後は青森山田の戻りも速く、シュートにまではいけませんでしたが、守備でしっかり体を張り、そのことが攻撃へもつながっていく場面をつくりだしていきます。

21分には、青森山田にハンドがあり、エリア外右でのフロンターレのフリーキックに。

フロンターレはここで志村に代わり17柴田翔太郎。

キッカーの柴田が右足で入れたボールは、青森山田が跳ね返すも、セカンドボールを拾ったフロンターレは、由井から元木、元木から柴田とつながり、柴田は左クロス。

青森山田がクリアしたところ、正面でマイボールにした岡崎は縦へ仕掛けますが、青森山田もコンパクトに体を張った守り。

攻めに転じた青森山田は、右サイドで、川原が巧みに体を使いながら、ボールをカット。中央で芝田がボールを落ち着かせ、最終ラインの山本へ。山本は右サイドを突くフィード。

それに対して、フロンターレは元木に加え、岡崎もカバー。

 

コンパクトに対応していくフロンターレに対して、前に出る場面を増やしていく青森山田。

25分には、芝田から左、杉本へ。杉本がクロスを入れると、エリア内右、飛び出した川原がシュート。枠をとらえますが、濱﨑が好セーブ。

ここから青森山田のロングスローが続きますが、フロンターレはしのいでいきます。

 

フロンターレは、最終ラインの山中、土屋に間に尾川、由井、さらに加治佐が顔を出し、組み立てを図っていきます。

27分には、GKの濱﨑が前に送ったボールを、間で香取がおさめ、左へ展開。高い位置へ柴田が上がり、折り返すも、青森山田はエリア内で対応。

青森山田はそこから前にボールを入れていきますが、土屋がカバー。由井から元木へつながり、ふたたびフロンターレの攻めに。

29分には、由井のスルーパスに、柴田がエリア外左へ抜け出し、折り返し。しかし、青森山田の守りが阻んでいきます。

 

フロンターレはここで加治佐に代わり14岡田泰輝。岡崎に代わり13髙橋宗杜。
青森山田は、杉本に代わり16後藤礼智。

30分にはフロンターレ。髙橋宗杜のポストプレーから尾川がエリア内へ進入しようとするも、青森山田の守りが阻止。

32分には青森山田、左サイドでのスローイン、米谷が左へ流れ、おさめ、ボールは正面へ。谷川がミドルシュートを打ちますが、上に。

 

 

GKの濱﨑が前に送った精度の高いボールに、髙橋宗杜が動き出し、セカンドボールをものに。右サイド、岡田、江原の連係から迫っていくフロンターレ。

 

青森山田も体を張り、強度の高い守備を見せ、最後はフロンターレのファールに。

青森山田も、正面へ速いパスを入れ、攻撃のスイッチを入れに行きますが、フロンターレは江原が絞って対応。

青森山田のコーナーキックとなりますが、エリア内で体を張り、対応。青森山田のファールとなり、決定的なものにはならず。

フロンターレは、その前にも見られたように、濱﨑が前に送ったボールを、香取がおさめ、左へ展開。柴田が左サイドから中央へ。
ここは青森山田の守りに遭い、シュートにまでは行けませんでしたが、きっちり起点をつくっていきます。

 

雲の間から青空が顔を出し、ピッチの上では蒸し暑さも感じるなかでの終盤。

フロンターレ側のベンチの裏では、練習を終えたばかりのフロンターレU-12の選手らが、かじりつくように見つめる中、試合は進んでいきます。

 

35分には、浮き球を髙橋宗杜が競り、香取から尾川、由井とつながり、左サイド、柴田へ。柴田はエリア左を仕掛け、折り返し。
しかし、青森山田は体を張って対応。判定はゴールキックに。

青森山田は右へ展開。対馬につながりますが、土屋がカバー。うまく体を入れ替えて、マイボールに。クリーンな、素晴らしい守りを見せていきます。

36分には、フロンターレ。髙橋宗杜がおさめ、ボールは正面の尾川へ。尾川のスルーパスに、エリア正面、髙橋宗杜が迫りますが、青森山田はクリア。

青森山田は、川原に代わり19別府育真。

38分には、フロンターレ、右サイド、高い位置へ開いた江原へつながり、江原が右クロス。左へ流れたボール、拾った柴田は折り返しますが、オフサイドに。

攻めに転じた青森山田は、右サイドからの攻めに。高い位置、米谷がうまく入れ替わり、追い越した別府へ。
別府はエリア内へ向かって仕掛けようとしますが、元木がブロック。右コーナーキックに。

キッカーは芝田。ボールを入れると、小林が高い跳躍からヘディングシュート。これが決まり、1-2。青森山田が勝ち越します。

1-2。青森山田が勝ち越す

 

42分、青森山田は米谷に代わり3小沼蒼珠。最終ラインを厚めに。

 

しかし、テンポよくボールを出し、前に選手が出ていくことで相手陣内に入り込んでいくフロンターレは、中央、由井から右へ展開。

開いた江原がエリア右へパスを出すと、尾川が抜け出します。これに対して、青森山田はファール。フロンターレはPKを得ます。

尾川丈選手がファールを受け、PKに

 

キッカーは尾川。これを決めて、2-2。

追いつき、ゴールのなかに転がったボールを拾い上げ、喜びながらもセンターサークルへ戻っていくフロンターレ。

 

尾川丈選手のPKで同点に

 

フロンターレはさらに交代。江原に代わり15中原章雅が入り、左MF、柴田が右SB。あくまで目指すのは、勝ち点3。選手交代で、さらにゴールを狙っていきます。

 

45分には、左サイド、中原から由井がエリア左へ。しかし、ラインを割っていたとの判定。それでも、厚みのある攻めを終盤も見せていくフロンターレ。

アディショナルタイムは4分。

46分には、元木から中央の香取、香取から由井、元木とつながり、元木から右サイド、柴田へ。柴田は尾川に預け、エリア右へ進入。しかし、青森山田の守備。

フロンターレは下がり目で髙橋宗杜がおさめ、パス交換からエリア左へ由井が飛び出し、さらにセカンドボールを拾った尾川が縦へうまく持ち出すなどしながら、攻勢を続けていきます。

47分には、青森山田にファールがあり、フロンターレはリスタートから、中原が左サイド、高い位置へ。

中原はクロスを入れますが、青森山田の守備がここでも阻んでいきます。

直後には、右サイドでボールをカットした岡田が高い位置へ。青森山田がクリア、右サイドでのスローインとなり、人をかけて前に出ていくフロンターレ。

48分には、中原のパスに、髙橋宗杜がエリア外左へ。粘った髙橋宗杜に対して、青森山田はファール。

フロンターレはフリーキックを得ます。

キッカーは柴田。右足でボールを入れ、エリア正面で中原が拾い、迫るフロンターレでしたが、試合はタイムアップとなり、2-2。

勝ち点1を分け合うことになりました。

2-2でタイムアップ

 

目指していた勝利は届かなかったフロンターレ。今シーズン、ここまで多いセットプレーからの2失点という意味では、課題も残ったかたちに。

それでも、最後までゴールへ向かっていく勇気や、これまで取り組んできたサッカーへの自信が、この日の選手たちにはありました。

 

24日には日本クラブユース選手権の関東予選も始まり、28日には旭川実業とのアウェーゲームに臨むフロンターレの選手たち。

この日、得た手ごたえと、悔しさを胸にどんな試合をしていくのか、とても楽しみにしています。

 

 

前半1-0 後半1-2 計2-2

得点:岡崎寅太郎、尾川丈=PK(フロンターレ) 山本虎、小林拓斗(青森山田)

フロンターレの先発:1濱﨑知康 2江原叡志 20山中大輝 5土屋櫂大 4元木湊大 6由井航太 10尾川丈 22加治佐海 7志村海里 28香取武 9岡崎寅太郎

交代:志村→17柴田翔太郎 岡崎→13髙橋宗杜 加治佐→14岡田泰輝 江原→15中原章雅

控え:16菊池悠斗 30林駿佑 26齊名優太

青森山田の先発:1鈴木将永 2小林拓斗 5小泉佳絃 4山本虎(c) 6菅澤凱 10芝田玲 7谷川勇獅 14杉本英誉 8川原良介 13福島健太 11米谷壮史

交代:福島→9対馬巧 杉本→16後藤礼智 川原→19別府育真 米谷→3小沼蒼珠

控え:12長谷川龍也 22関口豪 23池田勇気

 

 

 

◇試合後、長橋康弘監督、尾川丈、由井航太、岡崎寅太郎の3選手に話を聞きました。

 

「サポーターの力が、彼らの足を動かしてくれた」

 

長橋康弘監督

〇よろしくお願いします。

私もびっくりするぐらい前半から、戦ってくれました。なんか、もう言うことなかったですね。

そんなふうにやってほしいですね、いつも。彼らはできると思います。

〇今年ずっと前半が懸案事項だったと思うんですけど、この1週間で、選手たちになんか言ったとか、トレーニングの影響などは?

選手同士で、「やっぱり、このままじゃいけない」っていうところで、選手間の中でそういう会話がやっぱりあったので。

言うは、言うんですけど。別にやり方とか、そんなことは全然提示せずに、これなら自分たちでやれるだろうという感触はあったので。
その通りにやってくれたと思います。

〇今週、強度と自信とあとは、球際みたいみたいな話をされていましたけど、今聞いた話では、やっぱりそれが完全に。完全良いとは言いませんけども、できてたのかなと思いました。

青森山田さんがやってくるサッカーっていうのはわかっていたので、やはり戦いの部分も、セカンドで勝負していかないと。一発で勝てるっていう見事なCBの、あのヘディングが強い選手が2人いますので。

やはりセカンドのところは、絶対に組まなちゃいけないっていうこと。あとは、切り替えのところ。練習でやった以上のことを、選手たちは気持ちを入れて、やってくれたと思います。

〇多少入りのところで、パスがずれていた気もしたんですけど、試合中に修正できていたという印象があります。そこのところの評価はいかがですか?

本当に止める蹴る、パスがちょっとずれるっていうのは、日本一こだわんなきゃいけないチームだと思ってますので、まだまだ足りない部分だと思うんですけど。

選手たちはそれを感じながら、確かにこう修正したのかなっていう部分もあります。まだまだ、これからやっていかなきゃならない部分なのかなっていうふうに思いますね。

〇前の3人、両ウイング、両サイドハーフですかね。割と中は絞ったりとか、ポジションを自由に変えてた印象があったんですけど、そのあたりは、あの監督からの指示だったんでしょうか?

いや、もう選手たちが相手を見て、とにかく相手に、こう嫌がるポジションっていうのは、もう日頃から言っていることなので、選手たちがこう相手を見ながら、あの変えていった結果が、ああいうようなライン間でボールを受けたりだとかっていうような展開になったと思います。

〇わりと右サイドから前半、というのがありました。狙い通りのかたちだったんですかね?

そうですね、まあ、あの、はい、それも選手たちが相手を見ながら、どこから入れるのか、どこから崩していけるのかっていうところは共有できたかな、というふうに思っています。

〇こういう試合で得られる成功体験と、課題というものもあると思うんですけど、どうですか?

はい、やはりチャンスは、かなり、つくれたと思うんですね。で、そこから先のフィニッシュの程度も含めて、フィニッシュの精度、一歩目のパス。そういったところをやっぱりこだわり続けないと、結果、こういうふうになってしまう。

やっぱり、選手たちはもちろん勝ち点3を取りたかったはずですし、当然みんな悔しい思いを持ってると思います。練習から、またそのあたりのところは変わってくると思います。期待しています。

〇いつも、対戦相手から学ぶということを言っています。青森山田から学んだことはどんなことでしょうか?

やっぱりセットプレーですよね。ロングスロー、セットプレー。あそこは絶対にもう警戒しなきゃいけないってところで、やっぱりこう決めてくるっていうのは、もう本当にあの素晴らしいサッカーだと僕は思うんですけどよね。

やっぱり分かっていてもやられてしまう。それはもうやられちゃいけないですし、逆に自分たちもセットプレーっていう武器を身につけなきゃいけないですし。なので、今日もたくさんの学びがあったと思います。

〇最初の3枚の交代がトップと両サイドハーフで、攻撃的だなあと思ったんですけど、やっぱり「点取りに行こう」っていうメッセージですかね?

そうですね。ちょっとこう、流れがどうしても落ちてしまうところと、前半かなり選手たち飛ばしてた部分がちょっとあったので。受けたら終わるぞっていうような感じがあったんですね。

取りに行くぞっていうようなところは、選手交代で、示そうというところはあったんですけど。入った選手たちもゴールへ向かってくれたと思います。

〇PKでしたけど、追いついて、その粘り強さみたいなところはいかがですか?

本当に最後まであきらめないっていうところで、絶対にあきらめなければ、ああいうことが起こるというところで。

本当は勝ちたかったですけど、勝ち点1、あれで取れるので。そこは成功体験というか、「こういうことがあるんだぞ」っていうところは、言い続けないといけないと思っています。

〇戦える、戦えていないっていうところで選手たちはみんな気持ちを入れて、毎試合入っていると思うんですけど、戦えているっていう定義みたいなものは、長橋監督の中でありますか?

まず選手たちに言っているのは、準備ができてるかどうか。やっぱりウオーミングアップ含めて、やっぱりできてないところ。そういったところも、実は開幕から気になっていたこと。というより相手チームから学んだことですよね。

なんか、こう、ふわって入る原因ってその前にあるんじゃないかっていうところで。
しっかり見てみると、ちょっと時間がかかるなっというところがあって。やっぱり準備の段階で、やっぱり入れるようにしないといけない。

で、やっぱりこうふわって入ってしまうと予測ができない、しようとしない、足が止まって。見直すとたくさんあるので。「これじゃ負けるよね」っていうところで、ま、このへんのところは、選手たちには毎回映像で振り返りで言っている。
ただ、あの、そういったところを、ちゃんと選手たちと「こういうことをやっているともう優勝なんてできないよね」ってところは、話をしていたところなので。解決してくれるのかっていう感じて見ていました。

〇クラブユースの予選も始まりますけど、これからの連戦に向けて、どういったことを準備していきますか?

やっぱり負けられない試合なので。そのへんを経験すると、本当に選手たちって、またちょっと、ひとつふたつと伸びてくるんですよね。

そのへんのところ、こうやっぱりこう選手たちが まあ、色々思うところはあると思うんですけど、疲れた体の中でどうやって戦うかっていうのは、あの期待したいところかな、というふうに思います。

〇今日はサポーターの人たちも、すごい、いい雰囲気をつくってくれたと思うんですけど、サポーターの人にコメントをいただけますか?

後半、もう1個ギアが上がるチーム。今年初めて見た姿です。 あのサポーターの力だと思います。

間違いなく。あのサポーターの力が、彼らの足を動かしてくれたというふうに思いますし、最後の点もサポーターがくれたのかなっていうふうに思っています。本当にありがたいです。また、引き続き応援をどうか、よろしくお願いいたします。

 

 

「PKは気持ちで、決めました」

 

MF10  尾川丈選手

〇まず、結果について、ちょっと一言コメントいただけますか?

正直なところ、やっぱり引き分けで終わりたくなかったですし、勝ち切りたかったです。

〇すごく前半からいい戦いができてたと思うんですけど、あの手応えはどうですか?

そうですね、今までの試合で一番、いい入りもできましたし、いい試合運びもできたかな、というふうに思います。

〇先制できて、いい流れだったと思うんですけど、2失点、セットプレーってところで、そのあたりはどうですか?

1点目取ってから、やっぱりもう1点もう2点も取りに行かないと、セットプレーというのがあるので、もっともっと取りに行かないとだめだな、というふうに思います。

〇今日のボランチで、由井君と組んで彼と、どういう連係を組もうと思ったんですか?

まあ、由井の近くでプレーしようっていうふうに、試合前から意識してやっていました。

〇その中で、ドリブルで仕掛けたりとか、攻撃に出ていく場面も結構ありましたね。そのあたり、手応えはいかがですか?

そうですね、自分の持ち味というか、 ボール持った時の技術だったりするので、できたところも、できていなかったところもあったのかな、と思います。

〇最後のPKとったところをちょっと解説してもらえますか?

右サイドの叡志(江原叡志)にボールが入った時に、ポケットが空いてたので、そこに走り飛んだら、いいボールが来て。

相手のDFが絶対スライディングしてくるな、と思ったので、 かわしたら、まあ、相手が頭出してきてくれて、うまく倒れられたかな、というふうに思います。

PKは気持ちで、決めました。

〇ポケット取るっていうのはトップもやっていますけど、同じような意識なんですかね?

そうですね、はい、自分は特に意識向けています。

〇逆転まで行けそうな雰囲気もありましたけど、どうですか。

最後取り切る力を、もっともっとつけていきたいと思います。

〇相手の印象ってどうでしたか?

球際だったり、セカンドの反応だったり、ハードワークだったり、すごいいいチームだったので。よく完成されているチームだな、というふうに思います。

〇今週の練習で、監督から自信と強度。それから、こう切り替えの速さみたいなことで。火曜日の練習見た時にそういうふうに言われてたんですけど、それはできたということはありますか?

そうですね。今までの試合の中でも、一番よくできていたんじゃないかな、とは思います。

〇今後の課題みたいなものっていかがですか?

やっぱり、初め、前半1点取ったところからのやっぱりもう1点もう2点取り行く姿勢だったり、セットプレーでしっかり体ぶつけてやらせないところだったり、最後追いつかれた時にも、最後もう1点取りにいく力というのをつけていきたいと思います。

〇トップ下のイメージがあるんですけど、ボランチはどれくらいやっているんですか?

中学校1年、2年ぐらいの時までボランチをやっていて。そこからはまあ、いろんなポジションをやらせてもらっていて。いま、ボランチもやったことあったので。

〇じゃあ、すんなり入れたと?

そうですね、はい。

〇ずっとあの前半の戦い方が課題があったと思います。今日の引き分けで今後に向かって変わっていきそう?

そうですね。今日は少し、いい入り方ができたので。今後もっともっと続けていけるようにチームでしていきたいと思います。

〇勇気を持って前に行けるような。

そうですね、初めから相手に合わせて、前に行けないというのが多かったので。自分たちで自信をもって、後ろからボールを回す勇気を持ってやればいいかな、と思います。

〇久しぶりのホームゲーム (Anker フロンタウン生田での試合) でしたけど、雰囲気はどうでした?

そうですね、すごく声援だったり、拍手だったり、すごく多くて、自分たちのすごい力になりました。

〇また、あの次のゲームに向けての意気込み。また、あのクラブユース(予選)もあったりとかして、これから連戦が始まると思うんですけど、次以降への意気込みをお願いします。

ここ3節勝ちがないので、チームとして絶対次は勝つという気持ちで頑張っていきたいです。

 

 

「いい雰囲気をつくってくれて、楽しくサッカーできた」

 

MF6 由井航太選手

 

〇まず、2対2という結果について。

勝ちたかったので。悔しいです。

〇そんな中で、前半からいいサッカーができてたと思います。そのへんの手ごたえはどうですか?

今までで、プレミア開幕して一番良かったと思います。

〇なんか理由があるんですかね?

前節が負けで、悪かったので。チームで自分たちで感じあって。コーチ陣も含めて。「チームもやっぱり変わっていかなきゃ、 今後厳しいよね」っていう感じで。

自分たちの強みであるパスを、自信を持ってやればできるなっていうのは話していたので。それがうまくはまったのかな、と思います。

〇火曜日の練習ちょっと見たせてもらって、由井君はいませんでしたけど、監督が自信だったり、強度みたいなことをい言われてたんですけど。で、今週はそういうところを結構重点的にやってきたんですかね?

自信持ってやれっていうのは、やすさん(長橋康弘監督)から、今週1週間ずっと言われていました。

〇そのなかで、由井君のプレーが攻撃面ですごく良かった。スルーパスを通したりとか、意外性のあるパスを通したりとかしていて。自分の中で意識してたことはありますか?

相手は青森山田で、強度高かったので。速いテンポで動かして、相手のスペースだったり、人のいないところに早めにパスしようっていうのは意識していました。

〇守られちゃう前に攻め切ろうという意識だった。

そうですね。

〇そういう意味でどうですか。前の連係ていうか、岡崎君、結構今日はいい足元のフィーリィングだったんですけど、彼中心にどんな感じでこの試合をイメージしていました?

当てて入ってとか。1人じゃ、やっぱり強いチームは崩せないので。サイドとか使いながら、選手人数かけて、人とが関わりながらやれていたので。まあ悪くはなかったのかな、と思います。

〇試合展開的に先制したにもかわらず、2失点してしまったっていうところの試合展開は、悔いも残ると思うんですけど、そのあたりはいかがですか?

やっぱりセットプレー、強くしなきゃな、と思います。

〇とりあえずは今後の課題で。

課題です。

〇とはいえ、最後PKで、追いつけたってところで、あの勝負強さはいかがですか?

うーん、まあ、追いつけた、ですけど、本来はもっと点を取って、無失点でいけたかなと思ったんで。 結果、追いついて勝ち点1拾った、というかたちですけど。

〇内容としては、もっとゴールが取れたという試合?

そうです。もっと、本当にラスト。自分もあったんですけど、ラスト一本パスが通っていれば1点とか。そういうラストの精度が今日は足りていなかったかな、と思います。

〇フィジカル強い相手で、けっこう圧もあったと思うんですけど、印象はどうでしたか?

どのチームも強度高いので。セットプレーは、周りのチームと比べても、すごかったですけど、迫力とか。
プレー中の強度は、あんまり変わらないです。

〇後半だと思いますけど、左から来たクロスをスルーした場面があったんですけど、 あれはやっぱり後ろにいると思ったんだろうけど、打つ選択肢をどこかで捨てたというか・・・。

入って、ゴール右にあって左に来たんで、打っても入んないかな、と思って。スルーしちゃって。

〇人がいたことは把握したうえで?

いや、いっぱい人来ていたので、いるだろうな、と思ってスルーしたんです。

〇じゃあ、今後はじゃあ、あのクロスを決められるような練習を。

はい、頑張ります。

〇今日は尾川君とのボランチコンビでしたけど、彼とのコンビはいかがでしたか?

やりたいこと、プレースタイルも知っているんで。あんまり連係とかで、ああしてほしいとかはなくて、スムーズにやれたかな、と思います。

〇お互いのいいところが出せたのかな、と思ったんですが、やりやすかったですか?

まあ、やりやすいです。

〇次、クラブユースの予選が始まるそうですけど、それに向けてはどうですか?

クラブユース、去年、すごく楽しかったんで。全国大会行って、長くホテルに籠りたいです。

〇遠征が好きってこと?

いや、クラブユースがすごい好きです。

〇今日は久しぶりのAnker フロンタウン生田でのホームゲームでしたけど、雰囲気とかどうでした?

今日は相手が山田、というのもあって、自分たちだけじゃなくて、観客もすごい気合入っているなあ、って感じたので。

いい雰囲気をつくってくれて、楽しくサッカーできたので。それが一番良かったかな、と思います。

 

「攻撃のところでクオリティーをもっと出さなきゃいけない」

 

FW9 岡崎寅太郎選手

 

〇まずは、2-2という結果ですけれども、これについて一言いただけますか。

もう勝ち切りたい試合だったので、自分も含めて攻撃のところでクオリティーをもっと出さなきゃいけないと思いますし、守備面では高い相手というのは分かっていたので。

そこはマークのずれもありましたし、声を掛け合わないといけないと思います。

 

〇その中で岡崎君のプレー自体はすごくいいなと思っていて。ボールフィーリングも良かったな、と思うし。自分のプレーはいかがでしたか?

自分としては、だいぶチームの攻撃はつくれたかなって思ってて、ボール納めるところだったり、ゴール前でしっかり相手の脅威になるところだったり、できたかな、と思っています。

〇得点シーン、振り返ってもらえますか?

海里(志村海里)が縦に仕掛けて、1回目のモーションで、もうボール上がってくると思って入ったんですけど。1回切り返し入って。もう1回切り返し入ったんで、ちょっとディフェンスの陰に隠れて。

で、もう1回上げてきたところに、キーパーと相手のCBの間に走り込んだら、ジャストでボールが来てくれて。キーパーより先に触ることができて。狙い通りのゴールでした。

〇ポイントは隠れる、というところだったんですか?

そうですね。入りっぱなしじゃなくて、もう1回ちょっと後ろに下がって、スペースつくったところが自分的には良かったのかなと思います。

 

〇2失点はちょっとあれですけど、そのもっと追加点が取れたのかなっていう試合だったと思うんですけど、今後、あの流れの中で追加点取るために必要なものっていうのはどうですか?

もう、それは自分の決定力もチームの決定力もそうですけど。自分の中ではラストの判断とか。そういうところが常日頃から言われているんですけど。

まだまだレベルが低いってところがあって、どうしてもドリブルで何枚か剝がすとスピードに乗った時にヘッドアップできなくて。味方のフリーの選手を使えなかったり。

逆に周りの選手を使おうと意識していると、シュートのモーションが一個遅れてしまったりってところで。そこは自分の大きな課題としてあるんですけど。

チームとしては、やっぱり最後のゴール前のシュートの振りが一歩遅かったりとか。打てるところで、打たないで横パスにしてしまうところは、チームとして課題ってふうに言われているんで。そこはまだまだ改善しなきゃいけないと思います。

 

〇確かに、シュートがディフェンスにブロックされちゃう場面が結構あったからそこのスピードを上げる必要があると。

そうですね。もうちょっとずらしたら打つとか、逆にもうワンモーション入れて、すぐ引き離してコースできたところで打つとか、そういう工夫のしようはまだまだあるところだと思うので、そこは突き詰めていきたいと思います。

 

〇今日はトップ下が尾川君じゃなくて、(香取武が務めた)普段と違う連係があったような気がしますけど、それはどうですか?

自分としては結構やりやすさを感じていて、武は結構ドリブルに強みがある選手なので、自分が前でディフェンスをチェックしている時でも、 しっかりCBとボランチの間に入り込んで、ボール受けてくれて。自分はゴール前で仕事に集中できる環境をつくってくれてるんで、本当にありがたいですし。

サイドチェンジっていう面でも、真ん中で受けて振り分けるっていうことができたんで。すごい頼もしかったです。

 

サイドの攻撃もすごい良かったですね、サイドハーフが割とこう自由にポジション変えて、すごいいい攻撃ができていたと思うんですが。そのへんはどうですか?

そうですね、前節、前々節と、ちょっと攻撃面で消極的なプレーが目立ってしまってたところで、チームとしても、 もっとチャレンジしようって、恐れずやって、失ったら全員で切り替えるっていうところは統一してやっていたので。そこは本当に今日は体現できたかなと思います。

 

〇交代して、最後いませんでしたけど、最後、チームメート追いついてくれて。今後生きるんじゃないですか?

いったんセットプレーと、同じような形で逆転されてしまって、ちょっと苦しい展開だったんですけど、 でも、やっぱりあきらめずに前に前にと向けてくれたので、やっぱああいうPKって形になると思いますし、丈(尾川丈)の発想だったりアイディアだったり、非常に次の試合につながるんじゃないかなってところは見られました。

 

〇トップチーム昇格に向けて、今取り組んでる課題ってどんなところ。

もうもちろん、ゴール前でのシュートとか 相手剝がして、チャンスつくるところはもう当たり前のように、武器なのでさらに磨いていかないといけないんですけど。

自分がこの攻撃の中核を担う、ユースで担っているところで、自分が運んだ時に、ライン間を破りに行っている味方だったり、フリーになっている選手をしっかり使うっていうところは、全くできていないところなので。

まず、ヘッドアップしながら、ゴールもパスもどっちも判断できるってところは、もっとやっていかないといけないですし、それができないとトップでは、と思います。

 

〇コーチからの指摘じゃなく、自分で思って、ということ?

どっちもですね、自分でビデオ見返して、「うわ、ここはやった」って思うシーンもありますし、逆に自分としては打ったのが正解だと思ったところを言われて、「あ、そうだったのか」って気づける部分もありますし、 どっちもあります。

 

〇水曜日からクラブユースの予選も始まりますけど、それに向けて。自分のやりたいプレーなどはありますか?

そうですね、もう去年もクラブユースの予選に出させていただいて。今日終わって、中2日ですぐ次の公式が来るというところで。チームとしても、疲労とかのところは言い訳にできないと思いますし。

その中でもちゃんと自分たちのサッカーをすれば、ずっとボールを持ち続けていれば、自分たちが後手に回ることもなくて、疲れることもないと思いますし。

もう2戦勝って、クラブユースにつなげられたらいいなと思います。

 

〇今日は久しぶりにフロンタウン生田での試合になりましたけど、雰囲気とかはどうでした?

本当に最高でした。

完全にホーム、というか。もうひとつひとつのプレーでも拍手してもらえますし、ちょっとピッチと近いんで。話し声とかちょっと聞こえたりして。それも逆にいい刺激になったりとか。

本当にありがたいです。

〇サポーターの皆さんに向けて、今後に向けての意気込みを聞かせてください。

いつも暖かい応援ありがとうございます。今節は勝ちたい試合だったんですけど。

ちょっと勝ち切るってことができなくて、課題の残る試合だったんですけど。次節以降、しっかり。アウェーのゲームも続くので。そこをしっかり積み重ねて、後半戦に優勝っていうところをつなげていけたらいいと思います。

 

(文中敬称略)

写真は、かんちさん、とめさんからもいただきました。ありがとうございます。

 

◇かんちさん撮影

試合を前に、家族やサポーターのもとへ
岡田泰輝選手、江原叡志選手
香取武選手

前半に臨む選手たち
江原叡志選手
岡崎寅太郎選手
尾川丈選手
由井航太選手
加治佐海選手
クロスバーに当たるシュート。青森山田がゴールに迫る
尾川丈選手
志村海里選手、香取武選手
志村海里選手
志村海里選手
元木湊大選手
土屋櫂大選手
香取武選手

 

岡崎寅太郎選手のゴールでフロンターレが先制

元木湊大選手
志村海里選手
濱﨑知康選手
由井航太選手
岡崎寅太郎選手
土屋櫂大選手
土屋櫂大選手
濱﨑知康選手
濱﨑知康選手
尾川丈選手
志村海里選手

岡崎寅太郎選手
加治佐海選手
加治佐海選手
江原叡志選手
加治佐海選手

江原叡志選手、加治佐海選手
加治佐海選手
江原叡志選手
岡崎寅太郎選手
加治佐海選手
加治佐海選手
加治佐海選手
加治佐海選手
香取武選手
元木湊大選手
濱﨑知康選手
江原叡志選手
香取武選手
由井航太選手
岡崎寅太郎選手
岡田泰輝選手
髙橋宗杜選手
柴田翔太郎選手
岡田泰輝選手
香取武選手
尾川丈選手
髙橋宗杜選手
由井航太選手
江原叡志選手
土屋櫂大選手
尾川丈選手

尾川丈選手がPKを決め2-2

尾川丈選手
柴田翔太郎選手
柴田翔太郎選手
山中大輝選手
岡田泰輝選手
岡田泰輝選手
2-2でタイムアップ

試合を見守った家族やサポーターのもとへ

◇とめさん撮影

元木湊大選手
志村海里選手
志村海里選手
由井航太選手
土屋櫂大選手

由井航太選手
土屋櫂大選手
土屋櫂大選手
由井航太選手
岡崎寅太郎選手
元木湊大選手
岡崎寅太郎選手
尾川丈選手
元木湊大選手
岡崎寅太郎選手が決め1-0

志村海里選手
岡崎寅太郎選手
尾川丈選手
尾川丈選手

 

 

◇だいち撮影

Anker フロンタウン生田  Anler Field。プレミアリーグEASTの開催は、第2節以来となった

カブレラとふろん太くんも盛り上げ役に
楠田遥希選手、関徳晴選手
江原叡志選手、岡崎寅太郎選手
岡崎寅太郎選手
加治佐海選手
菊池悠斗選手
試合を前に、家族やサポーターのもとへ

濱﨑知康選手
井澤明己選手
由井航太選手

松澤成音選手
菊池悠斗選手

柴田翔太郎選手
岡田泰輝選手
中原章雅選手、林駿佑選手
中原章雅選手、齊名優太選手、髙橋宗杜選手、柴田翔太朗選手
齊名優太選手、林駿佑選手
中原章雅選手
香取武選手
中原章雅選手
髙橋宗杜選手
山中大輝選手
江原叡志選手
柴田翔太郎選手
中原章雅選手
髙橋宗杜選手
松澤成音選手
中原章雅選手
齊名優太選手が声を掛け、最後にスプリントをする

菊池悠斗選手
中原章雅選手

多くのサポーターが集まった

濱﨑知康選手

齊名優太選手、髙橋宗杜選手。齊名選手は初めてのメンバー入りとなった

先発メンバーを送り出す

写真撮影に臨むフロンターレの先発メンバー

コイントスに臨むキャプテンの濱﨑知康選手
円陣を組むフロンターレの選手たち
濱﨑知康選手
山中大輝選手
尾川丈選手
土屋櫂大選手
山中大輝選手
岡崎寅太郎選手
香取武選手
加治佐海選手
香取武選手

加治佐海選手、江原叡志選手
元木湊大選手
加治佐海選手
江原叡志選手
尾川丈選手
由井航太選手
由井航太選手
由井航太選手
山中大輝選手
土屋櫂大選手
志村海里選手
加治佐海選手
志村海里選手
尾川丈選手

江原叡志選手

岡崎寅太郎選手
尾川丈選手
山中大輝選手
濱﨑知康選手
土屋櫂大選手
土屋櫂大選手
山中大輝選手
香取武選手
尾川丈選手
江原叡志選手
由井航太選手

土屋櫂大選手
山中大輝選手
山中大輝選手
志村海里選手

岡崎寅太郎選手
濱﨑知康選手
土屋櫂大選手
山中大輝選手
山中大輝選手
由井航太選手
由井航太選手
岡崎寅太郎選手
加治佐海選手
加治佐海選手

志村海里選手
土屋櫂大選手
元木湊大選手
岡崎寅太郎選手
岡崎寅太郎選手

江原叡志選手
加治佐海選手
加治佐海選手

由井航太選手
由井航太選手
濱﨑知康選手
岡崎寅太郎選手

コーナーキックのキッカーを務めた志村海里選手
コーナーの前、主審が言葉をかける

志村海里選手が仕掛けていく

岡崎寅太郎選手が飛び込む

先制点はフロンターレへ

志村海里選手
志村海里選手
江原叡志選手

由井航太選手
岡崎寅太郎選手

元木湊大選手

濱﨑知康選手
濱﨑知康選手
岡崎寅太郎選手
尾川丈選手
香取武選手
香取武選手

尾川丈選手

志村海里選手
岡崎寅太郎選手
加治佐海選手
江原叡志選手
香取武選手
岡崎寅太郎選手
濱﨑知康選手
加治佐海選手
加治佐海選手
江原叡志選手
江原叡志選手
加治佐海選手
前半は1-0

中原章雅選手
齊名優太選手
中原章雅選手
林駿佑選手
齊名優太選手
柴田翔太郎選手
中原章雅選手
髙橋宗杜選手
由井航太選手

控えの選手たちが送り出す

円陣を組む選手たち
元木湊大選手
江原叡志選手
志村海里選手

元木湊大選手
尾川丈選手
尾川丈選手
岡崎寅太郎選手
岡崎寅太郎選手

加治佐海選手
加治佐海選手
加治佐海選手がシュート

岡崎寅太郎選手
岡崎寅太郎選手
香取武選手
山中大輝選手

山本虎選手がヘディングシュート

1-1。青森山田が追いつく

土屋櫂大選手
由井航太選手

加治佐海選手
加治佐海選手
加治佐海選手
香取武選手がクロスを上げる
尾川丈選手が迫るも、青森山田の守備が阻む
志村海里選手
香取武選手
香取武選手
香取武選手
加治佐海選手
加治佐海選手
志村海里選手
志村海里選手
土屋櫂大選手
濱﨑知康選手
志村海里選手
志村海里選手
志村海里選手、尾川丈選手

志村海里選手

フロンターレU-12の選手たちも見守る

岡崎寅太郎選手

香取武選手
香取武選手
元木湊大選手
柴田翔太郎選手

元木湊大選手
元木湊大選手
岡崎寅太郎選手

濱﨑知康選手がセーブ
濱﨑知康選手
香取武選手
香取武選手
香取武選手
柴田翔太郎選手
由井航太選手
柴田翔太郎選手

髙橋宗杜選手
岡田泰輝選手
髙橋宗杜選手
尾川丈選手

髙橋宗杜選手
岡田泰輝選手
岡田泰輝選手
岡田泰輝選手
岡田泰輝選手
元木湊大選手

香取武選手
香取武選手
香取武選手
柴田翔太郎選手
岡田泰輝選手

土屋櫂大選手
土屋櫂大選手
尾川丈選手
由井航太選手
柴田翔太郎選手

髙橋宗杜選手
岡田泰輝選手、髙橋宗杜選手
岡田泰輝選手、髙橋宗杜選手
髙橋宗杜選手

元木湊大選手
土屋櫂大選手
1-2。青森山田が勝ち越す

由井航太選手
江原叡志選手
尾川丈選手がエリア内へ

フロンターレがPKを得る

キッカーは尾川丈選手

2-2。フロンターレが追いつく

香取武選手
中原章雅選手

由井航太選手
由井航太選手、岡田泰輝選手
中原章雅選手

元木湊大選手
柴田翔太郎選手
尾川丈選手

香取武選手
中原章雅選手
由井航太選手
中原章雅選手

岡田泰輝選手
岡田泰輝選手
土屋櫂大選手
元木湊大選手
元木湊大選手
元木湊大選手
由井航太選手
岡田泰輝選手
髙橋宗杜選手

柴田翔太郎選手

岡田泰輝選手
中原章雅選手

中原章雅選手

2-2でタイムアップ
2-2でタイムアップ

試合を見守った家族やサポーターのもとへ

 

 

 

 

 

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