U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジは二日目。初日にバルセロナ、グランパスに敗れたフロンターレU-12は決勝トーナメント進出がなくなりましたが、最終戦、グループ4位のブレイズ熊本に勝つか引き分けるかすれば3位となり、各グループ3位との順位決定戦へ進むことができます。
【川崎フロンターレU-18 U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ グループリーグ第3戦vsブレイズ熊本】
8月28日(金)午前11時50分キックオフ くもり ヴェルディグラウンド 11人制 25分ハーフ
フロンターレの先発はGK1番青山海、右SB2番佐々木輝大、CBは3番田鎖勇作、5番甲斐翔大、左SB25番高井由大、ボランチはキャプテン8番小室愛樹、4番山田新己、右MF6番秋葉拡人、左MF14番佐川新太郎、FW9番石原央脩、10番五十嵐太陽。だいぶ秋めいてきた陽気、曇り空の下でキックオフ。
試合は1分にいきなりうごきます。11番吉村英隼からCBの間に好パスが出ると抜け出たのは10番廣田勇心。ゴールへ流し込まれて0-1。ブレイズ熊本に先制を許してしまいます。
フロンターレは直後に甲斐がボールを持って上がり、右サイドのスペースへパスを送ると佐々木が抜け出してグラウンダーのシュートを放ちますがこれは左へ外れます。
5分には小室を起点に再び佐々木に決定機。エリア前で小室が右サイドへパスを送ると、今度はエリア外からミドルシュートをゴール左へ放ちます。今度はネットを揺らして1-1。フロンターレが追い付きます。
しかし、次の1点はブレイズ熊本。またも裏をとられてしまうと、今度は吉村英隼が青山と1対1に。ゴール左へ流し込まれて1-2とされてしまいます。
前半はこのスピードのある吉村、フィジカルの強い廣田の2トップにだいぶフロンターレは苦しめられました。
一方のフロンターレは19分に左コーナーキックからセカンドボールを拾い小室の縦パスを受けた甲斐のシュートはバーをたたきますが、こぼれ球を佐川が押し込んで2-2。
さらに23分には小室からボールを受けた甲斐がエリア左からクロスを送るとエリア外から中へ走り込んだ五十嵐がダイレクトで流し込み3-2。フロンターレがついにリードして前半はタイムアップとなります。
後半のフロンターレは3人選手を入れ換えてのスタート。GKは青山から19番長田澪、ボランチに山田に代わって18番城田優、右MFの秋葉に代わって13番松尾凛久。いずれも5年生。
ゲームはフロンターレがボールを持って進んでいきます。
3分には小室が左うらのスペースへパスを送るとこれを受けた佐川のクロスに五十嵐が合わせて4-2。
8分には左クロスに佐々木が合わせますがシュートは左ポストに当たって決まらず。
14分にはエリア前でボールをキープした石原が戻したボールを小室がミドルシュートで狙いますがこれは枠外。チャンスが続くもののなかなか決まらない時間帯が続いたあと、五十嵐が石原とのパス交換からエリア内へ侵入すると、ゴール上を大きく揺らして5-2。五十嵐はハットトリック。
このあとフロンターレは石原に代わって7番南暖がFW、高井に代わって15番松長根悠仁が左SBに。ブレイズ熊本に反撃を許さず、この大会初めての勝利をおさめました。
この結果フロンターレU-12は1勝2敗、3位でグループリーグを終え各グループ3位との順位決定戦へ進むことになりました。
前半3-2 後半2-0 計5-2
得点:佐々木輝大、佐川新太郎、五十嵐太陽3(川崎) 廣田勇心、吉村英隼(熊本)
なおこの日の最後に行われたスペインのRCDエスパニョールと選抜チームとのエキシビションマッチには五十嵐、田鎖の2選手が出場。佐原秀樹監督が指導したチームは1-1で引き分け。五十嵐は前半に出場して、選抜チームの甲田英將のゴールの起点となり、田鎖はフル出場、最終ラインから攻め上がる場面もあるなどのびのびとしたプレーを見せました。
※追記
大会三日目の順位決定戦でフロンターレは横浜F・マリノスプライマリーに0-4で敗戦。アルゼンチンのデポルティーボ・カミオネーロスに1-0で勝利し、11位となりました。
(文中敬称略)
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