11月3日は、Anker フロンタウン生田へ。
川崎フロンターレU-18が、Jユースリーグの第3戦、鹿島アントラーズユース戦に臨みました。
【川崎フロンターレU-18 Jユースリーグ vs 鹿島アントラーズユース】
11月3日(金・祝) 午前11時キックオフ Anker フロンタウン生田 Anker Field 晴れ
Jユースリーグは、U-18の1,2年生が対象の大会。
ここまでフロンターレは2戦2勝。
先発は、GK19山本健翔、最終ラインは右から34柏村涼太、36藤井漣祐、35楠田遥希、キャプテンの24児玉昌太郎、ボランチは26齊名優太、18八田秀斗、右MF27知久陽輝、左MF42ステンパールカ大翔、前線には28香取武、41恩田裕太郎。
鹿島は、ここまで2敗。
先発は、GK29松本泰生、最終サインは右から22朝比奈叶和、15岩永佳樹、キャプテンの16芝碧斗、2林勘太、ボランチは28佐藤湧斗、27殿岡諒太、右MF11小枝源馬、左MF33長疾風、前線には9物井慈夲、30高木輝人。
小枝、林とアントラーズジュニアユース所属の2人も先発に入りました。
青空が広がり、まるで初夏のような陽気のAnker フロンタウン生田。観客席には両チームの選手の家族らが集まり、ピッチ脇に設けられたスペースには、多くのフロンターレのサポーターの姿も。プレミアリーグEASTの開催時と同様、多くの幕を出し、見守る中、キックオフの時を迎えました。
立ち上がり、相手陣内でプレーを重ねていくのはフロンターレ。高い位置で恩田がおさめ、右サイドに展開。知久から受けた柏村が高い位置へ仕掛ける姿勢を見せ、中盤では八田や齊名がうまく間で受け、最終ラインの藤井のフィードに、高い位置へ恩田、香取が動き出していき、揺さぶっていきます。
鹿島も中央でボールを奪い、エリア前に浮き球を入れていきますが、藤井がカバー。起点をつくらせず対応していくと、3分には、右サイド、下がり目で受けた八田が左サイドを突くパス。これにステンパーが抜け出し、正面へ体を向け、パスを送ると、恩田がエリア内へ抜け出しますが、鹿島の守りが阻んでいきます。
フロンターレはさらに高い位置でボールをものに。5分には、スローインの流れから、齊名がエリア正面へ抜け出し、そのパスから香取がシュートを打つと、鹿島の体を張った守りに遭い、右コーナーキックに。
キッカーは柏村。右足でボールを入れると、セカンドボールを拾ったフロンターレは、香取から再び柏村へ。柏村は鋭い動きからエリア内へ仕掛けていくと、再び鹿島の体を張った守りがあり、右コーナーキックに。
柏村は今度はニアに、マイナス気味のボールを供給。これを鹿島がまたも阻んで、3度目の右コーナーキックに。
柏村がボールを入れると、楠田が競り、エリア内、うまく足元でおさめたのは恩田。シュートを打つとこれが決まり、1-0。
攻勢が実り、ついにフロンターレが先制します。
フロンターレはさらに、下がり目で恩田もおさめ、ステンパーや知久が時には中央に顔を出しながら、ボールを回していきます。
8分には、恩田からステンパーと中央でつながり、ステンパーから右サイド、知久へ。知久はエリア外右から折り返しますが、鹿島の守備に遭い、シュートにはつながらず。
ボールを高い位置で失っても、すぐさま連動してプレス。右サイド、高い位置で柏村がファールを取られながらも、厳しく寄せていくなど、球際の強さも見せ、ペースを握るフロンターレ。
楠田や藤井が齊名や八田と関わり、GKの山本も、中央、下がり目の恩田へ正確なボールを付けるなど、多くの選手が関わって、回していく時間が続き、失っても、楠田がすぐさまカバー。相手に流れを渡さずにプレーを続けていきます。
11分には、藤井から右サイド、柏村へ。柏村から中央、知久へつながり、知久はスルーパス。これに恩田が反応しますが、鹿島も集中した守りを見せ、シュートにはつながらず。
なかなか前に出られない鹿島は、右サイド、下がり目から朝比奈がフィード。これに高木輝人が右サイド、高い位置へ流れ、おさめていきますが、藤井がカバー。
さらに右サイドに開いて受けた物井のパスに、小枝がエリア右へ持ち込もうとしていきますが、楠田が粘り強く、寄せ、最後は小枝のファールに。
再び、藤井や楠田に、八田がうまく中央で受けることで、ボールを回していくフロンターレ。17分には、いったんボールが鹿島に渡るも、齊名が奪い返し、そのパスに、恩田がエリア外正面やや左へ。
スルーパスに、エリア左、抜け出したステンパーがシュート。しかし、オフサイド。
鹿島は右サイド、高い位置で小枝がフィードをおさめ、起点をつくろうとしていきますが、フロンターレは児玉・ステンパーが囲い込むようにして、マイボールに。
距離感よく、献身的ないい守りを見せていきます。
18分には、GK山本がエリア前に、浮き球を入れると、左サイド、開いた恩田が斜めの動き出し。惜しくもおさめることはできませんでしたが、長いボールからもチャンスをつくろうとしていきます。
フロンターレが後ろから組み立てを図るところ、鹿島も前から奪う姿勢を見せ、19分には、左サイドでボールをカット。そこからのパスに、エリア左へ佐藤が飛び出しますが、楠田がカバー。
再びフロンターレがボールを握る展開となり、恩田が左サイド、流れてうまくボールを引き出し、齊名や八田、知久がかかわり、テンポ良くボールを動かし、鹿島が前からプレスをかけても、山本が柏村に正確につなげ、柏村から右サイド、流れて受けた恩田が、左サイドを突くパス。それにステンパーが抜け出しそうになる場面をつくるなどしていきます。
22分には、中央で八田がカット。そのパスに児玉が高い位置へ。児玉が折り返すと、エリア外正面、おさめた知久はシュートを打とうとしますが、鹿島はブロック。
24分には、左サイドでテンポ良く回していくと、最後はステンパーがエリア外左からミドルシュート。しかし、松本がセーブ。
25分には、齊名から香取と縦につながり、香取の縦パスに、恩田がエリア正面やや右へ。ここは鹿島が粘り強く、体を寄せていき、右コーナーキックに。
柏村がボールを入れると、楠田が合わせますが、枠はとらえられず。
鹿島も26分には、中央で受けた殿岡がエリア右を突く好パス。これに抜け出した長が正面へ折り返しますが、楠田が対応し、シュートは打たせず。
さらに右サイド、高い位置でおさめた佐藤、小枝の連係から迫る鹿島でしたが、児玉・ステンパーの連係からふたたびボールをものにしていくフロンターレ。
27分には中央、知久から、左サイド、ステンパーへ。ステンパーがクロスを入れると、香取がヘディングシュート。枠をとらえますが、松本がセーブ。
鹿島も、28分には、左サイドからの浮き球に、長が正面へ。しかし、児玉がカバー。
さらにエリア外正面やや右、小枝がミドルシュートを打ちますが、山本がセーブしていきます。
ピッチを左右に使い、ボールを回していくフロンターレ。30分には、山本から受けた児玉が斜めに中央へ運び、そのパスに恩田が左サイド、高い位置へ抜け出しますが、オフサイド。
さらに楠田から中央の齊名へつながり、齊名の縦パスに、知久が右サイド、高い位置へ。
知久は正面へ折り返しますが、松本がセーブ。
32分には、うまく間で受けた香取のパスに、柏村が右サイド、高い位置へ。柏村がクロスを入れると、知久がエリア内へ。しかし、鹿島の守りに遭い、右コーナーキックに。
柏村がボールを入れると、こぼれ球を拾ったフロンターレは、エリア正面左、八田からエリア内、藤井へつながり、藤井はシュート。しかし、左にそれていきます。
テンポ良く齊名や知久、八田がかかわり、恩田が高い位置でボールを良くおさめ、相手陣内で回していくフロンターレ。
高い位置からプレスもかけ、強度の高いプレーも交え、プレーを重ねていきます。
35分には、右サイド、柏村が斜めのパス。これを中央で受けた齊名は浮き球のパス。エリア内へステンパーが抜け出しますが、オフサイド。
さらにステンパーから正面で受けた八田が、香取とのパス交換からエリア内をうかがいますが、鹿島もコンパクトに、粘り強く対応。
37分には、中央の齊名から正面の香取へ。香取はうまくキープ。最後はエリア外正面、ステンパーがシュートを打ちますが、鹿島は体を張り、ブロック。最後は松本がセーブ。
39分には、右サイドで知久や恩田、齊名がかかわってボールを動かし、最後はエリア外正面右で知久がミドルシュート。しかし、右に。
鹿島は前線に長、小枝、左MFに高木輝人、右MFに物井とい位置を入れ替え。しかし、フロンターレは、藤井が、縦パスを受けた高木輝人に対して、厳しく寄せていき、ボールをものにするなど、守備でもいいプレーを見せ、自分たちの流れにつなげていきます。
43分にはフロンターレ、柏村から香取、知久と右サイドでボールを回し、知久が右サイドから折り返すと、正面へ抜け出したステンパーがシュート。しかし、右へ。
44分には、浮き球のパスに、うまく入れ替わった恩田がエリア正面やや左へ。恩田はシュートを打ちますが、左に。
さらに45分には、正面の香取から恩田とつながり、恩田のパスに、ステンパーがエリア正面左へ抜け出し、シュート。しかし、右に。
ボールを握り、エリア前に迫る場面も多かったフロンターレ。しかし、1-0で前半はタイムアップとなります。
鹿島は物井に代わり8加藤掴夢が入り、前線は長、加藤、左MF高木輝人、右MF小枝に。
1分、フロンターレは香取がうまく、おさめ、左サイドに展開すると、ステンパーがクロス。これに香取が飛び込むと、鹿島のオウンゴールを誘い、2-0。
フロンターレがいきなり突き放します。
鹿島は、松本や岩永、芝がかかわってボールを保持する姿勢を見せますが、フロンターレは下がって受けた小枝に対して、齊名が厳しく、粘り強く寄せていきボールを奪い取り、前には行かせず。
逆に齊名のパスを受けた知久から正面やや左へ恩田が抜け出しそうになる場面をつくり、守備から攻撃へつなげていきます。
6分には、藤井のフィードを中央で香取が受け、ボールは齊名へ。齊名の縦パスに、知久がエリア右へ。
いったんは鹿島にボールが渡るも、エリア右、粘り強く厳しい寄せからボールを奪ったのは恩田。そのパスに、エリア正面左、ステンパーがシュートを打つとこれが決まり、3-0。
フロンターレがさらに突き放します。
前半と同様、藤井や楠田が開いて、間に齊名や八田が顔を出し、ボールを動かし、恩田を高い位置へ走らせるようなボールを入れるなど、ロングパスも交えながら、前に出ていくフロンターレ。セカンドボールも齊名や八田が多くものしていきます。
鹿島は10分GKが松本から41黒澤奨永、小枝に代わり13高木春翔。
フロンターレは、さらに右サイド、柏村、知久との連係から八田が高い位置からクロスを入れるなど、攻勢に。鹿島がセカンドボールを拾っても、すぐさま八田や知久が寄せていき、前を向かせず。
14分には、楠田が前に出てカット。そこからステンパーにつながり、ステンパーは齊名にいったん預け、エリア正面へ。シュートは右にそれていきますが、ここでも切り替えの良さで鹿島を上回っていきます。
鹿島も、15分には、右コーナーキックを得て、殿岡が左足でボールを入れると、セカンドボールを拾い、エリア内へ迫りますが、藤井がクリア。
鹿島は15分さらに交代。林に代わり7福岡勇和。福岡がボランチ、高木春翔が左SB、福岡がボランチ、佐藤が右MFに。
フロンターレは、16分、右サイド、知久が斜めのパス。正面で恩田がおさめると、これに対して、鹿島はファール。
フロンターレはフリーキックを得ます。キッカーは知久。右足でボールを入れると、恩田がエリア内、競り、飛び込んだ香取が決めて、4-0。フロンターレがさらに突き放します。
フロンターレは19分、齊名に代わり38平塚隼人、ステンパーに代わり37平内一聖。
選手が入れ替わってもフロンターレは、平塚や八田、藤井もうまく間につけ、ボールを握っていきます。
20分には、左サイド、うまく相手を剝がした平内が、ドリブルで仕掛け、エリア左へ。平内はゴール右を狙い、シュート。これはワンタッチあり、惜しくもポストに。
右コーナーキックを得たフロンターレは、柏村がボールを入れると、セカンドボールを拾った香取から、再び右サイド、柏村へ。柏村はエリア右へ仕掛けていき、折り返し。
これに対しては鹿島の守りがあり、シュートには結びつきませんでしたが、さらに平塚が間に顔を出し、預けて前に出ていく動きを見せるなどして、フロンターレの流れが続いていきます。
21分には、平塚から恩田、恩田から正面の香取とつながり、香取はシュート。しかし、鹿島はブロック。
直後にもフロンターレ、平塚からうまく間で受けた香取から、正面の恩田へ。恩田はうまく相手を剝がし、シュート。しかし、ここでも鹿島の守りに遭い、惜しくも決めることはできず。
23分には、正面でセカンドボールを拾った平塚から、エリア外左、児玉へ。児玉はシュートを打ちますが、右に。
フロンターレはさらに、左サイド、うまく開いて平塚が受け、間に顔を出した八田を経由し、児玉が高い位置をうかがい、失っても、選手それぞれがすばやく自陣に戻り、鹿島の攻撃の芽を摘んでいきます。
フロンターレは25分香取に代わり39新堀翔、八田に代わり40小野口天。
28分には、柏村から右サイド、下がり目で受けた恩田から、左サイド、高い位置の平内へ正確なパスが通り、平内は切り返しからミドルシュート。しかし、上に。
なかなか前に出られない鹿島も、左サイド、開いて長が受け、正面へ持ち込もうとしていきますが、楠田がカバー。柏村との連係から前には行かせず。
さらに下がり目で受けた高木輝人から左サイド、高い位置へ顔を出した佐藤につながり、佐藤は右サイドを突くパス。しかし、呼吸が合わず、つなげることはできず。
再びフロンターレがボールを動かす時間になっていきます。
小野口や藤井、下がり目で知久も受け、GKの山本もかかわってボールを回していくフロンターレ。
鹿島にボールが渡っても、正面、間で小野口が奪い返していきます。。
鹿島は、さらに32分、岩永に代わり4米川彪音。選手を入れ替えていきますが、フロンターレは、浮き球のパスに、恩田がエリア内へ粘り強く顔を出すなど、ゴールへ向かうプレーを続けていきます。
すると34分、フロンターレは恩田のパスに、知久がエリア正面やや右へ。知久が正面へパスを出すと、うまく抜け出したのは新堀。シュートを打つとこれが決まり、5-0。
見事な連係からフロンターレがさらに突き放します。
直後には、自陣から持ち上がった恩田のパスに、小野口がエリア正面やや右へ。小野口は切り返しからシュート。しかし、鹿島の守りに遭い、右コーナーキックに。
キッカーは平塚。左足で直接ゴールへ向かうようなボールを入れていきますが、鹿島はクリア。再び右コーナーキックとなり、平塚がボールを入れると、セカンドボールを拾ったフロンターレは、縦パスを正面でおさめた藤井がシュート。しかし、黒澤がセーブ。
平塚や新堀、恩田が関わり、知久が右サイド、高い位置へ仕掛けるなど、フロンターレの攻勢は続いていきます。
37分には、鹿島がカウンターに持ち込み、高木輝人が左サイド、高い位置へ。切れ込んでシュートを打ちますが、ワンタッチあり、右コーナーキックに。
殿岡がボールを入れると、セカンドボールをものにした鹿島は、左へ展開。殿岡が浮き球をエリア内へ入れていきますが、柏村が対応していきます。
39分にはフロンターレ、山本の浮き球のパスを、知久が右サイドでおさめ、そのパスに、新堀がエリア外右へ。
新堀がエリア右へ持ち込み、折り返すと、エリア正面、柏村がシュート。鹿島の守りが阻んだところ、セカンドボールを拾ったフロンターレは、知久がエリア外右から正面へ速いボールを送りますが、黒澤がセーブ。
直後には、左サイドからエリア外正面やや左へ仕掛けた恩田に対し、鹿島にファールがあり、フロンターレはフリーキックを得ます。
キッカーは平塚。ゴール正面へ入れると、うまく右足で、点で合わせるようなシュートを打ったのは藤井。ゴールネットが揺れ、6-0。
知久や平内も中央に顔を出すなどし、ゴールに向かうようなプレーを続けていくフロンターレ。
42分には、平内とのパス交換から児玉がエリア正面へ。児玉のシュートは鹿島がブロック。左コーナーキックに。
柏村が入れると、セカンドボールを拾ったフロンターレは、中央から平内が浮き球のパス。エリア内へ、藤井が飛び込みますが、惜しくもさわることはできず。
さらに43分には、藤井からうまく間に顔を出した知久とつながり、知久はエリア外右を突くパス。これに抜け出したのは新堀。GKの黒澤が前に出ているところを突いて、ループシュートを打ちますが、惜しくも左。
鹿島も中盤の福岡のパスに、佐藤が左サイド、高い位置へ抜け出しそうになりますが、柏村が対応。
柏村が前に送ったボールを、恩田がおさめ、そこから藤井や楠田もかかわって、再び組み立てを図る展開が続いていきます。
試合はタイムアップとなり、6-0。
前半はボールを握りながらも、なかなかゴールには結びつけられなかったフロンターレ。しかし、後半には、チャンスへ結びつくような選択を選手それぞれが重ね、5点を追加。
守備でも、最後まで強度の高いプレーを続け、勝利をおさめました。
前半1-0 後半5-0 計6-0
得点:恩田裕太郎、オウンゴール、ステンパールカ大翔、香取武、新堀翔、藤井漣祐
フロンターレの先発:19山本健翔 34柏村涼太 36藤井漣祐 35楠田遥希 24児玉昌太郎(c) 18八田秀斗 26齊名優太 27知久陽輝 42ステンパールカ大翔 28香取武 41恩田裕太郎
交代:齊名→38平塚隼人 ステンパー→37平内一聖 八田→40小野口天 香取→39新堀翔
控え:33井澤明己 31ペイシェンス海翔
鹿島の先発:29松本泰生 22朝比奈叶和 15岩永佳樹 16芝碧斗(c) 2林勘太 28佐藤湧斗 27殿岡諒太 11小枝源馬 33長疾風 9物井慈夲 33高木輝人
交代:物井→8加藤掴夢 松本→41黒澤奨永 小枝→13高木春翔 林→7福岡勇和 岩永→4米川彪音
控え:32三浦春人 50三浦直人
◇試合後、恩田裕太郎・藤井漣祐の2選手と、佐原秀樹コーチに話を聞きました。
「引っ張っていけるような選手になるために日々練習をしているので。最近ちょっとですけど、成果が出てきたかな、と思います」FW41 恩田裕太郎
-お疲れさまでした。まずは今日の自分のプレー、振り返ってみていかがですか?
自分の中では、もっと自分で決められた部分もあって、優先順位もほかにもあったなかで、自分で行って外してしまったので。もっとほかの人も使うことができたし、簡単に決められるシーンもあったので、もっともっとそういったところで、できたらな、と思います。
-今日は得点も決めましたけど、その得点シーンについて振り返ってもらっていいですか?
楠田が競って、いいところにこぼれて、ゴールの目の前で、どフリーだったので、あとは決めるだけでした。
-今日はゴールはひとつでしたけど、粘り強く追い掛けて、ボールも奪ってそこからゴールに結びつけて、すごく起点にもなっていたと思うんですけど、そういったところに関しては手ごたえを感じているのかな、と思うんですけど、それはどうでしょう?
前線でのプレスっていうのは、コーチからすごく言われているところなので、自分でそこは意識して、どれだけ前線で奪えたり、後ろの人がクリアしやすいかを、考えて。前から一生懸命プレッシャーをかけました。
-ここまで、ユース1年目で自分が成長したな、って感じるところって何かありますか?
少しですが、身長も高くなってきて。で、プレミアもちょっと出させてもらって。そこでいい刺激をもらったので、Bチームの中でも、自分がチームを、Bチームを引っ張っていけるような選手になるために日々練習をしているので。
それが最近ちょっとですけど、成果が出てきたかな、と思います。
-逆にこういうところが課題だなっていうところは何かありますか?
さっきも言ったんですけど、シュートがなかなか入らないところがあって。そういうところだなって思います。
-やっぱりあれだけチャンスがあって、ゴールがひとつっていうのは納得がいっていない感じ…
そうです。
-今後に向けての意気込みなど聞かせてもらっていいですか?
今後も試合続くと思うんですけど、自分がもっとチームを勝たせられるように、ゴール決めれるように、頑張っていきたいと思いますし、プレミアもまだ終わっていないので、自分がメンバーに食い込めるように、頑張っていきたいと思っています。
-今日はけっこうサポーターの人も来ていて。あそこにいた人は恩田君のことを覚えたのかな、と思うんですけど、そういったサポーターに向けて、メッセージをもらってもいいですか?
まず、応援に来ていただいたので。自分がもっと決められるようにして、もっとほかのサポーターの人にも名前を覚えてもらえるように頑張るので、応援よろしくお願いします。
「守備のところを詰めていかないといけないし、声のところも、足りないところだと思っているので。もっともっと詰めていきたいです」
MF36 藤井漣祐
-お疲れ様でした。今日の試合、まずは振り返ってもらえますか?
前半相手がすごいハイラインで、前から来ていたので、自分たちでコントロールしながら、相手が少し疲れてきたので。そこは自分たちのスピードを生かすサッカーをして、決めきるところまではいったんですけど、前半はあまりできなくて。後半、点をとれたので良かったと思います。
-前半、ボールを握っていたと思うんですけど、それをゴールに結びつけられなくて。それを後ろから見ていて、どう思いました?
シュートまではいっていたので、決めてほしかったですけど。自分もチャンスがあったので、もっと点に絡めていけたらな、っていうのはあります。
-今日はゴールも決めましたけど、そのシーンについて振り返ってもらっていいですか?
前半からも、セットプレーで自分が外しているシーンが多かったので。平塚のいいボールが来たので。あそこに入れて良かったです。
-ユース、1年目でここまで自分が成長したなって思うところって何かありますか?
自分の本職っていうのはボランチなんですけど、ユースに入ってからはCBに入ることが多くて。自分は攻撃が得意なんですけど、そこではなくて、守備のところがユースに入って、成長したなって感じます。
-CBはやってみて、どうですか?
守備が求められるポジションなので。攻撃が特長なんですけど、そこができないので。楽しいですけど、ボランチの方が楽しいので。でも与えられたポジションで、できているという感じです。
-CBでも、攻撃につながるようなパスを出していて、いいなあと思ったんですけど、そういうところは自分でも実感したりとかは?
はい、しています。
-自分としてはボランチをやりたいような感じですかね。
ボランチもですけど、もっと前のポジションもやっていきたいです。
-じゃあ、トップ下とか、そういったポジションを?
そうですね、前、やりたいです。
-なるほど。逆にユース1年目で、今課題だなって思うところって何かありますか?
もっと守備のところを詰めていかないといけないし、もっと声のところも、足りないところだと思っているので。もっともっと詰めていきたいです。
-プレミアも1試合、メンバーに入りましたけど、メンバーに入ってどう感じました?
プレミアは強度が違くて。そこで自分は出れていないんですけど、やはりいい経験になったと思うので、プレーに生かしていけたらなと思います。
-身近で見るだけでも、学べるものがあったという感じですかね。
はい。
-今後のシーズンに向けての意気込みなどを教えてください。
自分が進級して2年生になったときとかに、もっと試合に出れるように、プレミアも出れるように頑張っていきたいです。
-今日はサポーターの人も来ていました。来ていた人は多分藤井君のことを覚えたかな、と思うんですけど、そういったサポーターの人に向けて、メッセージなどいただけますか?
僕は今CBやっているんですけど、守備のところも、攻撃のところも注目してほしいです。
「Aチームに呼ばれる選手。途中から出れる選手。ポジションをつかむ選手。どんどん出てきてくれたらな、って思います」
佐原秀樹コーチ
-お疲れさまでした。
お疲れさまでした。
-今日試合振り返ってみて、いかがですか?
一人一人が、やっぱりこう守備の基準というものを伝えてあるなかで、そこをしっかりハードに戦ってくれたというところと、あとは攻撃のところのラストの判断、精度のところはまだまだ課題ですけど、全体としてはチャンスも多くつくれていたし、球際、戦うところだったりとか、相手より勝る部分っていうのは1試合通してできていたので、良かったと思います。
-前半、ボールを握っていたなかで、得点は1点だけでしたけど、ハーフタイムはどういった指示をされたんですか?
やっぱりラストの判断というところが、すごく大事ですし、精度のところなんですけど、やっぱりこうボールを持っている選手に対して、周りのよりいい状況の選手が、声をかけてあげよう、っていう、判断させてあげようっていうところはハーフタイムに伝えてはいたんですけど。あとは、これはもう2年生、1年生だけではなくて、Aチームもそうなんですけど、ラストパスの精度っていうところは、やっぱり課題だなっていうところがまだまだありますね。
-じゃあ、あれだけ後半ゴールが出た中で、もっともっとできただろうとか、そういう感じですかね?
そうですね。そこに絶対満足することはないですし、やっぱり数多くのチャンスをつくれているなかで、点は取りましたけども、もっと取れたんじゃないかっていうところを僕らは突き詰めてやっているので。
まだ、満足はしていないです。
-ここまでJユースリーグ、3試合やって、選手たち、成長したなって感じるところって何かありますか?
はい。1試合1試合で、選手に言っているのは、アピールの場なんだ、っていうのは伝えてあるので。そこに対して、一人一人がモチベーション高く、取り組んでくれているのは、すごく選手の成長っていうのは感じます。
-目指すのは、プレミアに出て、そこで活躍するというところということですね。
そうですね、あくまでも。もちろん勝負にはこだわりますけど、自分の今置かれている状況のところに、「アピールっていのは、絶対だよ」っていうのは強く伝えているので。
-じゃあ、U-18のAチームと同様に、結果だけじゃなくて内容にこだわるという…
そうですね。
-まだ、Jユースリーグ、続いていきますけど、これからどういったことをしていきますか?
とにかく目の前の勝負にこだわるのは当然なんですけど、先ほども言ったように個人の成長、っていうところは、アピールの場なので。
とにかく、やっぱりアピールして、Aチームに呼ばれる選手。途中から出れる選手。ポジションをつかむ選手っていうところに、僕らはフォーカスして。
とにかく個人のアピールの場だと思っているので。まだまだ試合があるので、そこでどんどんどんどん、そんな選手が出てきてくれたらな、と思います。
-今日はサポーターの人も来ていました。サポーターの人が来ることは、選手はもちろん、チーム全体としてのモチベーションにもなると思うんですけど。
はい、もちろん、より一体感を生んでくれるというか、サポーターの人たちも含めて、よりチームの中で一体感が出てくるので、すごくありがたいと思いますし。
選手ち乗っては本当にぜいたくな経験をさせてもらっているな、って感じます。
-また、サポーターにもメッセージをいただけますか?
Jユースリーグに限らず、普段からたくさんのサポーターの方々に来ていただいて。すごい僕らの力になっていますし。
まだまだ、これからプレミア含めて、Jユースも続いてきますので、今後ともいいゲームをしたいと思いますので、ぜひ応援にいらしてください。よろしくお願いします。
◇
6-0とスコアの上からすれば、快勝とも思えるフロンターレU-18。しかし、「もっともっとできたはず」という満足しない気持ちがチーム全体にはあふれています。U-18のAチームと同様、結果はもちろん、内容と個々の成長も大事にしながら、チームも選手も前に進んでいくのだと思います。
(文中敬称略)
写真はかんちさんからもいただきました。ありがとうございます。
◇かんちさん撮影
◇だいち撮影
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