2月11日は、Anker フロンタウン生田へ。
神奈川県内のJユースやクラブユースの16チームがが競い合う神奈川県クラブユース新人戦は準々決勝に。
1回戦と2回戦をシードされた川崎フロンターレU-18は、これが今季初めての公式戦。エスペランサSCユースとの試合に臨みました。
【川崎フロンターレU-18 神奈川県クラブユース新人戦準々決勝 vs エスペランサSCユース】
2月11日(日)午前10時キックオフ Anker フロンタウン生田 Anker Field 晴れ
フロンターレの先発は、GK16松澤成音、最終ラインは右から24柏村涼太、キャプテンの4林駿佑、20藤井漣祐、25平内一聖、ボランチは14八田秀斗、35木下勝正、右MF27ステンパールカ大翔、左MF38奥田悠真、前線には9香取武、17恩田裕太郎。
キャプテンは新2年の林が務め、木下・奥田と新1年生の2人が名前をつらねました。
FC川崎栗の木との2回戦を3-1で勝利したエスペランサは、現在はトップチームでプレーするMF脇坂泰斗がU-15年代で所属したクラブ。
先発は、GK99飯田歩、最終ラインは右から18藤代一瑳、66進藤龍岳、88村野虎文、ボランチは34佐々木樹、11熊谷海宏、右に87平戸優雅、左に7中山悠翔、前線の右に永盛大地、左に73佐藤晴天、前線には9鈴木アンリ。
青空の広がったAnker フロンタウン生田。ピッチ脇の観客席などには多くの選手の家族の姿も。さらにフロンターレのサポーターが、多くの幕を出す中、キックオフの時を迎えました。
立ち上がり、1分にはフロンターレ、柏村が右サイド、高い位置へ。これに対して、エスペランサはブロック。フロンターレは右コーナーキックを得ます。
キッカーの柏村がボールを入れると、セカンドボールを拾った木下は右サイド、残っていた柏村へ展開。柏村のクロスはシュートにはつながりませんでしたが、フロンターレはいい形でゲームへ入っていきます。
最終ラインの林、藤井が開き、藤井のフィードに恩田がエリア正面へ動き出していくなど、長いボールも交え前に出ていくフロンターレ。
5分には、藤井のフィードに、奥田がエリア左へ。
奥田はエリア正面へ仕掛ける動きを見せ、折り返すと、エリア内、うまくフリーで入り込んだステンパーがシュート。これが決まり、1-0。
先制点はフロンターレへ入ります。
平内が左サイドから正面へ持ち込む動きを見せ、恩田や木下、八田がうまく間で受けながらテンポ良く回していくフロンターレ。エスペランサ陣内でのプレーを続けていくと、6分には中央、八田のスルーパスに、恩田がエリア内へ。正面右へ持ち込んでシュート。しかし、エスペランサも体を張り、ブロック。
さらにフロンターレは、藤井の右サイドを突くフィードに、柏村が右サイド、高い位置へ。ここでもエスペランサの寄せに遭い、シュートにこそ行けませんでしたが、相手をよく見て、いいところを突いて、チャンスをつくっていきます。
9分には、香取が中盤でプレスバック、左サイド、奥田から八田とつながり、右へ展開。抜け出した恩田がエリア内へ仕掛け、シュート。しかし、枠はとらえられず。
さらにフロンターレは、八田、木下、林や藤井がボールを回していき、八田がうまく間で受け、前へ持ち運び、その縦パスを恩田がおさめ、高い位置でのプレーを続けています。
11分には、エスペランサも、左サイド、流れて鈴木がおさめると、そのパスに永盛がエリア左へ抜け出しますが、平内がカバー。集中したいい守りを見せていきます。
すると14分には、フロンターレ。縦パスにステンパーがエリア外正面やや右へ抜け出し、そのパスに香取がエリア外右へ。
香取が折り返すと、エリア内。、恩田がシュートを打ちますが、エスペランサはエリア内で粘り強い守りで対抗。
左コーナーキックとなり、柏村がボールを入れると、遠いサイドで折り返したフロンターレは、エリア内で林がおさめ、最後は八田がシュート。
これが決まり、2-0。フロンターレが突き放します。
ボールを失っても、八田や木下、香取も下がり目でプレスバックにいき、すぐさま奪い返していくフロンターレ。
16分には、再び右コーナーキックを得ると、柏村がニアに入れたボールに、恩田が反応。しかし、サイドネットに。
フロンターレは、時には藤井がやや高い位置へ持ち上がり、平内や木下とかかわってテンポの良くボールを回し、林もうまく間に顔を出す八田へつけ、前を向いた八田は、エリア内へ動き出す恩田を狙い、スルーパスを出すなど、うまく間を突きながら、ゴールを目指していきます。
19分には、八田のスルーパスに、奥田がエリア右へ。これを阻んだエスペランサは、鈴木が高い位置へ動き出しますが、藤井がカバー。
20分には、佐々木の縦パスを、右サイド、高い位置で鈴木が受け、ボールをおさめ、永盛にいったん預け、右サイドで受け直し、クロス。
これに正面やや左、熊谷がシュート。しかし、左へそれていきます。
再びボールを回していくのはフロンターレ。ステンパーがうまく中央右寄りのスペースで受け、柏村が右サイド、高い位置へ。さらに恩田もうまく間に下りて、ボールをおさめていきます。
21分には、正面やや右へ抜け出した恩田から、エリア正面、奥田が受け、奥田が後ろにすらしたボール、エリア外正面、香取のミドルシュートは枠をとらえますが、飯田がセーブ。
23分にはエスペランサも、佐藤が左サイドから正面へ運び、右へ展開すると、平戸が高い位置へ抜け出しますが、平内がカバー。
さらに右サイドから持ち込もうとするエスペランサ。しかし、フロンターレはコンパクトに、球際に厳しく対抗。
高い位置でボールをおさめようとする鈴木に対しては、林が粘り強く厳しい寄せ。シュートは打たせずに対応していきます。
25分には、下がり目で恩田がおさめ、そのパスに奥田が正面左へ。奥田は正面へ持ち込み、シュート。しかし、エスペランサはブロック。
さらに藤井の浮き球のパスに、ステンパーが右サイド、高い位置へうまく入り込むなどしていくフロンターレ。
八田や木下、藤井や平内、時には下がり目、中央に香取も顔を出しながら細かくボールを回す時間をつくっていきます。
すると29分には、右サイド、やや低い位置で八田が斜めの速いパス。エリア内、これにダイレクトで反応したのは香取。
ボールはゴールのなかへ。3-0。
31分にはエスペランサ、佐々木がボールをカット。そのパスに、鈴木がエリア右へ抜け出しますが、林が寄せていき、シュートコースを限定。
シュートは松澤がセーブ。
すると32分には、フロンターレ、高い位置でセカンドボールをものにすると、左サイド、平内へ。平内がクロスを入れると、ヘディングシュートを打ったのは香取。4-0。
ボールはゴールの中へ。守備から攻撃へ、切り替えの良さが実り、フロンターレがゴールをものにします。
エスペランサも、フロンターレのパスをカット。鈴木がやや低い位置に下り、ボールをおさめようとしますが、フロンターレはすぐさま囲い込んで厳しい寄せ。
奪い返し、最終ラインに八田が下りる一方で、林が高い位置へ持ち込んで、ミドルシュートを打つなど、攻勢を続けていきます。
38分には、エリア前で恩田や香取、木下が関わって細かくパスを回していくと、木下のパスに、奥田がエリア内へ。しかし、シュートは上。
41分には、藤井のフィードのこぼれ球を、香取がエリア外正面で拾い、ミドルシュート。しかし、これは上に。
42分には、藤井のフィードを、恩田がおさめ、右サイドに展開すると、柏村がクロス。
セカンドボールを拾った柏村はグラウンダーのボールを入れていきますが、エスペランサはクリア。これに鈴木が高い位置へ抜け出しそうに。しかし、林、藤井、さらに平内がカバー。
八田や木下が間に顔を出して動かし、藤井の精度の高いボールを、恩田が高い位置でおさめ、エスペランサがカットしても、恩田が高い位置で奪い返すなど、切り替えの良さを見せ続け、前半は4-0でタイムアップとなります。
後半、フロンターレは香取に代わり26新堀翔、林に代わり、2柴田翔太郎。
八田が前線、新堀がボランチ、柴田が右SBに入り、柏村は右のCB。林に代わり、柴田がキャプテンに。
立ち上がり、右サイド、高い位置で柴田が受け、ステンパーや新堀、木下らがかかわり、ピッチの両サイドを使いながら、フロンターレはボールを回していきます。
4分には、右サイドでスローインを得ると、ステンパーがその流れからエリア正面やや右へ。これをエスペランサが阻んで、右コーナーキックに。
キッカーは柴田、右足でボールを入れると、うまく藤井が合わせ、ボールはゴールの中へ。5-0。
点差が開いても、ボールを奪い、そこから前に出てこようとするエスペランサに対し、藤井がすばやくカバー。再びボールをものにしていくフロンターレ。
藤井のフィードに、恩田がエリア正面へ抜け出しそうになる場面をつくるなど、さらにゴールに迫っていきます。
8分には、中盤でカットしたエスペランサ。縦パスに鈴木が正面へ抜け出しますが、松澤が飛び出して、これを阻む好守。さらに左サイドにすぐさま展開。
守備から攻撃へつながるような、素晴らしいプレーを見せていきます。
すると9分、フロンターレは柏村から右サイド、柴田へ。柴田は八田とのパス交換からエリア外正面右へ抜け出すと、折り返しをエリア左、奥田が決めて、6-0。
好連係から突き放します。
フロンターレはさらに、短いパスをつなぐ一方で、木下の浮き球のパスに、恩田が左サイド、高い位置へ抜け出すなど、エスペランサの陣内へ。
11分には、木下の左サイドを突くパスに、奥田が抜け出し、折り返しますが、これはシュートにはつながらず。
しかし、すぐさま恩田がプレスバック。ボールを奪い返していきます。
右SBからCBへ移った柏村も、うまく間を突くパスを出すなど、フロンターレは最終ラインから攻撃のスイッチを入れ、中盤では新堀や木下がうまく間に入ってテンポの良いパス回しを見せていきます。
12分には藤井の縦パスを下がり目で受けた八田がステンパーとのパス交換からエリア正面右へ。シュートは飯田がセーブ。
左コーナーキックとなり、キッカーの柴田はショートコーナーを選択。奥田にいったん預けて、クロスを入れますが、エスペランサの体を張った守りで、再度の左コーナーキックに。
左コーナーキック、セカンドボールを拾ったフロンターレは、平内が高い位置へ持ち込んでいきますが、エスペランサも粘り強く対応していきます。
16分にはさらにフロンターレ、うまく背後を取ったステンパーがエリア正面右へ持ち込むと、エスペランサの守りが阻んで、右コーナーキックに。
柴田が入れると、平内がヘディングシュート。枠はとらえられませんでしたが、精度の高いキックからチャンスを演出していきます。
すると19分、フロンターレは、恩田から中盤の木下とつながり、木下のパスに、恩田がエリア外左へ。仕掛けた奥田が折り返すと、エリア外正面、ミドルシュートを打ったのは新堀。ゴールネットが揺れ、7-0。これにはピッチ脇で見守っていたサポーターたちもどよめき。目の覚めるようなシュートが決まり、フロンターレが突き放します。
エスペランサは、鈴木に代わり69稲葉日向朗、藤代に代わり4子白開聖。稲葉が右に入り、佐々木が前線、永盛がボランチ、子白は最終ラインの右に。
フロンターレは24分柴田に代わり8知久陽輝が入り右MF。ステンパーが右SBに。キャプテンマークは八田へ。
25分にはフロンターレ、柏村のフィードに、エリア正面へ抜け出した恩田のシュートはポスト。こぼれ球に詰めた奥田がエリア内、シュートを打ちますが、飯田が素晴らしい反応を見せ、これを阻む好セーブ。
フロンターレはさらに新堀の縦パスを受けた八田が正面で巧みなターン。木下もその流れからエリア正面へ抜け出しそうになるなど、厚みのある攻めを見せていきます。
26分には、正面の恩田から右サイド、知久へ。知久の裏を突くパスに、ステンパーが抜け出し、マイナスに折り返すと、エリア外正面、新堀がミドルシュートを打ちますが、これは上。
エスペランサは、ボールを奪い、左に展開していきますが、ステンパーが戻り、粘り強く体を入れ、奪い返す素晴らしいプレー。
再びフロンターレが、藤井や柏村、間に新堀、下がり目で恩田も受け、右サイドから知久が間を縫うような仕掛けで、正面へ持ち込むなど、ゴールに向かう場面が続いていきます。
32分には、木下の浮き球のパスに、恩田がエリア正面へ抜け出し、シュート。しかし、エスペランサは体を張りブロック。
さらに33分には、新堀の縦パスを恩田がおさめ、そのパスに知久がエリア右へ。知久は鋭い反転からシュートを打ちますが、枠はとらえられず。
直後にはエスペランサ、正面左に抜け出した佐藤のパスに、稲葉が右サイド、高い位置へ。しかし、仕掛ける稲葉に対しては、平内がカバー。
すると34分にはフロンターレ、中央で新堀が浮き球のパスを出すと、抜け出したのは知久。うまいターンからシュートを打つとこれが決まり、8-0。
たびたびその仕掛けからゴールに迫る場面をつくっていた知久のゴールが決まり、フロンターレが突き放します。
35分には、さらにフロンターレ、左サイド、裏を取った恩田が折り返すとエリア正面で八田がシュート。これはワンタッチあり、右コーナーキックに。
キッカーは新堀。右足でボールを入れると、平内がヘディングシュート。これはブロック。
36分には、木下から八田とつながり、八田のスルーパスに奥田あエリア左へ抜け出し、シュート。これは飯田がセーブ。
左コーナーキックとなり、新堀がふわりとした高いボールを遠いサイドに入れると、藤井が折り返し。エリア正面、走り込んだ木下がシュートを打ちますが、エスペランサは体を張って、これをブロック。
右コーナーキックとなり、新堀が右足でボールを入れると、これに合わせたのは藤井。9-0。この日2点目となる藤井のコーナーからのゴールで突き放します。
40分にはさらにフロンターレ、下がり目で八田から恩田とつながり、恩田はエリア外正面で浮き球のパス。これに八田が飛び出しますが惜しくもさわれず。
直後には藤井の裏を突くパスに、知久が右サイド、高い位置へ抜け出し仕掛けていくと、エスペランサはブロック。
右コーナーキックに。
新堀がボールを入れると、恩田が正面で合わせ、エリア左、詰めた奥田が決めて、10-0。
ボールへの反応の良さが実り、フロンターレが突き放します。
エスペランサは、佐藤に代わり6小澤虎之助。
点差が開いても、さらにゴールを求めていくフロンターレは、知久、新堀、ステンパーが右サイドで連係。中央に顔を出した知久のパスに、木下がエリア左へ抜け出す場面をつくるなど攻勢が続いていきます。
44分には、エリア外正面、新堀がファールを受け、フリーキックに。
新堀は直接エリア内へ入れるのではなく、正面右へ、知久を走らせることを選択。
知久が折り返すと、正面で奥田がシュート。しかし、エスペランサはブロック。
右コーナーキックとなり、ショートコーナーを選択したフロンターレは、知久がエリア正面へ。
これはエスペランサの寄せに遭い、得点にはつながらず。
試合はタイムアップとなり、10-0。新1年生から新3年生まで、ピッチに立った選手それぞれが攻守に戦う姿勢を見せ続け、新人戦の準決勝進出を決めました。
準決勝は、2月12日、日本工学院八王子専門学校にて、午後0時10分キックオフ。対戦相手は、昨年と同じSC相模原ユースが相手。どんな試合を見せていくのか。とても楽しみにしています。
前半4-0 後半6-0 計10-0
得点:ステンパールカ大翔、八田秀斗、香取武2、藤井漣祐2、奥田悠真2、新堀翔、知久陽輝
フロンターレの先発:16松澤成音 24柏村涼太 4林駿佑(c) 20藤井漣祐 25平内一聖 14八田秀斗 35木下勝正 27ステンパールカ大翔 38奥田悠真 9香取武 17恩田裕太郎
交代:香取→26新堀翔 林→2柴田翔太郎 柴田→8知久陽輝
控え:1山本健翔 5土屋櫂大 7加治佐海 10矢越幹都 11児玉昌太郎 15関德晴
エスペランサの先発:99飯田歩 18藤代一瑳 66進藤龍岳 88村野虎文 34佐々木樹 11熊谷海宏 87平戸優雅 7中山悠翔 17永盛大地 73佐藤晴天 9鈴木アンリ
交代:鈴木→69稲葉日向朗 藤代→4子白開聖 佐藤→6小澤虎之助
控え:26入村健太 80ブラッドフォード・ジャガー
(文中敬称略)
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