「みんなが注目するような大会に出場して、どれだけ爪痕残せるか、頑張りたい」 / MF入江流星


2021年、プリンスリーグ関東で初優勝。プレミアリーグプレーオフで阪南大学高校に勝利し、悲願のプレミアリーグ昇格を決めた川崎フロンターレU-18。

そのなかで、左サイドを担ったのはMF入江流星。開幕から3試合連続でゴールを決め、チームの勝利に大きく貢献。

リーグ戦終盤には怪我で離脱し、プレミアリーグプレーオフのピッチにも立つことはできませんでしたが、序盤のその活躍がこのシーズンのフロンターレU-18に大きな勢いをもたらしたことは、誰もが認めるところだと思います。

 

プリンスリーグ関東第3節、東京ヴェルディユース戦で3試合連続となるゴールを決めた入江流星選手

 

2021年を最後にフロンターレU-18を卒団した後は、北信越大学サッカーリーグ1部の新潟経営大へ進学。トップチームでの出場も経験し、2年目のシーズンを終えようとしています。

12月19日、フクダ電子フィールドで行われた全日本大学サッカー新人戦後に、現在とこれからなどについて、話を聞きました。

 

 

入江流星選手

-お疲れさまでした。大学2年目。ここまで2年間どうでしたか?

そうですね、地方に行って、環境とか、まだ慣れた方ではあるんですけど、いろいろ難しいことが多いので。そういったところでは苦労しているところではあるので。

-環境というのは、練習環境とか…

関東と比べて、新潟の方が基本的には何もないですし。雪とか寒さだったりとか。そういったところでできなかったりすることもあるので。

-トレーニングとか?

はい。そういったところで、違いというか苦労をしています。

-自分のプレー、ここまでどうですか?

のびのびやらしてくれているので。自分の成長という部分では、この2年間、できている方かな、と思います。
ただ得点とか、結果的に少ないので、そういうところは頑張っていきたいと思います。

-怪我とかは大丈夫ですか?

怪我は今のところは大丈夫です。

-新潟経営大、見ているとつなぐサッカーをしているのかな、と思うんですけど。

そうですね、基本的にはつないで、っていうサッカーなので、自分のスタイル的には高校・中学とつなぐサッカーだったので。やりやすいかな、というふうに思います。

-けっこう、ユースの結果とか気にしたりとかしています?

そうですね、後輩たち、頑張っているので、僕も負けじと「頑張ろう」というふうに思います。

-1回、確か去年小野寺君(小野寺瑠、現金沢星稜大)とリーグ戦で…

そうですね。

-どうでした?

やっぱりもともと同じチームだった子とやれるのはうれしいですし、おのずと負けたくない、っていう気持ちも強くなるので。

 

-今年はIリーグが多かったような印象があるんですけど。

今年はですね、いろいろあって、そっちの方がメインになってます。

 

-じゃあ来年はまたトップチームでやれるように。

はい。頑張りたいと思います。

 

-これから3年目の目標って何かあります?

そうですね、1、2年生の新人大会、全国には出たんですけど。今日みたいなプレーじゃ、なかなか、自分が目標としているプロで活躍するっていうところには、到底届かないと思っているので。
3年目は、少しでも、とにかく結果を残し続ける、というのを意識して頑張りたいと思います。

 

-チームとしての目標って何かあります?

とりあえず、まだ全国大会には。新人戦は2年ぶりに出ているんですけど、インカレとかみんなが注目するような大きな大会には、出れていないので。
そこに出場して、どれだけ爪痕残せるか、頑張りたいと思います。

-それでは、フロンターレのサポーターにコメントなどを…
自分、地元川崎離れて、新潟で頑張っているので。みなさんの目に届くような、話題に入るように頑張っていくので、応援よろしくお願いします。

 

成長を感じつつも、まだまだ結果には満足していないという入江。この日は0-5。新潟経営大としては厳しい結果に。

それでも、左MFとして、サイドに、中央にうまく顔を出し、仕掛けながらゴールを目指していくプレーはフロンターレu-18時代を彷彿とさせるもの。チームにもいいアクセントをもたらしているように思えました。

これまでの積み重ねをもとに迎える3年目。活躍を、そしてまたそのプレーを見ることを、とても楽しみにしています。

(文中敬称略)

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